IS×ウルトラマン 無限の中の光の希望   作:汰灘 勇一

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第三話「ネオガッツ」

一夏SIDE

 

 懐かしい声が聞こえ、振り返るとそこには俺のあこがれの人、マドカ・ダイゴさんがいた。

 

「ダイゴさん!」

 

「やあ、久しぶりだね一夏君」

 

 驚く俺にダイゴさんは笑っていた。

 

「まさか、君があのウルトラマンだったとは思わなかったよ」

 

『っ! てめえ、何者だ!』

 

「落ち着いてくれゼロ。この人はマドカ・ダイゴ、ウルトラマンティガだ」

 

『ウルトラマンティガ?』

 

「うん、彼は並行世界のウルトラマンだよ。アスカさんと一緒の世界のウルトラマンだよ」

 

 あれ? なんでミライはダイゴさんのことを知っているんだ?

 

「僕は何十年も前、地球にいたころ、並行世界に行き、あったことがあるんだ」

 

「君が、メビウスだね」

 

「はい! ヒビノ・ミライです。よろしくお願いします」

 

「ところで、ダイゴさんはなんで地球に戻ってきたんですか?」

 

「ああ、実はイルマ隊長……いや、TPC地球本部総監の命令でネオガッツの隊長になることになったんだ」

 

「ええっ!?」

 

 俺は驚いたダイゴさんが隊長!? やったラッキー! あこがれの人と一緒に戦えるなんて。こんなうれしいことはない!

 

「おーい、ミライ!」

 

「ミライくん!」

 

「ミライ!」

 

「っ! リュウさん、マリナさん、ジョージさん、テッペイさん、コノミさん!? なんで!?」

 

 ミライはクルーガイズの人たちを見て驚いていた。

 

「……ミライ、なんで驚いているんだ?」

 

「……僕が地球に来ていたのは何十年も前なんです。だから、もうガイズは存在しないんです」

 

「でも、メビウスが地球を守っていたのは二年前のはず……」

 

『なるほど、ここはパラレルワールドってことか』

 

 パラレルワールド? もしも何とかだったらっていう世界のことか?

 

『そういうことだ。この世界はティガの世界とメビウスの世界が一緒だったらって世界だな』

 

「それにしても驚いたぜ。ミライと会えるなんて」

 

「え、ええ。ゼロ、あのウルトラマンのフォローするために地球に来ました」

 

「ねえ、ミライ君。あのウルトラマンはなんなの?」

 

「彼はゼロ。ウルトラマンゼロ。セブン兄さんの息子です」

 

「「「「「えええっ!?」」」」」

 

 ミライの説明に驚くガイズのみなさん。……ゼロ、お前の親父はどんだけ有名なんだよ。

 

 

 翌日、俺は箒とミライとともにTPC極東本部基地・ダイブバンカーに来た。スーパーガッツの時は航空司令部として使われていたが、今はこちらが本部に戻った。

 

 そして、俺は……。

 

「すげえ、久しぶりに来たけど全然変わってねえ!」

 

「……はしゃぎすぎだぞ一夏」

 

「……すまない」

 

 いや、だって前見たのが七年前だし……。

 

「っ! あれは!」

 

 俺はある機体を見つけて驚いた。あれは……

 

「すげえ! アートデッセイ号だ!」

 

 伝説の機体、アートデッセイ号。今では旧式の機体だけど、マキシマム砲はとても強力だ。

 

「ほう、よく知ってるな」

 

「っ! ホリイ隊員!?」

 

 いきなり後ろから声を掛けられて振り返ると、そこには元ガッツの隊員ホリイ・マサミさんだ。

 

 俺はあわてて敬礼する。

 

「久しぶりやな一夏くん。大きくなったな」

 

 ホリイ隊員たちとは七年前にダイゴさんにガッツウイングに乗せてもらったときに会っているんだ。

 

「お久しぶりですホリイ隊員! でも、なんでホリイ隊員がいるんですか? 確か、大阪の会社に再就職したはずじゃ……」

 

