今回は少し甘い描写があるので、ブラックコーヒーか何か対策を用意した方がいいです。糖尿病? 何それ美味しいのという方は何も用意しないでお読みください
「一夏いる~」
「一夏さん、私の作ったサンドイッチを食べてください!」
TPC極東本部のネオガッツスペースに鈴とセシリアが入ってくる。一夏を探していたのだが、一夏はいなかった。いるのは一夏と箒、ダイゴ隊長以外のネオガッツメンバーだ。
「セイジ、一夏は?」
鈴は取りあえず、近くにいたセイジに一夏の所在を聞く。
「う~ん、何かダイゴ隊長からの秘密の指令を受けて箒と出かけたよ」
「箒と!? まさかデートじゃないわよね!」
セイジから聞いた鈴はセイジの胸ぐらを掴む。
「落ち着け。デートな訳ないだろ。一応、仕事なんだからよ」
鈴をリュウが止める。
「・・・・・・それもそうね」
「ではみなさんでサンドイッチを食べませんか? 一夏さんがいないのは残念ですが」
セシリアはネオガッツのメンバーにサンドイッチを進める。
「おっ、いいな。ちょうど腹が減っていたんだ」
「美味しそうですね」
「いただきます」
リュウとミライ、セイジにカナタ、鈴はサンドイッチに手を伸ばす。セシリアも手に取り食べる。
・・・・・・彼らの行動は間違っていた。
数分後、部屋に戻ってきたダイゴ隊長とレナさん、ホリイさんは倒れている六人を発見し、医務室に慌てて搬送した。医師によると発見が遅れていたら手遅れになっていたらしい。
一方、一夏と箒はと言うと・・・・・・あるデパートに来ていた。
二人は屋上に向かい、ショーをやっているある一座へ向かった。そこにはパンダの着ぐるみを着た男の人、ウサギの着ぐるみを着た人、ピエロの格好をした人。それに牛の角を突けた怪獣っぽい・・・・・・というか怪獣なんだけど。
「お久しぶりです。団長!」
一夏は元気よく、ゆかいな仲間達一座の座長に話しかける。
「おお、よくきたね一夏君、箒ちゃん」
団長は笑顔で二人を迎えた。一夏は座長にある物を渡した。
「これ、ダイゴ隊長からの差し入れです」
「そうか・・・・・・ありがとう」
ダイゴ隊長と座長、愉快な仲間達一座のメンバーはある事件で知り合った。
・・・・・・この人達は魔神エノナメが人々を凶暴化させる事件の時、エノナメに狙われた。何故狙われていたのかというと、愉快な仲間達一座に所属している怪獣・・・・・・マスコット怪獣デバンを狙っていたのだ。デバンにはエノナメの力を無効化する力を持っていたのだ。
その力からデバンはTPCのある博士に実験材料にされそうになったのだが、デバンはエノナメの攻撃を受けGATSはデバンは死んだと思った。だが、実際には生きており、今も元気に一座で暮らしていた。なお、ダイゴ隊長にだけは生きてることを伝えたらしい。
今日は一夏と箒は座に差し入れを渡すという秘密任務でこのデパートに来ていた。
「デバン、元気だったか?」
一夏と箒は牛の角を突けた怪獣、デバンを撫でる。
一夏と箒は一座のメンバー達と親しかった。何故かというと話はエノナメを倒して少しして、座長はとある町で寂しそうにしている。少年と少女を見つけ、劇を見せてあげたのだ。・・・・・・まあ、少女はデバンを見たとき泣いて大騒ぎになったのだが。その少年少女は一夏と箒でその縁で時々、一夏と箒は座長を訪ねるようになっている。一夏は座長のことをお祖父さんのように思っており、座長も一夏を孫のように思っている。
「そういえば、一夏君はネオガッツに入ったんだね」
「はい、小さい頃からの夢が叶いました」
「ふふ、私としては一座に入って欲しかったけど、一夏君には一夏君の夢があるしね」
「はい。でも、俺に何か出来ることがあれば力になります」
座長は苦笑いする。
「そういえば、ダイゴ隊長に聞いたけど、一夏君と箒ちゃんって付き合っているんだよね」
すると、座長は一夏と箒の関係に触れる。
二人は一瞬、何でダイゴ隊長は教えたんだと思ったが、座長ならいいかと思い言わなかった
「ええ、結婚を前提に付き合っています・・・・・・」
「報告が遅れてすいません」
一夏と箒は頬を赤くして報告する。
「そうかそうか。あんな小さかった二人が付き合うとはな・・・・・・結婚式には出たいな」
「ええ、是非来てください。招待しますから」
「だけど、それまで死なないでくださいよ」
「ああ、分かっているよ」
しばらく、一夏と箒は座のメンバーと話をしてデパートを後にする。
「さてと、箒これからどこへ行く?」
デパートを出た俺と箒はカツラなどで変装して町中を歩いていた。一応、秘密任務と言うことだったのだが、任務が終わったら今日の仕事は終わり。あとは自由行動とダイゴ隊長に言われている。
なので、これからデートをする予定なので。
「そうだな・・・・・・どこかでお昼をとりそのあと、服屋に行くのはどうだ? ・・・・・・私は一夏に服を選んで欲しかったし」
箒はモジモジしながらそう言ってくる。うん、俺の心にドストライク!
