武蔵、三笠がとびたち一時間・・・
散発的な降魔の襲撃があるもののそれを上手く迎撃し進む
『三笠の性能はこちらに比べ落ちる為、此方がサポートします以上』
『おう・・・しかし相変わらず規格外な技術をしているな』
『社長令嬢の特権という奴です・・・・上にも少なからず情報を
開示していますが・・・争いの種になりかねませんので以上』
武蔵に配備されている機動兵器が耐えず防空監視をし偶に対空砲火と
障壁を展開し被害が出ない様に行動している。
『聖魔城城門を主砲の射程位置に捉えました!」
「よし!93センチ砲準備!!・・・・・発射!!!」
三笠から一発の砲弾が聖魔城の城門に直撃そして大きく爆発しその余波で
周囲の降魔を吹き飛ばす。
『武蔵【主砲ショートバレル小兼定】要救助者がいる為出力を最小に
非貫通術式セット・・・砲撃開始、並びに聖魔城の対空兵装を無力化します
無人機動兵器により砲撃を開始・・・・花組及び突入班に被害の出ない様に以上』
「米田司令!武蔵より連絡突入ルート確保、上陸サレタシと通信」
「よし!!大神、翔鯨丸で突入以降の判断はお前に任せる」
『続いて聖魔城突入部隊、同じく花組と共に突入を以上』
「了解!!帝国華撃団・花組出撃します」
『鉄華団第一遊撃隊作戦行動を開始するぞ!!』
【聖魔城外周部】
「此方大神無事聖魔城に到着しました、内部侵入口を探します」
『オイ・・・アンタ』
大神が米田に現状を報告終えた直後
暁の乗っていた霊子甲冑と瓜二つの機体の一つが声を掛けてきた。
「アンタが大神一郎だな・・・」
「あぁ・・・アナタは?」
『俺は古園昭宏だ・・・本来は二番隊の隊長だが一番隊長がアカツキ
だから俺が代わりだ・・・・短い間だが宜しく頼む』
震電に大型シールドと大型ライフルを装備した機体から通信があり
『俺は二番隊副リーダーの乗場シノだ・・・よろしく!!』
背中に二本の砲を装備した桃色の震電からも挨拶が来る
『私は五十土イカリなのです・・主に衛生担当ですので何かありました
お声をおかけ下さい』
『うちの総長・・・まぁリリィの事だが後程此方に合流するそうだが待づにに侵入するぞ』
「まさか准将が?前線に?」
「あ~~~普通驚くよなーー普通はだけど」
「ウチは普通じゃないから・・・・・な!!!!」
昭宏背後に振り向き迫って来ていた降魔を銃撃する
『来るぞ大神!!気を抜くな』
「すまない・・・皆入口を探すぞ!」
「了解」
花組と鉄華団のメンバーは、敵を迎撃しながら侵入口を探していると
上の方に入口を発見する。
「隊長、侵入口を発見しました!?」
「よし!侵入するぞ・・・・」
「お?・・・あれが開閉装置か・・」
カンナが周囲を見渡すと開閉装置らしきものを発見し操作する、
すると鈍い音をさせながら扉が開きカンナと昭宏が殿を務め
最後に中に入ろうとしたとき背後に赤、青、紫の妖力が集まり
見覚えのある三魔が現れる、『猪』『鹿』『蝶』である。
「グヒヒヒヒ・・・・華撃団の奴がきやがったぜ」
「くっくっくここで殺されるとも知らずに馬鹿な奴らだ」
「んう?・・・なにやら見ない奴らもいるようだが・・・関係ない
叉丹さまの為にここで貴様らは死んでいけ!」
その言葉と同時に空には数えきれないほどの降魔が天空をまい何処かへと向かってた
「まさか・・・奴ら三笠に!!」
『心配すんな・・・・武蔵さんが付いてるそれよりもこっちを心配しな!』
『シノ・・・・・先に行け後から追いつく!』
「アタイも残るぜ・・・・一人より二人だ!隊長先に行ってくれ直ぐに追いつく!!」
カンナは開閉装置を破壊し扉を閉める
「な!カンナダメだそれに昭宏君」
「オメェ何しにここに来たんだ!!あやめさんを助けるんだろ!
