バトルスピリッツ オメガワールド   作:バナナ 

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第8話です!ようやく出したかったあいつが登場!


第8話 忍者軍団を討ち破れ!ウォーグレイモン爆進!(後編)

前回のあらすじ、花火はシュリにバトルを挑むが、シュリはすでに兵を引き上げようとしていたため、あまり意味がなかった、が、景光が花火が蹴破った襖の代金を要求し、シュリに勝てばチャラにするという提案を持ちかけ、シュリはシュリで焔影のカードが使いたいということでバトルすることになる。

序盤はやや花火が有利だったが、シュリは低コストのスピリットとアクセルの効果を駆使して花火を追い込む、花火も負けじとアグモン、グレイモン、メタルグレイモンの効果をフルで発揮するも、難なく防がれてしまう。そして、ついにシュリのフィールドに武龍村の伝説のスピリット、ソウルドラゴン・焔影が現れるのであった。

 

 

〈シュリ〉ライフ2

手札1

リザーブ2S

トラッシュ6

 

(フィールド)

焔三忍 大手裏剣のイザヨイ レベル1(1)BP3000

異牙忍タチカゲ レベル1(1)BP2000

三十三代目風魔頭首ヤタガライ レベル2(3)BP10000

忍頭領ソウルドラゴン・焔影 レベル3(4)BP14000

(手元)

忍刀・裏炎陽

三十三代目風魔頭首ヤタガライ

 

 

〈花火〉ライフ2

手札5

リザーブ0

トラッシュ1

 

(フィールド)

シャムシーザー レベル1(2)BP2000〈疲労〉

シャムシーザー レベル2(3S)BP3000〈疲労〉

メタルグレイモン レベル3(4)BP11000〈疲労〉

 

 

そして現在、シュリの第8ターンのメインステップが進行中である。

 

 

シュリ「三十三代目風魔頭首ヤタガライをもう1体、手元から召喚、1体目のヤタガライをレベル1にして召喚コストを確保」

リザーブ2⇨0

トラッシュ6⇨9

三十三代目風魔頭首ヤタガライ3⇨1

 

【三十三代目風魔頭首ヤタガライ】緑属性 5コスト緑3軽減

系統:忍風、爪鳥

コア1 レベル1 BP5000

コア3 レベル3 BP10000

シンボル緑

 

デッキからオープンされたこのスピリットカードは、手札に加えられる。

フラッシュ《アクセル:コスト6 緑3軽減 赤1軽減》(この効果は手札から使用できる)

相手のスピリット/アルティメット3体を疲労させる。この効果で疲労したスピリット/アルティメット1体につき、自分のスピリット1体を回復させる。

この効果発揮後、このカードはオープンして手元に置く。

レベル1、2『このスピリットの召喚時』

ボイドからコア2個を自分のスピリットに置く。

 

 

 

突如現れた竜巻を切り裂いて、中からヤタガライがもう1体出現する。

 

シュリ「召喚時効果で、コアを2つブースト、さらに増えたコアを使って、手元から忍刀・裏炎陽を召喚」

トラッシュ9⇨10

 

【忍刀・裏炎陽】4コスト 赤2軽減 緑1軽減

系統:剣刃、忍風

コア1 レベル1 BP3000

コア0 合体+3000

シンボル赤

 

メイン《アクセル:3コスト 赤1軽減 緑1軽減》(この効果は手札から使用できる)

自分のデッキから2枚オープンする。その中の系統:「忍風」を持つスピリットカード/ブレイブカード1枚を手札に加える。残ったカードは破棄する。

この効果発揮後、このカードはオープンして手元に置く。

レベル1『このブレイブの召喚時』

【超装甲】を持つ相手のスピリット1体を破壊する。または、相手のネクサス1つを破壊する。

《合体条件:コスト4以上》

 

 

忍刀・裏炎陽がシュリの手元から現れ、地面に突き刺さる。

 

シュリ「ソウルドラゴン・焔影と合体!」

 

ソウルドラゴン・焔影は突き刺さった裏炎陽を引き抜き、合体スピリットとなる。

 

