IS×ウルトラマン 無限の中の光の希望   作:汰灘 勇一

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第八話「セカンド襲来」

箒SIDE

 

「一夏、朝だぞ」

 

 私は朝起きて、朝ご飯を作り、一夏を起こそうと、ベットに近づいた。一夏はまだ、起きない。

 

「ううん……あと五分」

 

「ダメだ。早く起きろ」

 

 何度も何度も揺するが起きない。

 

「こうなったら……」

 

 私は一夏の唇にキスをした。

 

「っ……」

 

「おはよう、一夏」

 

「……おはよう箒……」

 

 一夏は目を覚ますと私を抱きしめてきた。

 

「一夏?」

 

「箒……するか?」

 

「なっ!? ば、バカ! この後、授業があるんだぞ! それに昨日あんなに激しくしたじゃないか!」

 

 私は昨日のことを思いだした。一夏と私は昨日……く、口には言えないことを。

 

「箒はしたくないのか?」

 

「そ、そんなことはない! あっ……」

 

「決まりだな」

 

 一夏は私の服に手をかけ……。

 

『いい加減にしやがれ! このバカップル!!』

 

「「っ!」」

 

 ゼロが腕輪から叫んだ。び、びっくりした~。

 

『朝っぱらからいちゃつきやがって! 俺を糖尿病で殺す気か!?』

 

「す、すまん……」

 

 私は素直に謝った。っというか、ウルトラマンが糖尿病になるのか?

 

 

 その後、私と一夏は私の作ったご飯を食べて、教室に向かうため、部屋を出て腕を組んだ。私は一夏の右腕に抱きついて、一夏には壁際を歩いて貰ってる。

 

「おはようございます、一夏さん……って箒さん、何をやってるのですか?」

 

 教室に近づくと、セシリアが話しかけてきた。

 

「よう、セシリア。どうだ、怪獣についての勉強は進んでいるか?」

 

「は、はい……ですが、少し分からないことがあるので、今度教えて貰ってもいいですか?」

 

「ああ、いいぜ、でも、今日は箒のIS訓練に付き合うから、明日でいいか?」

 

「はい!」

 

 一夏はセシリアと楽しそうに話している。むうっ!

 

 私は一夏の脇腹を軽く抓った。

 

「っ、箒、何をするんだよ」

 

「ふん!」

 

 私はそっぽをむいた。

 

一夏SiDE

 

 はあっ、セシリアと話していただけなのに箒に抓られてしまった。箒は嫉妬深いね。

 

 だが、それがいい。

 

『ほんと、お前は下手ぼれしてるな』

 

 当たり前だろ!? 人前ではツンツンしているけど、二人っきりのときは甘えてくるところがかわいいんだよな!

 

『……もう言うな』

 

 ゼロはげっそりとした声で言ってきた。どうしたんだ?

 

「ねえ、織斑君、二組に転校生がやってくるんだって!」

 

「転校生? 半端な時期に来るんだな」

 

 この時期に来るって事はすげえエリートか。

 

「一夏! お前は今度のクラス対抗戦に集中しろ」

 

「ああ」

 

 何故かセシリアに勝った俺がクラス代表になってしまった。それで昨日、俺の代表就任パーティが会ったけど俺はネオガッツの仕事があったから欠席した。

 

「大丈夫だよ! 専用機持ちは一組と四組だけだから!」

 

「その情報は古いよ」

 

 すると、どこかで聞いたことのある声が聞こえた。

 

 振り返ると、中国に帰国したはずのツインテールの俺のもう一人の幼なじみの凰 鈴音こと鈴がいた。

 

「久し振りね一夏!」

 

「鈴! 何でここにいるんだよ!」

 

「ふふっ、あたしは中国の代表候補生になったのよ。あんたが、IS操縦者になったから急いで編入したのよ。感謝しなさいよ」

 

 鈴は無い胸を張って偉そうにしている。

 

「相変わらずだな鈴」

 

 すると、箒が鈴に話しかけてきた。

 

「あら、箒じゃない。久し振りね」

 

 箒と鈴はにらみ合っている。ああ、また始まった……うん?

