と言っても、軍事に詳しい人なら分かりますね
大阪の戦いと呼ばれた次の日、提督に呼ばれた。アイオワは言われた通りにした。艦娘を建造するため来日した米国軍人が死んだ今、これ以上関係を悪化させたくなかった。テントに入ると、提督が待っていた
「長門から話は聞いた。助けてくれて、ありがとう。そして、すまない。銃を向けて」
「don't worry。気にしていないわ」
アイオワは安心した。この提督は大丈夫のようだ。しかし、敵の兵器の正体を知ったらどう思うか?それが気になった
「あの兵器を知っているのか?」
「Yes。But……」
「心配するな。確認するだけだ。敵が持っている、あの異様なロケットは何だ?知っているのか?」
アイオワはどう答えたら分からなかった。この世界の軍事知識は遅れている。ミサイルをどう説明すればいいのか
「アドミラル。落ち着いて聞いて。ロケットの正体は『ミサイル』というの。種類は対艦用、対空用などがあって……。簡単に言うと、敵を追尾する誘導装置を組み込んだロケットの事よ」
「では、そのミサイルとやらは軽巡駆逐艦だけでなく潜水艦からも発射したり、艦載機を撃墜したり、主砲の射程外から正確に攻撃したり出来るのだな」
「Yes」
アイオワは頷いた。提督はロケットが写っている写真をアイオワに見せた。不発し雪風と時雨の艤装に突き刺さったミサイルだった
「このロケットは何だ?」
「これは、ハープーンミサイルと呼ばれる対艦ミサイルよ。威力は――」
「ちょっと待て。そいつの説明は後だ」
提督はアイオワの説明を遮ると、何やら書類を引っ掻き回して探していた。やがて、数枚の写真と絵を持ってくるとアイオワに見せた
「なら、こいつらは知っているか?我々が佐世保に配属された時から複数の艦娘が目撃し、被害を与えた敵の兵器だ。ある日を境に深海棲艦は兵装を変えたが、分かるか?」
アイオワは受け取ると写真と絵を見た。深海棲艦とその艦載機を映したもの。どれもアイオワが知っているものだ
「F-14Dトムキャット、F/A18Eスーパーホーネット、F35?もう完成したの?フェーズド・アレイ・レーダーとVLS……間違いない。この軽巡ツ級は、ミサイル駆逐艦であるイージス艦をモデルにしてある。駆逐ナ級に対艦ミサイル……まるでミサイル艇ね。SH-60シーホークまであるの?何処で手に入れたの?潜水艦は攻撃型潜水艦?原子力か通常型か分からないけど。But……どうして戦略原潜ではないの?その方が――」
「全部、知っているのか?」
アイオワはハッとした。しまった。提督は全て観察していたのだ。小声とは言え、口に出してしまった事に後悔したが、もう手遅れだ。提督は試していた
「これらの兵器は何だ?何処のものだ?明石だとこんな兵器を造るのは不可能だと。なのに、何でお前だけ知っている!サラトガも知らないと言っているんだぞ!?」
「それは……」
アイオワは声を出そうとしたが、口が震えた。提督からは強い口調で言われ、たじろいだからだ。この兵器の本当の正体を知ればどうなるか
「アドミラル。落ち着て聞いて。これらの兵器は……数十年後の未来兵器よ。しかも……しかも、ほとんどアメリカが開発したもの」
「では、何でお前だけが知っている!?」
「それは……ミーは艦だった頃の世界……第二次世界大戦後もしばらくの間は、現役だったのよ。ミーの艤装もその時代に合わせて近代化改修されたもの。ミーは第二次世界大戦後も戦っていたから」
提督にとって衝撃だったのだろう。提督は、頭を抱えた。正体が未来兵器と聞かされれば、驚くなという方が無理だ。暫くして、提督は口を開いた
「あいつらを倒せるのか?」
「No……ミーはイージスシステムを装備したミサイル駆逐艦ではない。空母打撃群……いえ、未来の米海軍や米空軍のような軍事力がいないと倒せない。
「よく分からんが、火の粉を振り払える程度か……参ったな」
提督は弱弱しく言った。期待していたつもりだったらしい
「But、戦い方なら教えてあげる。確かに最強の兵器だけど、パーフェクトではない。弱点もある。ミーの艤装の兵装も提供出来る」
「その前に聞く事がある」
提督は拳銃を引き抜き、再びこちらに銃口を向けた
「アドミラル?何を?」
「なぜ俺に手を貸す?アメリカには戻らないのか?こちらに味方しても得はないぞ?」
