IS×ウルトラマン 無限の中の光の希望   作:汰灘 勇一

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やっと、やっと更新できました。就職して更新スピードが遅くなりました。


第十二話「地底からの雪辱」

「一夏さん! 一緒にパトロールに行きませんか!?」

 

「一夏、セシリアとじゃなくてアタシと行きなさいよ!!」

 

 セシリアと鈴は勢いよく、TPC極東本部のネオガッツのスペースに突入していた。

 

 だけど、一夏はすでにいなかった。

 

「セシリアさん、鈴さん、一夏なら、リュウさんとシャーロックに乗ってパトロールに行ったよ」

 

「そ、そんな!?」

 

「でも、大丈夫なの? 最近、一夏、体調悪そうだし」

 

 最近の一夏は授業や実習、ネオガッツの仕事以外はすべて無気力で生きてるのか本当に疑いたくなるほどだった。

 

「ははは、一夏にも色々あるんだよ」

 

 鈴とセシリア以外の面々は一夏の不調の理由が分かっているが、何も言わない。

 

 

 

 

「・・・・・・大丈夫か一夏」

 

「・・・・・・」

 

「返事がない。まるで屍のようだな」

 

 リュウさんが俺に声をかけてくれるが、答える力がねえ。

 

 箒がいなくなって一週間、すかっり俺の中の箒分が無くなっていた。生きるために必要な養分が無くなって死にそうになっている。

 

 今はリュウさんとシャーロックに乗ってパトロールをしている。

 

「そんなに箒がいないと駄目なのか?」

 

「・・・・・・当たり前ですよ。俺の大切な恋人なんですから」

 

「俺には恋人がいないから分からないが、もし箒が任務中に死んだらどうするんだよ? お前も死ぬのか?」

 

 俺はリュウさんの質問の答えを考える。

 

「死にませんよ。そんな理由で死んでも箒に会えないだろうし、あえても箒が悲しみます。だから、俺は死にません。というか、箒を死なせません。俺が箒を命に代えても守ります」

 

「そうか・・・・・・このパトロールが終わって基地に戻ったら、帰ってきた箒にたくさん甘えろよ一夏!」

 

 リュウさんは楽しそうに俺の頭を撫でる。

 

「ふっ、そのつもりです。それよりちゃんと前を見て運転してください。シャーロックに傷をつけたら許しませんよ?」

 

「はいはい。だけど、良いよな専用の車両メカがあって」

 

 羨ましそうにするリュウさん。そういえば、ガイズには車両メカはなかったんだよな。だから駄目なんだよなガイズは。

 

『ふう、もうすぐ俺の平和な時間が終わるのか・・・・・・』

 

 ゼロはため息をついている。俺が体力を失っているのにゼロは元気になっていった。

 

『お前らの甘甘なやりとりを見てたら心労が出てくるんだよ』

 

 そうなのか?

 

 俺とゼロがやりとりをしていると、突然目の前のビルが崩壊して茶色い怪獣が現れた。

 

「なっ!」

 

「あれは、テレスドンですね。かつて、ウルトラマンが戦った怪獣です」

 

「解説は良いからみんなを避難させるぞ!!」

 

「了解! 隊長! Kー2ポイントで怪獣出現! 俺とリュウさんで住民を避難させます!!」

 

『分かった。ミライ達を向かわせる』

 

「了解しました!」

 

 俺はダイゴ隊長に通信を入れ、指示を受けた。

 

「リュウさん、行きましょう!」

 

「ああ、誰も死なせはしない! 俺たちの誇りに賭けて!」

 

 俺とリュウさんは住民を誘導しながら、テレスドンに銃で攻撃する。・・・・・・念のため、あれを撃っておくか。

 

 俺はモンスターキャッチャーをセットしてテレスドンに撃つ。

 

「一夏、今何を撃ったんだ?」

 

「あれはモンスターキャッチャーです! 打ち込むと怪獣の居場所が分かるんです!」

 

「そうなのか!? 便利だな」

 

 そして、住民達の避難が完了する。

 