叉丹を倒すんだろ!!・・・・世界を守るんだろ!!!
甘ったれたこと抜かすなこのタコぉ!?」
「カンナ・・・・」
「隊長・・・カンナの言うと通りです急ぎましょう・・・」
完全に閉じられた堅牢な扉の前で大神は首を垂れるも
マリアの声掛けで先へと進んだ。
【聖魔城侵入口外】
「わりーなビンボー籤引かせちまって」
「いいって事よ・・・アタイ等の隊長ならすぐにでも叉丹のヤローを
ぶっ飛ばしてくれるさ・・・・」
「イイ女だな・・・・あんた!!」
「へ・・・・よせやいさて…死ぬにはいい日だ!!!」
「おう・・・かかって掛かってきやがれ豚野郎!!!」
「ケ・・・・二人だけ残るたぁー泣かせる馬鹿だぜ」
「桐島流空手じゃあ相手に背を向けるのはご法度でな!」
「鹿、蝶先に行け・・・こいつらは俺の獲物だ!!」
カンナの拳とそれを援護するように大型ライフルと隠し腕から巨大な斧を取り出し
攻撃する昭宏・・・しかし・・・
「無駄だ!!!」
猪はそれを真っ向からうけるも逆にカンナと昭宏を吹き飛ばす
「グアアアア!!」
「っぐ!!」
「弱い・・・・相手になんねぇーぞ!!」
「ヤベェ!!」
猪の火炎攻撃を咄嗟に昭宏が大型シールドを展開するもその威力により二人まとめて
侵入口に叩きつけられてしまう。
「・・・・つ・・・うあ・・・親父・・・・・大神隊長・・・
一発でいい・・・・アタイに・・・力を・・・最後に力を」
『オイ・・・アンタ・・・大丈夫か・・・・おれが動きを止めるその間に!!」
昭宏はシールドを捨て猪に組み付き投げ飛ばし、
猪の魔装機兵を掴み上げ背後から羽交い絞めにする、
「なにぃぃぃぃ!!!」
『俺の震電はなパワーをカスタムしていてな鉄華団一馬鹿時からなんだぁぁぁぁ!!!』
「貴様離せ!!!」
「いまだやれえええ!!!」
「・・・おう・・・風よ・・・自由に、自在な天空の王者よ・・・
今こそわが命を糧にし吠えろ、猛れ!空に舞い天を駆けろ!!!
カンナの渾身の突きは猪の魔装機兵を捉えると同時にカンナは力尽き機体が停止する
「ゴハ・・・・おのれ小娘如きが・・・・」
カンナの一撃は相手に致命傷を与えるもトドメを差し切れていなく・・・猪は逆に
カンナにとどめを刺そうとしたとき・・・・機体に衝撃が走る
「何ぃ!!貴様・・・・・」
「おいおい・・・女ばっか注目しすぎだ豚野郎・・・・・」
昭宏は大型シールド変形させ『巨大な鋏』で猪の魔装機兵を挟み込み力ずくに鋏を絞める
「グアアアアやめ・・・・やめろ!!」
「テメーはここで死んでいろおおおお!!!」
バチン!という音と主に魔装機兵を分断し爆発四散するその爆炎に昭宏も飲み込まれながら
【武蔵艦橋作戦本部『足らない本部」】
『鉄華団遊撃隊二番隊昭宏機反応・・・・ロスト』
『至急近くの隊員は確認を以上』
『敵約2000・・・・対空防御・・・・無人防空兵器稼働率60%に低下』
『三笠損害率55%・・・・障壁三笠に集中』
『PA減衰率70%』
『こちら武蔵・・・・米田司令、そちらは大丈夫ですか以上』
「っく・・・あんたのお陰でなんとかな・・・・」
『了解・・・ですが危険と判断したら退艦し此方に避難を以上』
「へ・・・・まだまだこれからよ!!」
「司令!!メインエンジン出力低下!?」
「左舷高射砲・・・炎上!!」
「右舷副砲・・・復旧の見込みありませええん!」
『三笠へ至急応急修理班並びに護衛機動隊を』
「何から何まで・・・・すまねえ武蔵」
「いえ・・・米田司令、武蔵だけでは本艦の呼称と被り指示に影響が出るので
わたくしの事は『武蔵さん』と御呼びください以上』
「・・・・了解した武蔵さん」
上空では、三笠、武蔵が降魔をひきつけ迎撃するも段々と被害が出てきていた。
【聖魔城内部】
大神の神武にカンナ機のシグナルがロストしたことが告げられていた。
「カンナ・・・」
「・・・・・ひっく・・・カンナァ」
「カンナさん・・・・!!」
「・・・・・・っ!」
「さ、最後の最後まで‥‥勝手ばっかり・・・最低のヤボ・・・ヤボですわ・・・
最低の・・・・・」
すみれが涙を流しなら・・・地面をたたきながらそう零すそこでシノがすみれ機に
通信を入れる。
『おいアンタ・・・だ、大丈夫だ・・・昭宏の奴もいるんだ
あのネーちゃんは死んでなんかいねーよ、だから・・・先急がねーとな』
『(シノさん・・・・・昭宏さんの信号も)』
『(いうんじゃねー五十土・・・あの筋肉馬鹿が簡単にくたばるかよ)』
「すみれ・・・それに貴方も先に進みましょう・・・・」
「・・・・・・・・」
『だな・・・・っ!!』
次の瞬間、氷を纏った妖力弾がすみれに直撃しそうな瞬間、シノの震電が庇う。
『っぐ!!・・・・こいつはさっきの!!』
『シノさん!!』
「あ、あなた・・・!!」
『オイ!隊長さんよ・・・・こいつは俺が何とかする、先行きな!!
五十土・・・お前もだ行け!!!』
「しかし・・・・!!」
『俺らの任務はアンタらの護衛も含まれてるんだ・・・・気にするな』
『大神隊長さんここはシノさんを信じてほしいのです・・・・」
「・・・・・・すまない」
「逃がすか!」
鹿が追おうとした瞬間、震電用アサルトライフで動きを止める
「おいつるっハゲ俺と遊ぼうじゃねーか・・・なぁ!!!」
シノ機の背部キャノンから徹甲弾を発射し鹿を引き剥がし、再度アサルトライフルで
銃撃する、しかし・・・相手の装甲が厚く余り効いていないようだった。
「えぇい!!鬱陶しい雑魚が!?」
鹿の冷気砲を諸にうけたシノは吹き飛び倒れこむ、機体のあちこちは
氷結し上手く行動できずにいる。
「ふん・・・相手にもならんわ、さて奴らを追うか・・・」
シノ機を一瞥し花組を負うため背後を見せた瞬間、鹿の機体にワイヤーが絡む
『だぁ・・・から逃がすかって言っただろうが!!!』
シノ機の背部キャノン後方に腰部の別ユニットが接続され幽かに翠色の光が漏れる
「その光・・・まさか!!貴様こんな細い道でそんなもの使ったら貴様も奈落に!!」
「それが如何したハゲ!!一緒にバンジージャンプでも楽しもうじゃねーか!
