サクラ大戦~散らなき鉄の花~   作:斎藤一馬

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今回は、暁サイドで進行します。
時間としたらアヤメに刺された後です


第39話 ~散らなき鉄の花~④

ごぽ・・・・・ごぽ・・・

 

「・・・・ここは・・・クッサ!!」

 

粘液の水槽で目覚めてすぐ形容しがたい生臭さが鼻を衝く、

 

顔に付いた粘液を拭おうしたとき、ジャラリという音と独特な重さが腕にかかる

 

腕には厳重に手枷で封じられ尚且つ奇妙な文字の書かれた札がこれでもかッと

 

張られている・・・・

 

「あーー封印か…面倒くさ・・・」

 

先ほどから手枷を破壊するために魔力を練っているもすぐに魔力が霧散してしまい

 

破壊することができないそこで・・・

 

「あらあら・・・流石『オロチ』の血のモノあの深手がこうもあっさりと・・・・

 

この『粘液』とあいしょうがいいのかしら・・・」

 

顔面白塗りのオカマ・・・・確か『蝶』だったか・・・がクスクスと嫌な笑みを浮かべ

 

ながら此方を見下していた。

 

「起き抜けで臭さとカマ野郎の顔みて機嫌悪いんだけど・・・・・ここどこだよ」

 

「カマ野郎!ですって?口に気を付けな『半端モン』・・・・まぁいいわここが何処だったかしら?

 

いいわ・・・教えてあげるここは・・・聖魔城の尋問室・・・いえ拷問室かしら?

 

死にたくなかったら魔神器の隠し場所を吐きなさい!!」

 

「うわっと!!」

 

壁に掛けられていた鞭を手に取り、暁に攻撃するも寸前の所で回避する

 

全身が異常に重く旨く力が入らないものの何とか動けそうだ・・・

 

しかし・・・今の自分の恰好をみて絶句した・・・・・

 

全裸なのだ・・・・

 

そう・・・全裸なのだ・・・・

 

「なんじゃこりゃあああああああ!!!!!!」

 

叫ぶ・・・・そら叫ぶ・・・・この緊迫感がMaxな状況で自分がフルフロンタル・・・

 

「ふん!捕虜の身ぐるみを剥ぐのは当然の事よね・・・ナニを持っているかわからないんだから

 

別にショタの裸体に興味があったあったからじゃないわ!!!」<ボタボタ

 

「鼻血だしながらほざくなカマヤロー」

 

再攻撃の隙をつき相手の懐に入り込み、蝶の鼻っ面に膝を打ち込み、蝶の鼻柱をへし折り

 

悶絶しているところに左ハイキックを顎に打ち込み‥‥昏倒させる。

 

「さて・・・・どうするか・・・」

 

現在の装備は無し・・・・服もない・・・・近くにもない・・・・

 

「さてどうするか・・・・」<蝶を鞭で拘束して水責め用の井戸に投げ込み

 

「グギャアアアアアア」<ジュウジュウ

 

どうやら井戸の中は何かの溶解液のようで何かが溶ける音と煙が上がる

 

「・・・・・・よし!」

 

カマを無難に処理をして通路に出ると人影がないのに何かの気配が充満しており、

 

嫌な空気がながれている

 

「とりあえず移動するか…」

 

暁は兎に角この場をあとにして探索を開始する

 

通路は薄暗く時折、悲鳴と獣のような雄たけびが響き肉壁が脈動する音が響く

 

途中ここに拉致されたであろう、被害者の遺体から着物を拝借し、刃こぼれした刀を入手して

 

道中を探索する。

 

「なんか目ぼしいものないな・・・・あれ?何だこれ?」

 

とある部屋の前を通ると翠の光が少し漏れており中を見ると不可思議な機会と

 

研究機器が並んだ部屋であった。

 

「ここは・・・・まさか!」

 

中を調べると実験機の中には翠色の結晶を培養、精製していた正にそれは

 

「コジマ粒子の結晶!?・・・まさかここコジマ粒子の研究施設・・・」

 

中にはコジマ粒子を貯めている貯蔵缶や組み立て中のジェネレーターに研究資料だった、

 

研究資料のサインには『ヒューイ・エメリッヒ・イエーガー』と

 

ヒューイ・・・・オタコンいや春・エメリッヒ・小島の父で欧州大戦で米国にてその革新的な

 

兵器によりおおくの犠牲者をだしたことから『虐殺者ヒューイ』と軍部で言われ、

 

米国の非正規組織『XOF』に所属その後、とある傭兵組織に席を置くも傭兵組織の情報を米国に売り

 

傭兵組織を壊滅するという経歴があるもそこで自身の妻を殺害していた。

 

コジマ博士こと、ハル・H・小島は母方の実家のある日本に預けていたことで

 

オタコンは無事であったがオタコンの妹はヒューイの実験により他界してしまった、

 

しかし凝んな床に何故ヒューイの研究資料があるのか?

