第1話 打ち上げろ!グレイモン爆誕!
ある土曜日の朝
花火「ん?んーー!もう朝かー」
茶髪で17歳で高校2年生の少年一木花火(いちきはなび)はゆっくりとベッドから起きると軽く背筋を伸ばす、その後すぐに朝食の準備に取り掛かる。
花火「めんどくせーから今日も目玉焼きだけでいいやー」
花火はめんどくさそうにしながらもしっかりと綺麗な目玉焼きを作った。
花火「よーし!できたぞー!まだ熱いし冷めるまでの間に新聞でも取りに行くか。」
花火は自分の叔母と二階建ての一軒家に住んでいる。そんな花火が新聞を取るためドアを開けると一人の少女が待ちかまえていた。
菜々子「遅〜い、また朝食作ってたの?」
花火「よ〜菜々子おはよ〜」
この少女 空野菜々子(そらのななこ)
同じ17歳の高校2年生 花火の幼馴染にして良き友である。
菜々子「約束覚えてる?」
花火「約束?」
花火は全く知らない顔をする。
菜々子「あーもうやっぱり❗️忘れてると思ったーーー!
今日は二人で遊園地に行く約束したじゃん!」
花火「あーそういえばそんな約束したなー、わかったよ!直ぐに準備すっからよ!」
花火はそう言いながら郵便受けの中を確認すると
花火「ん?なんだこれ?」
中には新聞やチラシと一緒に八角形でオレンジ色をした見たことのない機械と赤色の箱が置いてあった。
菜々子「どうしたの?」
花火「いやなんか郵便受けに変なもの置かれてんだけど
お前これ知ってる?」
花火が菜々子に見せる。
菜々子「いや〜知らないな〜万歩計かな?」
花火「にしてもどこのボタン押してもうんともすんとも言わないんだよなー。」
花火はたくさんある機械のボタンを押してみるがどれも反応しない。
菜々子「そっちの赤い箱は?」
花火「さあ?なんだろ?宛先もないしすごく怪しいんだけど。」
菜々子「開けてみよーよ!」
花火「え!?今?まぁいいや。」
花火がおそるおそるゆっくりと箱のふたを開けてみると
花火「ん?これは、バトスピカード?」
箱の中には20枚近くのバトルスピリッツカードがはいっていた。バトルスピリッツとは通称「バトスピ」の名で知られているカードゲームである。このカードゲームは世界中で流行しており今や野球やサッカーと並ぶ娯楽またはスポーツのようなものと化していた花火と菜々子もバトスピは子どもの頃からずっとやっている。
菜々子「すごい!こんなカード見たことないよ!」
花火「おお!カッケー!!このカード達気にいったぜ!
菜々子ごめんもうちょっと待ってて俺このカード達でデッキ組んでから準備するわ!」
菜々子「ええ〜!なんで?そうなるの?後からでいいでしょ!?」
花火「家上がってていいからさー!聖子さんの分の目玉焼き食ってていいからさ〜」
菜々子「んーーまぁいいよ。待っとく!どうせ話し聞かないし!」
見たことのないカード達に感銘を受けた花火はその後悪いと一言だけ言って菜々子に謝ると直ぐにデッキ作りと出掛ける支度をした。ちなみに聖子とは彼の叔母である。
そしてその30分後二人は出かけ遊園地で楽しいひと時を過ごした後、空はすっかり綺麗な夕焼けになり大きな橋が見える河川敷でゆっくりとくつろいでいた。
菜々子「いや〜〜楽しかったね〜花ちゃん!また今度行こうね!」
花火「別にいいけどさお前俺のこと「花ちゃん」って呼ぶのいい加減やめようぜ。どっかの有名ゲームのキャラクターみたいじゃんかよ。」
菜々子「いいじゃない!可愛いし!何よりこっちの方が呼びやすいんだもん!慣れだよ!」
花火「いやなー菜々子よ、男ってーのは常に可愛いよりかっこいいを目指すもんなんだよ。」
二人がそんな話しをしていると、後ろから男性の影が・・
小次郎「?おお!ようやく見つけたぞ!一木花火!」
花火「ん?」
小次郎「今日こそ俺とお前の因縁に決着を付けてやろうじゃないか!」
花火「よ!小次郎元気だった?」
菜々子「こんにちは!小次郎君!あっ!違うな〜こんばんは?かな?この時間帯ややこしいな〜」
小次郎「おい待て貴様!軽い軽すぎるぞ!!それでも俺が認めた永遠のライバルか!!もうちょっとライバル感出せよ!」
この少年 緑坂小次郎(みどりざかこじろう)やっぱり同じ17歳。 自称花火の永遠のライバルだが今のところ花火には一回も勝利を収めたことがない。しょっちゅう花火に絡んでくるが花火は基本競い合う闘争心が無いため菜々子と一緒に軽く小次郎を流すことが多い。
