バトルスピリッツ オメガワールド   作:バナナ 

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今回、バトルは一切しません。これまでの振り返りと、次の話の前触れのような回です。あらかじめご了承ください。こんなんでも最後までお読みになってくださるなら嬉しい限りです。では、20話です!どうぞ!


アトーライ争乱編
第20話 旅メモリー!新たな事件の幕開け!


花火達は亀太郎の潜水艦でようやく、黄の大陸の岸辺に到着した。花火達は潜水艦の上からジャンプで飛び移る。

 

小次郎「ふぃーっ!やっと着いたー!」

 

亀太郎「皆さん、この度は本当にありがとうございました・・・っ!」

 

亀太郎は深々と花火達に頭を下げた。

 

花火「気にすんなって!爺さんもまたな!」

 

そう言って、亀太郎は潜水艦で再び海に潜る。4人は手を振って見送った。

 

菜々子「それにしても・・・・、今回の大陸はすっごい綺麗なとこだね〜〜!」

 

カイネ(・・・綺麗、か)

 

菜々子のいう通り、黄の大陸は非常に色鮮やかであった。それはまるで日本の秋を連想させるような風景だ。

 

花火「さぁーーってと、この大陸に来たらやることは1つだ。カイネの故郷にいって、Dパラディンが描かれてるって言う絵本を間近で見ねぇとな」

 

カイネ「そんなに気になってた?、別にこの旅の中で色々と私が思い出して来たからもう見なくていいんじゃないかなって思うんだけど」

 

花火「なんでだよ!ここまで来たなら見てぇよ!それ見たら多分俺らがなんでDパラディンに選ばれたのかもわかるはずなんだよ」

 

カイネ「・・・・いや、あんたももう気づいてるでしょ?本当の理由、」

 

花火「・・・!!・・・・」

 

小次郎「え!?」

菜々子「え!?どう言うこと?」

 

カイネ「私たちが選ばれた理由は多分あの暗黒の力を『この世から消し去る』こと」

 

小次郎「暗黒の力?ってあの変なウニョウニョした黒い影だろ?」

 

花火「そう、・・・俺も薄々感じてはいたんだよなぁ」

 

かつてDパラディンと争った、暗黒の力、遥か昔にDパラディンのオメガバーストによって滅ぼされたはずだが、今尚も花火達の前に現れている。花火はこの旅のなかで、自分たちは残った暗黒の力を消し去るために、言い方を悪くすれば、Dパラディン達の尻拭いをさせられているのではないかと考えていた。

 

菜々子「だとしたら一体何人いるんだろう?暗黒の力持ってる人」

 

花火「何人かは定かじゃねぇが、根源は4人だけだ」

 

小次郎「おいおい、なんでそんなことわかんだよ、」

 

花火「この間ドグマーが、『この力は暗黒四天王から貰った!』的なこと言ってたから、多分その四天王の4人が暗黒の力をくばってんじゃないかなって思っただけだ」

 

カイネ「なるほど、つまり元を断てと、」

 

花火「そう言うこと!」

 

花火達はそんなことを話しながら黄の大陸を歩く。やがて夜を迎え、花火達はそこそこ大きな街に到着し、その街の旅館のようなとこに泊まることになった。そして現在大浴場で男女別れて入浴中である。

 

〜〜男風呂〜〜

 

♨︎

 

花火「あーーーー、力が抜けるーーー」

 

小次郎「全くだーー、D-ワールドに来て温泉に入れるなんてな〜〜」

 

花火と小次郎はのんびりと湯船に浸かっていた。今までの旅の疲れが取れているようだ。そして花火と小次郎はこれまでの冒険を振り返っていた。

 

小次郎「・・・にしてもここ来てからほんと、いろんなことあったなー」

 

花火「あぁ、最初は訳がわからなくて」

 

小次郎「嘘つけ、割と直ぐに順応してたじゃねぇか」

 

花火「最初はなんだっけ、【恐龍隊】だったな!2ヶ月くらい前だけど結構印象残ってるぞ〜〜」

 

小次郎「結果的にはお前が半日もしないうちに壊滅させちまったよな」

 

