またどっかでオリジナル展開が入るかもですが
都内某所
「刹那に続いて・・・羅刹までも・・・・・敗れおった・・・」
黒之巣会首魁、魔人『天海』がワナワナと体を怒りに震えさせながら言葉を絞り出す。
「死天王も・・・残り2人・・・・・不甲斐なきことよ・・・・それにあのヒトガタめ」
天海は、ヒトガタ・・・・白愛への怒りが滲み出ていた。
「も、申し訳ございません・・・・まさかあのヒトガタが暴走するとわ」
「言い訳はよい!!」
「・・・・・・・・・・・」
ミロクと天海のやり取りを無言できいている叉丹は何処となく不敵な笑みをこぼしている。
「だが、我、目的は、ただ一つ!『六破星降魔陣』の成就!!
犠牲など恐れてはならぬ!!」
「はい・・・・」
「天よ裂けよ!、地よ砕けよ!幾万の涙の大河、幾億の血の海が我らが
力となるであろう!!・・行けミロク、叉丹」
「は!!」
「・・・・・・・・・・」
二十四時間後 帝都某所
そこには数多くの脇侍、不可解な蒸気機械が一機鎮座している、その傍らにミロクの姿もある。
ガキン
その異様な空間に何かに弾かれる音が響く
「くぅ・・・・やはり打ち込むことができぬか・・・たかが廃屋と思うたが
この霊力・・・あなどれぬやむおえぬな・・・まずはこの地を、あの廃屋を
封じることが先決じゃ・・・」
三十六時間後 帝国劇場
五月某日の白の白愛との戦闘からはや3ヶ月・・・
大破した雷電・光武の修理・改修が終わり紅蘭とオタコン達が調整作業をしている。
あれ以降、黒之巣会は、目立った活動も見られず、花組メンバーは、芝居に力を入れ、
暁もやっと癒えた体をフルに動かし、大道具として舞台設営に駆り出されている。
最近、変な視線が増えた気もするがきっと気のせいである・・・。
(街をウロウロしていると、白銀の髪がチラチラと視界に入るのももきっと気のせいである。)
「・・・・暑・・・」
暁は、現在大道具部屋で今現在公演している『西遊記』のセットの予備を修理していた。
この帝劇では、セットが壊れることは結構あるため予備を数セットようしてある。
夏の暑さと、あまり風通しのよくない作業部屋なので更に蒸し暑く、現在の格好は、タンクトップに
ツナギといった格好をしている。
「おーいボウズ!ここはもういいから休憩行ってこい!」
「うーす・・・」
大道具の親方が休憩に行けと言われ、暁は手ぬぐいを持って作業場を後にする。
作業場は舞台の地下に位置しており時折舞台のセリフが聞こえてくるので
ある意味役得といった感じである。
「~~~~~~~~~~~~」
「~~~~!!!」
「?すみれ、カンナ?」
薄暗い従業員通路をとおり舞台袖に移動しているところで二人の声が聴こえる。
「はぁ・・・またやってるのか」
上着を羽織り阿頼耶識が見えないようにしつつ移動してくるとあからさまにセリフとは違う口喧嘩が
「あーーーうんまたか・・・・・」
あのふたりはとにかく仲が悪い、はたからみたらお互い似た者同士だと思うんだがとにかくなかが悪い
犬猿の仲とは、まさにこのふたりにあるんじゃないかと思うほどだった。
しかし二人の喧嘩はなんだかんだ言ってすぐ熱くなりすぐ冷めるのだが
今日は、どうやら違うようだった。
「やってもうた!」
「ヤバ・・・」
「みんな・・・どうしたの?・・・あ・・・」
舞台袖にいた紅蘭とアイリスが青い顔をしていたので声を掛けつつ舞台を見ると
カンナすみれの衣装踏む⇒すみれつんのめる⇒すみれ顔面着地←いまここ
「うわ・・・・」
この光景をみて、これから起きるであろうことも予測出来る。
それからは、舞台上で大喧嘩、唯一救いなのがこのすみれとカンナの大喧嘩は、帝劇名物といったようで、
常連のお客さんは、これを見るために来ている人すらいる歌劇団としてそれはまずい気もするが
結局舞台はめちゃくちゃのまま終了してしまった。
楽屋
「・・・・やれやれ舞台はめちゃくちゃになってしまったね」
「「・・・・・・・・」」
「あ、あのー大神さん、あの二人・・・ステージが終わってからずっとあの調子なんですが・・・・
大神さんなんとかしてください・・・」
カンナとすみれはまさに一触即発状態でサクラはオロオロと大神に助けを求める。