「OK! そうしよう! 箒が着れば何でも似合うけどな!」
『・・・・・・もうイヤだこんな生活』
俺は箒の肩を抱く。その時に、ゼロの悲痛な声が聞こえる。あとでフォローしないとな。
俺と箒は昼食を食べに向かおうとした。すると、俺は誰かにぶつかり、相手の荷物を地面にばらまいてしまう。
「あっ、すいません!」
俺は謝って慌て荷物を拾う。
「いえ、こちらもぼーっとしていたので・・・・・・もしかして一夏君ですか?」
「えっ?」
聞いたことのある声が聞こえて、俺が顔を上げるとそこにはDASHの隊員であるコバ・ケンジロウ隊員とオペレーターでアンドロイドのエリー隊員がいた。落とした荷物はエリー隊員のものだ。
「・・・・・・まさかあんなところで再会するなんてな」
俺と箒、コバ隊員とエリー隊員は近くの喫茶店に移動した。
DASHとはTPCとともに地球を守るはずだった地球防衛チームだ。ガイズのせいでかなわなかったが、ウルトラマンマックスとともに地球を守り、今も活動している。マックスは光の国に帰り、メビウスがその跡を継いでこの地球にやってきたのが、この世界の歴史だ。
「ええ、俺も驚きましたよ」
実は俺はDASHに迷惑をかけたんだよな。
あれはTPCが地球防衛から外されて俺があれていた頃の話、木刀と竹刀を持ち、道場に向かっていた俺は怪獣と遭遇して、竹刀を振り回しながら怪獣に俺が突っ込もうとしたとき、出撃したコバ隊員に殴り飛ばされて止めて貰ったんだよな。
その後、DASHの隊長、千冬姉、箒にめちゃくちゃ怒られた・・・・・・うん、俺が悪かったから謝るしかなかった。
それからたまにコバ隊員に何かを相談したりするようになった。
「ええと、コバ隊員とエリー隊員はデートですか?」
「ち、ちげえよ!」
「はい、そうです。デートですよ?」
俺の問いかけにコバ隊員は顔を赤くして否定して、エリー隊員は無表情だけど、どこか嬉しそうにして肯定する。コバ隊員はアンドロイドであるエリー隊員を愛している。エリー隊員もコバ隊員を愛している。だけど、エリー隊員は自分がアンドロイドであることを気にして思いを否定しようとしたが、コバ隊員は「お前が人間だろうがアンドロイドだとか関係ねえよ。俺はお前が好きだ。それで良いだろ」といい、告白し、二人は付き合うことに・・・・・・コバ隊員は他の人の前だと否定するツンデレだけどね
「あなたたちもデートですよね?」
今度はエリー隊員が聞いてくる。
「「はい、そうです」」
俺と箒は同時に答える。
「・・・・・・ケンジロウもこれくらい素直ならいいんですけどね」
「うるせえ!」
エリー隊員とコバ隊員は相変わらずなやり取りをする。
「・・・・・・まあ、俺と箒はお二人みたいに公には出来ないんですよね」
「ああ、確か、お前が世界で二人だけのISを動かせる男性の一人だからだよな」
「ええ・・・・・・俺の知り合いが知ったら暴動が起きそうなので、教えてるのは防衛チームメンバーのごくわずかですよ」
「・・・・・・身内には?」
身内と言われ、千冬姉にばれたときのことを考える・・・・・・
「もっとダメです。下手したら箒が殺されます」
あのブラコンダメ姉貴に箒が彼女だってことを知られるわけにはいかない。箒のためにもな!
