サクラ大戦~散らなき鉄の花~   作:斎藤一馬

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あのシルエットを俺たちは知っている!!

あの男を俺たちは知っている!!



第44話 ~散らなき鉄の花~⑨

叉丹との決戦が始まり、大神とさくらが見事なコンビネーションで攻撃を繰り出すも

 

叉丹の剣の腕もさることながら一番の要因は翠の膜・・・PAによる攻撃の無効化が大きい

 

「こ・・・攻撃が!!」

 

「あの膜に阻まれて・・・・」

 

「ふん!口ほどにもない・・・それにしても人間とは本当に愚かなものだ

 

この破滅の力をまさか人間自身が掘り起こすとは・・・・」

 

「破滅の‥‥・光?」

 

「そうだ!!本来この粒子はこの世界には存在しなかったモノ・・・それが

 

突如世界に現れた・・・まさに神の光!!人間の原罪を焼き腐らせる光!

 

貴様ら如きがこの神の力を破れるわけがなかろうが!!!」

 

神威の周辺のPAが収束しAAを発動、大神、さくらを巻き込み大爆発を起こす

 

「きゃあああ!!」

 

「ぐあああああ!!」

 

AAの爆発により後方へ吹き飛ばされた瞬間、神武のセンサーが異常を察知し

 

警報を鳴らす

 

『有害物質散布感知』

 

「こ・・・・これは!・・・っぐ」

 

「大神さん‥‥息が」

 

異常な息苦しさとコックピットの排気機能がフル稼働し排気ファンの音がけたたましい音を発する、

 

それに合わせて「くくくく・・・」と叉丹が笑いながら言う。

 

「本来のコジマ粒子はその絶大な力の裏に人体と環境に重度の悪影響を及ぼす諸刃の剣!

 

小島とかいう人間が無毒化したようだが・・・そのせいでこの力の3割の力しか発揮できていない

 

ときた・・・だが我が協力者はこの力を十全に発揮できるようにした・・・・所詮甘さなど

 

偽善にほかならぬ!!!・・・・選ばせてやる毒でもがき苦しんで死ぬか・・・・

 

俺に斬られて死ぬか!!」

 

サタンの凶刃に妖力とコジマ粒子が収束しさくらを切り捨てようとした瞬間・・・・

 

『魔力が込められ蒼炎を纏った見覚えのある薙刀』が振り下ろそうとした腕を貫く

 

「な・・・・なにいい!!!!!」

 

「ま・・・まさか!!」

 

「い・・・・生きて居たのね・・・・」

 

「暁!!!」

 

「暁君!!!」

 

そこには上半身裸で何を投げたモーションで立っている暁が立ち上がっていた、

 

その傍らには、毛布に包まれ応急手当とガスマスクを付けられ眠りについている

 

アイリスとすみれがいた・・・

 

「・・・・・まったく・・・・ふがいなさ過ぎてムカつく・・・・

 

皆に一杯迷惑かけて・・・・花組の皆の命の危険に晒して・・・あんな骨董品で自我飛ばして

 

大好きな女性殺しそうになって・・・・自分の馬鹿さ加減にはらわた煮えくりかえる・・・・

 

でも一番ムカつくのは、おれの友人の夢の力でナニトチ狂った事してだ

 

ロリコン野郎!!!!!」

 

暁の体から蒼炎が迸る・・・・・

 

体に異常は『二カ所』以外無し・・・これなら・・・コイツを殺せる。

 

その瞬間、轟音とともに壁が吹き飛びナニかが地面を抉りながら止まる、

 

そのナニかはまさに砲弾それが分解され中らコンテナが出現それと同時に

 

暁はそのコンテナに駆け寄る、するとそれに合わせてコンテナが稼働し

 

なかからいったいの巨人が姿を現す・・・・暁の震電であった。

 

「しまった!!」

 

それを呆然と見ていた叉丹は。暁が機体に乗り込むことを阻止できなかった。

 

 

「阿頼耶識接続・・・完了、機体起動・・・コジマ機関リミッター解除・・・

 