アイオワにとって、提督は何を言っているのか?アイオワは理解出来なかった。なぜこちらを敵視するのか?拳銃を突き付けられても、こちらにとって脅威ではないが、ここで不信感を買うと最悪の場合、追い出されてしまう
「アドミラル。落ち着いて――」
「落ち着け?落ち着いていられるか!こっちの艦娘の大半は海の底だ。未来兵器だと?本当か嘘かどうでもいい。他所の国の艦娘が命を懸けてまで俺に従う必要性は何処にある?米国軍人の命令か?それとも、深海棲艦のスパイか?」
「違います!」
アイオワは即答したが、提督はこちらに銃口を向けたままだ
「深海棲艦は時々間抜けた事はするが、バカではない。しかし、急に知恵がついたのか、人間のような戦いをしだした。軍や国のトップを暗殺するような事は一度もなかったし、都市や工場などの空爆を積極的にやる事も無かった!人間を使ってスパイを送り込む事も!ある日を境に戦い方が変わった」
「アドミラル……」
「何が目的だ?アイオワ……いや、アメリカは何を企んでいる?この混乱に乗じて何かやらかすつもりか?」
アイオワは答えようとしたが、口に出さなかった。確かにアイオワが艦だった世界では、アメリカは世界の警察と気取っている。しかし、実際は自国の国益のため、自国のためである。この世界はどういう世界情勢か知らない。しかし、このままだと帰国すら出来ない
「アドミラル。Yes。確かに…そうよ。But、それは政府の考え。ミーの考えではないの。ユーはどっちが敵なの?USA?深海棲艦?」
「……」
「それにアメリカもバカではないの。ミーが艦だった頃の世界ではあるプレジデントが言ってたわ。『もし宇宙人の種族がこの地球にやってきて、我々に脅威を及ぼすような事態が起こったら、我々は一致協力してこれに当たらなければならない』。ミーの選択は協力するしかない」
尤も、当の本人が本気で国連演説したかどうかは分からない
「……」
「アドミラル……ミーもどうしたらいいか分からないの……でも、これだけは言わせて。Trust me」
提督はアイオワを睨みつけたままだ。緊張した空気が張りつめていたが、しばらくすると提督はため息をつくと銃を降ろした
「アドミラル?」
「全く……国が違っても艦娘は艦娘だな」
提督は呆れるようにアイオワを見た
「ちょっとは面白い事をやると思っていたんだ。米国軍人が言った言葉を言うんじゃないかって。サラトガが建造される前、つまり大阪が攻撃される前に艦娘建造をしている米国軍人と会ったんだ。様子を見にな。その時は、もう酷かったね。『アメリカの正義は世界の正義だ』とか『深海棲艦との戦いの後は、対国家用の艦娘を製造する技術を研究してくれ』とか言って来てさ。しかも、報酬の額が凄い。こっちの亡命の話まで出た。呆れて断ったけど」
流石のアイオワも呆れた。この世界の米国は、どこまで楽観視し過ぎているんだ?
「だからちょっと試したんだ。しかし、お前は米国軍人のようなエゴの言葉すら言わなかった。大統領演説の話は面白かったが、他の言葉は本気に感じられた。米国兵士でも言わないだろう。他所の国のために命を懸けるバカはいないからな。スパイにしては滑稽過ぎるし、暗殺するなら俺は生きていない。お前を信用出来そうだ」
「Thank you、アドミラル」
柔軟な提督で良かったとアイオワは胸を撫で下ろした。頭が固い人だったらどうしようかと思ったほどだ。後で提督の父親は、私達艦娘の創造主の息子であると聞かされ驚くのは別の話だ
「世界の終わりに何処まで戦えそうか?」
「I don't know……。近代兵器の量産は期待しない方がいいわ」
「でも、一撃は入れれるだろ?」
アイオワは首を振った。近代兵器と第二次世界大戦時の兵器の性能差は隔絶している。例えるなら、大人と子どもの喧嘩のようなものだ。聞けば、近代兵器によって撃沈された艦娘は沢山いるという。対抗手段どころか手も足も出ない彼女達が沈んだ事に深海棲艦に対する怒りが増していく
「でも、あくまで苦肉の策。それ以上は……」
「やはり、あの計画を実行する事になるな」
提督が力なしに呟いたが、大淀がいきなり入って来た
「失礼します!沖合で救難信号をキャッチしました!初めは罠かと思いましたが、英語とドイツ語でした!」
「それで相手は?」
「艦娘です!相手は欧州から来たと」
提督もアイオワも驚いた。欧州?どうやってここまで来た?