小次郎「今日という今日は負けない!!さあ!!バトスピだ!!今回は秘密兵器があるんだ!!」
そう言いながら小次郎は自分の腰につけているデッキケースから一枚のカードを取り出し花火と菜々子にみせる。それはまたまた二人の知らないカードだった。
菜々子「?これって?」
花火「小次郎!!お前それ?どこで手に入れたんだ?」
小次郎「ふっふーん!驚いたか!これが秘密兵器一枚目だ!他はまだ見せないぞ!今日うちの郵便受けに入ってたんだ!」
花火「俺と同じだ。万歩計みたいなのも入ってなかったか?」
小次郎「??ああそれがどうした?てか何?俺と同じって、お前も持ってるのか〜〜?」
小次郎は少しショックを受ける
花火「そうなんだよ!お前のカードとは違うやつだったけどな〜〜〜よし!いいぜそのバトル受けて立つ!ちょうどそのカード達を試したかったからな!」
小次郎「よし!そうと決まればショップに行くぞ!」
その後3人はバトスピショップに移動した。バトスピショップとはバトスピ専門店のカードショップである。そこにはバトルするスペースがたくさん用意されている。花火と小次郎はバトルするテーブルのそばにある椅子に座り、デッキとコアを準備する、菜々子も花火のすぐ近くで見届けている。
小次郎「お前の万歩計はオレンジ色なんだな。」
花火「まあな〜お前は緑か〜お前らしいな!」
小次郎「だろ〜〜気にいっちゃてさ〜〜なにかに選ばれたみたいな感じあるよな〜〜俺ら!」
花火はバトルする前に小次郎に謎の機械とカードについて聞いたが入手した経緯は花火と全く同じだった。そして小次郎じたいも何かはわからないらしい。しかし花火にとって今はどうでも良かった。そんなことよりカードバトラーとして知らないカード同士で戦うのがすごく楽しみだったのだ。
花火「よし!じゃあのコールから始めよう!」
小次郎「そーだな!」
菜々子「私せーのって言っていい?」
花火「なんでだよ、まぁいいや」
バトスピをする前の掛け声、カードバトラーなら誰もが知っている挨拶のようなものだ。3人は同時にこの掛け声をコールする。
菜々子「せーのっ!」
花火「ゲートオープン解放!!」
菜々子「ゲートオープン解放!!」
小次郎「ゲートオープン解放!!」
そしたら次の瞬間花火と小次郎が貰った謎の機械が急に光り出した!
花火「なんだ?」
菜々子「きゃあ!何?」
小次郎「まぶしっ」
光りはどんどん大きくなり
そのまま3人はその光りのなかに消えていった。
舞台は変わり殺風景な小さな村の入り口である揉め事が発生していた。
ガラの悪い男「おいこらー!さっさっとこの村に伝わるっつー伝説のカードよこせやーー!!どうせデジタルスピリットなんじゃねーのか?あん?」
村人A「くそっ恐龍隊め!とうとうこの村を嗅ぎつけてきやがった!」
村人B「どうする?村長?恐龍隊にバトルでかないっこないしあのカードで済むならもういっそ…」
村長「そんなことをしてはならん!!絶対に悪しき者達にあのカードを使わせてわならぬ!!」
恐龍隊したっぱ「ごたごた言ってないで素直に渡せやー!!ゴラァァ!!うちの隊長が喉から手が出るほど欲しいっつってんだよ!!」
そう言いながら恐龍隊したっぱ?は近くの樽を蹴り上げる。村人達はその姿に恐れおののく、もはや一刻の猶予もなかった、その時、村人達としたっぱの間が急に光り出した。あまりの光量にその場にいた誰もが目をつむる、そして、
花火「うわァァァァ!!!!!」
菜々子「きゃあァァァァ!!!!」
小次郎「ノワァァァァァァ!!!!」
その光から花火、菜々子、小次郎の3人が落っこちて来る。僅か1メートル程の高さから落下したのでおおごとには至らなかったが、
花火「ん?何この状況?」
菜々子「私達ショップにいたはずじゃあ?」
恐龍隊したっぱ「なんだ?てめえら?見かけねえ格好だなぁ!あん?」
小次郎「なんか絵に描いたようなチンピラがいるんですけど。」
村長「主らは一体?」
村長が花火達に問う
花火「あっ俺一木花火って言います!ところでこれどういう状況っすか?」
菜々子「周りすごい殺風景!!ゴビ砂漠かな?」
小次郎「いや待て、お前達順応性高すぎだろ!!!!
