今回は本編にまったく関係ないお話です
なので注意して読んでください。
また、高校生の飲酒シーンもございますが、未成年の方は決して真似をしないでください。
う、ううん・・・。何だ?頭がくらくらする。
ここはいったい何処だ?
えっと、たしか俺は、昨夜急に侵入してきた束さんに変な薬を飲まされて・・・っておい。何故飲んだあの時の俺。もっと抵抗しろよ。
まあ、とりあえず今は状況を確認しよう。
すでに体が動かん。首が動かせる範囲を見てみると、
十字架に手足を括りつけられていました。
( ^ω^)・・・。
いや、マジで何が起こっているんだ・・・。
落ち着け俺。まずはCOOLになれ。もしくは素数を数えるんだ。
釘で打たれてはいないが、縄でぎっちぎちに縛ってある。いくら力を込めても解けないし千切れない。
いくら体をよじってもこの拘束から逃れることは出来ないようだ。ご丁寧に待機状態の凶獣まで外されている。
うーむ、どうしよう。
「メぇぇぇ~~リぃぃぃぃぃクリっスマぁぁぁ--スぅ!!ひゃーはっはっはっはぁ--!!」
「うわ!?」
ビックリした!?!?
突然目の前、本当に眼前にブロンドロングの女性?が奇声と共に現れた。
よく見ると美人なのだが、血走った目と口角吊り上がった口で台無しになっている。
少しセクシーなサンタコスチュームも似合っているのだが、行動と奇声で狂人にしか見えねーよ。
てか誰この人!?知り合いにいないよ!?
あ、胸元に名札が・・・。
『輝かしきパツィア』
え、まさか・・・、覇王軍のお方?
あー、その。随分はっちゃけたお人だね?
今も高笑いしながら缶ビールを飲んで・・・って!酔ってんのかよ!侵魔って酒に酔うの!?
困惑する俺をよそにテンションMAXなパツィアの脳天が瓶のような何か(ぶっちゃけ瓶)が振り下ろされ、ガシャンという音とともに彼女は倒れ伏した。
「煩いですお姉様。静かに飲ませてください。」
「えっと、お前はまさか、マリア、さん?」
呼び捨てにしようかと思った瞬間、鋭い眼光を向けられた。
えっと、酔っていらっしゃる?
マリアはワインと思わしき瓶に口をつけ、ラッパ飲みでどこかに行ってしまった。
・・・この前とキャラがまるで違う。酒って怖いなぁ。
少し遠くでは先日のジャンが鉄鍋で料理を、ってそのネタはいかんだろ!?
さらには見たこともないデカい爺さんがカクテルを作っている。
「カンパリオレンジでございます。」
そのネタもなんか違う。俺の中の何かが否定しろと言っている。
ん?向こうからなんだか暗いオーラが。
「兄者、俺たちの出番はもう無いのか?」
「読者も忘れている頃でしょう。貴方は部下が出ただけマシです。」
「兄者は名前すら出てこないからな。」
「怒る気力すらわきませんよ・・・。」
あー、うん。ああなっちまったらもう終わりだな。
しっかしここには侵魔しかいないのか?
お?あっちにも騒がしい集団が。
あれは、織斑先生と安東先生に、知らない女性二人。
おやおや?覇王さんまで混ざっているぞ?
ここは敵も味方も無い無法地帯なのかな?しかし桃色髪のロリっ子が酒飲んでる姿は完全に犯罪・・・。
ん?それと、織斑先生にそっくりな女の子と、楯無さん?
!?まて、あのいかにも未成年な奴らまで酒飲んでないか!?
お!?楯無さんが立ち上がって。
「一番!更識楯無!プリッ〇リン体操!」
「誰か奴を止めろぉっ!!」
拘束されているのも忘れ暴れる俺。
その歌!その歌はマズいだろ!楯無さんのキャラを守る意味で!
周りの連中も「やんや!やんや!」じゃねーだろ!アウトだよ!
どんちゃん♪どんちゃん♪
今度はなんだ!?
んばば♪んばんば♪
めらっさ♪めらっさ♪
嫌ーーーーー!
嫌っーーーーーーー!!
なんだあれーーー!?なんだあれーーー!?
俺と同じように十字架に磔にされた一夏の周りを、松明を掲げたオリムラヴァーズが輪になって南国的な動きで踊ってるーー!?もうホントわけがわからない!
しかも一夏がボロボロになってるのがさらにホラー!
ラヴァーズが女の子サンタコスなのもホラー!
