魔法少女リリカルなのは~最古の魔導師~   作:好きなものfateとフェイト
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遂にあの子が登場!

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第1話 変動 後編

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 その後、僕はこれからの僕自身の為に魔法を使うことにした。
 昔、母がこんなことを言っていた。「傷つけるよりも、傷つけられる人間になりなさい」母は優しくて凄い人だとは思う。けれど、その言葉を聞いたとき、同時に思った"狂っている"と、そして母の結末は死だった。理由は知らないが、伯母は周りに過労死と言っている。僕にもそう言っていたが、僕はきちんと覚えている。母は首を釣り自殺した。つまり母はそのまで追い詰められていたのだ。そんな死んだ母には悪いが、僕は他人にそれほど優しくはなれそうにない。出来たとしても、家族か友人くらいだろう。
 友人と言えば、前の町に居た頃に遊んでいたあの子は元気だろうか?"高町なのは"は…
 
 閑話休題
 
 僕は今日中に事を済ませたいから、伯父が帰ってくる前に、催眠術系の魔法を賢王の書から見つける必要があった。 だが、この本は六法全書並に分厚い。見つけられるのか不安はあるが、本を読んで探してみることにした。
 だが、その不安はすぐに消えた。何故ならページの一番上に、第何章みたいに攻撃、防御みたいな項目が書かれてあった。そして、特殊という項目に催眠とあった。読めば読むほど、頭の中に魔法の知識が入ってきた。主に基礎的な知識だ。例えば、魔法を放つには魔力の源である魔力核が必要となる。使用すれば使用するほど、魔力量を消費する。魔法を使用するには、呪文を詠唱しなければならない物もあるが、簡単な魔法であれば術者のイメージと、魔法名だけで魔法を使用することが出来る。
 だがそこで、気になることが一つ出来た。
 
 「鎧?別に必要ないわよ」
 
 ララはどこから取り出したのか、ゆりかごの様な椅子に座り、紅茶を飲んでいた。ララたちも、やはり魔法が使えるのだろうか?
 
 「その通りです主、鎧は悪魔でも防御の為に必要なだけです。ちなみに、杖も簡単な魔法であれば使用する必要はありませんが、詠唱は必要だと思われます」
 
 レレは分かりやすく丁寧に解説してくれた。だが、レレは真面目なのかララとは正反対に、何故か部屋の掃除を行っていた。
 
 「私たちは、昔から給仕係の様なことも行っていましたので、何かしていないと落ち着かないのです」
 
 なるほど、一種の職業病か。うちはブラックにするつもりは無いから、社畜にならなくてもいいのに…
 その後、僕は本を読み今夜仕掛ける為の準備をした。
 
 そしてその夜、僕の人生を変える時は来た。
 
  6
 
 「チッ!何だってんだ、たかが居候に私たちが召集されなきゃいけないんだよ」
 「……」
 「フア~アァァ…」
 
 伯母は何時もの様に悪態をつき、伯父は何も喋らずただ茶を啜り、義兄は眠たそうな欠伸を挙げた。
 
 「すみません、ですがこれを見て聞いて欲しい事があるんです」
 
 そう言うと、全員の目線が此方に集中した。僕は背後に隠していた、賢王の書を取りだし本を開いた。
 
 「?何だそれ、あいつの形見か何か……」
 「hypnotic order」
 
 僕が書に魔力を通し、魔法名を言うと三人の瞳から光が消え、虚ろな眼になった。
 なるほど、この魔法は人を強制的に催眠に掛かる手前の状態にして、後は命令すれば良いだけだ。
 これから命令する内容は、
 ・僕が前住んでいた海鳴市に、一人で暮らさせること。
 ・引っ越し時期は三月には引っ越しが完了しておくこと。
 ・仕送りは、僕が高校を卒業するまで行うこと。
 この3つだ。最後の命令の理由は、そこまで込み入った理由ではなく、単純にこいつらの金で人生を生きたくないからだ。確かに、母はこいつらが原因で死んだ。だが、同じ事を僕が行いこいつらが破滅してら、僕はこいつらと同等の人間になってしまう。それだけは避けたい、だが僕はまだ五歳、就職はもちろんアルバイトだって出来はしない。ならば、せめて僕が高校を卒業する迄は、頼ってやるそれだけのことだ。
 それから、数ヶ月後色々な書類はあるが、その前にまずは家探しだ。
 適当な不動産屋で家探しをしていた。最初は借家で良いやと思っていたが、ピンと来るものが無く何となく購入する方の、カタログを眺めていると可笑しな家があった。土地の広さ、家の大きさどう見ても豪邸。だが、その値段は数十万円。はっきり言ってあり得ない、例え幽霊でも出る訳有り物件でも家の購入に、この値段では商売にはならない筈だ。訳を聞いてみると、意外と快く?話してくれた。
 話しを簡単に纏めると、昔住んでいた非とが一家心中し、その後引っ越して来た夫婦は、強盗殺人に合い、その次に引っ越して来た奴等は、気が狂い首を吊って自殺した。それから数組は、引っ越して来たが自殺したか殺されてるらしい。
 興味深い。僕はそう思った、確かにもしも住む事になったら、危ないことは理解できるが、霊問題は武器で消滅させたり、魔法で追い払ったりすれば良い。人間問題は人避け魔法や違法にならない程度の罠を張ればいい。
 最近気がついた事で、ギルガメッシュの力の1つで黄金の蔵から、この世全ての武器や防具、乗り物等が保管されている。だから、その中には対幽霊用の武器は当然存在する。ちなみにこの蔵を使用しても、魔力は消費されない。気づいた時に何度か試してみたが、全く魔法を使ったときのような疲労感は無かった。
 という訳で、僕はこの担当の店員と伯母に、催眠を掛けローンでこの屋敷を購入した。
 それから、月に二度程この屋敷に通っている。理由は主に掃除だ。部屋というより屋敷事態が、埃だらけ蜘蛛の巣だらけ、話を聞いてみるともう何年も掃除をしていないらしい。なので頻繁に通うようにしている。
 ちなみに、徐霊やら泥棒の件はこの屋敷を購入したその日に済ませた。徐霊は魔法で過去の僕?の蔵の中身を取り出せたから、それで魂を消滅させたし、泥棒は結界を張り僕以外の人間は出入り出来ないようにした。こうしてもう二度とこの屋敷は、呪いの館と言われる事は無くなった。
 
