東方紅更録   作:吸血鬼@ロマンうどんぬ

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気が向いたんで…。

後、今回から誰が喋ってるかわかりにくいので、「」の前に名前入れるんでよろでーす。








第肆話 「忘れ去られた郷への移住」

その話を聞かされたのはつい最近の事だった。

 

ロレメアとは別の家系の吸血鬼(同族)達から切羽詰まった様子で告げられた、"このままでは、自分たち吸血鬼や妖怪は消えてしまう"という事実に、紅魔館メンバーは頭を抱えていた。

 

どうしたものかなぁ…。と。

 

何せ、自分たちだけで動くのだって、人間たちから見つかりかねないのに、そんな一族が同時に行動するなんて、見つけて下さいと言っているようなものだからだ。しかし、動かなければ逆に自分たちが自然消滅してしまう。それ故に、

 

どうしたものかなぁ…。と。

 

□ □ □ □ □ □

 

フィー「う~ん、でもやっぱり私は移動した方が良いと思います!」

 

レミ「どうして?」

 

フィー「だって普通に考えて嫌じゃないですか。消えてしまうなんて、ここにいる皆さんともう2度と会えないのと同じですし…。」

 

フラン「だよね~!私もお姉様と別れるの嫌だし、移住するべきだと思うな~。」

 

美鈴「私はお嬢様方に従います。」

 

咲夜「私もです。あ、お嬢様、紅茶をお飲みになられますか?」

 

レミ「お願いするわ。」

 

フィー「今じゃ、咲夜もすっかり紅魔館の従者ですね。私たちを殺しに来た時とは、見違えるほどに変わりましたよね~。」

 

咲夜「すみません、フィーゼルお嬢様。あの時の私は、誰からも相手にされず、ただひたすら命令に従っていただけですので、その話はできれば…。」

 

と咲夜があまりにも懇願するような顔をしてくるので、フィーゼルも悪いと思いその話は流れた。

 

フィー「すみません咲夜。つい、悪ふざけが過ぎましゅた。」

 

レミ「ん?過ぎましゅた?」

 

フィーゼルが噛んだ瞬間、みんなの視線が、一気にフィーゼルへと集中する。そんな当の本人のフィーゼルは———

 

フィー「ッ~~!!」

 

両手で顔を隠し恥ずかしそうに下を向いている。よく見たら耳まで真っ赤だ。そんなフィーゼルを見かねてか、フランドールからフォローが入る。

 

フラン「まあまあ、そんな気にしなくても大丈夫だよお姉様。そのくらい誰にだってあるって。」

 

そのとき、フィーゼルとフランドール以外の全員が、"フラン、ナイス!"と思ったのだった。そして、話は戻る。

 

パチェ「正直な所、私1人の力だけじゃどうにもならないけど、フィーの力もあれば移住は成功すると思うわ。」

 

レミ「う~ん、そうねぇ。パチェがそういうのなら大丈夫なんでしょうけど、フィーは大丈夫なの?あなた、あの時から大体の食事はフランにあげてたから体調を壊しやすいかもってフランが言ってたけど…。」

 

フィー「大丈夫ですよ、お姉様。私はこの通り元気ですから。」

 

レミ「そう?ならいいんだけど…。それにパチェだって喘息は?」

 

パチェ「私も大丈夫よ。最近はそんなにひどくないから。」

 

レミ「う~ん。大丈夫だといいけど…。しかも、移住するにしたって、向こうに移住した途端に殺されたんじゃ、たまったもんじゃないわよ?」

 

フィー「では、他の吸血鬼たちには私たちがぎりぎり消える一か月ほど前に行くと伝えて、彼らが行ったあとに、私たちが行けばいいんじゃないですか?」

 

パチェ「私もそうすべきだと思うわ。」

 

レミ「う~ん。本当は同胞は裏切りたくないんだけど…。仕方ないわね、それで行きましょう。」

 

フラン「決定だね!じゃ、さっそく準備に取り掛かろー!」

 

「「「おー!」」」

 

フランドールの掛け声でその場はお開きとなり、移住への準備は着々とす進められていく。

 

 

そして移住当日。

 

パチュリーとフィーゼルによる詠唱が行われていく。そして…。

 

パチェ&フィー「「転移!」」

 

その言葉が唱えられた瞬間、床に描かれた巨大な魔方陣が発光しだし、辺りは白い光に包まれた。そして光が消えると、なぜかフィーゼルは紅魔館の屋根にいた。

 

 

あちゃ~。魔法陣に指定座標描くのすっかり忘れてました。これは後で相当怒られますね…。

 

と、フィーゼルは項垂(うなだ)れる。しかし、そんなことをしていても周囲の警戒は怠らない。

 

近くに、妖怪の反応はありませんね…。同族の反応もありませんが…。

 

ふと、不意に後ろから気配を感じ、すぐさま振り返る。が、そこには誰もいない。

 

 

なんだ…。気のせいでしたか…。

 

とフィーゼルが油断したその刹那、先ほどまで誰もいなかった空間から鋭利な刃物がフィーゼルの顔面めがけて襲い掛かるも、間一髪それを避ける。

 

フィー「うわっ!とと、危ないじゃないですか。」

 

???「今のを避けれるなんて…。さすがに少しばかり意外ね。」

 

フィー「だれです?あなたは?」

 

???「私の名前は八雲紫。この幻想郷の…管理人よ。」

 

その言葉を聞いた瞬間フィーゼルの顔から感情が抜け落ちる。それは、本気の時のフィーゼルの姿。それは、生物の本能的なものに近い。つまりは、"殺られる前に殺れ"と体が告げているが故の本気だ。その構えと並行して、フィーゼルは体の変化に疑問を抱いていた。