魔力変換開始・・・帝国華撃団・花組補佐『八神暁』戦闘行動に復帰します!!!」

 

今ここに花組の最後のメンバーがそろった・・・・。

 

「暁・・・体の方は?」

 

「・・・・・問題あるけど今は奴をぶっ転がすのが先だ!PAの減衰は俺がする

 

後AAはこれ以上喰らうなコジマ汚染で機体や人体が持たない・・・だがそこが弱点だ」

 

「弱点?」

 

「あぁ・・・奴の積んでるPA発生器とAA発生器は二つで一つの機構の機械だ、

 

AAはPAの防御を攻勢エネルギーに変換して攻撃する・・・つまりAAを使ったら

 

一定時間PAは張れない!」

 

「だからさっき暁くんがなげた薙刀が叉丹の腕に刺さったのね!」

 

「そうだ」

 

「なるほど・・・暁さっそくで悪い頼めるか?もう時間がない!」

 

「了解!!」

 

そういいOBを起動し叉丹の元に、途中スモークで目くらましを展開し

 

かく乱、クイックターンで叉丹の背後をとり、腕に装備されていた07-MOONLIGHT

 

での斬撃、しかし間一髪のところで叉丹が防ぐもその出力により徐々にPAが減衰

 

していく、

 

「しってるか叉丹!!PAが攻撃で消失すると発生機に安全機構が働いでAAでの消失の

 

二倍の時間がかかるって!」

 

「な・・・・・なに!!」

 

「あのクソ野郎の研究資料見せてもらったぜ・・・・テメィには聞きたいことが増えた・・・

 

誰がテメェら裏で糸引いてやがる!!!」

 

暁は叉丹を蹴り飛ばしヘビィライフルを掃射、PAはどんどん減衰させていく

 

「そこ!!」

 

更にサクラの鋭い攻撃が神威の翼を斬り落とす。

 

「攻撃が・・・・通じた!!」

 

「未だ大神!さくら!!でかいの一発ぶちかませ~~~~!!!」

 

「応!!さくら君!?」

 

「ハイ・・・大神さん!!!」

 

『破邪剣征・桜花乱舞!!!』

 

大神とさくらの霊力が混じり桜の花吹雪のような霊力波が広がり叉丹を飲み込む

 

「ぬおおおおおおおおおおお!!!」

 

「うお!・・・・・・すげぇバカップルパワー」

 

叉丹は大神たちの合体攻撃をなんとか耐えきり威圧する。

 

「ぐ・・・・くだらぬな互いの傷を舐めあうしか出来ぬ人間どもよ・・・

 

この私に身をゆだねれば楽になれると思わぬのか・・・」

 

「あ?」

 

「なんだと・・・・・」

 

「この世界に正義なの・・・ましてや愛などまやかしにすぎぬ

 

絶対の力!それこそが、世界の真理!!神の真理なのだ!!」

 

叉丹が怨嗟混じりに吠えるもさくらはそれは断じて否と否定する。

 

「それは違うわ!!皆がいたから戦えた!!皆で支えあって来たから、

 

此処まで来れた!観念するのは貴方よ!もうこの世界の何処にも逃げ場はないわ!!」

 

「・・・・この私が逃げる?面白い事を言う・・・災厄を!不幸を!全ての人に

 

絶対の絶望を貴様らに与えてやる!!!」

 

 

 

 

「ぎゃあぎゃあ喚くな・・・・ロリコン野郎・・・

 

テメェ如きが神気取りか笑わせる!」

 

「なにぃ?」

 

「テメェなんざ・・・本当の神の前じゃ只のちっぽけな子悪党だよ・・・力こそ世界の真理?

 

確かにテメェの言うことも一理ある・・・・だがな!!

 

力なき正義は無力だ!貴様の言う通りだ・・・・けどな正義無き力もまた無力だ!!