 

「・・・・まさか・・・こいつ黒之巣会とつながってる?取り合えず

 

こいつな押収したいけど・・・」周りを目ぼしすると見覚えのある装備が保管されていた、

 

そう暁の装備であった、幸運な事に誰かがここに保管していたようだ、

 

「ずさんな管理しやがって…まあ助かった」

 

ズボンから工作ツールを取り出しそのなかから二本の薬品を取り出し

 

その一つを手枷の鍵穴に注ぎ、続いて二本目の

 

薬品を注ぐと直ぐに煙が発生してボン!と小爆発し枷のカギを破壊し外す、

 

若干手首に火傷を負うも無視してテキパキ装備していく、

 

「さて・・・写真写真」<資料写真撮り

 

「さてと資料廃棄と機材破壊しないと・・・」

 

研究室にあった部品を使い即席の起爆装置を作成し各所に設置しその場を離れる。

 

その後、再度探索を開始すると開けたところに出る、そこは吹き抜けになっており

 

下は暗く底が見えないが所々怪しい光が漏れ通路には降魔が徘徊していた。

 

、降魔がぞろぞろといる中で怪しい光を放つ炉のようなもだと

 

解るのが何個か設置されていた、そこで急に形容しがたい『音』が鳴り響くと

 

それまでそこいらに居た、降魔が一斉に移動しだしたのである、

 

一体どうしたのかと思案してみて一つの考えが頭をよぎる。

 

「あ・・・・脱走バレたか」

 

流石に蝶を井戸にボッシュートして結構な時間が経っている

 

「戻ってくる前にちゃちゃっと調べるか」

 

炉に調べるとどうやら降魔の生産炉の様だ、その中には形容しがたい泥が

 

蠢き妖力が沈殿している。

 

「さてどうするか・・・このままにするのは不味いし」

 

ポーチからC4を取り出し設置する、しかし炉の個数は多く手持ちでは足りなく

 

全部を処理することはできなかった、

 

「後は・・・仕方ないな、次は・・・・下か」

 

暗く底が見えない下を身を下ろしその時、地面が大きく

 

揺れ自分がせり上がる感覚を覚える、

 

「まさか・・聖魔城が地上に?ってことはいよいよマズイか・・・」

 

聖魔城が地上に出現したということは、帝撃が魔神器を守れなかったって事だ、

 

階段を降りる途中で、炉から十分離れたところで起爆スイッチを押す。

 

ケタタマシイ爆発音と爆風が上がるその習慣上部に居た、降魔も気が付き上部に

 

集まってくることを確認する。

 

「本格的にやばいな・・・通信機材ある所が有ればいいんだけど研究室にはなかったし

 

もううえには戻れないし、光武とは言わないが人型蒸気でもあればいいんだが・・・」

 

最下層に到達し降魔をやり過ごしながら奥へ進むと大きく開けた部屋に到達する、

 

「なんだ此処?無駄に拾いな・・・・あれ?あそこ、スイッチか?」<警戒しつつ押す

 

すると壁が開く、どうやら隠し扉だったようだ中には、巨大な人影が鎮座されていた。

 

鎧武者のようないで立ちで鬼の面、腰には大刀を携えた鎧人形、

 

暁はこの存在をしっている・・・暁になる前、前世でみたアニメで、

 

暁が現在駆る、震電のオリジナル・・・「餓沙羅の舞」を踊ることを許された、

 

「嵬(またはインヴィテイター)」だけが操縦できる巨大な鎧人形。

 

シンボルでは「オリジナル」と呼ばれるその名は、『骨嵬《クガイ》』

 

「な、・・・・なんでこれが!?」

 

「・・・・・それは貴様の隠し蔵から回収した遺物だ」

 

暁は、咄嗟に距離をとり懐から拳銃を向ける其処には、最悪な人物

 

葵 叉丹がそこに佇んでいた。

 

「最悪だ・・・まさかお前に見つかるとか・・・」

 