 

 

さっきから、頭がすごく痛いですね。敵に何かされたんでしょうか?それに嫌な予感もしますし早めに片付けたいところです。

 

フィー「その…管理人さんが私に何か御用ですか?」

 

紫「ええ、先日あなた達と同じ吸血鬼がたくさん攻め込んできてね、すぐさま対処したからいいものの、周辺の村々には結構甚大な被害も出ちゃってるから、その責任も含めて悪い吸血鬼は殺しちゃわないとと思って。」

 

フィー「そんなことさせると思ってるんですか?」

 

紫「ええ、もちろん。だってもう私の式神が殺しに行ったから。」

 

フィー「!」

 

お姉様たちが危ない!。フィーゼルがそう感じ、すぐさま館内に戻ろうとするが、それは、紫の手によって阻まれる。

 

さっきより、頭痛が酷くなってる。お姉様たちを早く助けに行かないと…!そのためには…まず……。

 

フィー「あなたから殺さないと!」

 

紫「!」

 

□ □ □ □ □ □

 

フィー「あなたから殺さないと!」

 

そう、彼女が告げた瞬間銀髪の少女は目の前から掻き消える。

 

速い!でも私には、"境界を操る程度の能力"があるから———

 

紫「なっ…。カハッ!」

 

息が出来ない。それに『能力も使えない!』

 

紫「どうし…て———

 

フィー「どうして、能力が使えないのかって?」

 

紫「!」

 

フィー「そんなの簡単な事ですよ。私の能力であなたと、あなたの所有する能力とを"分離"したんですよ。式神を連れて戻し私たちをこの世界に受け入れてもらえるなら、今ここであなたを殺めるのはやめましょう。どうですか?」

 

くっ!ここは、いう通りに…するしかないようね…。

 

紫「わか…た…わ…!だか…離してちょ…うだい!」

 

そういうと、フィーゼルは意外にもあっさりと紫を離し開放したのだった。ただし、保険付きで…。

 

フィー「いいですか?このナイフはあなたに刺さってはいますが、傷を与えるものではありません。ですが、もしあなたが、逆らうような真似をしたときは…あなたは死にますよ?」

 

紫「分かってるわ。」

 

そういうと紫は何処とも知らない"目"だらけの空間に消えていったのだった。

 

□ □ □ □ □ □

 

———翌日。

 

レミ「いや~、まさかフィーのおかげだったとは思わなかったわね。正直フランの能力使うところだったわよ。」

 

そ、そんなに切羽詰まった状況だったんでしょうか!?とにかくみんな無事でよかったですけど…。

 

レミ「それと、私達より前に来た吸血鬼たちの事件の事は吸血鬼異変って呼ばれてるらしいわ。」

 

フィー「そんな風に呼ばれてるんですね~。」

 

良かった。魔法陣の事は何も言われなさそ———

 

パチェ「ところで、フィー?言いたいことがあるんだけど言ってもいいかしら?」

 

やっぱり、覚えてますよね…。

 

フィー「ど、ドウゾオシャベリクダサイ。」

 

パチェ「じゃあ、言わせてもらうけど!あれほど忘れないうちに、座標を書き込んでおきなさいって言ったじゃない!危うく、本当に離れ離れになるところだったわよ!?」

 

フィー「す、すみません!もうしないように気を付けるので、許してはもらえませんか?」

 

パチェ「次はないわよ?全く、本当に危ないったらありゃしないんだから。…ブツブツ………ブツブツ…………。

 

フラン「誰にだって忘れることはあるし、次頑張ろー!」

 

フィー「そうですね。フラン、ありがとうございます。」

 

フラン「むふふふ…。ぜんぜんいいって~。」

 

レミ「でも、同族たちが来たことが異変って呼ばれてるんだったら、私たちが来たことだって、何かしらこう…何というか名前で呼ばれたくない?」

 

フラン「それはあるかも!みんなで名前考えよー。」

 

フィー「え?けど、そういう名前って人間たちが勝手につけるものなんじゃないんですか?」

 

パチェ「私もてっきりそういうものだと思ってたのだけれど…。どうなのレミィ?」

 

レミ「も、ももちろん知ってたわよ?ただ、あなた達を試しただけよ。ねーフラン?」

 

フラン「そうそう、私とレミリアお姉様は知ってたから!あえて出しただけだから!」

 

お姉様もフランも知らなかったんですね…。

 

フィー「では、私たちがここに住むための許可は取ってあるのでここでまた過ごせばいいですね。」

 

レミ「そうね。」

 

パチェ「じゃあ、私は図書館に戻るわ。」

 

美鈴「では、私も仕事に戻りますね。」

 

咲夜「お嬢様、何か必要なものなどはありますか?」

 

フラン「お姉様。何かして遊んで!」

 

フィー「その前に寄りたいところがあるので、その後でもいいですか?」

 

フラン「いいよー。」

 

そして、紅魔館の住人たちは、各々の時間へと移っていく。そこでレミリアが先程の咲夜の質問に答えるように、指示を下す。

 

レミ「そうねえ、じゃあ食材を買うついでに情報収集をお願い。」

 

咲夜「かしこまりました。」

 

後にこの情報収集から得た情報により新たな異変が始まる—————

 

 

果たしてそれは、必然であったのか、はたまた偶然出会ったのか、それは誰にも…わからない。

 

 

 

 

 

 

 




最近、自分の書き方に自信が持てなくなってきたんですよね…。

まだ、第肆話だっつーのに。

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