「リュウさん、俺はあっちの方で住民がまだいないか、探してきます!」

 

「分かった! 気をつけろよ!」

 

「はい!」

 

 俺は理由をつけて、リュウさんから離れて物陰に隠れる。

 

「ゼロ、行くぞ!」

 

『ああ、思いっきり暴れてやる!!』

 

 ウルティメイトブレスレットから、ウルトラゼロアイを取り出し、装着する。

 

「『デュアッ!!」』

 

 俺はウルトラマンゼロへ変身して、テレスドンに構える。

 

 だが・・・・・・カラータイマーがなり出す。

 

『うおおいっ!何でいきなり点滅してるんだよ!』

 

「・・・・・・駄目だ・・・・・・箒分が足りない・・・・・・!」

 

『うおおおい! ふざけんなよ! 戦うのに必要な成分か!? いらないだろ!?」

 

 いや、頭は一応、理解してるんだけど、体がな・・・・・・

 

 俺とゼロが不毛なやりとりをしてると、俺はテレスドンに吹っ飛ばされた。痛いな・・・・・・。

 

『どういうことだ? 今まで戦ってきたテレスドンよりパワーが高い』

 

 ゼロはテレスドンの力が上がってることに気がつく。

 

 もしかして、誰かが改造したのか?

 

 

「・・・・・・ゼロさんはどうしたのでしょうか」

 

 出撃した僕たちは不調なゼロと、テレスドンを見つけた。

 

 何となくだけど、ゼロが不調な理由は分かるよ。ゼロ、君は苦労してるんだね。

 

「ゼロを援護するよ。ガンフェニックスストライカー、バーナーオン!!」

 

 僕とセシリアさんはガンウィンガー、鈴さんがガンローダー、カナタさんはガンブースターに乗っている。

 

 セイジさんはガッツウィング一号に乗っている。

 

 僕たちは、テレスドンにミサイルやナパーム弾を撃ち込むが、テレスドンはびくともしない。

 

「堅いな・・・・・・」

 

 テレスドンは地面へ潜り逃げる。

 

 

「はあ・・・・・・」

 

 俺はTPCの自室でため息をついていた。

 

 あの怪獣はテレスドンは強化されいたのでグランドテレスドンと呼ぶことになった。

 

 俺の仕掛けたモンスターキャッチャーを元に、グランドテレスドンが現れる地点を予想して、そこで集中攻撃を仕掛ける作戦を考案した。

 

「ごめんな、ゼロ。俺のせいで」

 

『気にするな。誰にだって不調なときはあるさ』

 

 俺はゼロに謝った。俺の体調が万全だったら、グランドテレスドンを倒せたはずだ。ゼロに迷惑をかけてしまった。

 

『今は、休めよ。あいつも戻ってきたことだし』

 

「一夏!!」

 

 ゼロがそう言うと同時に箒が俺の部屋に突入してきて抱きついた。

 

「箒~会いたかったぜ~」

 

「私も会いたかったぞ・・・・・・」

 

 俺たちは抱き合い、養分を補給する。

 

 ああ、生き返る・・・・・・。

 

『どんどん生気が失われていく・・・・・・』

 

 俺と箒が回復していくとは反対にげんなりとしていくゼロ。

 

「箒・・・・・・」

 

「一夏・・・・・・」

 

 俺と箒が見つめ合い、キスをしようとしたとき。

 

『グランドテレスドン出現、ネオガッツ隊員は速やかに出撃してください』

 

「「・・・・・・」」

 

『続きは後でだな』

 

 あのでくの坊・・・・・・。

 

「「あのでくの坊・・・・・・ぶっ殺す!!」」

 

『落ち着けよ、お前ら・・・・・・』

 

 キャラが変わった俺と箒にあきれるゼロ。

 

 

 

 ポイント、Dー32。ここにグラントテレスドンが現れると予想し、戦車、ミサイル兵器をセットした。

 

 俺たちもガッツウィングに乗って出撃、待機していた。

 

「「殺す殺す殺す殺す・・・・・・」」

 