「・・・・・・お前の姉貴ってどんな奴なんだよ」
「俺がいなければ家事も出来ないブラコンダメ姉貴です」
「・・・・・・実の姉貴なのに酷いいいようだな」
・・・・・・だって事実なんだもん。
『・・・・・・お前も身内で苦労してるんだな』
『ゼロ、お前も苦労したのか?』
『ああ、良い親父なんだけど親の七光りって言われるのがな・・・・・・』
・・・・・・意外なことにゼロと身内がらみで話があった。今度、ゆっくり話し合うか。
「さてと、俺とエリーはそろそろ移動するか」
コバ隊員はエリー隊員をつれて、店を出ようとする。
「そうですね。これ以上二人の邪魔をしたくありませんしね」
エリー隊員も同意する。・・・・・・俺はもう少し、二人と話したかったな。
「一夏、箒はお前といちゃつきたいようだが」
「えっ?」
コバ隊員に言われて俺は箒を見ると、箒はジーッと俺のことを見ていた。
「それに、俺たちもデートの続きをしたいからな」
「・・・・・・・そうですよね。お引き留めしてすいません」
「気にすんな」
コバ隊員は伝票を持ち、席を立とうとする。
「あっ、すいません、俺たちの分はと・・・・・・」
俺は慌てて箒と自分が頼んだ分の代金を払おうとした。
「いらねえよ。今日は俺のおごりだ」
「で、でも・・・・・・」
「遠慮すんなって。たまには俺にかっこつけさせろ」
「・・・・・・すいません」
俺はコバ隊員に頭を下げる。コバ隊員は気にするなといい、エリー隊員と店を出ようとしたが、途中でエリー隊員が振り返る。
「・・・・・・もしかしたら近いうちにまたお会いするかもしれません」
「えっ?」
エリー隊員は意味深な言葉を残して店を去った。
・・・・・・どういう意味なんだ? 俺は疑問に思いながらコーヒーを飲む。
「一夏」
「うん?」
「あ~ん」
箒が自分の頼んだパスタを俺に食べさせようとしている。
「あ、あ~ん」
俺は少し、顔を赤くしながら食べる。
「どうだ?」
「ああ、うまい。だけど、俺は箒の作った料理の方が好きだな~」
「ふふふ、そうかそうか~」
俺の発言に満足そうにしている箒。
『・・・・・・やっぱり一夏とはわかり合えない気がする』
ゼロはげんなりとした感じになっている。・・・・・・すまん。
「くそ、何でだ!? 胸焼けが・・・・・・」
「これはブラックコーヒーだったはず」
・・・・・・何故か苦しんでいる周りのお客さん達。
そして、食事を終えた俺たちはデートを再開する。
・・・・・・この時、俺はエリー隊員の言うとおりすぐに再会するとは思わなかった。仲間やエリー隊員、それに新たに出会った仲間とともに大きな事件に巻き込まれるなんて思ってもいなかった。
「というわけで、篠ノ之さんは引っ越しで~す!」
「「は?」」
あの後、俺と箒は服屋に行って箒の似合う服を探した。と言っても殆どの服が似合ったので店の服を全て買おうとしたら箒に止められた。
そして、IS学園に戻ったら何故か部屋に千冬姉と山田先生がいた。
「ええと、どういう事なんですか織斑先生と山田先生?」
「く、詳しいことは言えないんですけど、明日、転校生が来るんですよ。それで部屋の調節をしないとイケナイので篠ノ之さんには他の部屋に引っ越して欲しいのです」
「・・・・・・成る程。何で箒が他の部屋に引っ越すんですか? 学園側には俺が入学する条件に俺と箒が同室であることを入れましたよね? 別にミライの方でも良いじゃないですか?」
うん、何で箒が引っ越ししないといけないんだ?
「私の独断と偏見だ」
「独断と偏見かよ!」
千冬姉の言葉に俺は突っ込む。
くそ! この悪魔! 妖怪! 怪獣! 鬼! 宿那鬼!
「似たようなことを言うな。鬼を二回言うな」
・・・・・・何で俺の考えたことを分かるんだ?
「まあ、そんなことよりさっさと引っ越しをするぞ。安心しろ荷物は纏めてある。いくぞ」
「いやああああああっ! 一夏ああああああっ!」
「箒ぃぃぃぃっ!」
箒は千冬姉、いやくそブラコン姉貴に連れて行かれてしまった。
くそ、絶対しばらくの間、くそ姉貴のことは織斑先生って呼んでやる。たとえ、プライベートだとしてもな!
・・・・・・翌日・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「「何この空間!?」」
一夏のクラスでは重苦しい空気が流れていた。箒は机に倒れ込んで一夏はものすごく不機嫌だ
「ねえ、何で箒さんは元気が無くて、一夏君は不機嫌なの?」
「し、知らないわよ」
・・・・・・クラスメイト達はこそこそと話している。ああ、全然箒分を補給できてない。あのくそ姉貴ぜってーぶっ殺す。
「みなさん、おはようございま・・・・・・なんですかこの空気!?」
教室に山田先生が入ってきた・・・・・・どうでもいい。
まあ、取りあえずみんな席に座って授業が始まる。
「ええと皆さんにお知らせがあります! なんとこのクラスに転校生が来ます! しかも二人!」
「「ええええっ!?」」
山田先生の発言に驚くみんな。・・・・・・転校生か、仲間が増えることは良いことだ。
「では入ってください」
そう言われ、教室に入ってくる二人の生徒・・・・・・・・・えっ?
どうだったでしょうか今回の話は?
次回からは第二巻の内容です
次回予告です
ある日、一夏のクラスにやってきた二人の転入生。
そのうちの一人であるドイツからやってきたラウラと言う名の少女は、一夏にたいしてあることでの憎しみを抱いていた。
そんな彼女が抱いている憎しみとは?
次回 IS×ウルトラマン 無限の中の光の希望
欧州からの来訪!疾風と冷氷!にご期待下さい。
今回の次回予告もたけしさんのを使わせていただきました。