何もう慣れてんだ!!!軽いわ!!」
あまりの花火と菜々子の天然さにツッコミを入れてしまう小次郎
恐龍隊したっぱ「あーー!!クッソ野郎どもが!!!いつまで待たせるんだ!!!歯向かうんだったらさっさとかかって来いやーー!!俺様が軽くいたぶってやるからよーーー!!!!」
今の言葉で花火は大体この状況を理解した、理解した上で改めて村長に問う
花火「一人くらいすぐ追い返せばいいじゃないですか?こんなに人がいるのに」
村人A「君達このDーワールドのルールを知らないのかい?」
花火「Dーワールド?ルール?何それ?」
村人B「Dーワールドは力の暴力がない代わりにバトスピの勝敗が全てなんだ。」
花火「バトスピ?それでも一人くらい勝てるだろ?」
村人C「できるわけないだろ!相手はあの恐龍隊だぞ?かないっこない。」
花火「恐龍隊?」
小次郎「もうわけわかんねーーー!なんなんだここはーー!!」
花火と菜々子と小次郎はこの情報量になかなか追いつけない。だが花火の選択肢は一つしかなかった。
花火「まぁなんでもいいや、バトスピで解決できるなら俺がそのバトル受け持ってもいいか?」
村長「なんじゃと?主が?」
花火「こう見えて結構自信あんだよね〜バトスピ!」
恐龍隊したっぱ「はっ!やっといたぶれる相手が出てきたぜ!よし!そこの茶髪、先に行って待っておくからさっさっと来な!!」
村長「なぬ?そんな勝手に!?」
そう言いながら、恐龍隊したっぱは謎の機械を掲げ「ゲートオープン解放!!」と叫び姿を消した。花火はしたっぱの持ってた謎の機械に見覚えがあった。
花火「消えた?しかもさっきの機械って、」
村長「知らぬのか?バトルヴァイスを?主らも腰に付けておるではないか?娘さんは持ってないようにしておるが?」
よく見たら村人全員が同じような機械を腰に下げていた。
花火「そうか、これバトルヴァイスっていうのかなんか知らねーけどこれでバトスピできるんだな!なんかさっき広げてたデッキもデッキケースに戻ってるし、よし!やってやる!」
菜々子「大丈夫なの?花ちゃん?」
菜々子が心配そうに花火に問う。
花火「大丈夫バトスピするだけだろ!行くぜ!
ゲートオープン解放!!!」
そして再び花火は再び光に包まれて消える、その後バトルヴァイスも光り出し形を変えて鎧のようになる、それらは、花火の上着の上から装着されていく
花火が再び目を開けるとそこにはとてつもない荒野が広がっていた、それともう一つ驚いたことがある。
花火「なんだこれ?鎧?」
花火に東洋の龍をモチーフとしたオレンジ色の鎧のようなものが装着されていた。
恐龍隊したっぱ「それはバトルアーマー、バトルヴァイスの真の姿だ、そしてここはバトルフィールド。そんなことも知らないのか?この村は田舎と聞いていたがもっと田舎もんがいたもんだな。」
反対側から恐龍隊したっぱが言う。彼もまた同じように恐竜をモチーフとした赤色の鎧を着ていた。
菜々子「花ちゃ〜〜ん!!」
花火「菜々子?」
振り向いたらフィールドの観客席的なところに菜々子や小次郎、村の人々が観戦していた。
小次郎「なんかまだ理解できんが兎に角、頑張れよーー!!!!」
花火「おう!任せろ!」
花火は自信満々にこたえる。
恐龍隊したっぱ「もういいか?先行は貰うぜ。」
待ちくたびれたのか恐龍隊したっぱが早くバトルを始めようとする。
花火「ああ!いいぜ!どっからでもかかって来い!」
恐龍隊したっぱ「はっ!俺様に喧嘩を売ったこと後悔すんなよ!スタートステップ!!」
[ターン01]恐龍隊したっぱ
スタートステップ
ドローステップ 手札4⇨5
恐龍隊したっぱ「メインステップ!ムシャモサウルスをレベル1で召喚!!」手札5⇨4
リザーブ 4⇨0
トラッシュ 0⇨3
したっぱがそう言ってカードを置いた瞬間広い荒野に赤い甲冑を着た四足歩行の恐竜が現れる。花火達3人はこの光景に驚きを隠せなかった。
花火「何!?スピリットが実体化した?」
菜々子「すごい!いったいどうなってるの!?」
小次郎「これ夢だよなぁ?そうだと言ってくれぇぇー!!!!!!」
【ムシャモサウルス】 赤属性 3コスト 2軽減
系統 地竜
コア1 レベル1 BP3000
コア3 レベル2 BP5000
シンボル1
