ねえ父さん
なんだい?拓馬。
僕、ISに乗りたい。乗って、あの大空の向こうへ飛んで行きたい‼
そうか。拓馬も乗りたいか。
僕、ISに乗れるかなあ?
乗れるよ、きっと。諦めなければきっと。
ホント?じゃあ僕頑張る!頑張ってISに乗るんだ‼
そうか。じゃあ父さんが応援するぞ。
うん!!
もう朝ですか…。
懐かしい夢を見たなぁ……。
あの夢が、今日叶うんだ……。
飛び立つんだ、あの大空の向こうへ……。
「岩崎拓馬、烈風、離陸します‼」
「は、初めまして。岩崎拓馬と言います。16歳で、趣味は読書、好きな食べ物は味噌汁とチョコ、
得意教科は現代文、苦手教科は数学です。どうぞよろしくお願いします」
うぅ……反応がないよ……こんな自己紹介じゃダメだったのかなぁ……。
「「「「「「きゃ~~~!!!」」」」」」
な、何!?今の歓声は!?
「男子来た~!!」
「しかも可愛い系の!!」
え、可愛いって……。
格好いいとかじゃなくて可愛いなの……。
「生まれてきて良かった~!!」
「お母さん生んでくれてありがとう!」
「今度墓参り行かなきゃ!!」
…………。
と、とりあえず第一印象はいい感じだし、い、いいよね?
うん、そういう事にしておこう。
次は、って寝てるし!
うーん、起こした方がいいのかなあ…。
「起きて、起きてよ一夏!」
「はっ!わ、悪い拓馬」
「もう、次は君の番だよ」
「あ、あから始まってい、今織斑君のば、番なのでじ、自己紹介を……」
「すみません山田先生。一夏がこんな奴で」
「こんな奴とはどういう意味だ!」
「だって普通初日から居眠りする?」
「う、言い返せない……」
「じゃあさっさと自己紹介してよ」
「おう!
織斑一夏です。よろしくお願いします」
……………………え?
「以上です!」
……………………。
スパァン!!
「まともな自己紹介もできんのか?」
「げ、関羽!?」
スパァン!!
「誰が三国志の英雄だ馬鹿者」
「あ、織斑先生。もう会議の方は?」
「ああ、山田先生。クラスの事を押し付けて済まなかったな」
「さて諸君、私が織斑千冬だ。君達新人を一年で使い物になる操縦者に育てることが仕事だ。私の言うことは良く聴き、そして理解しろ。出来ない者は出来るまで指導してやる。返事はYESかはいだ。いいな。」
むむっ?嫌な予感が……。
「キャァァァァァァ―――――!!!」
ふぐっ………。
な、何この黄色い歓声は……。
どうしたらこんな声が……。
む、無理だ……。
もう耐えられないよ……。
ガクッ……。
「お、おい拓馬!しっかりしろ!拓馬―――――!!」
感想、待ってます。