シュリ「アタックステップ、やれ、焔影!アタック時効果で、1枚ドロー!さらに、もう1つのアタック時効果!【無限焔】発揮!」

手札1⇨2

 

景光「!マズイ!焔影の必殺技だ!」

 

焔影の効果を知っている景光が観客席から立ち上がり言う。

 

【忍頭領ソウルドラゴン・焔影】赤緑属性 6コスト

赤2軽減 緑2軽減

系統:忍風、武竜

コア1 レベル1 BP6000

コア3 レベル2 BP12000

コア4 レベル3 BP14000

シンボル赤

 

レベル1 、2、3【無限焔】『このスピリットのアタック時』

相手ののスピリット1体を指定してアタックできる。バトルしているそのスピリットが消滅/破壊されたとき、このスピリットのシンボル1つにつき、相手のライフのコア1個をリザーブに置き、このスピリットは回復する。

 

レベル2 、3『このスピリットのアタック時』

自分はデッキから1枚ドローし、相手はバーストを発動できない。

 

 

シュリ「これにより、相手のスピリット1体を指定してアタックできる、メタルグレイモンに指定アタックだ」

 

花火「生憎だが、メタルグレイモンは疲労状態のとき、スピリットとブレイブの効果を受けつけない!」

 

メタルグレイモンは疲労状態により膝をついているが、赤いオーラで守られていた。如何にソウルドラゴン・焔影が強力なスピリットと言えど、このメタルグレイモンの効果には隙がない。

 

シュリ「……!…まぁいい、ならばレベル1のシャムシーザーに指定アタックだ!」

 

 

焔影は忍術を唱え、炎の龍を、呼び出す。焔影はそれに飛び乗り空中を舞う。そのままシャムシーザーに狙いを定め、急降下する。シャムシーザーにはひとたまりもなく、通り過ぎた風圧だけで破壊されてしまう。

 

シュリ「効果はまだ終わらない、バトル勝利後、焔影のシンボル分のライフダメージを与える、そして、焔影は回復する」

 

花火「なに!?なんだよその効果!ずっとアタックできるじゃないか!しかもシンボル分ってことは、、、」

 

シュリ「そうだ、ライフが2つ減る、これで終わりだ!」

 

焔影は裏炎陽と合体しているため、シンボルが2つ、よってライフを2つ破壊することが可能なのだ。

 

菜々子「花ちゃん!」

 

景光「花火!」

 

2人は大きく声を上げる。だが、花火はまだ倒れない。

 

花火「まだだ!手札からリアクティブバリアを破棄して、効果を発揮!」

手札5⇨4

 

シュリ「なに!?」

 

【リアクティブバリア】白属性 4コスト 白2軽減

マジック

相手の効果で自分のライフが減るとき、手札にあるこのマジックカードを破棄することで、自分のライフは1しか減らない。その後、コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。

フラッシュ

このバトルが終了したとき、アタックステップを終了する。

 

 

シャムシーザーを飛ばした焔影は、一直線に花火のライフへ向かい自前の刀と裏炎陽を構え、ライフを斬りつけるが、裏炎陽の攻撃が決まった直後にライフのバリアの周りにもう1枚強固なバリアが出現し、最後のライフの破壊を阻止した。

 

シュリ「なんだ!?なにが起きた!?」

 

花火「リアクティブバリアは、相手の効果でライフが減るときに破棄することで、そのライフダメージを1に抑える効果があるのさ、そして、その後にフラッシュ効果もつかえる!こっちの効果はすでに知ってるだろ?」

ライフ2⇨1

リザーブ3⇨0

トラッシュ1⇨4

 

 

シュリ「!」

 

シュリのスピリットたちの前に巨大な氷山の一角が現れ、行く手を阻む。

 

シュリ「ターンエンドだ」

 

シュリは決めきれず苦い顔をする、その後、少し空気がしらける。

 

花火「シュリ、前にイトニが言っていたデジタルスピリットに選ばれたってどう言うことなんだ?」

 

花火は唐突に質問する。前々からずっと気になってはいたのだ。自分達が何故この世界に呼ばれた意味を。それがひょっとしたら、イトニの言っていた【選ばれた】と言うのに関係しているのではないか。そう考えていた。