レベル1、2『このスピリットのアタック時』
自分はデッキから1枚ドローする。
このスピリットにソウルコアが置かれている間、さらに、このスピリットをBP+2000する。
ムシャモサウルス レベル1 BP3000(1コア)S
恐龍隊したっぱ「何この程度で驚いてんだ!ターンエンド!ほれ!次てめえだ!茶髪野郎!」
花火「成る程〜〜!どうやら俺達はとんでもないとこに来ちまったみたいだな。でもスピリットには会いてえな!」
花火は冷静に状況を整理しながらターンを進める。
小次郎「なんであいつ、あんな落ち着いていられんの?」
菜々子「まぁ花ちゃんだし、昔からあんなんだよ。」
花火の落ち着いてる態度に驚く小次郎。昔から花火の事を知っている菜々子にとってはなんの疑問もなかったようだ。確かに普通に落ち着いていられる状況ではない。
[ターン02]花火
スタートステップ
コアステップ コア4⇨5
ドローステップ 手札4⇨5
花火「メインステップ!ロクケラトプス2体!レベル2で召喚!!」手札5⇨3
リザーブ5⇨0
トラッシュ0⇨1
花火がカードとコアを置くと三本の立派なツノを持つ四足歩行の地竜、ロクケラトプスが同時に2体現れる。
【ロクケラトプス(リバイバル)】赤属性 1コスト 1軽減
系統 地竜
コア1 レベル1 BP3000
コア2 レベル2 BP5000
コア3 レベル3 BP6000
シンボル1
ロクケラトプス レベル2 BP5000(2コア)
ロクケラトプス レベル2 BP5000(2コア)S
花火「おおー!よろしくな!!ロクケラトプス!!」
花火は自分のスピリットが出てくることに感動をおぼえる。ロクケラトプス達もまるで「こちらこそ!」と言っているかのように咆哮する。
菜々子「おおー!!いっけー!!花ちゃん!!」
菜々子や村人達も観客席で精一杯応援する。
花火「よし行くぜ!アタックステップ!!ロクケラトプス一体でアタックだ!」
ロクケラトプス1体はアタックの指示を聞いてすぐさま相手のフィールドに駆け出す。
恐龍隊したっぱ「はっ!お前も地竜デッキか!ライフで受けるぜ!」ライフ5⇨4
リザーブ0⇨1
したっぱがそう言うとロクケラトプスが突っ込んでくる。ぶつかる瞬間に赤いバリアが展開されてしたっぱの身を守るものの胸の5つあるうちの青い光りが一つ減った。恐らくライフが減ったからであろう。
バトルスピリッツはこのようにお互いにアタックを繰り返し、最終的に先にライフを0にした方が勝ちである。
花火「よし!ターンエンドだ!」
恐龍隊したっぱ「ふん!たかがライフ1つ削ったくらいで調子にのんじゃねぇ!俺様のターンだ!」
[ターン03]恐龍隊したっぱ
スタートステップ
コアステップ リザーブ1⇨2
ドローステップ 手札4⇨5
リフレッシュステップ トラッシュ3⇨0
リザーブ2⇨5
恐龍隊したっぱ「メインステップ!ピナコチャザウルスをレベル1 さらにアシガルラプターをレベル2で召喚だ!」
手札5⇨3
【ピナコチャザウルス】赤属性 1コスト 1軽減
系統 地竜
コア1 レベル1 BP1000
コア3 レベル2 BP3000
コア5 レベル3 BP5000
シンボル1
レベル1 、2、3
このスピリットは緑のスピリットとしても扱う。
【アシガルラプター】赤属性 2コスト 2軽減
系統 地竜
コア1 レベル1 BP2000
コア2 レベル2 BP3000
シンボル1
レベル1 、2『このスピリットのアタック時』
このスピリットにソウルコアが置かれているとき、自分はデッキから1枚ドローする。
体格はムシャモサウルスと似ているが甲冑がなく緑色の体色をしているピナコチャザウルスとまるで足軽のような衣装を身に纏っている小型の恐竜アシガルラプターが召喚される。
恐龍隊したっぱ「ムシャモサウルスのソウルコアをアシガルラプターに移動!ムシャモサウルスのレベルを2に上げる。」
レベルが上がりムシャモサウルスはわかりやすく赤く発光しBPが上がる。
ムシャモサウルス レベル2 BP5000(3コア)
アシガルラプター レベル2 BP3000 (2コア)S
ピナコチャザウルス レベル1 BP1000(1コア)
恐龍隊したっぱ「アタックステップだー!!行け!!