 

「鈴」

 

「何、一夏」

 

「後ろ」

 

「ふえっ?」

 

 鈴が振り返ると、鈴の頭に出席簿が振り下ろされる。

 

「痛っ!!」

 

「さっさと自分のクラスに戻れ馬鹿者」

 

「ち、千冬さん……」

 

 そこには二面鬼 宿那鬼……いや、千冬姉がいた。

 

「はい!」

 

 そう言うと鈴は逃げていった。さてと、一時間目の授業は……。

 

「一夏さん! あの人とどんな関係なんですか!?」

 

 すると、セシリアと、それにクラスメイト達が俺を囲んだ。おい、さっさと席に着かないと……。

 

 スパパパン!

 

「「「いたたたたたっ!?」」」

 

 千冬姉に出席簿で殴られました。

 

 ミライ? ミライは寝坊して千冬姉に出席簿で殴られました。

 

「あなたのせいですわ!」

 

 あのあと、セシリアは三回ほど千冬姉に殴られました。

 

「何でだよ」

 

 俺達は昼食を食べに食堂へ向かっている。

 

「待ってたわ一夏!」

 

 食堂に着くと鈴が仁王立ちしていました。

 

「よう、ずっと待ってたのか?」

 

 俺は日替わり定食の食券を購入して、日替わり定食を受け取り、箒達と一緒に席に座る。

 

「驚いたよ鈴が代表候補生になっていたなんて」

 

「それはあたしも一緒よ。あんたがISを動かすなんて。あんた、ネオガッツに入るんじゃなかったの?」

 

「いや、入ったぜ。IS学園に入ったのは強制的にだよ。本当はネオガッツに入ってバリバリ仕事したかったんだぜ?」

 

 箒がここにいなかったら入ってなかったさ。

 

「あの、一夏さん、この方とはどんな関係なのですか? まさか、恋人同士なんですか?」

 

(一夏は私の夫だ!)

 

「べ、別に付き合ってる訳じゃ……」

 

「そうそう、鈴は俺の幼なじみだよ」

 

 セシリアの質問に鈴は顔を紅くしてたけど、俺は普通に答えて鈴に思いっきり睨まれた。

 

「幼なじみですか?」

 

「ああ、鈴は小五の時、俺達がいる学校に転校してきたんだよ。それでまあ、色々あって長い付き合いになって、二人目の幼なじみになったんだ」

 

 絡まれてる鈴を助けてから付き合いが始まったんだけど、何故か箒のことをライバル視していて、中学の時、「正妻の座争奪戦」「和の箒、中の鈴」「山の箒、原野の鈴」と呼ばれていた。

 

「そうそう、一夏。あんたに見せたいものがあるんだけど」

 

「見せたいもの? 何だよ?」

 

「じゃーん!」

 

 鈴は一枚のプラスチックカードを見せた。これって……。

 

「TPCのライセンス!?」

 

「そうよ、TPCのアジア支部の試験を受けて合格したのよ。明日当たりにネオガッツにアジア支部から連絡あるんじゃないの?」

 

「まじかよ」

 

 ……こいつはどんだけ努力するんだよISの国家代表候補生になって、TPCの試験にも受かったって。

 

「ねえ、一夏。あんた、パートナーパイロットいるの? いないなら、あたしがなってあげるけど」

 

「ああ、悪い俺のパートナーは……」

 

「私が一夏のパートナーだ」

 

 俺が言いかけた途中、箒が遮った。まあ、事実だからいいか。

 

「なっ! 箒、あんた、ネオガッツに入ってたの?」

 

「まあ、な」

 

「くっ! 先を越された!」

 

 勝者の笑みを浮かべる箒に悔しがる鈴。女の子が考えることはイマイチ分からない。

 

「こ、コホン! 私を無視しないでくださいますか、凰 鈴音さん」

 

「あんた、誰?」

 

「わ、私はイギリスの代表候補生のセシリア・オルコットですわ!」

 

「あっそ、どうでもいいわ」

 

「なっ!」

 

 鈴は本当にどうでも良さそうだった。本当に相変わらずだな鈴は。

 

「一夏、隣いいかい?」

 

「ミライ、ああ、いいぜ」

 

 すると、ミライが見知らぬ女子生徒を連れてきていた。

 

「ミライ、その隣の子は?」

 

「ああ、この子は僕と同室の……」

 

「……更識簪、四組の代表の日本代表候補生」

 

 更識、生徒会長の関係者かな?

 

 まあ、いいか。

 

「簪さんか。俺は織斑一夏、一組の代表でネオガッツの隊員だよ」

 

「……知ってる。ミライから聞いた。あの、ゼロのことについて聞かせて」

 

「いっ!?」

 

 ミライ、変なこと言ってネエよな!?