もう全体がサイコホラー!
さらにラヴァーズが気持ち二頭身くらいにデフォルメされてるのが不思議すぎる!不気味すぎる!どこぞの南国〇年かよ!
ああ、叫んでばかりで喉痛くなってきた・・・。
誰か助けてくれ・・・。
シュバッ!!
上空から三つの赤い影。少し扇情的なサンタコスを着た簪、沙紀、萌が降ってきた。
「助けに来たよ、旺牙。」
ありがたい!ありがたいんだが、どこから現れた。唐突過ぎる。
いや、今はそんなことはどうでもいい。
「た、頼む!こいつを解いてくれ!」
俺も俺でもうなりふり構っていられないんだ!早くここから脱出を。
「うん。わかった。」
ダダダダダッ!!
・・・えーっと。
俺の右手寸前、十字架の端が砕け散った。
「あの、沙紀さん?なにを?」
「うごかないで。よくねらえないから。」
彼女の手にはアサルトライフル。ヒュー!カッコイイ!
・・・・・・。
ダメ―――――ッ!このカオスフィールドじゃウィザードとかイノセントとか関係なく、銃弾が当たったら俺の腕が吹き飛んじゃうー!
「目標をセンターに入れてスイッチ・・・。目標をセンターに入れてスイッチ・・・。」
やっべなんかサードチルドレンみたいになってる・・・。
だ、誰か―っ!
「当て身。」
「はう。」
またも唐突に現れたマリアの手刀が沙紀の首筋にヒット。そのまま沙紀は倒れ伏した。
完全に目の座ったマリアは再び酒を文字通り浴びながら向こうへ歩いていく。
うん、まあ、助かったけど釈然としねえ。
「どっせーーーいっ!!」
ズボッ!
え?なに、この浮遊感。それに天地が逆になったような・・・。
ズドォーーーーン!!
「ゲボハッ!!」
背中から地面に叩きつけられる。四肢を拘束されているので受け身も取れず、肺の中の空気が我先にと吐き出されていく。
い、一体何が・・・。
「よっしゃ一本!」
萌がガッツポーズとってる。犯人はこいつか。十字架ごと投げ飛ばすとはやるじゃないか。
できれば優しく、というか普通に縄を解いてくれると嬉しかったんだが。
あ、倒れた。いや寝た!顔が赤い!まさかこいつも酔ってるのか!?
ノゾミガタタレター!
「旺牙・・・。」
は、そうだ!まだ簪がいるじゃないか!
流石かんちゃん!愛してる!
簪は倒れた俺(十字架)ににじり寄ってくる。その姿はやけに扇情的で・・・、いや、待ておい。
「か、簪?何してるのかな?かな?」
「旺牙が悪いんだよ・・・。こんなに無防備で・・・。」
無防備って言うか、動けないんだけどね?
「誘ってるの?ふふっ、そういうのも悪くないかも。」
「いやいやいや、ちょっと待て!何を言って、あ!酒臭い!」
お前も酔ってるのかよぉ!
「楽しい『聖夜』にしよ?旺牙。」
あ、だめ、耳元に息吹きかけないで。首に腕を回さないで。
ちょ、服に手を掛けないで!
そ・・・
★ ★ ★
「そういうのはもっと段階を踏んでからー!」
あれ?体が動く。
ここは、ベッドの上?簪は反対のベッドで静かに寝息を立てている。
と、いうことは、だ。
「夢オチかよ!」
何だ!?疲れてるのか俺!?憑かれてるのか俺!?
あーもう最悪だよ・・・。
しかも最後があれって・・・。はぁ・・・。
ん?どこからか視線を感じて。
ジーーーーー
「ヒィッ!?」
部屋の扉の隙間から誰かが見てる!?
この気配、安東先生か!?
(あ、あんた何してんだ?)
(まあ、気にするな。)
簪が起きてしまわないよう、小声で話す。
安東先生は携帯を取り出し、誰かにコールしている。
「束か。例のアレ、中々面白いことになったぞ。」
束さん、例のアレ、まさか・・・。
「アンタもグルか!」
「はっはっはっ。」
うわ殴りたい。きっと向こうではめっちゃいい顔で笑ってるんだろうな。
「まあ、何はともあれ、だ。」
「いい夢、見れたかよ。」
「見れねーよ!」
旺牙)今回のは一体なんだ?
作者)寒さに脳がやられて書きました。
旺牙)あのさぁ・・・
作者)見るな!そんな目で俺をみるなぁ!