アシガルラプター!!アタック時効果!ソウルコアがあるから1枚ドローだ!!」手札3⇨4
アシガルラプターのBPは3000、BP5000のロクケラトプスでブロックすれば帰りうちだが、
花火「ライフで受ける!」
花火はライフで受けた。だかしかし、
花火「ぐわっ!!」ライフ5⇨4
リザーブ0⇨1
まだこのバトルに不慣れだからか予想以上の衝撃に花火は吹っ飛ばされる。
菜々子「花ちゃん!!」
小次郎「一木花火!!」
菜々子も小次郎は心配そうに花火に声を送る。
花火「大丈夫だー!へっちゃらだよー!!ふっー!!
ビックリしたー予想以上だったな!!」
花火は「大丈夫だー!!」と大きい声で二人に伝える菜々子と小次郎も「よかったー」とため息を吐いた。
恐龍隊したっぱ「このくらいで吹っ飛ばされるとか、どんだけだっせーんだよ!!おら!!もう一発!!ムシャモサウルス行け!!アタック時効果でまた1枚ドローだ!!」
手札4⇨5
花火「これは頼むぜ!ロクケラトプス!!ブロックだ!!」
ムシャモサウルス BP5000VS ロクケラトプス BP5000
ムシャモサウルスとロクケラトプスは真正面からぶつかりあうもBPが同じなためどちらとも吹っ飛んでしまいほぼ同時に爆発した、破壊されたスピリットのコアはリザーブに戻る。
花火「悪いなロクケラトプス。敵は打ってやる!」
恐龍隊したっぱ「やれるもんならやってみやがれ!!ターンエンドだ!」
したっぱはピナコチャザウルスをブロッカーに残してターンを終えた。
[ターン04]花火
スタートステップ
コアステップ リザーブ3⇨4
花火「ドローステップ!!おっ!?へへ!そういやお前とも会えるんだったよな!」手札3⇨4
花火は引いたカードをみて口角を上げる。
リフレッシュステップ4⇨5
花火「メインステップ!!アグモンをレベル2で召喚!!」
手札4⇨3
リザーブ5⇨0
トラッシュ0⇨2
【アグモン】赤属性 3コスト 2軽減
系統 成長期、爬獣、地竜
コア1 レベル1 BP3000
コア3 レベル2 BP5000
コア4 レベル3 BP6000
シンボル1
レベル1 2、3『このスピリットの召喚時』
自分のデッキを上から2枚オープンできる。その中の系統:
「成熟期」/「完全体」を持つスピリットカード1枚を手札に加える。自分のカード名:「ガブモン」がいるとき、手札に加えるカードを2枚にする。残ったカードは破棄する。
レベル2、3【進化:赤】『自分のアタックステップ開始時』
このスピリットを手札に戻すことで、手札にある系統:「成熟期」を持つ赤のスピリットカード1枚を、コストを支払わずに召喚する。
花火「よろしく!アグモン!!おれ一木花火ってんだ!!」
黄色の体色で恐竜をデフォルメしたようなスピリットが現れる、アグモンも先ほどのロクケラトプス達のように咆哮を上げた。だが、花火、菜々子、小次郎の3人以外、村人達、村長、そしてしたっぱもそのカードを見て驚いていた。
恐龍隊「なっなんで!?おっお前がデジタルスピリットを持ってんだよ!?そいつをどこで手にいれた!!!言え!!!!」
花火「?郵便受けに今朝、入ってたんだよ〜〜かわいいだろ?こいつ!てか、お前このカードのこと知ってんの?」
恐龍隊「郵便受け?だと!!ふざけるな!!」
花火「いや本当だって!」
村長「なぜ主がそのカードを?」
村長も会話に入ってくるが
なんだか話たらきりがなさそうなので花火はターンを進めることにする。
花火「まぁいいか、後で話そう、ー先ずはこのバトルが終わってからだ!!アグモンの召喚時効果発揮!!!デッキから2枚オープン!!」
オープンカード【アシガルラプター】【グレイモン】
花火「その中の系統:「成熟期」を1枚手札に加える!!よって系統:「成熟期」の【グレイモン】を手札に加える!!!残りは破棄」手札3⇨4
