時雨の特殊任務   作:雷電Ⅱ

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第37話 対空戦闘と救助

時雨は海を駆け巡った。救難無線は聞こえているため、まだ無事だ

 

『こちら……軍……曹……当に救助か?助けて……れ!深海棲艦に……囲まれた!』

 

「現在地を教えてください!助けに行きます!」

 

無線の調子は、相変わらず悪い。しかし、無線越しに銃声が何発か聞こえて来た。深海棲艦に向けて銃を発砲しているのだろう。漂流の信ぴょう性は高い

 

『現在地は……らない……信号弾を上げ……』

 

 時雨は停止し、辺りを見渡す。電波を発信している相手は、信号弾を使って位置を知らせるらしい。時雨は急停止し、四方八方辺りを見渡した

 

「あそこだ!」

 

 南西の方角の空に赤い火の玉が浮かび上がる。信号拳銃から発射されたものだろう。火の玉が浮かび上がっている方角に全速力で航行する時雨。無線の内容が本当なら、深海棲艦は容赦なく漂流者に襲い掛かるだろう。雑音は聞こえるものの、受信は出来ているので生きているのは確かだ。航行したから数分後に、船体を肉眼で確認出来たが、時雨は驚いた。何と、モーターボートだ。煙を上げながら速力を上げて逃げており、後ろからは駆逐イ級と軽巡ホ級の群れがまるで草食動物を狙う肉食獣のように執拗に追いかけている。肉食獣なら、追いつかれなければいいのだが、深海棲艦はそうはいかない。相手は、砲や魚雷が撃てる。モーターボートの周りには、沢山の水柱が立っており、モーターボートもボロボロだ

 

「追われている!」

 

 恐らく、方角が分からなくなって救難無線を使ったのだろう。しかし、今の世界は艦娘は未来から来た時雨を除いて、まだ現れていない。通常兵器が効かない深海棲艦がうろつく海域に、漂流者を救助するなんて無理だっただろう。時雨もこういうのは、初めてだ。だが、やらない訳にはいかない

 

「こちら時雨!応答して!」

 

 無線で叫んだが、相手から応答がない。その代わり、モーターボートに乗っている人は、追跡する駆逐イ級に向けて機関銃を発射している。当然、駆逐イ級は機関銃の銃弾は効かない。時雨は、モーターボートを追い回している駆逐イ級の集団に向かって砲弾を叩き込んだ。先程の訓練とは違い、今度は救助だ。こちらの攻撃がモーターボートに当たらないよう気を付けなければならない。しかし、今の時雨にとっては、朝飯前だ。動いている駆逐イ級を的確に当てているのだ。しかも、外れた砲弾はない。いくつかの軽巡ホ級と駆逐イ級が時雨に気づき、こちらに向かって来た。だが、時雨は既に気付いていた。軽巡ホ級と駆逐イ級の砲撃を難なく躱し、お返しに12.7cm砲弾を叩き込んだ。駆逐イ級は撃沈したが、軽巡ホ級は大破で沈んでいない。本来なら沈めたい所だが、救助が先だ。僅か10分程度でモーターボートを追跡していた深海棲艦の軍団は、壊滅した。時雨は、大破してぎこちない動きをしながら逃げていく3つの軽巡ホ級を確認すると、速度を落としているモーターボートに接近して大声を出した

 

「大丈夫ですか!」

 

時雨の大声に反応したのか、動きを止めたモーターボートには2人の男性がいた。2人共、こちらを見て呆然としている

 

「気のせいか……少女が……海の上を立っている」

 

1人はうわ言のように呻いていたが、2人共まるで糸が切れた操り人形のように倒れ込んだ。時雨はモーターボートに乗り込んだが、余りの光景に絶句した

 

「血で一杯だ……」

 

船に乗っている人達の血だろうか。2人共、重傷を負っている緊張が解けたのか、力尽きたらしい。だが、時雨は船にある物を見て仰天した。何と船底には銃や手榴弾、そしてロケット砲などの武器が積まれていた。武器の密輸だろうか?しかし、相手が悪人にせよ軍人にせよ、このままでは出血多量で死んでしまう

 

「提督!漂流している人達を発見した!2人共、死にかけている!」

 

『曳航できるか!』

 

「やってみる!」

 

 モーターボートとはいえ、艦娘が小型船を曳航した事は一度もないだろう。船底から船をつなぎとめる綱を見つけると、片方をモーターボートに。もう片方を自分の艤装に繋げると早速曳航を開始した

 

「早く早く早く!」

 

 燃料はまだ十分にあるが、流石に速力は落ちる。再び深海棲艦に襲われたら、不味い。時雨はともかく、モーターボートに乗っている2人は危ない

 

「そう言えば、陸軍の部隊って言ってたけど、作業員かな?」

 

モーターボートに乗っている二人組は、軍服を着ておらず、つなぎを着ていたからだ。しかし、軍の整備員も作業する時は、軍服を着ている。何者だろうか?