因みに暁は、いい加減汗を流したいのでこの場にはいない、暁的には、あまり汗くらいは気にしないのだが
アイリスの目が色々やばいのでマリアに流してくるように言われいたりする。
暁のことはさておき、大神が色々と落ち着かせようとするも二人は、聞く耳持たぬ状況で
ヤレ筋肉女とスミレが罵り、イヤミ女とカンナが返しいつしか、また喧嘩に発展しそうにになり
これを見ていた大神はため息一つつきこう切り出す。
「よぉし・・・二人共!この際、思いっきりやれ!!」
大神匙をぶん投げる。
「ちょ!大神さんなに言い出すんですか!!」
サクラは大神の思いもよらぬ発言に反論するが大神は、
「いや・・・この機会にお互い、言いたい事を言わせたほうがいいだろう」
大神は二人の貯めているものをすべて出し切っておさめようとしての発言だったようだ。
「ウチも大神はんの意見に賛成や、機械かて時にはガス抜きが必要やろ」
紅蘭は大神の意図に反論は内容で見守るほうを選択したようだった。それでもやはり
サクラは、オロオロとカンナとすみれを見ている。
「すみれはんもカンナはんもたまにはガンガンやったらええねん」
「アイリスもこの前、街でガス抜きしてきたよ・・あいた!」
「あれはガス抜きじゃない破壊工作だ・・たのむからもうするなよ」ハリセン持ち
このタイミングで暁は楽屋に戻りなかの惨状にため息がでるその時、暁と一緒に戻ってきたマリアが一喝する。
「みんな、やめなさい!!こんなところで大騒ぎしてどうするつもり!?」
「あ・・・マリアさん」
「すみれもカンナもいい加減にしなさい!!いつまで喧嘩している気?!
・・・隊長もなにか行ってやってください」
「え・・・とみんな。けんかはやめy・・スッパーーーン!!「もっとまともな事いえよ」いってぇ!!」
大神があいりすでも言えそうなことをいいかけたので透かさずハリセンを一閃
「アイリス・・喧嘩きらいだよ!」
「大神・・・・頑張れよ・・・まじで」
「みんなも、何度言わせるの・・・もうやめさい」
(なんか最近マリアが・・・帝劇でのオカンポジションになりつつあるのは俺だけだろうか・・・・・)
「マリア・・・」
「そう言えばマリアさん、私たちに何か用事があったんじゃないんですか?」
「あぁそうそう・・みんな、米田指令がお呼びよ」
「米田指令が?」
「なんやろ?突然」
「俺も詳しくはきいてないけど・・・大事な話っぽい」
「舞台が終わった後だから皆色々やることがあるでしょうから・・・すこししたら作戦司令室に
来て頂戴・・・いいわね?」
「はい!」
「・・・あたいは、部屋で着替えてからいくよ」
「私もですわ・・・ですが貴方には、そのボロ服がお似合いなんじゃなくって?」
「なんだとぉ~~~?」
「・・・・・お前らいい加減にしたら?・・・じゃないと物理的に黙らすぞ?」
「「っつ」」
スミレの煽りでまた喧嘩になりそうだったので少し殺気をまぜて黙らせる、
その時小さくマリアがサムズアップしているのは見逃さない。
それから各々解散し、暁は格納庫にやってくる。
格納庫には、装甲板を幾つか外された状態の雷電が鎮座されており
その横で端末をそうさしているオタコンを見つける。
「オタコン・・・どう?機体の調子は」
「やぁ暁・・・うん問題ないよ少しリミッターが外れかけたけど問題なし」
「そっか・・・」
「でも暁・・・よくあの時リミッター外さなかったね」
あの時、・・それは勿論、白愛との戦闘の事で・・・
確かに『リミッター』を外せば機体をボロボロにすることなく
勝てたかもだけど・・・それは・・・
「それやったらマジで米田のオッサン・・・キレてリリィのトコに殴り込みに行くよ」
「でもあの時はアイリスちゃんのおかげで助かったけど下手したら・・・・」
「うん・・・まぁ・・・こんどは躊躇わずに使うよ」
「本当は使って欲しくないんだけどね~?」
「了子・・・ってなにその格好?」
「だぁ~ってここ暑くて暑くて・・・それにオタコンは嫌がってないし」
「オタコンぇ~~~」
今現在の了子の格好は黒ビキニで白衣を羽織っているスタイルで、一様ここには他の作業員はいるのだが
そんあことはお構いなしといった様相だ・・おいそこの作業員A鼻血出てんぞ!!