恐龍隊したっぱ「デジタルスピリットを持ってるのは予想外だったが所詮はこけおどし!そんな雑魚直ぐに片付けてやる!」
花火「雑魚かどうかは今から判断するんだな!」
恐龍隊したっぱ「何?」
花火「行くぜ!!アタックステップ!!アグモンのもう一つの効果!!【進化:赤】を発揮!!!アグモンを手札に戻すことで系統:「成熟期」を持つ赤のスピリットカードを一枚ノーコスト召喚する!!来い!!グレイモン!!
召喚だ!!ロクケラトプスのコアを借りてレベル3!!」
ロクケラトプスはレベルダウンに伴いわかりやすくガクッとチカラが抜ける。そして、
アグモンがデータの0と1で作られたベルトのようなものに卵状に包まれて行く。その後卵は次第に大きくなり破裂し、中から頭部が甲虫のような甲殻になっていて、アグモンの進化態、同じく恐竜型のグレイモンが登場した!
【グレイモン】赤属性 4コスト2軽減
系統 成熟期、地竜
コア1 レベル1 BP4000
コア3 レベル2 BP5000
コア4 レベル3 BP7000
シンボル1
レベル1 、2、3『このスピリットのアタック時』
BP5000以下の相手のスピリットを一体破壊できる。そうしたとき、自分はデッキから1枚ドローする。
レベル2、3【超進化:赤】『このスピリットのアタック時』
このスピリットを手札に戻すことで、手札にある系統:「完全体」を持つ赤のスピリットカード1枚を、コストを支払わずに召喚する。
グレイモン レベル3(コア4)
ロクケラトプス レベル1 (コア1 )S
恐龍隊したっぱ「何!?でケェェ何なんだ?一体!?」
花火「おおー!カッケー!よろしくグレイモン!!」
グレイモンはアグモン達とは比べものにならないほどの咆哮で応えた。相手のアシガルラプターとピナコチャザウルスはその咆哮に怯えている。
花火「行くぜグレイモン!!アタックだ!!」
花火の指示にグレイモンは走り出す!その時口から巨大な火の玉をアシガルラプターめがけ吐き出した。アシガルラプターは逃げようとするもそのまま直撃し大爆発を起こす。
恐龍隊したっぱ「なに?アシガルラプター!!!」
花火「グレイモンのアタック時効果だ。BP5000以下の相手のスピリットを破壊して一枚ドローできる。アタックは継続中だ!どうする?」手札4⇨5
恐龍隊したっぱ「ぐっライフだ!!ぐわっ!!」
ピナコチャザウルスのブロックは無理があるとみてしたっぱはライフで受けるもグレイモンの強固なツノの一撃が大きすぎてライフの光りがなくなった部分から狼煙が上がる。
花火「ターンエンドだ!!!」
村人C「凄い!!これなら!!」
村人B「ああ!いける!!」
村人達「おーい!!頑張れーー!!」
恐龍隊が押されているのを見て
さっきまで諦めモードだった村人達は一斉に花火を応援しだす。
恐龍隊したっぱ「五月蝿え!!まだまだこれからだぁ!勝手に決めんなやァァ!!!」
したっぱもまだ諦めてはないようだ。花火もいっそう気を引き締めて行く。
[ターン05]恐龍隊したっぱ
スタートステップ
コアステップ リザーブ6⇨7
ドローステップ 手札6⇨7
恐龍隊したっぱ「そいつは5000までしか破壊できねぇ!!だったら!これでどうダァア!!召喚!!ムシャモサウルス!!レベル1!! ダークディノニクソーレベル3!!」手札7⇨5
リザーブ7⇨0
トラッシュ0⇨2
【ダークディノニクソー】赤属性 2コスト2軽減
系統 地竜
コア1 レベル1 BP2000
コア2 レベル2 BP4000
コア4 レベル3 BP6000
シンボル1
レベル2、3
このスピリットは緑のスピリットとして扱う。
先ほどと同じムシャモサウルスがもう一体出現し、
さらに黒い体色に腹にチェーンソーを収納した小型の恐竜ダークディノニクソーが現れる。
恐龍隊したっぱ「どうだ!!こいつはBP6000!!!そのデコボコ恐竜の効果は受け付けないぜ!」