「しかし先の作戦で戦える艦娘が全くいない……。資源も足りない」
「ミーが行きます!敵を追い払えるだけの戦力は持ってます」
アイオワは自ら進んでいった。先の戦いでもアイオワはテキパキと対処したからだ。敵が近代兵器を持っている以上、迂闊に出しても無駄死にである
「……分かった。救助しろ」
ウォースパルトとプリンツオイゲンの救助に成功し、作戦会議が終了した後に工廠へ案内された。アイオワは、近代兵器であるミサイルやジェット機など近代兵器を明石や提督に説明したが、提督達は頭がついて来れたかどうか。しかし、軍事については理解出来たようで、提督どころか、機械いじりが好きな明石や夕張、そして工廠妖精でさえポカンとしている
「……兵器ってここまで進化するの?空母1つで中小国相手に出来る程の打撃力を持っているって…もう滅茶苦茶よ」
「イージス艦って未来兵器だったんだ」
「戦いの発想が全く違うな。道理でこっちの軍事常識が通用しない訳だ」
明石や夕張、提督が言っている事は正しい。第二次世界大戦時の軍事常識では考えられないものだろう。アイオワは、人工衛星や弾道ミサイルなども説明しようかと思ったが、止めておいた。今は必要ないだろう
「しかし気になる事がある。ミサイルと航空機が発達したお蔭で、戦艦は不要となり消えたのは分かったが、なぜアイオワ級戦艦は直ぐに解体されなかった?」
「WWⅡの後、別の戦争、冷戦が起こったわ。それでミー達は海軍から除籍されなかった」
「冷戦…?暖かい戦いでもあったのか?」
アイオワは提督の言葉に苦笑いした。核戦力というのがこの世界にはないため仕方ない事だ
アイオワは自分達の戦後の成り行きを簡潔に説明した。除籍されなかったと言っても、平時は予備役、有事は再就役を繰り返していた事。航空機の発達やミサイルの登場により、既に艦隊戦は失われていたため、自分達アイオワ級戦艦は主に対地艦砲射撃による火力支援に従事した事。アイオワ級戦艦の姉妹艦は実際に朝鮮戦争やベトナム戦争など参戦していた事
そしてロナルド・レーガンという大統領が、『600隻海軍構想』に基づき、航空母艦の増強と共に、戦艦が正式に現役復帰した事
「これは軍拡を続けるソ連海軍に対抗するための構想。でも、ミーもあまりよく分からない」
「アメリカが、ここまで国力あるのは驚きだな。600隻海軍構想の時に近代兵器が組み込まれたのか?」
「Yes」
近代化改装後も、レバノン内戦など作戦活動に従事し、陸上施設に対して艦砲射撃やトマホーク発射を行ったとの事
しかし、ソ連が崩壊したため、国防予算は大幅に縮小され、膨大な維持費用を要する戦艦は再び退役する事になった。アイオワの姉妹艦である『ミズーリ』と『ウィスコンシン』が湾岸戦争と呼ばれる戦争を最後に、アイオワ級戦艦4隻は退役した。その後、2006年に除籍されカリフォルニア州ロサンゼルス港にて、記念艦として係留されたのを最後にそれ以降の記憶がないという
「つまり博物館に運ばれるまで、一度も撃沈どころか解体すらしていないんだな?」
「Yes。なぜミーがこの世界に来てしまったかは分からない」
「まあ、向こうの世界では、戦艦が消えた事はないだろう。……しかし、第二次世界大戦後も生き残った戦艦か。面白いな」
提督は苦笑いした。艦娘は異世界(第二次世界大戦)で沈んだ船の魂を持つ少女というのが常識だった。しかし、アイオワは向こうでは沈んでいない。艦娘の謎の1つだ
「お前の事は分かった。では、本題だ。ミサイルと呼ばれる兵器は、この世界で製造可能か?」
アイオワは己が従事している妖精と顔を見合わせた。既に答えは出ている
「ミサイルを始めとする近代兵器が製造可能と聞かれたら、応えはNOです。余りにもtechnologyの差が大きすぎます。半世紀の科学技術を短時間で涵養するのは無理。かなりの時間を要する。それにミーもそんなに強くはない。あくまで新しい軍艦に遅れを取らないように改装しただけ」