「ふん・・・コソコソとなにやら細工していたようだが無駄なことだ、

 

聖魔城も復活し最強の降魔も復活した・・貴様になにが出来る暁・オーガス

 

いや・・・『八神暁』、宗蓮に似て忌々しい奴だ・・・・」

 

「テメェ・・・・答えろ骨嵬《コイツ》をどうする気だいや・・・そもそも

 

コイツをどこで知った!!」

 

「最初は・・・・貴様の家に保管されていると思われた魔神器『鏡』を回収

 

するつもりだったが発見できず…しかしまさかこのような遺物を見つけられたとは、

 

幸運だった・・・こいつには魔装機兵建造のアイディアと技術を使わせてもらった

 

まぁ・・・回収する際・・邪魔な女がいたか排除したがな・・・」

 

「女・・・・まさか!」

 

「そうだ貴様の母八神紫だ・・・健気にも奴の鈍で私に盾付きおって・・・簡単に

 

首をはねることができたわ・・・・しかし神楽の力も魅力だったしかも宗蓮にはもったいない

 

程の美しい顔・・・新しいき仲間にする予定だったが・・できたのは不良品・・・」

 

「・・・・テメェ・・・はもう喋るなああ!!!!!」

 

叉丹に向けて全弾発砲、ナイフを構え炎を纏い斬りかかる

 

「ふん・・・・動きが単調だな!宗蓮の方がまだ骨があったがな!!!」

 

相手の袈裟懸けをバックステップさけ再度懐に入り蹴りを放つ

 

「そんな蹴り・・・・っく!」

 

俺の蹴りを寸前で躱すがサタンの頬に切り傷を付ける。

 

「バ~~カ!」<中指立て

 

カツンカツンと靴を鳴らすそこには仕込みナイフが装備されてた

 

「小癪な!!」

 

それから切結び膠着状態に・・・・その時人の気配を感じ視線を送ると

 

変わり果てた・・・あやめが冷笑を浮かべていた・・・・

 

「あやめ・・・・姉さん・・・」

 

「そこ!!」

 

「しまっ!」

 

持っていたナイフを弾かれ叉丹の斬撃が襲うも、間一髪回避する。

 

「あやめ姉さん・・・・・偉く過激にイメチェンしたね」

 

「フフフ・・・ありがと・・ねぇ・・・アナタもこちら側に来なさい」

 

「・・・・殺女?」

 

「・・・・・・・・」

 

「サタン様・・・・この子の力は知っていますよね?荒神オロチの血族

 

骨嵬の適格者・・・魔の楽園に存在する価値もあります・・・・

 

サタン様と私とこの子・・・夫婦子供仲良く・・・・この世を闇に染めるのも

 

良いと思うわ・・・・」

 

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」<暁&叉丹

 

 

 

 

「おいそこのクソヤローお前の降魔だろなんとかしろ!」

 

「・・・・・どうやら変化が上手くしていないようだな・・・まぁ時期に安定するだろ」

 

このキチ姉・・・・変異しても根っこは変わらないのかい・・・・・

 

「フフフ・・・・はい隙ありv」

 

「へ?・・・・ぐぁ!!」

 

突如背後から衝撃が突き抜ける・・・・体から数本何かが折れる音も響く

 

背後を見ると・・・・骨嵬が拳を振りぬいていた

 

「っぐ・・コイツ・・・動いた?」

 

「どう?驚いた?・・・・アナタを刺した時に採取した血液を培養して一回限り

 

だけど動かせるのよ・・・・」

 

アヤメが笑いながら近づいてきてかがみ声を掛ける・・・・・・

 

「サタン様・・・このままこの子を骨嵬へと・・・後は骨嵬が勝手にしますわ」

 

「・・・・・そうか」

 

叉丹は暁の襟首をつかみ引き上げると骨嵬の胸部が開き中からコードが飛び出し

 

その一本がスルスル背中に入り込み・・・・・カチと音がしたとこから急に

 

意識が遠のく・・・・この感覚・・・阿頼耶識の接続といっしょ・・・

 

「さぁ‥‥坊やお眠りなさい目覚めたときには新しい世界が貴方を待っているわ」

 

そう聞こえた気がするがそのままなすがまま骨嵬に取り込まれる、

 

最後の力を振り絞り叉丹と殺女に向けて…‥中指を立てた




蝶はボッシュートになりました

殺女は姉ポジションから母ポジションに鞍替え・・・・正直やめろ

おや・・・・叉丹の胃が?
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