ダークディノニクソーのレベル3のBPは6000、グレイモンのアタック時効果の対象にならないのだ。
恐龍隊したっぱ「アタックステップ!!やれムシャモサウルス!!アタック時効果で一枚ドロー!!さらにソウルコアの力でBP+2000!!」
手札5⇨6
花火「ブロックだ!!ロクケラトプス!!」
ムシャモサウルスBP3000+2000 VS ロクケラトプスBP3000
再びロクケラトプスとムシャモサウルスが激突するが今度はロクケラトプスが押し負け吹き飛ばされそのままロクケラトプスは爆発してしまう。
花火「ロクケラトプス!!」
恐龍隊したっぱ「あんなのの心配してる場合か?おら!もう一発!!ピナコチャザウルスでアタックだ!!」
花火「ライフで受ける!!ぐっう!!」ライフ4⇨3
ピナコチャザウルスは赤いバリアめがけ突進し花火のライフを砕く
恐龍隊したっぱ「ターンエンド。次で終わりだ!!覚悟しな!!!!」
したっぱはBP6000のダークディノニクソーをブロッカーに残しターンを終えた。
村人C「やっぱりダメなのかなー?」
村人A「ぐっ!いいとこまでいったんだけどなーー!!」
村長「待て!!あの者の眼を見てみろ!!まだ諦めてはおらん!!」
村長が強く言うと村人は花火を見る。確かにまだ諦めてはいない目をしていた。それどころかバトルを楽しんでいるかのように見えるほどだ。
菜々子「そうですよ!!こんくらいじゃ花ちゃんは絶対諦めないんだから!!」
小次郎「ここで諦めたらライバル失格だぞ!!一木花火!!」
花火「よっしゃ任せろ!!一発打ち上げてやるぜ!!!!俺のターン!!!」
[ターン06]花火
スタートステップ
コアステップ2⇨3S
ドローステップ手札5⇨6
リフレッシュステップ
リザーブ3⇨5
トラッシュ2⇨0
グレイモンは疲労から回復し再び咆哮する。
花火「メインステップ!!アグモンを再び召喚だ!!レベル1!」
手札6⇨5
リザーブ5⇨2
トラッシュ0⇨2
先ほど手札に戻ったアグモンが再びフィールドに現れる。
花火「アタックステップ!!!行け!!グレイモン!!アタック時効果でBP5000以下のスピリット、ムシャモサウルスを破壊だ!」
グレイモンは再び走り出すと前のターンと同じように巨大な火の玉を吐き出し今度はムシャモサウルスに向けて放つ。ムシャモサウルスはその火の玉に直撃しそのまま爆発した。
恐龍隊したっぱ「ぐっ!」
花火「そしてドロー!!」手札5⇨6
恐龍隊したっぱ「残念だったな!!!!ムシャモサウルスを破壊してもまだ俺のライフは3つ!負けはしないぜぇ!」
花火「へへ!バトスピはスピリットだけじゃねーことくらい知ってるだろ?いくぜ!フラッシュタイミング!!!マジック「ガイアフォース」!!!」手札6⇨5
リザーブ2⇨0
トラッシュ2⇨4
マジックとはコストを支払って様々な効果を発揮するカード達のことである。一度使えばトラッシュにいく使い切りのものが多いが強力な効果を発揮するカードも多数存在し、カードバトラーに与える恩恵は計り知れないものがある。
【ガイアフォース】赤属性 4コスト 2軽減
マジック
フラッシュ
ブレイブの「BP+」を無視して、BP10000以下の相手のスピリット1体を破壊する。
さらに、カード名に「グレイモン」を含む自分のスピリット1体を回復させる。
花火「ガイアフォースの効果!!!BP10000以下の相手のスピリット1体を破壊する!!」
恐龍隊したっぱ「何だとぉぉぉぉ!!??」
花火「ダークディノニクソーを破壊!!!」
突如炎のシルエットで現れた竜人は両手を天に掲げ大気中の空気を使いグレイモンの火の玉より遥かに大きい火の玉を形成する、さらにそれをダークディノニクソーに向けて投げ飛ばす、ダークディノニクソーは直撃し、大爆発を起こす。その後炎の竜人は姿を消した。
花火「ガイアフォースの効果はまだ終わらない!!!