必殺!スーパーギャラクシーキャノン!!」
二条翠色の閃光が鹿を貫き鹿の魔装機兵を爆砕しその残骸は奈落に吸い込まれていく・・・
しかしその衝撃で地面が砕けシノ機もまた・・・・奈落に転落する。
『(シノさんのシグナルが・・・・・)』
・・・五十土機にシノ機のシグナル喪失のメッセージが届く
しかし自分が動揺しては花組に迷惑がかかる・・・
「どうかしたかい・・・・」
『いえ・・・大丈夫です』
「おん?・・・・・これは・・・・」
「紅蘭・・・・どうした?」
「いや・・・・この文様なにか気になるんや、ウチが調べますんでみんな先にいってな」
『紅蘭さん・・・・大丈夫なのです?』
「あぁ直ぐ調べてすぐに合流するで五十土ちゃん、問題がなければ直ぐ追いかけますわ
それにウチの神武には秘密兵器があるんや万が一があっても大丈夫や」
「え?なんだいそれは・・・?」
「秘密やから秘密兵器なんやで・・・ささ先急いでや大神はん」
「解った・・・・でも無理はするなよ紅蘭」
「了解や!」
大神と別れた紅蘭はさっそく壁の文様をスキャンし解析していく、
紅蘭の神武には、色々なデータが組み込まれておりなかにはリリィから齎されたデータも
あり直ぐに解析が完了した・・・・その内容がなんとも恐ろしい物だった。
「これは・・・反魂の魔術やないか!!・・・・叉丹の奴・・・これで三騎士と
不動を蘇らせたんやな・・・せやけど、もう復活なんかさせへんで・・・
カンナはん・・・。あんたらの出番は終わりや!!舞台は引き際が肝心やで!!」
紅蘭は装備させている有りっ丈の砲撃を魔法陣に打ち込む、通常の石壁ならば簡単に
破壊できるが、その魔法陣は障壁で守られており傷一つついていなかった。
「何ちゅう…頑丈な代物なんや・・・・」
その硬さに驚愕していると、突然魔法陣が光り輝き、大勢の降魔が召喚された。
「しまっ!キャアアアアア」
紅蘭は囲まれる形で降魔の集中攻撃をうける、紅蘭の神武の周りには、
薄い翠の膜がはられているがそれを無視して降魔の攻撃が紅蘭を襲う、
「なんや・・・・これ位・・・ウチの居場所!ウチの未来!!ウチの夢!!!
やっと手に入れた大事な・・・大事なウチの宝物や!!
ぶっ壊されてたまるかいな!!!!
帝国華撃団・花組‥‥舐めたらアカンで!!!」
紅蘭はフェイスの整備班と仲が良く整備班長との仲も良好で
班長経由でリリィにある申し出があった・・・彼女にコジマ機関の
運用法を教えたいと・・・。
最初リリィはその提案を渋ったが彼女の人となりや、花組での活躍が決め手になり
許可を出した・・・・そして整備班の方々に教えられながらとある装置を完成させた、
『PA発生装置』をである。
しかしまだテスト段階で花組に装備するには不安が残り、まず自分の神武で
テストをしていたのだ・・・・・当然PA『プライマルアーマー』が発動できるのであれば、
AA『アサルトアーマー』も発動できるという事だった。
しかしAAの実験はその範囲が原因でまだ一度もテストしていなかった・・・・・
「ウチ等の科学の力の勝ちや!!!!!」
眩い翠の光が紅蘭と降魔を包む・・・・・・
【聖魔城中心部付近】
大神は突如、激しい揺れと、強烈な翠色の発光が後方・・・・、紅蘭がいたあたりから
発生するのを見、それと同時に花組の全員に紅蘭機の沈黙を告げるブザーが機体内に鳴り響く。
「紅蘭・・・・・」
「・・・・・・・っ!」
「もう・・・・・嫌だよ・・・・・っ」
「紅蘭!・・・・紅蘭!!」
「紅蘭・・・・敵は必ず・・・・うぅっ」
『(今のは・・・・AA・・・じゃぁあの人は・・・・もう)』
花組の皆の悲痛な通信を聴きながらも、自分の心を押し殺しながら絞り出すよう、
『先へ急ごう・・・・・」と大神はみんなに告げる。
「フフフフ・・・・やるじゃないの・・・・でもここから先へは行かせないわよ!!!」
突如、後方から蝶が出現し紫電を放射し花組や五十土を攻撃する。
「うっ!」
「きゃあ!」
「っぐ!