『い、一夏さんと箒さん、怖いですわ』

 

『何があったのよ・・・・・・』

 

『ハハハハハッ・・・・・・(大変だね、ゼロ)』

 

『(ああ、まったくだ)』

 

 俺と箒のオーラにおびえるセシリア。それにミライとゼロが何か話している。

 

 

 俺たちがやりとりをしていると、グランドテレスドンが現れる。戦車やミサイル機が攻撃していくが、全然効かない。

 

『一夏君達も攻撃を開始して』

 

「「リョウカイ!!」」

 

『了解!』

 

『ダイゴ隊長、メテオールの許可を!』

 

『分かった、メテオール解禁!』

 

『ジーアイジー! パーミッショントゥーシフト、マニューバ!』

 

 リュウさんはすぐにメテオールの許可を貰う。

 

 ガンウィンガーは火炎放射を分身しながら避ける。ガンブースターはスパイラルウォールで防ぐ。

 

 俺と箒は負けずに火炎放射を避ける! ガイズの機体になんか負けるかよ!!

 

『ブリンガーファン! ですわ!』

 

『ってか、メテオールと同じ早さに避ける一夏ってすごいわね』

 

 ガンローダーに乗ったセシリアと鈴がブリンガーファンで地面にたたきつける。鈴、これが普通だ!!

 

『スペシウム弾道弾!!』

 

 スペシウム弾道弾をグランドテレスドンに向けて放つが、グランドテレスドンはまだ、立っている。

 

 やっぱり、ガイズの機体は駄目だな。まあ、今はガイズの機体についてはどうでも言い。何が何でも、こいつを倒す!!

 

 グランドテレスドンは火炎放射を放つ。俺たちの乗るガッツウィング一号、リュウさんとミライが乗るガンウィンガーとカナタさんの乗るガンブースターは避けられたが、セシリアと鈴の乗るガンローダーは避けきれず、被弾する。

 

『きゃああっ!』

 

 ガンローダーは墜落していく。

 

「箒、行ってくる!」

 

「ああ、倒してこい!」

 

『デュアッ!!』

 

 俺はゼロへ変身して、ガンローダをキャッチする。

 

 そして、安全な場所に置く。

 

『さあ、俺と箒の時間を奪ったお前の罪を数えろ!!』

 

『お前はどこの二人で一人の仮面ライダーだよ』

 

 俺はグランドテレスドンに向けて言い放つ。ゼロに突っ込まれたのは仕方ない。

 

『ストロングコロナゼロ!!』

 

 体に炎をまとい俺は素早くストロングコロナゼロにチェンジする。

 

『オリャリャリャリャリャリャリャリャ!!』

 

 連続で俺はグランドテレスドンに殴る。

 

 そして、投げ飛ばす。

 

『ウルトラハリケーン!!』

 

 グランドテレスドンをつかみ、投げる。

 

 さらに、ウルティメイトブレスを叩く。

 

『ガルネイドバスター!!』

 

 叫ぶと同時に、左拳から炎状の光線を放つ。グランドテレスドンを貫き、グランドテレスドンは爆発する。

 

 

 

「一夏~」

 

「箒~」

 

 俺はグランドテレスドンを倒し、TPC極東本部の自室で箒といちゃついていた。

 

 戦闘後の処理と報告書はセイジ達に任せた。まあ、みんな俺が箒といれなくて体調不良だったことを知っていたからな。

 

『た、頼む! 誰か俺にコーヒーを! ゴーヤでも良い!!』

 

 ・・・・・・すまない、ゼロ、諦めてくれ。

 

 それから一晩中箒を可愛がった。まあ、そのせいで箒は翌日身動きできなかったが。




いかがだったでしょうか? 今回はたけしさんの考えたオリジナル怪獣、グランドテレスドンを出しました。戦闘シーンが少なくてすいません。

さて、次回予告です。

ダイゴ隊長から任務と称し、デートに行く一夏と箒、そこである人物と出会う。

次回、懐かしい出会いと驚きの出会い、そして、新たな驚異にご期待ください。
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