  7
 
 そんなとある日、何かの気紛れか伯母たちにでも土産の一つでも買っていってやろうと、町で有名な喫茶店「翠屋」に向かった。ここのシュークリームは絶品らしい。ちなみに僕は甘い物が好きだが、今回のこれとは全く関係ない。本当に全く関係ない、食べてみたかったとか、思ってもなかったし…
 店の扉を開け店内に入り、カウンターまで行きメニューを頼もうとすると、
 
 「あれ?もしかして金木史郎君かい?」
 
 その声に聞き覚えがあった僕は顔を挙げた。
 
 「やっぱりそうだ。オジサンのこと覚えてるかな?と言っても殆ど顔を会わせたことも、無かったけどね」
 「なのはのオジサン?」
 
 店内のカウンターで立っていたのは、「高町士郎さん」なのはの父親だ。一年くらい前、僕がこの町で暮らしている時に、数回会った事がある。
 
 「お久しぶりですオジサン」
 「ハハハ、相変わらずお行儀が良いね、なのはも少しは見習って欲しいよ。でも、どうして君がここに?伯父さんか伯母さんは?」
 「いえ、一人で来ました。そういえばなのは?」
 「ああ、あの子は少しおつかいを頼んでいてね、そろそろ帰って…」
 「お父さ~ん、頼まれた物買って来た…」
 
 僕も士郎さんと同じように声のした、方向を向くとそこには懐かしい顔が居た。もちろんなのはの事だ。
 僕は手を上に挙げ、挨拶するように手をヒラヒラと振った。
 
 「し、史郎君?金木史郎君…?」
 
 僕は微笑みながら頷いた。なのはは眼に大粒の涙を溜め、手に持っていた荷物を、落とし僕に駆け寄ってきた。そのワンシーンはさながら、映画やドラマで恋人が、再開を果たすシーンの様だ。だが、
 
 「ゴラハッ!」
 
 僕はなのはから、格闘技選手もびっくりの、完璧なタックルを決められた。お蔭で何か可笑しな声が出た。
 それから数分後に僕は、翠屋の奥で眼を覚ました。
 眼を覚ますと、横にはなのはが涙目で横に座っており、僕の名前を呼んで抱き付いてくると、お店の方から士郎さんがやって来た。丁度店も閉じたらしく、窓から外を見てみるともう夕日が沈もうとしている時間だ。
 
 「今日はもう遅い、うちで一泊していくと良い」
 
 確かに今から帰っても、家に着くのは夜中になるだろう。お言葉に甘えるために、僕は伯母宅へ電話を借り連絡をすると、あっさりと許可を取ることが出来た。
 許可を得た事を二人に伝えると、なのはは喜び「ママに言ってくる」と言って、先に家へ帰った。僕は士郎さんが聞きたいがあるという事で、店に残ることになった。
 
 「なのははもう帰ったみたいだし、そろそろ良いかな。それで、聞きたいことって言うのは、君の事についてだよ。どうだい今の暮らしは?」
 
 士郎さんのその顔は、微笑んでも無く心配そうな顔でもなく、僕の目をしっかりと見つめてきた。どうやら話すしかないようだ。
 僕はこれまでの暮らしを出来事を、正直に話した。(魔法や生まれ変わりについては伏せて)
 すると、士郎さんは顔を伏せ僕の肩をギュっと痛いくらいに掴んだ。「痛いです」と言おうとすると、士郎さんの手は震えていた。
 