「ぁあ!!」
『うきゃ・・・・』
以前の量産型と比べられない程強化されており大神たちも苦戦する。
「くそ・・・・迂闊に近づけない・・・・」
蝶の攻撃に責め姐ぐも一瞬の隙を突きマリアが蝶にタックルをし拘束する。
「時間がありません・・・・ここは私が抑えます!!先に行ってください隊長!?」
「マリア!っバカな・・・・君まで!!」
「隊長!・・・アナタには帝都を守る使命があります・・・さぁ、急いで!!!」
その間にも蝶の攻撃がマリアに襲い掛かるも、一歩も引かず抑え込む。
「私の・・・・最後のわがまま・・・・を、きいてください」
「・・・・解った」
大神は、そう呟きマリアの横を抜け先へ進む・・・・最後尾の五十土が一瞬足を止めるも
大神の後を追いかける・・・・
「離せ・・・・離すのよ!!」
「昔・・・・・わたしは感情に任せて間違いを犯した・・・許しは請わないわ・・・
罪は罪ですもの・・・隊長!後は任せます!!
そう叫び蝶から距離をとり背部に装備されたスナイパーカノンを構える
「喰らえ!パールクヴィチノィ!!!!」
マリアの渾身の氷結霊力弾が蝶を捉え・・・・浮遊腕諸共、機体本体を破壊する、
しかし・・・マリアの攻撃も今のが最後の力を振り絞った攻撃であり・・・
カノンの収納し先に進もうとしたとき静かにその機能を停止したのだった。
程なくしてカンナ、紅蘭に続きマリアの神武のきのうが停止したことが、花組に伝わる
先に進むにつれ・・・・仲間の命が散っていく、アイリスの嗚咽交じりの泣き声や
さくらの啜り泣き・・・すみれの悲痛な息遣いが大神の心を深くえぐる・・・
その光景をただ見つめることのできない花組ではない五十土は・・・自分の無力を
痛感する・・・昭宏やシノの犠牲もでも私の任務は・・・・この人たちを中心部に
連れて行く事・・・この人たちだけでも・・と歯を食いしばる。
そしてマリアと別れて10分ほどで大きな扉のまえに到着するしかし・・・
五十土機が敵のロックオン警告が鳴り響く、後方を確認するとそこには・・・・
マリアと交戦していた筈の蝶がいたのだ、だが敵の機体もボロボロで
所々火花や翠の光が漏れていた。
「ふ、フフフ・・・やられたわ・・・私はもうダメみたいね・・・でも!!
あたしの命に代えても叉丹様の邪魔はさせない!!それが・・私の叉丹様えの
忠誠・・・・そして愛!!!お前たちも道ずれよおおおおおおお!!」
蝶の機体から妖力とコジマ粒子が異常にもれ光り輝く、
「マズイ!奴め自爆する気だ!!!」
大神が叫んだ瞬間・・・・砂色の機体・・・震電が蝶に取り付く
「もうこれ以上は!!!やらせないのです!!!!」
五十土が蝶を羽交い絞めに脚部スラスターにエネルギーを為急加速する
「何をしても無駄よ!この周辺は、跡形もなく消し飛ぶわ!!!」
『残念だったのですね・・・・私たちの機体には標準装備でアサルトアーマーが
装備されています!その効果範囲を変更し攻勢範囲を五十土の正面、貴女の方
に固定すればあなたの爆風は、五十土のAAで相殺・・・・被害が出るのは貴方と
五十土だけなのデス!!!!」
震電の各スラスターのリミッターを解除し蝶事OB(オーバードブースター)で
移動し大神経ちとは別の方向に移動する。
「離せ!!はな・・・・・せ」
「次に生まれてくる時は・・・平和な世界だといいな・・・ねぇ・・・・お姉ちゃん」
【武蔵艦橋作戦本部『足りない本部』】
『・・・・突入支援部隊全機シグナル喪失、生死不明以上】
『了解・・・・あとは花組のメンバーを信じるほかありません以上』
『三笠から通信、損害甚大、ほとんどの戦闘能力を喪失』