 

 時雨は提督がいる浜辺まで曳航している間、考えていたが、その思考は直ぐに中断される

 

「深海棲艦の艦載機!」

 

 空母ヲ級か軽空母ヌ級から発艦した艦載機だろう。恐らく、こっぴどくやられた軽巡ホ級が増援を要請したようだ。だが、それらは恐ろしい轟音と速度を出すジェット戦闘機ではない。先輩達から教えられた飛行物体。UFOのような形状をし、レシプロ機並みの速度を出す艦載機だ。しかし、一航戦や五航戦などの空母組や摩耶や秋月などの防空艦娘がいないため、時雨にとっては十分に脅威だ。しかも、負傷者を乗せたモーターボートを曳航している。改二に改装され防御力も十分にある時雨とは言え攻撃を食らえば最悪の場合、大破してしまうだろう。モーターボートも同様だ。爆弾一発命中しただけで海の藻屑だ

 

「不味い!」

 

 今の時雨には、対空兵器を装備していない。未来から持って来た10cm連装高角砲は、別荘の工廠にある。12.7cm連装砲で対空射撃は出来なくはないが、当たる確率は天文学的な数字だ

 

「提督!敵の艦載機が接近している!数は40機!」

 

『直ぐに離脱するんだ!決して、動きを止めるな!』

 

 だが、この命令は難題に近かった。相手の敵機は、艦よりも速い。既に攻撃態勢に入っていた。敵機の艦攻隊は低空飛行しながら接近し、艦爆隊は高度を上げていた

 

「悪いけど、ここは突破する!」

 

全速力で浜辺に向かう時雨。敵攻撃機に向けて主砲を発砲したが、撃墜した機体はない。砲弾は誘導性はなく、イージス艦のようなレーダー射撃や対空ミサイルもない。どう見ても、時雨の方が圧倒的に不利だ

 

「僕が守らないといけないんだ!絶対に!」

 

 恐れていた事が起こった。敵の艦攻隊は魚雷を投下し、艦爆隊は唸り声を上げながら急降下して来た。時雨は主砲を手あたり次第撃っているが、中々当たらない。奇跡的に艦攻1機だけ撃ち落せたが、焼け石に水だ

 

 雷跡を確認した時雨は、回避運動を取る。奇跡的に魚雷を全て躱したが、今度は上空から空を切るような音が聞こえていた。艦爆隊は爆弾を投下したのだ。一発でも当たればアウト。時雨は恐怖に駆られジグザグに航行した。時雨とモーターボートの周りは、複数の水柱が立ったが、命中した爆弾はない

 

「良かった、良かった!」

 

 奇跡的に被弾は無かったものの、今の時雨はパニック状態だ。なぜか?それは、時雨が初めて、急降下爆撃と雷撃を体験したからである。いや、『艦だった頃の世界』では、幾度となく経験した。しかし、建造され過去へタイムスリップするまでの間は、敵はミサイルという時雨の理解を超えた兵器を使用していたからである。幸いアイオワがミサイルの対抗手段を持っていたため、脅威度は幾分か減った。だが、第二次世界大戦時の戦い方は長い間、ご無沙汰している。CIWSがあればかなり楽だが、転送される直前に火力発電所防衛戦のため持っていかれたため手元には無い。つまり、こういう攻撃による対処方法や対空戦闘は久しぶりだったのである

 

『おい、時雨!聞こえているか?大丈夫か!?』

 

「大丈夫!被弾はないよ!」

 

自分は無事であることを伝えたが、心臓はバクバクと激しく胸をうっていた。運動していたからではない。モーターボートが撃沈される恐れとパニックで今の時雨は余裕がなかった

 

『時雨、落ち着け!』

 

「そんな事はない!」

 

『いいや、声の調子が悪い!辛いだろうが、生きて帰ってくれ!何のために、お前はここにいる!?』

 

提督……過去の提督の無線で、時雨の脳裏に焼き付いた記憶が蘇った

 

……皆を守りたかった、しかし守れなかった、白露達の姉妹と扶桑山城が。救助作戦に失敗し、多くの艦娘が撃沈される光景が

 

「大丈夫……あの時と違う!」

 

時雨は気持ちを抑えると、状況把握を行った。今現在、被弾している所は無い。撃墜は1機だけ。弾薬が無くなったのか、敵機は去っていった

 

「第2次攻撃隊がもう……」

 

 不味い事に第2波の攻撃隊がこちらに迫ってくる。恐らく、敵の空母は2つ以上いる事に間違いないだろう。アウトレイジで攻撃してくる

 

(対空戦闘……秋月達がいれば……)

 