「それがな、ネオガッツができるゆうてイルマ隊長に装備の開発責任者になってくれと頼まれてな。イルマ隊長の頼みは断れへんやろ」

 

「そ、そうですね」

 

 その後、俺は箒たちと指令室へ移動した。

 

「やあ、よく来たね一夏君、ミライ君、篠ノ之さん」

 

 ダイゴさんは笑顔で迎えてくれた。ダイゴさんの後ろには昨日いた、ガイズのアイハラ・リュウさんにええと名前がわからないガイズの人がいた。

 

「ガイズが解体され、ほとんどの人が他の仕事に就いたんだけど、この二人はネオガッツに合流したんだ」

 

「アイハラ・リュウだ。副隊長をやることになった。よろしく」

 

「ハルザキ・カナタです。よろしく!」

 

「よろしくおねがいします」

 

「そして、君と同じく試験で入隊した……」

 

「ムナカタ・セイジだ。同じ試験組仲良くしようぜ」

 

 そういって手を出してくるセイジ。

 

「ああ、よろしく。あ、もしかして……」

 

「ああ、俺はムナカタ副隊長の甥だ」

 

「そうか。セイジってよんでいいか?」

 

「ああ、俺も一夏と呼ばせてもらうぜ」

 

 そして、ダイゴさん……ダイゴ隊長は箒とミライに視線を向けた。

 

「君たちもネオガッツに入らないかい? ミライ君は元ガイズの隊員だし、篠ノ之さんも操縦の腕はいいし」

 

「僕は入ります!」

 

「わ、私は……」

 

 箒はおれのほうをちらりと見る。

 

「入隊したいのですが、IS学園に入学しないといけないので……」

 

 IS学園、IS操縦者を育成する学校。ISは兵器としては最強だが、怪獣用の戦闘機には劣るから戦力の一部にしか過ぎない。怪獣用の戦闘機はアメリカで開発され、アメリカとその同盟国にしか配備されていない。なので、中国などの国ではISが主流である。

 

「それなら、入学するまでと、卒業した時に入隊するというのはどうかな?」

 

「そうですね……入隊します。一夏と一緒に戦いたい!」

 

「決まりだね。じゃあ、みんなこれからよろしくね」

 

 今日はこれでお開きとなり、俺と箒は家に帰った。帰るとき、レナさんと箒が何か話していたな……。

 

 

「……明日からネオガッツで仕事か……」

 

『緊張してるのか?』

 

「まあな……うん?」

 

 ゼロと話していると、ドアをノックする音が……。

 

「どうした箒?」

 

「……すまない。話がある」

 

 ドアを開けると寝間着姿の箒がいた。俺はとりあえず部屋に招き入れた。

 

「話ってなんだ箒……っ!」

 

 俺が振り返ると箒は俺の唇に自分の唇を押しつけた。これって……キス!?

 

「ほ、箒!?」

 

「……一夏、私は一夏のことが好きだ」

 

「っ!」

 

 突然の告白。

 

「ずっと一夏のことが好きだった。私はお前と一緒に入れて幸せだった。だけど、私がIS学園に行っている間に一夏が誰かに取られると思うと……嫌なんだ」

 

 ……そんな事を思っていたのか箒は。

 

 俺は箒のことを抱きしめた。

 

「っ! い、一夏?」

 

「……俺も箒のことが好きだ!」

 

「っ! そ、それじゃあ……」

 

「俺はお前のそばにいる。箒のことを守って見せる」

 

「一夏……」

 

 俺たちの思いは一つとなり、もう一度、キスをする。そして体を重ね合わせた……。

 

『ちょっ、一夏!? 俺がいるのを忘れるな! っ~!!!』

 

 ……後日、ゼロは『あんなに早くくっつくとは思ってもいなかった。俺がいるのにいちゃつきやがって爆発しろ!』とメビウスに愚痴っていた。




ちょっと強引でしたが一夏と箒をくっつけちゃいました。

次回はあの人たちがISを!?
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