IS×ウルトラマン 無限の中の光の希望   作:汰灘 勇一

11 / 17
第十話「クラス対抗戦!現れる乱入者!」

一夏SiDE

 

 今日は鈴との対戦の日だ。それで今は、

 

「一夏……」

 

 箒とキスしています。

 

「箒……」

 

「愛しているぞ一夏……」

 

『1・3・5・7・9……間違えた』

 

 キスをしている俺達に素数を数えているゼロ。ゼロはどうしたんだ?

 

『……そろそろ離れないとセシリアが来るぞ』

 

「そうか? 箒、続きは後でな?」

 

「うむ……」

 

 ゼロに言われて、俺達は離れた。箒は若干、不満そうだ。

 

「一夏さん、調子はどうですか?」

 

 セシリアはそう言って入ってきた。あれ? ミライは?

 

「ああ、調子はいいぜ。セシリア、ミライは?」

 

「ミライさんなら、簪さんに付き添っていますわ」

 

「そうか……」

 

 あの二人ってお互いのこと好きなのか? まあ、ミライは鈍感だからな

 

『お前が言うか?』

 

 失礼な。俺のどこが鈍感なんだ?

 

『はあ、もう良い』

 

 ゼロが呆れてるけどどうしたんだ?

 

「いよいよ鈴さんとの試合ですね」

 

「勝つのだぞ、一夏」

 

「ああ、絶対に勝ってくる」

 

 俺はそう言って、カタパルトの前にたち、白式・ゼロを展開して試合会場に飛び出した。

 

「来たわね、一夏!」

 

「鈴……」

 

「悪いけど、あたしが勝たして貰うわよ!」

 

 鈴は自信満々ってかんじで胸を張っている。

 

「すまないけど、俺が勝つぜ!」

 

 俺はゼロスラッガーと雪片弐型を構えた。

 

「そうこなくちゃっね!」

 

 鈴も双天牙月を構える。

 

 そして、試合開始のブザーが鳴り、俺と鈴は駆け出す。俺の雪片弐型と双天牙月が激しくぶつかり合う。

 

「っ! 一夏、あんた、ISの操縦の腕もいいのね!」

 

「ああ! ネオガッツの隊員は弱いって言われたくないからな!」

 

 俺は鈴と激しい鍔迫り合いをする。

 

「なら、これはどうかしら!」

 

 鈴がそう言うと、肩から砲台のようなものが出てくる。……何かいやな予感がする。

 

 砲台から何かが発射される前に俺は回避行動をとる。すると、砲台から出た何かがアリーナの壁を破壊した。

 

「これが衝撃砲か……」

 

 見えない砲弾を避けるのは容易ではない。早めにけりをつけたほうがいいな。

 

「鈴、始まって間もないけど、終わらせるぜ!」

 

「出来るもんならやってみなさいよ!」

 

 俺は白式・ゼロのワンオフアビリティー、零落白夜を発動して、鈴に斬りかかる。鈴も双天牙月で迎えようとしたその時、俺と鈴の間に黒い何かが割って入った。

 

 

 

 一方、こちらは試合を見たいた千冬達。

 

「お、織斑先生! 謎の黒いISがアリーナに侵入しました!」

 

「落ち着け! まず織斑と凰に連絡を入れ、避難させろ!」

 

「は、はい!」

 

 山田先生は、急いで通信しようとした。だが、

 

「織斑先生! 何か妨害電波のようなものが出ているようで、通信がつなげられません!」

 

「何!? くっ、あいつめ、何でこんな時に!」

 

 織斑先生は誰がこのISを送ってきたのか、見当が付いているようだ。

 

「あっ、織斑先生、更識さんとヒビノ君のところにも、一機あのISが!」

 

「何!?」

 

ミライSiDE

 

 僕は簪さんを試合会場に送り届けようと、簪さんと一緒に歩いていた。そんな時、謎のISが僕たち現れた。

 

「簪さん、大丈夫!?」

 

「……何とか」

 

 僕が呼ぶと、簪さんは返事を返してくれた。良かった。

 

「織斑先生、聞こえますか?」

 

 僕は取りあえず、織斑先生に連絡をしようとしたが、通信機からは雑音しか聞こえない。このISが邪魔をしているのかな?

 

「簪さん、どうする? 先生には連絡がつかない。だけど、目の前には敵がいる」

 

「……ミライはどうするの?」

 

「僕? 僕は戦います」

 

 僕はウルトラマンだ。今は人間態だけど、戦うのに逃げてはダメだ。

 

「じゃあ、私も戦う」

 

「いいの? 織斑先生たちにばれたら大変なことになるよ」

 

「それでもいい。私は逃げない」

 

「分かった。二人で倒そう。インフィニティー!」

 

「打鉄弐式!」

 

 僕がそう叫ぶと、左腕にメビウスブレスが現れ、ウルトラマンの状態の僕、メビウスの柄のISを纏った。

 

 簪さんは薄い水色のIS、打鉄弐式を装備した。

 

「……前から思ってたけど、ミライのISってメビウスみたいだよね」

 

「そ、それはメビウスを元にしたISだからね」

 

 僕の力をIS化させた何て言えないよね。僕はウルトラアイの力であのISを調べた。……生体反応がない? あれは無人機なのか?