 防空駆逐艦である秋月達がいれば、頼もしかった。駆逐艦娘でも出来ない事は無いが、対空射撃は大幅に落ちる。時雨は、逃亡するのを選んだ。流石にこれほどの艦載機相手にする事は出来ない。被弾すれば中破以上の被害に陥る事は間違いない。駆逐艦は速度重視のため装甲は薄い。つまり、全ての攻撃を回避しなければならないという訳である

 

 

 時雨は最大船速で逃げているが、相手はそれを阻む。敵の艦攻隊が、左側から突進して来る

 

(どうすれば……)

 

 無誘導とは言え、曳航しながら魚雷を回避するのは並大抵の事ではない。主砲を構えて対空射撃を行おうとした時、不意に後方から人の怒鳴り声が聞こえた

 

「何が……あの人達は一体……?」

 

 意識を失い倒れていた男2人は、血まみれになりながらも、何と立ち上がり艦攻隊に向けてロケット砲を構えていた。応戦してくれるのはありがたいが、相手は深海棲艦だ。しかも航空機に対して、無誘導のロケット弾を撃ったところで、命中は到底望めないし、仮に当たっても効果は望めない

 

 彼等は。自暴自棄になったのか?しかし、今は咎める事は出来ない。発射音が聞こえ、時雨から遠からぬ海面が大きく盛り上がり、水柱がたった。時雨とモーターボートに接近する艦攻隊が気付き回避したが、数機は水しぶきに突っ込んだ

 

「そうか!でも、無茶だよ!」

 

 時雨は、男2人の意図を悟った。ロケット砲の爆発威力で海水空中に吹き上げて、敵機を巻き込んだのだ。通常兵器が効かない敵機も、膨大な海水の水圧には抗しきれないと睨んだんだろう。その狙いは当たり、数機は撃墜する事に成功した

 

 だが、報復はすぐに返された。艦爆隊は急降下爆撃を開始した。そのため時雨は、爆弾を躱すため再びジグザグで航行した。

 

「おい、ロープを切るぞ!燃料はまだある!陸まで護衛してくれ!」

 

「ダメだよ!怪我している!」

 

 男はもたれかかるも、モーターボートを操縦しようとしていた。確かに曳航しながら、戦うのは危険だ。しかし、彼等は重傷を負っている。時雨が止めようとしたが、相手はは既に綱を切りエンジンを掛けた

 

「早く手当をしないと」

 

「大丈夫だ!それより……お前は……」

 

 男性の顔は血まみれだったが、こちらを訝し気に見ていた。相手はどう判断したらいいか分からないのだろう。降ってくる爆弾やこちらに疾走する魚雷を躱しながら全速力で航行する時雨とモーターボート。今度も奇跡的に命中する事もなかった。時雨は自分の幸運に感謝した。数分後には、再び引き上げた。時雨はモーターボートに近づくと、2人に向かって指示を出した

 

「僕は時雨!浜辺まで誘導するよ!提督に連絡しないと!」

 

時雨は無線で連絡しようとしたが、突然、鋭い声がした

 

「待て!誰と連絡している!?」

 

 別の男が、こちらを警戒しているのか、血を吐きながら拳銃を突き付けている。何という人だ

 

「貴様は、浦田重工業の回し者か!陸軍を舐めるな!」

 

「違う!僕は艦娘だ!浦田重工業の社員じゃない!」

 

 時雨は訴えたが、相手は聞く耳を持たなかった。男は銃を発砲し、時雨は反射的に腕を交差させ庇った。艤装は偽装に食い込んだが、時雨にとっては痛くも痒くもなかった

 

「よせ、伍長!こいつは違う!」

 

「なぜです!?女の子が水面に立つなんて深海棲艦か浦田重工業の新兵器かのどちらかですよ!」

 

「黙ってろ!これは命令だ!……すまん。艦娘だと?お前の仲間はいるか?」

 

「う、うん」

 

 時雨は、戸惑った。伍長と呼ばれた人は確実にこちらを警戒していたが、もう一人は彼の上官なのだろうか?それに彼は、まだ艦娘が現れていないのに艦娘を知っている

 

「その中に……くそ、名前が思い浮かばん!『狂人』と呼ばれた人はいるか?」

 

「うん」

 

 時雨は再び頷くことにした。彼等は何者だろうか?そして、なぜ艦娘計画である博士を知っているのだろうか?そして、浦田重工業を異常に嫌っている。あの企業に何をしたのか?しかし、今はそれを聞くのは得策ではない

 

「よし、その人まで案内してくれ!」

 

「軍曹!」

 

「それしか選択肢はない!攻撃しているならとっくにしている!……部下が馬鹿な事をしてすまない。我々を助けてくれ。頼む!この通りだ!」

 