「阿頼耶識のリミッター外したらどうなるか解らないんだから緊急以外では解除しちゃダメよ」
「まぁそれは僕も賛成だね・・・蒸気機関エミュレーターモードを切り替えるのもオススメしないよ」
「あーうんそれは俺の体っていうより賢人機関がうるさいからね」
「うん・・あくまで霊子甲冑『雷電』は蒸気機関で動いてるっていう体にしてるからね」
一部装甲のない雷電を見上げながらオタコンは言葉をこぼす。
「さておれはそろそろ行くよ・・・オッサンに呼ばれてるし」
「わかったよ行ってらっしゃい暁」
「バイバイ~アカツキ~~」
オタコンと了子と別れ、作戦司令室に向かった。
作戦司令室
すでに何人か来ており後は、大神だけといったようだ、しかし少し見ない間に
若干だがすみれとカンナの機嫌は良くなっているようだった。
さすが大神なにか上手くやったようだな・・・
そんなことをおもっていると大神がやってくる。
「大神、ただいま参りました!」
「大神少尉・・・ご苦労様、米田中将からお話があります・・・しっかりね大神くん」
「深川に旧華族の屋敷があり現在は住民は居らず廃屋となっているが・・・
その廃屋にどうやら黒之巣会が関係しているらしい。」
「深川の廃屋、ですか?なぜそのようなとこに黒之巣会がかんけいしているのでしょう?」
「・・・わからん・・・ただ俺は黒之巣会の行動目的にある仮説を立てた。
・・・それは魔術だ。」
米田は大神達にそう話す、大神は魔術に対して訝しげにしている所にアヤメが補足をつける。
「大神くん、魔術は時代遅れの考え方ではないのよ?科学を超えた超自然理論・・・・
それが魔術よ・・・・歴史裏側に存在する太古の力」
そこで暁も大神に言う。
「霊力だって見方によっては科学を超えた超自然理論だ・・・魔術があってもおかしくないよ
しかし・・・あいつらまさか帝都に大規模魔術を使う気じゃ?」
「大規模魔術?」
「うん・・・深川って今じゃ工業地帯だけど結構昔は神社仏閣が多く点在する霊地だってリリィが言ってた気がする」
「帝都に・・・・」
この広い帝都に影響を及ぼすかもしれない魔術に一抹の不安が大神によぎり米田に質問する。
「奴らの行動目的とはいったい?」
「それは俺にも真の目的は正直わからん・・・
しかし奴らは幕藩体制を復活もくろみ帝都破壊を目論む組織だ・・・
こうして帝都の特定の地域に攻撃をするのにもなにか深い意味があるのかもしれん・・・
現状こちらには情報が不足している。これは敵の動きを探る絶好の機会なのだ。
「なるほど・・・・」
「本来偵察は、花組の任務ではないのだが・・・」
「?なら俺が行こうか?」
「暁・・お前を一人で出すことは絶対にない・・・アレのこともある」
「・・・・・」
「私たちが攻勢に転じるためにもて敵の目的をつかんでおく必要がある。」
「なるほど、それで深川の廃屋を調査する必要があるんですね」
「光武は今回使用できない、紅蘭が暁機以外全て整備、調整を行なうためだ。」
「雷電もオタコンたちが調整してるから同じく出撃できないから」
「あくまで調査・偵察だけだ無茶はするなよ・・・特に暁!」
「ハーイ」
そこで、マリアが誰が出動するのか質問をする・・・それに米田は・・・
「うむ・・・今回の偵察メンバーは大神、すみれ、カンナ、
後・・・暁、以上4名だ」
ふぁ?
