一夏SIDE
「ふふっ」
「あれ、すごい上機嫌だね一夏」
「まあね♪」
俺はミライと一緒にISの輸送をしていた。まあ、ISよりうちの戦闘機のほうが強いが。
「昨日さあ。箒がなかなか寝させてくれなくて困っちゃったよ」
「へ~」
『……こっちのことを考えてくれ。俺はお前らがいちゃいちゃしてるところを見せられてストレスたまってるんだぞ!? 俺の前で口に言えないことをしやがって!』
「……ごめん、今度から気を付ける」
ふと、俺は目の前のISを見て、あることを考えた。
「なあ、ガッツウイングで世界中のISをぶっ壊したらIS学園は潰れるかな?」
「こ、怖いよ一夏」
『戦争になるからやめろ』
「冗談だよ」
でも、これのせいでしばらく箒といちゃいちゃ出来なくなるなふふふ。
そう思いながらISに触ると、脳に情報が流れてきた。えっ?
「? もしかして動くのか?」
「あれ?どうしたの一夏」
「ああ、男なのに俺がISを……ってお前もか」
「?」
みれば、ミライもISを装着して動かしている。本人はよくわからないと思うが。
「ではこちらに運んで……って男の人がISを動かしてる!?」
あー見つかった。面倒だなこれ。
TPC本部
「ええと、我々としては一夏君たちをIS学園に入学させたいのですが……」
今、IS学園の御偉いさん(名前忘れた)が来ていて交渉している。
「しかし、二人はネオガッツの隊員です。彼らには地球を守る任務があります」
「そこを何とか……」
「いいんじゃないかしらダイゴ隊長」
「っ! イルマ総監!」
ダイゴ隊長が交渉しているとそこにイルマ総監が現れた。
俺は慌てて敬礼をする。
「織斑君、ヒビノ君。あなた達はIS学園に入学しなさい」
「えっ、でも……」
「織斑君、IS学園に行けば篠ノ之さんといちゃつき放題よ」
「っ!」
た、確かにその手があった!
「IS学園に入学すれば、篠ノ之箒さんと同じクラス、同じ部屋を約束します」
「入学しましょう」
俺はあっさりと、陥落した。
「ですが、条件があります。彼らの本職がネオガッツの隊員です。ですので、怪獣が出現した場合、そちらを優先して彼らを出撃させてください。また、彼らの戦闘機を置かせてください」
「分かりました。その条件をのみましょう」
交渉が終わり、解散するかと思ったが……。
「っ!大変です! 何者かがハッキングをしてきました!」
「な、何だって!?」
天下のTPCのコンピューターをハッキング出来るやつなんて……いた。ものすごい心当たりがあるんですけど。
『にゃはははっ! 久しぶりだねいっくん!』
「やっぱ束さんだ!!」
画面に映る一人鏡の国のアリスの格好をしたシスコン……変態……いや、束さん。
『いや~驚いたよまさかいっくんがISを動かすなんて!』
「何で知ってるんですか……」
『それでねいっくんとミライくんだっけ? ……いや、ウルトラマンメビウス』
「っ!」
俺たちは驚いた。束さん、ミライの正体を知ってる!?
『天才束さんに知らないことはないよ!』
も、もしかして、俺のことも?
『まあ、それはおいといて二人にISの贈り物。いっくんのIS『白式・ゼロ』、ミライ君の専用機『インフィニティー』だよ。それじゃあね』
そう言って通信は切れた。……本当に勝手すぎるな束さん。
箒SIDE
「……」
今日はIS学園の入学式。私はとても不機嫌だ。なぜなら……。
(一夏一夏一夏一夏一夏一夏一夏)
一夏といちゃいちゃできないからだ! せっかく恋人同士になれたのに、休日に会えないとはどういう事だ!
『す、すごい不機嫌そう』
『は、話しかけない方が良さそうね』
「は~い、みなさん。HRを始めますよ」
……先生が入ってきたがどうでもいい。
「副担任の山田まやです。ええと、いきなりですが転入生をご紹介します」
「「「ええっ!?」」」
転入生? 入学生として入れるはずなのに何故?
「入ってきてください」
「「はい」」
うん? どこかで聞いたことのある声が……って。
教室に入ってきたのはネオガッツの制服を着たミライと私の恋人、一夏だ。
今回は一夏がIS学園に入学する経緯を描きました。次回は縦ロールとある怪獣が出てきます。