 軍曹と呼ばれた人は伍長を一喝すると、時雨に頭を下げた。時雨は、どう対応すればいいのか分からなかった。ただ、確かなのは助けを求めているのは間違いない

 

「ついて来て」

 

 時雨は先導し、モーターボートを護衛していた。深海棲艦からの襲撃は今のところは無いが、後ろから再び銃を発砲されないか心配だった。拳銃くらいなら問題ないが、ロケット砲を食らったら流石に不味いかも知れない。とりあえず、時雨は無線で一通り提督に先程のいきさつを話した

 

『分かった。だが、浜辺まで無事に着くことを専念するんだ。話はそれからだ』

 

「分かったよ」

 

 時雨は対空及び対潜を警戒した。深海棲艦は諦めない。縄張りを侵入された者は、容赦なく攻撃されるのは未来と変わりはない

 

 

 

 遠く離れた海域で空母ヲ級はイラついていた。深海棲艦の考えは様々だが、共通点はあった。それは縄張りである。彼女達は多くて6体という集団で行動する事がある。深海棲艦は組織的であり、リーダーも存在している。主に強い者が小さな集団を率いている。だが、彼女達はボス争いというものは絶対にしない。強者は誰なのかは、一目で分かる。そして、深海棲艦は強い者に対して絶対服従である。人間の視点から見れば、不可解な出来事かも知れないが、深海棲艦にとっては常識だった。しかし、最近になってある島国の近海で駆逐イ級が何者かによってやられたらしい。自分達に有効な兵器。似たような存在なのだろうか?

 

 駆逐イ級は、まだ大量にいるため余り痛くもない。問題は人間と呼ばれる敵は、どうやって我々を撃破出来る兵器を開発したのかが分からなかった。諜報や傍受といった戦略的な概念も持たないため、探り用が無かった。縄張りを侵入した者もそうだ。足の速い小型船を沈めるのに、空母ヲ級が出る羽目となった。どういった理由でこちらの縄張りに侵入してこようとしているのかは分からない。だが傲慢にも踏み込んでくるのならばそれ相応の対応をするだけと考え、空母ヌ級まで駆り出し艦載機を繰り出した。しかし、敵は沈まない。邪魔されたのだ。艦載機越しで確認出来たが、小型船に海面に立つ少女が守っていた。しかも、あの少女の攻撃は有効だ。現に数機は撃墜された

 

「アノ少女、何者ダ?」

 

再び発艦させようと上部の口を開いた瞬間に、ある者が近づいて来る。

 

「……!!オ前ハ!?」

 

 空母ヲ級は、握っていた杖を振り上げたが、それは素早く空母ヲ級の首を掴み、高く持ち上げられた

 

「放セ!」

 

 振りほどこうとしたが、相手の方が強い。周りには、空母ヌ級や重巡ネ級などの深海棲艦がいるのだが、なぜか彼女達は『その者』に対して攻撃しなかった。空母ヲ級はパニックに陥ったが、『その者』は短くボソリと呟いた

 

「従エ」

 

 その言葉を聞いた空母ヲ級は、抵抗を止めた。無抵抗になった事を確認した『その者』は、空母ヲ級を海面に降ろした。解放された空母ヲ級は、仕返しすらしなかった。そして、空母ヲ級は『その者』に対して正対した

 

「ゴ命令ヲ」

 

 空母ヲ級は命令を待った。直感的に分かったからだ。自分よりも強いと。空母ヲ級を中核とした小艦隊を掌握する事に成功した『その者』はニヤリと笑った。

 

さあ、狩りの始まりだ。運はこちらに微笑んでいる

 

空母ヲ級と軽空母ヌ級は再び艦載機を発艦させた。逃げている時雨とモーターボートに乗っている2人を目指して

 

 




おまけ
時雨「敵機が……艦載機の攻撃を防ぎきれない」
提督『諦めるな。お前なら出来る』
時雨「提督、流石に40機相手は無理だ」
提督『とっておきの技があるじゃないか。忘れたのか?』
時雨「???」
提督『忘れているようだな。教えよう。時雨……ハイドロポンプで敵を一網打尽にしろ!』
時雨「提督!僕はカメックスじゃないよ!」
提督『出来ないなら他の技だ!高速スピン!ロケット頭突き!みずでっぽう!』
時雨「だから出来ないって!」

深海棲艦「ワクワク」
軍曹及び伍長「ワクワク」

時雨「期待するような眼差しを送っても出来ないからね!」


海に漂流していたのは陸軍の人間らしきもの。何をしていたのか?そして空母ヲ級の艦載機からの空襲。勿論、イージス艦のようにチートである対空兵器も巡航ミサイルもありません
分が悪すぎます。何とか切り抜けるしかないです

近代兵器はないため別の手で行きましょう。時雨には丁度、両肩に砲があるため高圧水が出せるはずです(嘘)
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