 

「どうしたのミライ?」

 

「……あれはもしかしたら無人機かもしれない」

 

「えっ? ISは人が乗らないと動かないはず」

 

「だけど、何となくそんな気がするんだ」

 

 謎のISは僕たちに構わずビームを放つ。僕たちはそれを避けた。僕はそのままクリスタルサークルを回転させて、ライトニングカッターを放つ。

 

 その一撃で謎のISの装甲の一部が剥がれる。攻撃が当たっても痛がるそぶりがない。やはり無人機か。

 

「ミライの言うとおり、あれは無人機かも」

 

「そう、無人機なら……」

 

「手加減はいらない、喰らえ!」

 

 簪さんはミサイルポッドから大量のミサイルを発射する。謎のISはシールドで防ごうとしたが、シールドは割れ、片腕が吹っ飛ぶ。

 

「やった!」

 

 簪さんは喜んでいたが、謎のISは簪さんに向けてレーザーを放つ。簪さんは避けることが出来ず、シールドで防ぐが、シールドエネルギーが大幅にダウンする。

 

「簪さん!」

 

 僕はメビュームブレードを発動させ、謎のISに斬りかかる。謎のISはブレードで受け止める。僕が力を込めると、ゴーレムのブレードを弾き飛ばし、残っていた片腕を切り落とした。

 

「簪さん、決めるよ!」

 

「うん!」

 

 僕は一旦後ろに下がり、両手を十字に組んでメビュームシュート(IS版)を放つ。簪さんもミサイルを放つ。

 

 謎のISは防ごうとしたが、防ぎきれずに爆散した。

 

「やった!」

 

『ヒビノ! 聞こえるか!?』

 

 謎のISを倒したおかげ織斑先生と通信できるようになった。

 

『謎のISの反応が消えたが、どうした!?』

 

「はい、僕と簪さんで倒しました」

 

『っ! そうか、なら、ヒビノは織斑の救援にいけ』

 

「一夏の? 何故ですか?」

 

 もしかして、一夏の方にもこのISが? でも一夏と鈴さんなら、あんなの簡単に倒せそうだけど。

 

『織斑の方には三体現れた』

 

「三体!? あんなのが三体もですか!?」

 

 それなら、一夏だけでは大変そうだ。

 

「分かりました。すぐ現場に急行します!」

 

『頼む。更識はこっちにきてくれ。お前の力を借りたい』

 

「分かりました」

 

『では頼んだぞ。二人とも』

 

 そう言い残し、通信は切れた。

 

「……じゃあ、僕は行くね」

 

「うん」

 

「一人でも、大丈夫だよね」

 

「大丈夫だよ。私はこれでも代表候補生だから。でもミライ……絶対に帰ってきてよ」

 

 簪さんは心配そうな顔をしている。

 

「うん、絶対に帰ってくるよ。一夏と鈴さんを連れて」

 

 僕は笑顔でそう言い、ISを纏ったまま飛行した。待っていて二人とも。すぐに行くから!

 

「……もしかしてミライって……」

 

 僕は簪さんがこう呟いていることに気が付かなかった。




どうも、久し振りの投稿です。やっと更新することが出来ました。

今回はミライの専用機が出てきたので説明を入れます。

ミライの専用機 インフィニティー 篠ノ之束が作った第四世代クラスIS。ミライ(メビウス)の力をIS化したもの。ウルトラマンの力をIS化したものなので、第五世代ISとも言える。
 メビウスの力を使うため、左腕にメビウスブレスがあり、メビュームシュートなどの光線技やメビュームブレードを使える。ただ、体が人間のためメビュームダイナマイトだけ使えない。ファーストシフトすると……あれが使えるようになる。

第二形態……??????

第三形態……??????

とこんな感じです。それでは次回予告です。

一夏は、戦闘不能になった鈴の分まで立ち向かうが敵のパワーに追い詰められてしまう
混乱の中、現れる箒に敵が迫る。果たして一夏は箒を守れるのか
そんな中で、白式・ゼロに新たな力が生まれる!
次回 IS×ウルトラマン 無限の中の光の希望
覚醒!強き紅蓮の炎と蒼き月光の奇跡
さぁ、反撃開始だ!!

この次回予告はたけしさんのを少し付け加えて使わせていただきました。ありがとうございます。

一夏と箒の中がばれる前に千冬さんに報告した方が良いですかね
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。