明石も提督も沈黙してしまった。いや、分かっていた事だ。明石が不発したミサイルを見て困惑していたほどだ。工廠妖精も万能ではない。知識がないため製造すら出来ない。可能であるならアイオワが持っている妖精だが、それでも資源も時間もかなりかかるという
「不可能を論じても意味はない。しかし、弱点や対抗手段はあると言ったな?どういう方法だ?」
「イージス艦もジェット機もレーダーや熱を利用してミサイルを誘導している。それを何らかの方法で妨害すれば防ぐ事が出来る」
アイオワは自分が知っている限りを説明した。敵の攻撃を防ぐ方法。妨害電波、チャフ、フレア、デコイ、ファランクスによるミサイル破壊……。これは己自身も持っている。自衛用だが、AN/SLQ-32と呼ばれる電子戦装置やCIWS、チャフ・フレア発射装置であるMk.36 SRBOCなどがそうである
「これはホーミング魚雷も同じ。ミーが持つ曳航型デコイも効果あるかも知れない」
一息つくと、アイオワは再び話し始めた
「But、これらはあくまで苦肉の策。本来なら、それはイージス艦やミサイル駆逐艦などの仕事。それに、enemyは当然、対抗手段を持っているはず。現に妨害電波を受けにくい方法も既にある」
「同等かそれ以上のの兵器じゃないと倒せないって事か…。あくまで苦肉の策か」
アイオワ級戦艦は、とりあえず新しい軍艦に遅れを取らないようにしただけである。現代兵器を持っていない深海棲艦相手なら別だ。しかし、今回は違う
「どうしたもんかな。効果ないかも」
「No、アドミラル…。試す価値はある。幸い…幸いミーの妖精は、レーダーを目潰しするための周波数を知っている。火器管制レーダーとSPYレーダーを使用不能にすれば勝機はある」
アイオワの大胆な発言に提督は繭を吊り上げた
「妨害電波か。でも、向こうはその対抗手段を…」
「その逆。ミーの考えが正しければ…深海棲艦はU.S.NAVYをベースにして造られている。時間は限定的だけど、防空網の穴を開ける事が出来る。対抗手段と言ってもすぐに発動出来るとは限らない」
「なるほど。お前も米海軍だったな」
電子戦を説明しても分からないだろう。しかし、アイオワは考えがあった。どうにかして勝つ方法を。そして気になっていた事を
爆撃され破壊された工場を臨時基地とした一同は、早速準備にかかった。提督達が艦隊編成や『新型計画』の準備をしている中、アイオワは自身の妖精と一緒にあるものを造っていた。明石も手伝ってくれた
既に対艦ミサイルの自衛用システムを他の艦娘に共有させた。対艦ミサイル相手に電子戦装置やチャフがないどころかCIWSがなくて、出撃しても無駄死するだけだ。対艦ミサイルを防ぐにはイージス艦が最適だが、それが居ない以上、何とかするしかない。電子戦装置は無理があるものの(量産が難しいため)、CIWSの開発に成功し何とか数を揃えさせる事も成功した。また、明石と一緒にチャフも開発した。チャフ・フレア発射装置であるMk.36 SRBOCが最適だが、全ての艦娘に共有するのは難しかった。そのため、三式弾を改造し、焼夷弾子の代わりにアルミ箔を散布するようにした砲弾を開発する事にした。実験した所、ある一定範囲で電波妨害する力を持つ事を確認された
しかし、対空ミサイルに対抗する手段が無かった。艦載機である零戦やサラトガが持つF6Fですら、対空ミサイルを防ぐ能力はない。それもそれのはずで、電子戦機やミサイル警報機どころか、チャフフレアも持っていない。原子力空母があれば別だが、そんな艦娘は存在しない。そのため、アイオワはある事を思い出し開発する事にした。妖精だけでなく、アイオワ自身も設計図を何度も見ながら造っているため、手間取っていた