 

現に周囲を見てみろ・・・貴様の降魔も三騎士もここには居ねぇ、ご自慢のコジマパワーを得た

 

その魔装機兵も大神たちの力でボロボロ・・・すでにテメーは大神たちの・・・花組の正義の『力』に

 

負けてるんだよ!!!」

 

「黙れぇぇぇぇぇ!!!!」

 

「大神・・・・・こいつの始末はおれが着けるこっからは手出ししないでくれ・・・・」

 

「暁君・・・・でも!!」

 

「・・・・・・」

 

「頼む!」

 

「解った・・・・・・・決めてこい暁!!!」

 

「・・・・おう!!」

 

「おのれ…‥舐めおって・・・・死ねえええ!!!!」

 

叉丹の妖力を収束させ暁目掛けて放つ・・・・それは一条の光の砲撃である、

 

「本当はお前をここで八つ裂きにしてやりたいが後にとっといてやらあああああああ!!!」

 

月輪の紋が光り輝き蒼炎が震電の背後にまるで天使の羽根の様に展開し両手でしっかりと

 

ソードメイス『鉄華無名二式』持ち水平に構え・・・・OB起動妖力の砲撃に突貫する。

 

「フ・・・・馬鹿め自分から死ににいったわ・・・やはり口だけの愚かな人間よ」

 

「暁君!!」

 

「いや・・・さくら君あれを見ろ!!」

 

「・・・・え?」

 

妖力の光に飲まれた暁はソードメイスで砲撃を切り裂きながらスピードを落とさず其のまま突貫している、

 

「な・・・なにいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」

 

「はっ!こととらコジマ粒子をあつかってるだぜ?応用法なんざいくらでもある!!

 

こんな風になぁあああああああああああ!!!」

 

「この・・・バケモノガアアアアアアアアアアアア!!!」

 

「ぶっ貫けぇえええええええええええええええええええええ!!!!

 

八神流奥義!八坂の鏡!!!」

 

 

妖力砲を突き抜けその勢いのまま叉丹の駆る神威を貫き吹き飛ばす。

 

 

 

 

「や・・・やった!!」

 

「大神!さくら!!今のうちに霊子砲を破壊しろ」

 

暁の言葉に二人は頷き霊子砲へと向かう・・・・

 

 

「バ…馬鹿な!この私が‥‥貴様ら如きに・・・」

 

叉丹はよろめき名が立ち上がると周囲の魔法陣から妖力を吸収し無理やり

 

活動を再開する

 

「認めん‥‥認めんぞ!!」

 

「大神さん!暁さん!!叉丹が・・・・」

 

「なにぃ!!」

 

「っち・・・しつこい野郎だ・・・・」

 

「・・・・すべての決着をつける時だ・・・・行くぞ!!」

 

「大神合わせろ!久々のコンビネーションだ!忘れてないだろうな士官学校時代の」

 

「!・・・・解ったやろう!?」

 

大神の二刀に白い稲妻を纏い霊力値が急激に上昇し、暁もまた蒼炎を翼のように展開する

 

そして叉丹もまた自身のかたなに妖力を込める、大神の機体に装備されたウイングが展開し

 

スラスターにエネルギが集まる、震電の6つのカメラアイに蒼い鬼火が灯る、神威の悪魔の翼が

 

展開さで妖力が上昇する・・・その刹那先に動いたのは・・・・暁だ!

 

ソードメイスに魔力を込め魔力刃を無数に射出し一瞬遅れで動いた叉丹の動きを止め

 

すかさず大神の高速の一閃を繰り出し上空に舞う、さらにその一閃にてのけぞった叉丹を

 

ソードメイスで上空に打ち上げる追う。

 

『龍虎滅却・・・龍・虎・滅・牙・斬んんんんんんん!!!!!』

 

蒼炎を纏ったソードメイスの斬り上げと大神の白雷の如くの垂直落下の二刀の斬撃が同時に決まり

 

叉丹を強制的に地面に叩きつけた瞬間四方に白い霊力が走る・・・・

 

二人のコンビ攻撃にて神威は爆発四散する。

 

「・・・・・やったか?」

 