 

 俺は軽くミライを睨んだ。

 

「ミライが織斑は怪獣やウルトラマンについて詳しいって言ってたから」

 

「そ、そうか。悪い、俺でもあまりゼロのことはしらないんだ。最近出てきたウルトラマンだし、俺も詳しくは知らないんだ。更識さんはウルトラマンが好きなのか?

 

「うん、憧れのヒーローだから」

 

「そっか、どのウルトラマンが好きなんだ?」

 

「私はメビウスが好き」

 

 メビウスか……良かったなミライ。

 

「最初はダメダメだったけど、戦いのウチに成長していったところが好き」

 

「そうか……」

 

 簪にそう言われてミライが軽く落ち込んでいる。

 

「織斑君は?」

 

「俺はティガだな。命の恩人だし、カッコいい!」

 

『俺じゃないんだな……』

 

 俺の言葉にゼロが落ち込む。ごめん、やはりティガは別格なんだよ。

 

「そうなんだ」

 

「ああ、俺、生でティガを見たことがあるんだぜ!」

 

「っ! それは羨ましい! その時のことを詳しく聞かせて!」

 

「ああ、いいぜ!」

 

 簪は俺の話に興味を持ったのか、興奮して聞いてきた。

 

「……随分楽しそうですわね」

 

「そうだな。一夏はウルトラマンの話が出きるやつと会うと楽しそうだからな」

 

「……箒、あんた随分と余裕そうね。一夏をとられてもいいの?」

 

「大丈夫だ(一夏は私たちの夫だから)それに更識はミライの方に好意を寄せていそうだ」

 

 箒達は顔を寄せて何かを話している。何を話しているんだ?

 

「俺がティガと出会ったのは……」

 

 俺が簪にティガとの出会いについて話そうとしたとき、PDIに通信が入る。

 

「悪い、簪。どうしましたか、ダイゴ隊長?」

 

『ああ、実はIS学園付近の上空にディノゾールが出現したんだ』

 

「何ですって!?」

 

 ディノゾール、確か旧クルーガイズを全滅させた怪獣。ミライの初めて戦った怪獣。

 

「分かりました。ミライと俺、箒で行きます!」

 

『ああ、一夏君、そこに凰さん、オルコットさんはいるかい?』

 

「は、はい」

 

『なら、二人も連れて行ってあげて欲しい。彼女達はこれから僕たちと一緒に仲間だから』

 

「は、はい。分かりました!」

 

 俺はそう言って通信を切った。

 

「聞いてたか? みんな、急いで着替えるぞ!」

 

「ああっ!」

 

「はいっ!」

 

 俺達は走り出し、迅速に着替えて格納庫へと走った。

 

 今回は四人で乗る事になるので、俺、箒、セシリア、鈴の四人はガッツウィング2号に乗った。

 

『一夏、リュウさんが来る前に倒すよ』

 

 すると、ミライがテレパシーを入れてきた。

 

『何でだ?』

 

『リュウさん、デイノゾールにものすごい憎しみを持ってるから暴走しないようにね』

 

 成る程ね。

 

『分かった。俺達でディノゾールを倒すぞ』

 

 俺はテレパシーを切り、出動した。

 

 

 移動すること数分後、無人島に不時着したディノゾールを発見した。

 

「ダイゴ隊長! メテオールの許可を!」

 

『メテオール解禁!』

 

「ジーアイジー! パーミッショントゥーシフト、マニューバ!」

 

 ミライは最初からメテオールを使った。

 

 無数のミサイルがディノゾールを襲った。俺達はそれでディノゾールを倒したと思った。

 

『キシャアアッ』

 

「なっ!」

 

 あれだけのスペシウム弾道弾をくらったのに生きてる? もしかして強化されている!?

 

『キシャアッ!』

 

 ディノゾールはムチを振るい、ミライの乗ってるガンウィンガーを攻撃した。 

 

「ヒビノさん!?」

 

 セシリアはミライが墜ちると思ったのか、焦っていた。だが、その時

 

『メビウス!』

 

 すると、ガンウィンガーからまぶしい光りがあふれ出し、無限の希望の戦士、ウルトラマンメビウスが飛び出した。

 

『ゼロ、一夏、悪いけどこのディノゾールは僕が倒すよ』

 

『別に良いが……』

 

『僕は最初、酷い戦いかたをした、だから、今度はちゃんとした戦い方をして倒す!』

 

「わかった」

 

『ヘアッ!』

 

 メビウスは構え、間合いを取る。

 

『キシャアア!』

 

『テアッ!」

 

 ディノゾールのムチ攻撃をミライはシールドを展開する。

 

 そして、ディノゾールにライトニングカッターを投げつけるが、外骨格に跳ね返されてしまう。

 

 やっぱ、強化されてるのか?