『米田司令・・・・至急退艦を此方の受け入れは可能です以上』
「武蔵さんかい・・・・すまねぇが退艦するのは風組の連中だけだ・・・
俺は最後の切り札の為にここに残る・・・・」
『どのような切り札があろうと・・・・現在の三笠では効果的な攻撃は
不可能と判断します以上』
「へ・・・それでも・・・・」
「長官!!・・・・霊子砲のエネルギーが急速に高まっています!?」
「なにぃ!!」
『こちらでも確認しました・・・・残り時間はもはやありません以上』
『ショートバレル“小兼定”のフルパワーでの砲撃で破壊できますが
確実に突入班並びに外周の味方部隊の命の保証が出来ません以上』
「武蔵さん・・・・さっき言ったと通りに風組を収容してくれ」
『了解しました・・・救護艇を派遣します並びに其方にて応急修理をしていた
整備スタッフも回収しますよろしいですね?』
「構わねえ・・・・頼む」
『了解・・・・収容作業を開始以上』
『これより指揮権を武蔵野に譲渡以上』
『譲渡を確認これより本艦の式は武蔵野が代行します』
『ではあとは宜しくお願いします以上』
そう言い残し武蔵は艦橋を後にこの場を離れた。
【三笠艦橋】
既に風組三人娘や帝撃、フェイスの整備スタッフは退避そておりこの艦に
生きて居る人間はただ一人・・・米田しかいなかった。
「フフ・・わしに、軍人としてのいい死に場所をくれたな・・・あやめ君!!
・・・・・・感謝する!?・・・・全機関出力最大!!目標、聖魔城!
人間を舐めるなよ!!!突撃ーーーー!!!
「了解・・・並びに船首に障壁展開・・・突撃効率を上げます以上」
「は?・・・いやなんでお前がここに!!」
「今貴方に死なれては戦後処理が大変なので勝手に死なないでください後、戦後処理
の前に盛大に祝勝会をしますのであなたがここで逝くとその計画もおじゃんなので
貴方を守りに来ました以上」
艦橋の入り口に淡々と米田に毒を吐く武蔵さんがいた。
【聖魔城中心部入口】
ここまで、カンナ、紅蘭、マリア、それにフェイスの支援部隊の方々全員が散り
残すは、大神、さくら、アイリス、スミレのみに・・・・さくらが後ろを振り向こうとしたときに
大神は、それを制止する。
「振り返るなさくらくん」
「・・・・でも」
「まだ終わっちゃいないんだ・・・・叉丹を倒し世界を必ず救うんだ!
「大神さん・・・・」
「少尉・・・・」
「お兄ちゃん・・・」
「みんなの思い・・・・けして無駄にはしない・・・見ていてくれ」
そして中心部に侵入する。
中は広くその中央に巨大な砲が鎮座されていた、その近くにあやめと
一体の大型の鎧人形が佇んでいた。
「ようこそ・・・・」
「・・・・!」
「あやめさん!!」
「よくここまで来たわね・・・ようやくあなた達と決着がつけられるわ」
「どいてくれあやめさん・・・・おれたちにはやらなきゃいけない使命があるんだ!」
「そうですわ!!それに早く暁さんを返しなさい!!!」
「そうだ!・・・アカツキを返して!」
「フフフ・・・ダメよ・・・あの子は私と叉丹様の大事な子・・・・それに
『あの子は帰りたくない』みたいよ?」
そういいあやめは鎧人形の腹部を撫でると鎧が開くと中には、コードの様な物で絡めとられ
意識のない暁がぐったりと首を垂れていた。
「さぁ・・・・わたしの愛しい坊や・・・あの邪魔な小娘たちを・・・・殺しなさい」
その言葉をきっかけに鎧は閉じ鎧人形の鬼の面の目が紅く怪しく光り、腰に添えられていた
野太刀を抜きアイリス、すみれに斬りかかる・・・・・
絶望の夜はまだ明けない・・・
カンナ、マリア、紅蘭、五十土、シノ、昭宏
死亡確認!!<雷電
さて終わりが見え敵ぞ・・・・