「コラ大神それ・・・・・フラグだ馬鹿野郎」

 

その時爆炎の中からナニカが凄まじいスピードで二人の横を通り過ぎ霊子砲まで移動していた

 

蒼叉丹だ・・・・神威は既にボロボロでうごいているのが奇跡な状態であった

 

しかし残った腕で霊子砲の動力部を握りながら言い放つ

 

「フフフ・・・この城の全エネルギーを解き放つ!・・・・世界に恐怖の‥‥雨を

 

降らせてくれるわ!!・・・・さらばだ帝国華撃団やはり・・・・

 

貴様らの負けだぁぁぁぁ!!!」

 

「やめろおおおおおおおおお!!!!」

 

 

次の瞬間、霊子砲は白の妖力をすべて吸い尽くし破滅の光を発射した・・・・・

 

しかし

 

「させるかあああああああ!!!!!」

 

『いえ・・・・アナタの逆転は有りません我々人類の勝利です以上』

 

米田の叫びと武蔵のこえが大神たちに届く

 

 

 

聖魔城からはなられた霊子砲の光はミカサに接触する瞬間、武蔵のよういした障壁に命中し

 

その余波でミカサを破壊するもミカサの突撃を止めるには弱い

 

 

「これで終わりだああああああああああああああ!!!!」

 

まるで米田の気迫がミカサに乗り移ったかの如く霊子砲諸共叉丹をミカサで轢き潰すした。

 

 

 

 

 

 

「全く無茶するよ米田のおやっさんは・・・・」

 

「二人とも無事か!」

 

「なんとか・・・・あ!すみれさんとアイリスが!!」

 

「大丈夫・・・・無事だよ」

 

そういい震電の腕の中にはきをうしなっている二人が眠っていた。

 

「しかし・・・・これは・・・ミカサが米田司令が・・・」

 

「後なんか武蔵さんの声もしたな・・・まぁあの人がいるならおっちゃんも大丈夫だろ」

 

「・・・・・俺たちは・・・・・勝ったのか?」

 

「あぁ・・・流石にこれでくたばったろ、畜生やつには聞かなきゃならねーことがあったのによ」

 

 

「か・・・勝ったんd」

 

大神が勝利に喜ぼうとした瞬間、大神たちに途轍もないプレッシャーが襲う

 

いままでに感じたことのない威圧感・・・・先ほど叉丹の比ではない程に

 

「な・・・・・なにぃ」

 

「震えが・・・・・止まらない・・・・・なにこの力」

 

「・・・・野郎しつこいってレベルじゃねーよ・・・・」

 

目の前には叉丹の遺体が宙に浮かび妖力だ再び彼を包むその瞬間・・・・

 

葵叉丹と山崎真之介がダブって見える・・・・そして妖力の繭が破れ

 

中から現れたのは・・・・・葵叉丹でも山崎真之介でもない・・・ナニカだった

 

 

 

「我・・・・蘇りたり・・・我は罪、我は闇・・・永久なる不滅の王にして古の蛇

 

全能の父に背いた原始の反逆・・・我の名は・・・サタン!!」

 

 

葵叉丹否・・・サタンが言い放つとさらに周囲のプレッシャーが増す

 

「あれが・・・葵叉丹の正体?」

 

「つうより・・・葵叉丹の中にいた奴・・・前世の姿っていったほうがいいか?」

 

「前世?」

 

「あぁ・・・稀に居るんだよう上位存在の欠片が人間の魂に入り込んじまって

 

その異能を顕現しちまう人間が・・・」

 

「そんなことが・・・」

 

「なーに身近に居るからめずらしくもねぇ・・・だが最悪だ

 

寄りにもよってサタン・・・・がラスボスとはな・・・冗談キツイゼ」

 

 

 

 

「来れ・・・・裁きの時はきた・・・・」

 

 

まだ平和の夜明けは開けない・・・・




次回サクラ大戦~散らなき鉄の花~

聖魔城編最終回!!!

~鉄火絢爛編~

終了まで残り三話

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