 

『キシャアアアッ』

 

 ディノゾールは体中から大量の流体焼夷弾を放ってきた。その流体焼夷弾は俺達の乗るガッツウィング二号機にもおそいかかってきた。

 

「くっ! 喋るなよ! 舌噛むぜ!」

 

「きゃああっ!」

 

 俺は全力で流体焼夷弾を避けようとする。攻撃力の高い二号機だけど、機動力がないのが弱点だ。

 

 一号機ならこの程度の攻撃!

 

 避けきれず、流体焼夷弾が当たりそうになる。くっ! こうなったら!

 

 俺はゼロに変身しようとした。その時、

 

『デュアッ!』

 

 メビウスが、ミライが間に入って俺達を庇って攻撃を受けた。

 

「メビウス!」

 

 メビウスは地面に墜落してディノゾールに踏みつけられる。

 

『ヘアアアッ!』

 

「やめろおおおっ!」

 

 俺はディノゾールに向けて超光子レーザービームを何度も放つ。

 

『キシャアアッ!』

 

『デュアッ!』

 

 ディノゾールはのけぞり、その瞬間、メビウスが脱出してディノゾールを投げ飛ばす。そしてメビュームシュートを放つ。

 

「テキサスビーム発射!」

 

 俺は操縦席のトリガーを引く。中央のハイパーレールガンからテキサスビームが放たれた。

 

 メビュームシュートとテキサスビームが融合してディノゾールを貫いて、ディノゾールは爆発した。

 

『デユアッ!』

 

 メビウスは空へと飛んでいった。

 

 

 

 

「はあ、結局訓練は出来なかったか」

 

 俺と箒はTPCの本部で報告書を書いていた。そのせいで、放課後の訓練は中止となってしまった。

 

「仕方ねえだろ、地球の平和を守るのが俺達の仕事だからな」

 

「……一夏、お前は私と地球の平和、どちらが大切なんだ?」

 

「えっ?」

 

 地球の平和と箒、どっちが大切か。

 

「地球の平和かな」

 

「っ! 一夏のバカ!」

 

 箒はそう言うと、部屋を飛び出そうとした。それを俺はすかさず箒を抱きしめる。

 

「い、一夏?」

 

「ごめん、箒。箒のことを一番大切だって答えるのが夫として正解だと思う。だけど、俺は愛する箒と一緒に過ごすこの星を守りたいんだ」

 

 俺の答えは夫としての答えじゃ不正解だと思う。だけど、これが俺の答えなんだ。一人の人間として、ウルトラマンとしての。

 

「一夏……すまない」

 

「いいんだよ。俺は箒が俺が箒のことを第一に考えていることをわかってくれたら」

 

「一夏……」

 

「箒……」

 

 俺達は抱き合い、そしてキスをしようとしたその時、視線を感じて振り返るとそこにはレナさんがいた。

 

「レレレレレナ隊員!?」

 

「レレレレナさん!? 何でここに!?」

 

「いいからいいから、二人とも続きをしなよ」

 

「「できませんよ!」」

 

 せかそうとするレナさんに二人で思いっきり突っ込んだ。




遅れてすいません。

今回は鈴登場とミライこと、メビウスの戦いを書きました。何でメビウスを出したのかというと、そろそろ出さないと出番のないメビウス(笑)になってしまいそうだったからです。

一夏と箒がギンガの世界に行ったとき、一夏がティガになるのはどうでしょうか?

三体のダークウルトラマンと戦うギンガ。ジャンナイン、ジャンボットは行動不可能。ゼロもエネルギーがゼロになって戦えない。

一夏「俺はここでヒカルがやられてるところを見てることしかできないのかよ! 俺にも何か出来ることはあるはずだ!」

 一夏はティガの人形を力強く握る。

一夏「たのむ、俺に力を貸してくれ! 俺にも光りを!」

 一夏がそう強く願うと、ティガSDはスパークレンスへと。

一夏「これは……。俺も光りになれるんだティガー!」

こんな風に。

さて、次回はどうしましょうか
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