一夏Side
ラゴンを大人しくさせた日の夜、俺は箒と同じ部屋でのんびりしている。
「……何で、セシリアは怪獣をあんなに毛嫌いしているんだ?」
「お前みたいに怪獣に襲われたのではないか?」
「いや、あいつの目には怪獣の恐怖心はなかった。自分の力で怪獣を倒せる。怪獣の強さ、恐怖を知らないんだ。あいつの目にはただ、怪獣が憎いという思いしかなかった」
そう、怪獣が恐かったら怪獣をISで倒すなんて考えないはずだ。
「どうしてだろうな……むうっ!?」
寝転がっていると、箒にキスされて唇を塞がれた。
「箒……?」
「私の前で他の女の話をするな。妬けるだろ?」
「すまないな……」
「今日は甘えさせて貰うぞ、一夏」
「ああ……」
そう言うと箒は俺にもたれかかってきた。俺はそんな箒を抱きしめた。そして、俺達はベットで……
一方、ミライは……。
「ここが僕の部屋か……」
「……誰?」
声が聞こえ、ミライは驚き、振り返るとそこには水色の髪の女の子がいた。
「え、ええとこの部屋に住むことになったヒビノ・ミライです」
「……確か、ネオ・ガッツの?」
「はい、そうです」
ミライがそう言うと、女の子は顔を近づけてきた。
「……私は更識簪。ウルトラマンについて知ってることがあったら教えて」
「えっ?」
それから一週間経ってセシリアとの戦いの日、俺はアイエススーツに着替え準備している。
「一夏、勝てるのか?」
「ああ、俺を誰だと思ってる?怪獣と戦ってるんだ。あんなやつに負けるはずがない」
「……そうだな」
「じゃあ、行って来る」
俺は箒に背を向け、カタパルトへ移動した。
「行くぞ、白式・ゼロ!」
俺は白い鎧に肩にゼロスラッガーが装備されたIS、白式・ゼロを展開した。
「箒、絶対に勝つ」
「ああ、勝ってこい!」
俺は箒の声援を受け、フィールドへ舞い踊る。
すると、そこにはすでにセシリアがいた。
「あら、どうやら逃げずに来た様ですわね。どうですか?今泣いて頼めばハンデを差し上げますわ」
「……だれがするか。ハンデをやりてえのはこっちの方だよ」
大事な嫁が見てる前で無様なことは出来ない。絶対に勝つ!
「そう……ならお別れですわ!」
セシリアはレーザー銃をを俺に向けて放つ。俺はくるりと回転して避けた。
「あら、少しはやるようですね」
「まあな!」
「ですがこれはどうでしょうか!」
セシリアが手をふるうとセシリアのISに装備されているビットが飛んできた。俺は空へ飛んで避けるが、俺の後へついてくる。追尾型か……。
俺は肩のゼロスラッガーをはずし、投げる。ゼロスラッガーは俺の思い通りに動きビットを全て破壊した。
「なっ!?」
「さあ、これで終わりだ!」
驚愕に包まれるセシリアに対し、俺は胸のカラータイマーに当たるものにゼロスラッガーをセットしてゼロの最強の技、ゼロツインシュートを放つ。
「えっ?きゃあああっ!?」
セシリアは避けることが出来ず、直撃し、シールドエネルギーはゼロとなった。
「……終わりだな」
「っ、私が男なんかに……」
俺は悔しがるセシリアを後目にフィールドを後にした。
今回はセシリアと一夏の戦いでしたがバトル要素が少なくてすみません。
簪と一夏はウルトラマンの話で気が合いそうです。
次回はセシリアが怪獣に……