おっさん・・・・なに考えてやがる大神は、まぁわかる・・・おれも本当は出したくない
みたいだけど色々調査向きなのは解るけど・・・・なぜそのチョイス!!!
ほら!あの二人も驚いて声上げてんだろ!!!せめて調査慣れしてるマリアを!!!って
コラおっさん目をそらすな!!
大神がテンパリすぎて変なこと言ってるがあえて無視じゃい!!
「・・・では4人は、明日の朝、廃屋の調査に出発してくれ・・・」
「ハッ!」
「・・・・了解」
「気が乗りませんが承知いたしましたわ」
「・・・・・・・・」
「カンナ!!」
「・・・わかったよ命令じゃしょうがねぇ・・一緒にいってやるよ」
「あら?イヤイヤ行くなら断ってもよろしいのよ?」
「うるせぇ!お前は黙ってろ!」
「・・・・二人共もう・・・黙れ」
「(しかし・・・このメンバーで大丈夫なのか?)」
作戦司令室でのミーティングが終了し各々解散するなか暁は、明日の準備のため装備を保管している
格納庫に行く途中アイリスが不安そうに声をかけてきた。
「アカツキ・・・あしたのお仕事・・気をつけてね」
「・・・・うん今回は大神もいるし大丈夫・・・」
「でもあの・・・またあの人がでたら・・・」
「心配しなくて大丈夫だよ・・・・」なでなで
「////うん!」
アイリスの頭を撫でてあげると先までの不安そうな表情から幸せそうな表情になったのを
確認しアイリスと別れる。
まぁ・・・うん・・・あいつ・・・くるよなー・・・
最近、あの出来事以来キャラ変わりすぎなかんじにストーキングしてくるし
傍から見たら、母親瓜二つのアヤメ二号である・・・
一回まじでびびったのは、早朝ランニングで市内走ってる時に後ろから追われた時だった。
大神が泡吹いてたれてたっけ・・・(なおこの時の大神は何も覚えていないようだった)
「とりあえず・・・」
麻酔弾を多めに持っていくことを心に決めて格納庫に向かうのだった。
一方すみれ自室にて
「(~~~~~~~~~~~~~!!!)」
今日一日の、色々を後悔しているようだった。
いくら頭に血が上っているとわいえ、暁の前であんな醜態を・・・・
しかも何回か彼に叱責されているというのに・・・
「はぁ・・・明日なんてお詫びすればよいか・・」
とりあえず今の段階ではカンナえの怒りより明日暁への謝罪で頭がいっぱいらしい
「新・刻影楼』支配人室
「~~~♪」
「$$&()'&%$"?」
白愛が最近銀座で購入した白いサマードレスを出し姿鏡の前で上機嫌にしていると
黒い塊が人語とはまったく異なる悍ましい言語で彼女にかたりかける、
それはどうにも疑問を投げかけているようだった。
「え?明日は彼と深川でデートなのしかも人気のない廃屋これは
もうヤるしかないわぁ!」
「''&'(()'*+L!!"$・・・・」
「違うわよぉ~~これはデート・・・
ストーキングなんてはしたないことじゃないわぁーー」
「!!"#$%%%$P`{~~」
「それは個人的見解の相違ってやつよぉ・・・スラちゃんお店の事お願いね」
「・・・・・・・」
黒い塊・・・スラちゃんと呼ばれた物体はその体を震わせてから扉を器用に開け
へやから出て行く。
「さーて!あしたが楽しみだわ~~」
次回深川廃屋開始・・・と同時に白愛のストーキング開始