赤の大陸を脅かしていた【恐龍隊】、そのしたっぱは花火のこの世界に来てからの初めての対戦相手であった。その後直ぐに花火は【恐龍隊】リーダーの【牙(キバ)】とアグモンのカード達と【恐龍隊】の存続を賭けてバトルすることになる。結果は花火の勝利に終わり、【恐龍隊】は解散することになったが、牙は花火のリベンジを望み、強くなるために部下達と共に修行という名の旅に出る。

 

花火「まぁ結果的にな・・・そうだなぁその次は、【武龍村】か」

 

花火達が次に訪れた村、【武龍村】、まるで江戸時代の日本を連想されるような街並みは村というよりかは国と言った方がまだ響きが良かった。花火達が訪れたときはちょうど反乱軍の犯行予告があり、厳重な警備であったあったがために一時逮捕されかけるが、【武龍村】の殿、【武魂 景光(ぶこんかげみつ)】によって害はないと判断され釈放される。その後は武魂一家に代々伝わるカード【忍頭領ソウルドラゴン焔影(ほかげ)】を狙いに来たシュリ達反乱軍一派と戦闘になる。結果的にソウルドラゴン焔影はシュリに取られてしまうも花火は初めて究極体、【ウォーグレイモン】の進化に成功し、シュリとのバトルに勝利した。花火達はこの時にD-ワールドの敵対する2大勢力、【Dポリス】と【反乱軍】の存在を知った。

 

小次郎「景光姐さん、元気にしてっかな〜〜」

 

花火「絶対元気だろ、姐さんは・・・その次はーーー、・・・・あっ!カイネだ!船であったな!白の大陸に連れてけって言われてごねられたっけ、」

 

小次郎「くっそーー!あのフェリー大会は絶対に忘れんぞ〜!」

 

花火達は赤の大陸から緑の大陸へ行く船で【カイネ】と出会う。カイネはどう言う理由があるのかは不明だが、白の大陸に行きたがっており、花火達の旅に同行する形で白の大陸を目指すことになった。

 

花火「デッキアウトした瞬間、爆発したのは正直面白かったぞ!」

 

小次郎「うるせぇよ!、・・・・その次は・・・・・パンザワか、あいつ結局どこ行ったんだ?」

 

パンザワ、我儘で傲慢な性格で菜々子を無理矢理自分の嫁にしようとした男である。彼は花火との勝負に敗れた瞬間、突如現れた謎のワームホールに強引に吸い込まれて姿を消したのだ。それ以来花火達の前に現れていない。花火達はパンザワの正体がラフーキ達、【暗黒四天王】の作り出した(失敗作)怪物だと言うことはまだ知らない。

 

花火「さぁな、無事だといいんだけど」

 

小次郎「お前よくそんなこと言えるな、自分の彼女奪おうとした男に」

 

花火「あいつ彼女じゃねぇし」

 

小次郎の言葉に少し顔を赤くする花火、照れ隠しなのか、口まで湯に浸かってぶくぶくと泡を吹く。その様子を見て小次郎は軽く笑っている。

 

小次郎「そん次はあれか【巨蛾の里】か、あれが一番やばかったな」

 

花火「最初は信じられなかったけどな、そんな異能者がいるなんて、バトルもマジでギリギリだったし」

 

緑の大陸の巨蛾の里で旅の資金を稼ぐために参加した女性限定のバトル大会、だが、それは巨蛾姫のための大会であり、良き味の魂の人間を選別するための大会であった。花火達の中ではカイネだけが魂を抜き取られる被害にあった。花火は巨蛾姫のとのバトルを思い出す。最初は怒りのあまり自分自身の冷静かつ慎重なプレイングがぶれていたが、ピンチになったことで一旦落ち着き、そこから起動修正していった。花火の頭の中では鎧機竜シルヴィードと合体しているウォーグレイモンと鎧モスラの激突しているシーンが思い浮かぶ。

 

小次郎「次はあれだな、俺が2種目のDパラディンをゲットした話だな!」

 

花火「あー、特にぱっとしなかったな」

 

小次郎「なんじゃぁ!!!そりゃぁぁぁあ!もっといいリアクションしろよ!」

 

緑の大陸の古い神社からワームホールで謎の空間に飛ばされた花火達、そこには2種目の緑のDパラディン、【パルモン】がまるで小次郎を待っていたかのように小次郎の元に飛んで来た。その後そこでであった青年、【マーゼ】に小次郎にパルモンがふさわしいかどうかテストを行った。小次郎はパルモンの進化系【トゲモン】と【リリモン】を巧みに使いこなし、マーゼの赤デッキに勝利を収めた。その後、マーゼはどことなく姿を消し、花火達を元の神社に戻した。

 

花火「えーーーっと、次は、・・・シデンか、」

 

小次郎「お前、ほんとに俺のライバルとしての自覚を持てよ!あんなのに次負けてみろ!ただじゃぁ!おかねぇぜ!」

 

花火「あぁ、わかっるよ!」

 

反乱軍のリーダー【シデン】彼は花火を自分達の仲間に引き入れようとした、そこで初めて究極体の2体【ウォーグレイモン】と【メタルガルルモン】が顔を合わせ、激突した。結果は紫の【銃(ガン)ブレイブ】を使いこなしたシデンの圧勝に終わる。その後シデンは花火を期待はずれの男と認識して、花火を反乱軍に入れるのを断念した。

 

シュリ「・・・・・おい!シデンさんに向かってあんなのとはなんだ!あんなのとは!」

 

反乱軍のリーダー【シデン】の右腕であるシュリがどこからともなく、花火と小次郎の喉元にクナイを突きつけながら現れる。2人は当然驚くし、慌てる。

 

花火&小次郎「えぇーーー!!!」

 

シデン「まぁ良い、シュリ、下がれ、今日は祝う日だからな、ことを荒だてたくはない」

 

ドゥーケ「はっはっは!シデンさんは優しいかたですねぇ、」

 

花火「お前らは・・・・反乱軍!??」

 

花火の大声は旅館全体に響いた。一方その頃女子風呂では、

 

〜〜女風呂〜〜

 

♨︎

 

イトニ「なっなんで、あんたらが・・・!」

 

菜々子「わーーー!!!イトニちゃん!久しぶり!2ヶ月ぶりくらいかな?」

 

イトニ「おい!馴れ馴れしい!」

 

カイネ「あーー、この娘が反乱軍のリーダーの妹か、よろしく!あたしはカイネ!」

 

そう言いながら、女3人は湯船の中でガールズトークを始める。

 

イトニ「あぁもう!フレンドリーにかまってくなぁぁぁぁぁあ!」

 

イトニの叫びは旅館全体に響いた。

 

〜〜男子風呂〜〜

 

♨︎

 

花火はこの浴場をよーーーく見渡してみる。すると、反乱軍のメンバーらしきもの達がたくさんいた。

 

花火「・・・・お前ら、なんなの?今日は何しに来た?」

 

シデン「なにって、今日は我が妹、イトニが2種目のDパラディンを手に入れた、祝いとして、こうやって来ているのだ」

 

花火「へーー、社員旅行的な?」

 

小次郎「なんかお前ら仲良くない?この間喧嘩みたいなことしててなんでそんな絡めるんだよ」

 

小次郎は花火とシデンのやりとりに呆れる。

 

ドゥーケ「おぉ!今日はなんと素敵な日なのだろうか!今この場にDパラディンが8枚揃ってることになるじゃあないですか!」

 

小次郎「そうなの?」

 

シュリ「あぁ、シデンさん、一木花火、空野菜々子、カイネが1種ずつ、そして、君とイトニで2種ずつ、計8種の使い手がここに集っていることになるな」

 

小次郎「なんでお前ら、カイネがDパラディン持ってんのも知ってんだよ!後、俺の2種目も!」

 

シュリ「まぁ、俺はそう言う仕事がらだからな」

 

花火(やっぱり尾行されてたか)

 

ドゥーケ「どうです?これからあなた方も一杯・・・お食事でも、」

 

花火「あっ!食べたい!」

 

花火はすかさず手をあげる。

 

小次郎「ちょっぉぉっとまてぇ!」

 

小次郎は花火の頭を思いっきり叩く。

 

花火「いっってぇ!」

 

小次郎「なんでそうなるんだよ!相手は敵だぞ!」

 

シデン「誰が敵だ」

 

花火「そんなガッツリ敵対してるわけじゃねぇだろ?俺ら」

 

花火の言葉に小次郎は今までの反乱軍との関わり方を思い出していく。確かにアカダッケ村のときや、武龍村のときはほとんど成り行きのようなもので敵対していた。

 

小次郎「・・・うーーん、確かに」

 

シデン「まぁいいだろう、飯くらい奢ってやる」

 

シュリ「流石シデンさん、懐が広い!」

 

小次郎「・・・これはきっと俺がおかしいんだろうな」

 

この後直ぐに全員は風呂を上がり、全員で旅館飯を食べることになる。ドゥーケは興味津々に小次郎から旅の話を聞いていた。菜々子とカイネはなんとかイトニと仲良くなろうと頑張っていた。そんななかで花火とシデンだけは、外で2人だけで会話をしていた。

 

花火「・・・なるほどなぁ〜、それでお前は反乱軍を立ち上げようと」

 

シデン「あぁ、お前らもなかなか面白い武勇伝をたどっているな」

 

花火とシデンはお互いのこれまでのいきさつを語っていた。そんななかでシデンは少しだけ笑った顔をする。

 

花火「(こいつも意外と笑ったりすんのな)でさぁ、お前ら、暗黒の力って知ってる?」

 

シデン「その話か、聞いたことはあるが見たことはない、暗黒四天王と言う奴らも知らん。なるほど、そいつらを駆逐するためにDパラディンは誰かを選び始めたのか」

 

花火「そっかー、お前らならなんか知ってると思ってたんだけどなぁ」

 

シデン「そうなると、Dポリスがオメガバーストを起動させてしまうと暗黒の力を持ったデジタルスピリットが元の姿に戻る可能性も出てくる、そうなれば世界は必ず混沌に包まれる。尚更奴らを放ってはおけなくなったな」

 

花火「あぁ、そうなってくるかもな」

 

シデン「?案外素直だな、この間はDポリスの人々が悪い人には見えないと俺に反発していたくせに、」

 

花火「いや、まだ悪い人には見えてないよ、ただ、お前らがどっちも嘘を言ってるようには俺には見えないんだ」

 

シデン「・・・ふん!まぁいい、どちらにせよ俺達がDポリスを倒せばいいだけだ、邪魔だけはするなよ、一木花火」

 

花火「しねぇよ、世界でもなんでも救って来い、シスコン野郎、でもアカダッケ村や武龍村の時と同じように他の関係ない人達を巻き込むようなら俺はお前を許さない!」

 

シデン「ふっ!戯言を、・・・・じゃあな」

 

花火「・・・あぁ」

 

そう言って他の反乱軍達もぞろぞろと外へ出て行き、迎えに来た飛行船に乗って反乱軍は再びD-ワールドの空の彼方へ飛んで行った。その後花火達は就寝に入る。1つの部屋に布団が4つあって、一応男女寝る場所を分けた。小次郎と花火はガッツリいびきをかきながら寝る。そのなかで菜々子はぐっすり寝ていたが、カイネだけはうるさくてどうにも眠れなかった。

 

カイネ「たくっ!こいつらは、・・・菜々子はなんで寝てられんのよ」

 

カイネは気分転換に新聞でも読もうと旅館のロビーに行く。カイネは最新号の新聞を手に取り、ソファーに座る。

 

カイネ「最近読んでなかったなぁ、・・・・・・っ!?!」

 

そう言いながらカイネは新聞を開く。するとその一面を見て驚愕すると同時に顔の血の気がなくなっていく。

 

カイネ「なっ!!うそ!どう言うこと?後2年もあるはずなのに!ウズシオのやつ!!・・・だったらこうしちゃあいられない!早く帰らないと!・・・・・・あいつらともこれでお別れだね」

 

カイネは直ぐに、花火達に気づかれないように支度して旅館を飛び出した。ただ一つ熟睡している菜々子の枕元に置き手紙を残して、

 

 

 

 

ここは黄色の大陸のとあるとてつもなく広い王国、【アトーライ】実はカイネの故郷でもある。この国の現国王【ウズシオ】は城内の牢屋に赴いていた。奥の方まで行くとその足を止め、檻の中にある男に話しかける。

 

ウズシオ「よぉ、気分はどうだ?」

 

???「何しに来たウズシオ、」

 

ウズシオ「少し兄の顔を見に来ただけだ、もう直ぐ死ぬんだから、」

 

???「知ったような口を!陥れたのは誰だ!私だけならともかく!あの子にまで辛い経験をさせおって!本当に何がしたいのだ!お前は!」

 

檻に閉じ込められているのはウズシオの実兄にして元アトーライの国王【マキシオ】、マキシオは太めの声色でウズシオに問いた。

 

ウズシオ「何を言ってるんだ、兄さん、なんども言っただろう?俺は力を手にしたいのさ、この国に眠るとされる奇跡のカード【オメガモン】を手にするために、」

 

マキシオ「何!?【オメガモン】!?そんな本当にあるのかどうかもわからないものがこの国にあるわけないだろう!?」

 

ウズシオ「それがあるんだよ、俺にはわかる、この力(暗黒の力)でな、あの遺跡の場所がわかるのはもう兄さんしかいないんだよ、3年前から言ってるだろう?・・・・早く言え、もっと執行猶予を短くされたいのか?」

 

ウズシオの暗黒の力は欲するものを手に入れる方法を知ることができる能力、確かにこの力を持つ彼がそう言っているのだ、間違いなくそのカードはアトーライに存在するだろう。だが、場所がわからなくて他の人間に聞くのはどうゆう事だろうか、本来ならば場所もわかるはずである。

 

マキシオ「もう一週間で死ぬんだ、これより短くしたとしても何も変わらん!私は絶対に言わない!」

 

ウズシオ「そんなことしてもカイネのためにならないぜ〜、あいつは間違いなくお前の報告を見て、このアトーライまで駆けつけてくる、健気な女だな」

 

マキシオ「くっ!カイネ・・・・・」

 

ウズシオ「まぁいい、どちらにせよ、カイネも必要になってくる、その時にでも教えな」

 

この兄弟の意味深な言葉のやりとり、その言葉の中に出てくるカイネと謎のカード【オメガモン】、今まさに、新たな事件が起ころうとしていた。

 

 

 

 

時を同じくしてここは白の大陸のDポリス本拠地、その中でDポリスのナンバー2の実力者にして副総司令官の【サツマ】はバトルヴァイスでDポリスの総司令官と通話をしていた。

 

 

サツマ「なぜだ!なぜなんです!なぜ私に【アトーライ】の事件を調査してもらえないのですか!」

 

いつも温厚なサツマにしては珍しく怒り狂ったような声で怒鳴る、しかも目上の人間に、

 

総司令官?『落ち着け、サツマよ、まだその時ではない、先ずは反乱軍を討つことに力を注げ、そんなことをしている間に、我らの望みが潰えてしまっては元も子もないだろう?』

 

サツマのバトルヴァイスから物静かなが声聞こえてくる。声はわからないようにするためか、何かの機械でいじられていた。

 

サツマ「しかし!それでは、取り返しのつかないことになるかもしれないのです!どちらにせよ、一回だけ調査をさせてください!」

 

サツマの言葉が言い終わる前に、ぷつっとバトルヴァイスの通話が切れる。

 

サツマ「くそ!なぜだ!なぜ、我らは反乱軍が事件に絡まないと調査できない!なんでなんだ!?」

 

Dポリス、約10年前にD-ワールドの秩序を維持するために結成された、リアルワールドで言うところの警察と同じようなもの、だが、3年前からなぜか、反乱軍が絡んでくる事件にしか顔を出さなくなっていた。

 

サツマ(総司令官殿は一体何をお考えになっておられるのだ)

 

 

 

 

またまた時を同じくして、謎の空間の王宮のようなとこ、【暗黒四天王】のラフーキともう1人の仲間らしき男はウズシオの事について話していた。

 

ラフーキ「ねぇねぇ、どうする?ウズシオ最近勝手に色々なんかやってるけど、僕ら【暗黒四天王】の名は世間一般に広まっちゃあまずいんじゃない?」

 

10歳前後の男の子のような容姿のラフーキは甲高い声でもう1人の男に問いた。

 

???「まぁいいだろう、ウズシオが、結果的に【オメガモン】を回収してくれるなら問題のない事だ」

 

ラフーキ「ちぇ、あんたは昔から物好きだよなぁ、」

 

それぞれの思いが交差するなか、【カイネの秘密編】が幕を開ける。

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