「アイオワさん…。これは何です?電探にしてはおかしいです」
「これはAN/ALQ-131。簡単に言えば、航空機搭載用のレーダー妨害装置よ。1976年にUSAが開発したもの。これでレーダー誘導のミサイルからの脅威を下げられる。赤外線誘導ミサイルとバルカン砲の課題もあるけど」
「それが造れるなら、イージス艦とかジェット戦闘機とか言うのも造れる…」
「No。無理」
あっさりと言い放つアイオワ。ミサイルはともかく、イージスシステムやジェット戦闘機はハイテクの塊だ。第一、構造も知らない。しかし、電子戦なら何とかいける。それでもこのような技術を造れる事が奇跡に等しい。妖精がいなければこんなものは造れない。無線やレーダーが発達した現代戦では電子戦は重要である
「これをどうするんです?」
「艦戦や艦攻に搭載出来ないから、大型航空機に積むしかない。それで効果ある」
ただ積むだけなら艦攻なら出来るかも知れない。しかし、複数の妖精で操作したが効率が良いので、大型航空機に積んだ方が得策。そう判断した
「二式大艇に積めるかも。秋津洲に聞かないとね…。ミサイル相手はそれでいいとして、ジェット戦闘機はどうします?完全に防御出来ない」
「ミーに考えがある。ミーを再び改装する」
作戦は直ちに開始された。というのも補給を確保しなければならないからである。遠征に必要な海域を取る必要がある。資源も工場の残骸からリサイクルという形で何とかなったが、それでも満足出来ない。立てこもってもいずれは資源は無くなり、戦えなくなる。『新型兵器』を実行する資源も必要だ。生き残っている艦娘全員が港跡地に集められた
「我々は現在、絶望的だ。無くなった艦娘は既に半分だ。敵は強い。しかし、どんな敵でも弱点はある。アイオワのお蔭で敵の兵器の弱点が分かった。近海と南西諸島海域。そしてカレー洋を奪還するぞ。出来なければ、こちらの負けだ。戦う資源はもう無い。今ここで決めろ。一泡食らわすか逃げるかだ」
兵站は古今東西、軍隊では重要だ。これを軽視しては戦いに勝てない。その事は、第二次世界大戦を経験した艦娘は、分かっている。そのため、誰一人、辞退しなかった
「よし、作戦開始しろ」
艦娘達はアイオワと一緒に出撃した。資源確保のために
レーガン大統領「もし宇宙人の種族がこの地球にやってきて、我々に脅威を及ぼすような事態が起こったら、我々は一致協力してこれに当たらなければならない」
白銀 武「実際に宇宙人(BETA)が攻めて来ても、人類は一致団結しなかったんだけど…」
レーガン大統領「(マブラブは)インディペンデンス・デイにはならなかったか……」
人類が団結するかどうかは置いときまして、戦艦アイオワについて説明しますと
第二次世界大戦後、朝鮮戦争が勃発したため米海軍は、アイオワ級戦艦4隻を再就役しました
しかし、艦隊戦(というより大和武蔵は沈み、ドイツ海軍のティルピッツ、ビスマルクがいないため、相手となる戦艦がいなかった)は行われなかったため、専ら艦砲射撃で地上部隊を支援していたようです
冷戦時代に予備役、再就役を繰り返す中、1980年代初頭、ロナルド・レーガン政権時の際、「600隻艦隊構想」を掲げ、この時にアイオワ級戦艦は現代化改装されました
湾岸戦争ではアイオワは不参戦ですが(二番砲塔爆発事件のため)、姉妹艦である「ミズーリ」と「ウィスコンシン」が参戦し、地上のイラク軍に対して艦砲射撃しました
ただ、とりあえず新しい軍艦に遅れを取らないように改装されただけなので本作品では、無茶は出来ません。しかし、ミサイルの自衛システムはあるため何とかなりそうです
本作品の2話や火力発電所防衛戦で艦娘がCIWSやチャフを装備しているのは、アイオワのお蔭です。オリジナルの武器である三式弾乙(チャフ)もアイオワと明石の共同開発で出来たという設定です