 

シュリは硬い口を開けて花火の要望に応える。

 

シュリ「急だね、、、まあいいか、無理に隠す必要もない情報だし教えるよ、今君達3人が所持しているデジタルスピリットは他のデジタルスピリットとは少し違うんだ」

 

花火「え!?」

 

シュリ「デジタルスピリットとは、そもそも太古の時代に本当に存在していたスピリットのことなんだ、今はカードの姿だけどね」

 

花火「!?なんだって!?デジタルスピリットが!?」

 

菜々子「ピヨモン達が存在していたなんて」

 

花火と菜々子は驚愕する、それもそのはず、自分達が今まで使ってきたスピリット達が実在していたことを知ったのだから、

 

花火「でも、俺らのが他とは違うって?」

 

シュリ「君らのデジタルスピリットはかつて、この世界とある国を守るために戦った5人の兵士のパートナーだったのさ、それらを俺たちは「Dパラディン」と呼んでいる。そいつらは全員で8種存在する」

 

花火「Dパラディン、アグモン達はそんなに特別なスピリットだったのか、……ん?じゃあなんで今はカードになったんだ?」

 

シュリ「それは、オメガバーストによるものだ、」

 

花火「オメガバースト?」

 

シュリ「うちのブレインを名乗る奴が言っていただけだが、その昔、追い詰められたDパラディンがとった最後の手段のことらしく、世界をリセットするような力があるらしい。その代償で彼らはカードになり、今は軍事兵器が使えなくなり、問題ごとをすべてバトスピで解決することになったんだ。」

 

花火はそのブレインを名乗る奴と言う単語を聞いて、ドューケの顔が浮かぶ。

 

花火「この世界にそんな秘密が、」

 

花火、菜々子、景光はとにかく驚いていた。

 

花火「じゃあ俺たちが選ばれた理由って?」

 

シュリ「すまない、それは俺にもわからないんだ、おそらく、このソウルドラゴン・焔影と似たようなものだと思うけど」

 

シュリがそう言うと、呼応するように、ソウルドラゴン・焔影も吠える。

 

シュリ「話が長くなったね、さっきも言ったけど、改めてターンエンドだ」

 

花火「ありがとさん、これで少しは謎が片付いたぜ」

 

 

余興は冷める。この状況は明らかに花火は不利。次のターンでどうにかしなければ間違いなく次のシュリのターンで決着をつけられてしまう。

 

花火はいきごのんでターンシークエンスを進めていく。

 

 

[ターン09]花火

スタートステップ

コアステップ リザーブ0⇨1

 

花火「ドローステップ!………っ!こいつは!、…へっ!サンキューな、俺のデッキ」

手札4⇨5

 

花火は引いたカードを見て笑みがこぼれる。

シュリはその顔を見ていっそう警戒心を強くする。

 

リフレッシュステップ リザーブ1⇨5

トラッシュ4⇨0

 

メタルグレイモンとシャムシーザーは疲労から回復に伴い起き上がる。

 

花火「メインステップ!アグモンとグレイモンをレベル1で召喚!」

手札5⇨3

リザーブ5⇨0

トラッシュ0⇨3

 

【アグモン】赤属性 3コスト 赤2軽減

系統:成長期、爬獣、地竜

コア1 レベル1 BP3000

コア3 レベル2 BP5000

コア4 レベル3 BP6000

シンボル赤

 

レベル1、2、3『このスピリットの召喚時』

自分のデッキを上から2枚オープンできる。その中の系統:「成熟期」/「完全体」を持つスピリットカード1枚を手札に加える。自分のカード名:「ガブモン」がいるとき、手札に加えるカードを2枚にする。残ったカードは破棄する。

レベル2、3【進化:赤】『自分のアタックステップ開始時』

このスピリットを手札に戻すことで、手札にある系統:「成熟期」を持つ赤のスピリットカード1枚を、コストを支払わずに召喚する。

 

【グレイモン】赤属性 4コスト 赤2軽減

系統:成熟期、地竜

コア1 レベル1 BP4000

コア3 レベル2 BP5000

コア4 レベル3 BP7000

シンボル赤

 

レベル1、2、3『このスピリットのアタック時』

BP5000以下の相手のスピリット1体を破壊できる。そうしたとき、自分はデッキから1枚ドローする。

レベル2、3【超進化:赤】『このスピリットのアタック時』

このスピリットを手札に戻すことで、手札にある系統:「完全体」を持つスピリットカード1枚を、コストを支払わずに召喚する。

 

 

デフォルメされた恐竜のようなスピリット、アグモンと、その進化系で頭部の皮膚が硬化して甲虫のような殻に覆われたスピリット、グレイモンが召喚される。

 

花火「さらに、マジック、ダイナパワーを使用する。不足コストはシャムシーザーをレベル1に下げて確保」

手札3⇨2

シャムシーザー 3S⇨2S

 

【ダイナパワー】赤属性 3コスト 赤2軽減

マジック

自分のトラッシュにある[ダイナパワー]1枚は、『自分のエンドステップ』に系統:「地竜」を持つ自分のスピリットがいるとき、手札に戻る。この効果はターンに1回しか使えない。

メイン

このターンの間、系統:「地竜」を持つ自分のスピリットすべてBP+3000し、アタックするとき、相手のスピリット/アルティメット1体を指定してアタックできる。

フラッシュ

このターン間、スピリット1体をBP+3000する。

 

 

花火「ダイナパワーの効果により、地竜はこのターン、BP+3000と指定アタックの効果を得る」

 

シュリ「なに!?」

 

シャムシーザーはコアの減少でガクッと力が抜けるが、

ダイナパワーの影響で、アグモン、グレイモン、メタルグレイモンの3体は赤いオーラを纏い、力強く咆哮する。

 

花火「シャムシーザーのソウルコアをリザーブに置いて、アタックステップ!いくぞ!メタルグレイモン!アタック時効果で、タチカゲを破壊!そして回復!ダイナパワーの効果でヤタガライに指定アタック!」

リザーブ0⇨1S

 

メタルグレイモンは左手のアームを伸ばしてタチカゲを破壊、その後、ヤタガライの手裏剣が無数に飛んでくるが食らってもまったく効かず、胸部のハッチを開いてミサイルを発射、ヤタガライを1体、木っ端微塵にする。

 

花火「もう1回だメタルグレイモン!今度はイザヨイを破壊!もう1度起き上がれ!メタルグレイモン!」

 

メタルグレイモンは再び左手のアームでイザヨイを狙う、イザヨイは抵抗するべく背中の大きな手裏剣を大きく振りかぶって投げるが、メタルグレイモンのアームはイザヨイの手裏剣ごとイザヨイを貫く、イザヨイは力つき、爆発してしまう。

 

シュリ「イザヨイの破壊時効果」

 

花火「!」

 

シュリ「イザヨイは召喚時と破壊時に手札の忍風をノーコスト召喚できる、召喚!異牙忍頭首トウドウ!レベル3」

手札2⇨1

リザーブ3⇨0

焔影+裏炎陽5⇨4

 

【異牙忍頭首トウドウ】緑属性 7コスト 緑3軽減 極2軽減

系統:忍風、剣獣

コア1 レベル1 BP6000

コア3 レベル2 BP10000

コア4 レベル3 BP12000

コア8 レベル4 BP30000

シンボル緑

 

手札にあるこのスピリットカードは、相手のソウルコアが相手のトラッシュに置かれたとき、その効果発揮後、コストを支払わずに召喚できる。

レベル2、3、4『このスピリットのアタック/ブロック時』

系統:「剣獣」を持つ自分のスピリット/アルティメット1体につき、相手のスピリット/アルティメット1体を疲労させる。そのスピリット/アルティメットすべては次の『相手のリフレッシュステップ』で回復できない。

 

 

 

突然現れた竜巻を切り裂き、虎の忍者のようなスピリット、トウドウが召喚される。

 

菜々子「またあのスピリット!?今疲労されちゃったら、ライフを0にできない!」

 

トウドウの疲労効果を使われたらどう足掻いてもこのターンでシュリのライフを0にできないのだ。

 

花火「怯むな!メタルグレイモン!ヤタガライに指定アタックだ!」

 

メタルグレイモンは指示通り、突然現れたトウドウに怯むことなく、ヤタガライと勝負する。

ヤタガライは突風を巻き起こし、メタルグレイモンの動きを少し封じると、そのまま急降下し、メタルグレイモンを狙うが、メタルグレイモンはそれを両手で受け止め、ヤタガライを地面に叩きつけてしまう。ヤタガライはたまらず爆発してしまう。

 

 

シュリ「もうBPが10000以下のスピリットはいない!メタルグレイモンの回復効果はもう使えないぞ!終わりだ!」

 

花火「終わりなもんか!ここからが打ち上げどきだぜ!メタルグレイモン!焔影に指定アタック!」

 

シュリ「なに!?血迷ったか!BPはこちらが上だ」

 

メタルグレイモンは今度は標的を焔影に定める、炎の龍に乗ってる焔影に対抗するために自身の翼で飛翔する、焔影は炎の龍を乗りこなし、メタルグレイモンの周りをグルグル回ると目にも留まらぬ速さで、メタルグレイモンを自前の刀で斬りつけていく。そして、裏炎陽の一撃でメタルグレイモンを地面に叩きつける。メタルグレイモンはあまりの強さに、上空から墜落してしまう。再び飛び立とうとしたメタルグレイモンは直後に上空から焔影の火炎放射を受け、それを浴び続けてしまう。

 

花火「負けるもんか!俺は、俺たちはこんなとこで負けたりはしない!いくぞ!フラッシュタイミング!煌臨!発揮!」

リザーブ1S⇨0

トラッシュ4⇨5S

 

シュリ「なんだと!?煌臨!?」(やっぱりそうなのか?このデジタルスピリットは、Dパラディンは、シデンさんと同じランクの!?)

 

 

煌臨とは、ソウルコアをフラッシュタイミングでトラッシュに送ることで、発揮できるスピリットの効果である。

条件を満たしたスピリットに重ねて置くことで出すことができる。重ねられたスピリットは煌臨元カードとして、場に残る。

 

そして今から花火が呼び出すのはグレイモン系統の中でも最強に位置付けられるスピリット。花火の煌臨の言葉にその場にいる誰もが心を躍らせていた。

 

景光「来るのか!完全体を超えた存在が!」

 

菜々子「やっちゃえー!花ちゃん!」

 

花火「おう!いくぜ!鋼鉄の龍よ!今こそ究極の龍人となりて敵を討て!ウォーグレイモン!煌臨!」

手札2⇨1

 

 

焔影の火炎放射を浴びていたメタルグレイモンは立ち上がり、力強く咆哮すると、橙色の炎に包まれていく。焔影は状況が変わると見たのか、一旦火をふくのをやめる。

橙色の炎の中でメタルグレイモンは姿を変えていく。ただし、そのシルエットは今までの恐竜のような見た目ではなく、まるで龍人のようであった。形が定まった中の龍人は眼光を輝かせ、炎を引き裂いて姿を見せる。これが、グレイモン系の最終形態。完全体を超える究極体のデジタルスピリット、ウォーグレイモンである。

 

 

花火「これが俺のキースピリット!ウォーグレイモンだ!」

 

菜々子「形が全然違う、でも凄い強そう!あれが!グレイモンの究極進化系!」

 

花火と菜々子が言うと、ウォーグレイモンは爪付きの籠手を力強く握りしめ咆哮する。その咆哮にシュリのスピリット達は焔影を含めて怯えていた。

 

シュリ「伝説のソウルドラゴン・焔影でさえもあのデジタルスピリットに怯えると言うのか!?」

 

花火「いくぜ!シュリ!ウォーグレイモンの煌臨時効果!BP15000になるまで相手のスピリットを破壊!トウドウ!お前だ!」

 

シュリ「なに!?」

 

ウォーグレイモンは両手を天に上げ巨大な炎の球体を形成する。それを、トウドウに全力で投げつける。トウドウはなすすべなく直撃し、爆発してしまう。あまりの威力に爆風だけで、焔影の呼び出した炎の龍はかき消されてしまう。

 

【ウォーグレイモン】赤白属性 9コスト 赤4軽減 白2軽減

系統:究極体、竜人、地竜

コア1 レベル1 BP8000

コア3 レベル2 BP12000

コア4 レベル3 BP16000

シンボル赤

 

フラッシュ《煌臨:赤/白コスト6以上『お互いのアタックステップ』》

〔自分のソウルコアをトラッシュに置くことで、対象の自分のスピリットに手札から重ねる。〕

レベル1、2、3『このスピリットの召喚/煌臨時』

ブレイブの「BP+」を無視して、BP合計15000まで相手のスピリット/アルティメットを好きなだけ破壊する。

レベル2、3『このスピリットのアタック時』

バトル終了時、自分のトラッシュにあるソウルコアをこのスピリットに置くことで、相手のライフのコア1個をボイドに置く。

 

 

 

花火「煌臨は煌臨元のスピリットの状態をすべて引き継ぐ、バトルは継続だ!焔影!」

 

ウォーグレイモン BP16000+3000

VS

焔影+裏炎陽 BP14000+3000

 

地上に降りてきた焔影がウォーグレイモンと対峙する。

ウォーグレイモンは爪付きの籠手で焔影に殴りかかる、焔影は自前の刀と裏炎陽でガードするものの、ウォーグレイモンの力が強すぎて、バトルフィールドの端まで吹っ飛ばされてしまう。

 

花火「いっけー!ウォーグレイモン!打ち上げろぉ!」

 

ウォーグレイモンは両手を挙げ、自身の体を高速で回転させながら、まるでドリルのように焔影に一直線に飛んでいく、焔影はウォーグレイモンになすすべなく貫かれ、大爆発を起こす。

ブレイブの裏炎陽は爆発の中、天を舞い、そのまま地面に突き刺さる。

 

シュリ「ま、まさか、焔影が、」

 

菜々子「やったー!」

 

菜々子は真っ先に喜ぶ。シュリは焔影が破壊されたことに驚きを隠せない。

 

 

花火「グレイモンいけ!アタック時効果で残った裏炎陽を破壊して、1枚ドロー」

手札1⇨2

 

花火は間髪入れずにグレイモンにアタックの指示を出す。グレイモンは口内に炎をため、裏炎陽に向けて放つ、刀の裏炎陽が避けるわけもなくそのまま焼き尽くされてしまう。

 

シュリ「ライフだ」ライフ2⇨1

 

グレイモンはそのまま自身のツノでシュリのライフを破壊する。

 

花火「とどめはお前だ!アグモン!」

 

シュリ「……くっ!もはやこれまで!ライフだ!」ライフ1⇨0

 

アグモンは待ってましたと言うように走り出す。そのままシュリのライフに自身の爪で引っ掻き、シュリの最後のライフを、破壊してみせた。

ライフが0になったシュリはバトルフィールドから弾き出される。

 

 

花火「どうだ!シュリ!これが俺のグレイモンデッキの力だ!」

 

花火がそう言うと、ウォーグレイモン、グレイモン、アグモン、シャムシーザーは高らかに咆哮した。

そして、花火達もバトルフィールドを離れ、城の城内に戻る。シュリは連続でバトルしたためか、流石にバテ気味であった。

 

 

花火「俺の勝ちだシュリ、」

 

景光「それと、もうそろそろお縄に着く頃じゃぞ、」

 

菜々子「え!?どう言うこと!?」

 

シュリ「なるほど、さすが景光殿、事前にDーポリスを呼んでいたのか、」

 

花火「Dーポリス?」

 

花火は聞きなれない単語に反応する。

 

景光「Dーポリスとは、この世界の取締役のようなものだ」

 

菜々子「警察みたいな感じかな?」

 

花火「多分そうかもな」

 

花火と菜々子が小声で話す。

 

景光「もうおそらく、門も閉じている、終わりだ、反乱軍リーダー、シデンの右腕、シュリ!」

 

シュリ「ふっふっ、なるほど、最初から俺達をはめるつもりだったのか、だが、少し爪があまいぞ!お嬢!」

 

シュリは襖を突き破ってそのまま外へダイブする。

 

花火「ええー!?」

 

菜々子「ええー!?また高い襖が!?」

 

花火「お前はそこかよ!?」

 

2人は違う方向性で驚く。

シュリはその後、ロープに捕まり移動していた。ロープを出していたのは謎の巨大な飛行船であった。

飛行船が通り過ぎるときの風圧で花火達は思わす目を腕で覆う。

 

花火「あの飛行船は?」

 

景光「おそらく、噂に聞く反乱軍の移動する本拠地のようだ、」

 

反乱軍はどうやらあの飛行船で世界中を飛び回ってるようだ。花火達はシュリが突き破ったところから村の様子が見れたので、眺めると、あれが、Dーポリスだろうか、白い制服のようなものを着ている人達が確かに反乱軍のしたっぱ達を捕らえていた。

 

花火「あれがDーポリス?」

 

菜々子「遠くからだとやっぱりはっきり見えないなー」

 

菜々子がそう言うと小次郎が遅れてようやく到着する。ただし、襖を突き破って登場してくるが、花火達は思わずその光景を見て、「あっ」と言葉をもらす。

 

小次郎「一木花火!あのピエロは俺が倒したぞ!そっちはどうだ?あれ!?敵さんは!?」

 

景光「おい、小次郎、その襖、いくらすると思う?」

 

景光が鋭い目つきで、小次郎を睨む。

 

小次郎「え!?うそ!?なんで!?せっかくカッコつけて助けに来たのに!ごめんなさい!景光姐さんーー!」

 

 

この後、小次郎は、景光に、ボコボコにされたのは言うまでもない。その後、小次郎は切り替えて花火達と話す。

 

小次郎「朗報だぞ!2人とも!」

 

花火&菜々子「?」

 

小次郎「なんと!すぐにでもリアルワールドに還ることができるんだよ!」

 

花火&菜々子「え!?」

 

花火と菜々子は驚きを隠せなかった。そうすると、破れた襖からひょっこりと顔を出す2人の男性がいた。白い制服を着ているためDーポリスの者だろうか、だが、その男の内の1人は花火達の知っている顔だった。

 

花火「え!?あんた!サツマさん!?その服!Dーポリスの人だったのか?」

 

菜々子「うっそー!?サボテンじゃない!」

 

サツマ「はっはっはー!元気そうだね2人とも!」

 

サツマはさらに、「ここからは俺が説明しよう!」と言うと説明し出す。

 

サツマ「俺達Dーポリスは大陸と大陸の間をバトルヴァイスの機能で行き来できる。その機能で、俺達の本拠地の白の大陸に君たちを運ぶって言うことだ!大陸には、あまり使われてないが、リアルワールドへの転送装置もあるんだ、」

 

小次郎「どうだ!2人とも!悪い話じゃないだろ?」

 

花火「・・・・・・小次郎、俺はまだこの世界に残ろうと思う。できれば、菜々子と2人で先に帰ってくれ」

 

小次郎「そうそうまだ残るのねぇ、、、、、、って待てぇ!なんで!?」

 

小次郎は綺麗にノリツッコミを決める。

 

花火「サツマさんを信用してないわけじゃない、けど、俺はこの世界の人たちを放って置けない!それに、俺自身まだ気になることが山程残ってる」

 

小次郎「えぇ!?」

 

小次郎は少し困惑するが、菜々子はすぐに言葉をはさむ。

 

菜々子「じゃあ私も帰らなーい!どうする小次郎君?」

 

菜々子は満面の笑みで小次郎に言う。

 

小次郎「うーん!しょうがねぇ!ここは俺も残ってやるよ!」

 

花火「2人とも!ありがとう!」

 

小次郎「いいってことよ!」(ここで帰ったら一生この男には勝てない気がするからな)

 

菜々子「そう言うことなので、ごめんなさい、サツマさん」

 

サツマ「はっはっは!いいよ!全然!若いっていいなぁ!」

 

チョウシュウ「いやサツマさんあんたまだ25でしよ?」

 

サツマの言葉にタバコを吸っている男が一言入れる。花火は少し気になったのか、尋ねる。

 

花火「そういえばあなたは?」

 

チョウシュウ「ん?俺か?俺はチョウシュウ、サツマさんの部下だ、」

 

チョウシュウは花火達に自己紹介をする。

 

サツマ「そうそう、こいつは俺の部下!俺は一応、副総司令官なんだせ!」

 

花火「え!?以外とくらいが高い!」

 

花火は少し驚く。

 

サツマ「はっはっは!よく言われるよ!では!俺らはこの辺で!姫様失礼します!」

 

景光「姫様じゃない、殿様だ」

 

サツマはそう言ってチョウシュウと一緒に景光にお辞儀をして、帰っていった。菜々子も「じゃーねー!」と手を振った。少し間が空いた後に菜々子が景光にはっと気づいて質問する。

 

菜々子「あれ!?ねぇ景光姐さん?」

 

景光「なんだ?」

 

菜々子「なんで、ソウルドラゴン・焔影はシュリとのバトルに勝った花ちゃんを選ばなかったの?」

 

景光「あぁ、多分単純に花火を器として、受け入れなかっただけじゃろう」

 

花火「え!?ちょっとそれはそれでショックなんですけど、」

 

花火は少しショックを受ける。花火がそう言うと、景光は口を開けて笑う。

 

景光「はっは!まぁまだ、シュリはキースピリットを出してなかったからなぁ、」

 

その言葉に花火と菜々子は驚愕する。

 

花火「え!?そうなの!?」

 

菜々子「それでもあんなに強かったんだ、」

 

小次郎「は、話の内容がわからん」

 

シュリのバトルを見ていない小次郎はあまり話についていけなかった。

 

花火「悪い小次郎!後で話すよ、今はゆっくり休もう!」

 

景光「ところで破れた3枚の襖の件だが、、、」

 

花火&小次郎「まだ続いてたの!?それ!?」

 

 

 

 

こうして、後に武龍城の乱と呼ばれるこの事件は幕を下ろした。そして、明後日、花火達は、ついに武龍村を旅立つ。武龍村の大きな門が開く、景光は花火達と門の前で話していた。

 

 

花火「ありがとうございます!いろいろお世話になりました!景光姐さん!」

 

景光「うむ!また遊びにくるがよい!その時は、バトルフィールドで三日三晩どっつきあおう!」

 

花火「そ、それは遠慮します」

 

花火達は景光の言葉に苦笑いする。

 

景光「ところでどこに行くことにしたのじゃ?」

 

花火「あぁ、一応予定通り、赤の大陸の港に行って、そこから、白の大陸に行かずに、途中で止まるって聞いた、緑の大陸に行こうと思ってます」

 

花火の言葉を聞いて、景光は「そうかそうか」とホッとするように言葉を返す。

 

景光「この先、いろんなことが待ち受けているじゃろう、だが、お前達なら大丈夫だと信じているよ!」

 

景光は花火達に激励の言葉を送る。花火は「よし!行くかー!」と言って、菜々子と小次郎も「おおー!」と手を掲げて言う。そして3人は武龍村を後にする。村人達や家来達は手を振って花火達を送迎した。

 

 

 

 

 

一方、ここは、反乱軍の飛行船の中、シュリはリーダーのシデンと会話していた。

 

シデン「どうだった、シュリ」

 

シュリ「はい、間違いなく一木花火のDパラディンはシデンさんと同じランクのDパラディンだと思われます」

 

シデン「そうか、で?奴はどのような男だった?」

 

シュリ「一見、ヘラヘラしているように見えますが、推理力に優れ、バトル中も冷静な判断を下していました」

 

シュリは武龍城の乱での花火のことを思い出しながら話す。

 

シデン「ふっ!なるほど、奴を配下に加えるのも悪くないかもな」

 

そう言ってシデンは不敵な笑みを浮かべた。

 

 

 

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