 「僕、別に大丈夫ですよ。心配しないで下さい。確かにこれから、沢山しんどい事があるでしょうけど、そういう事には慣れてますから。さぁ、高町家に行きましょう。なのは達が待ってますよ」
 
 僕はそう言って、士郎さんと高町家に向かった。
 家に着く頃には、士郎さんも落ち着いており、中に入るとなのはになのはのお母さん、お兄さん、お姉さんが出迎えてくれた。
 荷物を持ってくれると「お風呂に入っておいで」と、なのはのお母さん桃子さんが言ってくれたので脱衣場に向かおうとすると、なのはのお姉さんが僕の手を取り連れていこうとした。僕は断ろうとすると、なのはが空いていたもう片方の手を取ると、姉妹は僕を引きずりながらお風呂に向かったのだった。
 数十分後
 僕は何とか風呂から脱出することが出来た。良かった、本当に良かった。特に愚息が起き上がらず…まあ起き上がるも何もまだ通ってないから、たぶん起き上がることはないだろうけど、本当に起き上がらなくて良かった…精神が成人男性に近い面のを持っている奴がそんな事になったら、流石に洒落にならないし、いくらなんでも女友達の姉に反応するのも、どうかと思うんだよな……
 
 閑話休題
 
 その後、なのはのお兄さんが小さい頃の、服や下着を借り夕食を済ませた。
 
 夕食の光景を見て、僕は正直羨ましく思った。まだ、母が生きている時夕食は基本的に一人で摂っていた。母は僕がご飯を食べている時でさえ、内職をしたり夜の仕事を行っていたのだから……
 
 夕食後、僕はリビングで桃子さんが、出してくれたお茶を啜りながら眠るまでの時間をまったりと過ごしていると、
 
 「ねぇ、史郎くんは小学校は何処に通うのかしら?」
 
 僕は啜る手を止めて、公立の学校に行くと伝えると、桃子さんは何故かニコニコしながら、こちらに近寄り僕の正面に座った。
 
 「もし良かったら、この私立聖祥大学付属小学校の試験受けてみない?まだ、奨学金とか大丈夫だったはずなのよ」
 
 どうして僕にそんな事を?と桃子さんに尋ねると、桃子さんはあら⁉と口を手で抑え続けた。
 
 「ごめんなさい、史郎君は見た目や歳よりも大人びて見えちゃうからつい。まあ良かったら史郎くんの伯母さんに相談してみて。ダメそうならおばちゃんも協力するから!」
 
 桃子さんとの話が終わると、すぐに寝ることになった。僕は寝るのは1人もしくは士郎さんか、なのはのお兄さんの部屋が良いと言ったが、その願いは呆気なく却下された。

 8

 翌朝、高町家で朝食をご馳走になった僕は、昼前には帰宅するため早いうにち電車に乗った。ちなみにその時のなのはの顔は、とても名残惜しそうな顔だった。まったく数ヵ月後には会えるというのに…
 昼過ぎ、夕方になろうという時間に僕は帰ることが出来た。その後、3人にお馴染みの催眠を掛けた僕は、私立聖祥大学付属小学校へ、特待生として入学することが出来た。また、利子無しで奨学金を借りることが出来た。そして、なのはも同じ学校へ入学が決定し、これから塾通いだと意気込んでいた。僕にも一緒に行かないか?と誘ってもらえたが、流石に塾通いする時間の余裕は無いと断ると、残念そうな顔をした。こればかりは仕方がない、1人暮らしは色々と忙しいからな。
 こうして、僕の運命が始まったのだった。



ララ「それじゃあ、本編が終わったことだし、ここからは私達が主役よレレ」
レレ「はい、愛らしく綺麗で格好いい姉様が、見られるなんて読者の皆様にとっては、嬉しい企画ですね♥」
ララ「フフ、ありがとうレレ流石私の妹ね。でも、これは私だけでなく貴女も主役なのだから、しっかりしなくてはダメよ」

※注意 この企画には基本的にツッコミは居ません。ご了承下さい。

レレ「今回の話の感想として、レレが言いたいのは、姉様が殆ど出ていません‼もっと増やすべきです!」
ララ「レレ、そこは私達でいいのよ。でも、レレの言うことはもっともね。一体誰がメインヒロインだと思っているのかしら、この作者は」
レレ「姉様姉様、そういえば私達は何かのアニメを、モチーフにしたキャラなんですよね?」
ララ「ええ、私も何となく聞いているわ。確か…re何とかってアニメのはずよ」
レレ「流石姉様!やっぱり姉様は物知りです♪」
ララ「フフ、まあ其ほどでもあるわね」

「「次回、魔法少女リリカルなのは最古の魔導師、第2話 始まり」」

ララ「第2話のくせに漸く始まるのね」
レレ「姉様の活躍に期待です♪」






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