この効果発揮後、カード名に「グレイモン」と入っている自分のスピリット1体を回復させる!!!起き上がれグレイモン!!!」
恐龍隊したっぱ「嘘だろォォォォォ!!?」
グレイモンは赤く発光し、疲労状態から回復状態になる。
恐龍隊したっぱ「ライフだァァァ!!!ぐわっ!!」
ライフ3⇨2
グレイモンは鼻の上から突き出たツノでバリア越しにライフを破壊する。
花火「もう一回だ!!グレイモン!!アタック時効果で今度はピナコチャザウルスを破壊だ!!」
グレイモンはピナコチャザウルスを踏み潰すピナコチャザウルスはグレイモンの足の裏で爆発する!グレイモンはまだまだ暴れ足りないと言ってるかのように咆哮する。
花火「さらにドロー!」手札5⇨6
恐龍隊したっぱ「ラッライフで.....ぬわっ!!クッソこの俺様がこんな奴に、、ありえねぇぇ!」ライフ2⇨1
グレイモンはもう一度ツノでライフを破壊する。したっぱはもう何が何だか分からなくなってきて頭の中が真っ白になっていく。
花火「とどめはお前だ!!!アグモン!!!」
アグモンは「まってました!」と言っているかのように走り出すそのまま三本の鋭利な鉤爪でしたっぱの最後のライフをバリア越しで破壊した。
恐龍隊したっぱ「ウワァァァァァ!!!!!!!
牙隊チョォォォォォォォォ!!!!!」ライフ1⇨0
花火「どうだ見たか!!これが俺の「グレイモンデッキ」の力だ!!」
と言いながらVサインで決めポーズをする花火、それに合わせてアグモンとグレイモンは咆哮を上げる。
そしてその後直ぐにフィールドが光り出し、花火達は元の村人達の村に戻っていた。花火は倒れていたしたっぱに声を掛ける。
花火「おい?大丈夫か?」
恐龍隊したっぱ「ぐっ!五月蝿えぇ!今日のところは引いてやる!首洗って待ってやがれぇ!!」
と捨てゼリフを吐きながら立ち上がりしたっぱは村を去っていった。花火は「あれぇ?」と思いつつも取り敢えず無事だったことにホッとする。
菜々子「花ちゃーん!!大丈夫だった?」
小次郎「本当に負けると思ってヒヤヒヤしたぞ!!」
菜々子と小次郎が花火に駆け寄る。
花火「はは、まぁ割と耐えられる痛みだったな。」
そんな会話をしていると村人達30人くらいが花火達にお礼を言いにきた。だが、一斉に話すものだから一つも聞き取れなかった。そして、村長が花火達の前に現れる。
村長「村を救っていただき誠ににありがとうございます。
ただし、あなた方には聞きたいことが山程ありますがゆえ、今晩、村のあなた方の歓迎の宴の時にでもわしと話してくれませんかのぉ?」
花火「俺たちも聞きたいこといっぱいあるんだ!
先ずここは一体何なんだ?本当にゴビ砂漠だったりしないよね?」
菜々子「そうそう!周り砂漠だし!ぜーったいゴビ砂漠だよね!」
小次郎「君は本当に呑気だな菜々子君。」
3人の会話を聞いて、村長は。
村長「ゴビ砂漠?何ですか?それは?ここはDーワールドの赤の大陸の「アカダッケ村」でございますが?」
三人「いや、どこだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
三人は大声でつっこむ。そして、これから始まる大きな、大きな出来事にもう呑み込まれていることを知る由もなかった。
いかがだったでしょうか!
これからゆっくりと話しを進めていきたいと思います!
バトスピらしい、デジモンらしいをモットーに頑張っていきたいと思います!
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます!