人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

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???

[さぁ、たんと食べるが善し]

【ウジと虫の湧く黄泉料理】

天逆毎【いただきます】

[トウコツが不覚を取るとは。獣に知性は難儀とするか]

【後で甦らせておこう。──母よ】

[如何に]

【何故あなたは無関心なれど殺すのか。憎むのか。放る事は出来なかったか】

[・・・。(わたし)が関心を持たぬとするは、存在に関心を持たぬに非ず]

【・・・】

[台所に湧く害虫に然り、辺りを飛ぶ害虫に然り。同じなのだ。その存在そのものに関心は湧かぬ。しかし、『存在することこそ』に殺意を湧く事は在ろう。この黄泉に、この星に蠢く伊邪那岐の垢、存在自体が目障りなれば。御祓ねばならぬのだ]

【そういうモノか・・・】

[ならばこそ、あの世界の輩は赦さぬ。殺すのだ。知る必要等無し。関心を懐く必要無し。殺せ。それだけでよい]

【きっと、そうか。──ご馳走さまでした】

[今日も美味であったか?]

【──あぁ】

(・・・母の手製でなくば、吐き気を催す程にな)

【──プッ】

蟷螂の卵を、何気無く吐き出す。そして──

【ゴォアァアァアァ!!!】

トウコツを復活させ、戦力を整える──







つくもん言えるかな?

「あぁ、お帰りなさい!皆様よくぞ御無事に帰っておいでなさいました!人どころか、神々すらも爛れ汚されるあの禍肚への行軍、けして容易なものでなく。それでも己が信ずるもののために悪鬼羅刹に挑むその勇姿!私も大変感動し奮起なさいました!タケちゃんも、本当にありがとうね!えらい、えらい!」

 

天真爛漫ハイテンションにて、心からの感激と共にヒルコが笑顔で出迎える。あらゆる悪意と敵意に苛まれる魔京からの、御祓となりえる心からの労りと笑顔。それが何よりの安堵の証となったのか、一同はへなへなと崩れ落ちた。ある意味でこの明るさと輝かしさこそが、あの京を覆す活路なのやも知れない。そう感じさせるほどに、ヒルコは慈しみに満ちていたのだ。

 

「撫でずとも構わぬ。労いしは人の矜持なれば。楽園の者達の労りが優先であろう」

 

「またそうやって大人ぶるー!子供が子供らしく振る舞える時間はとっても少なく得難いのですよ!まぁ無理にはしませんが・・・。霊脈の一つ、回収おめでとうございまする!一度確保し手に入れた霊脈はろまん様が保護してくださいます。これで容易に奪われはせぬでしょう!痛快、痛快!」

 

「それは、何よりだ。僕達の奮戦は無駄じゃなかっ・・・くっ・・・」

 

膝を付き、疲労困憊のカドックをリッカが肩を貸し受け止める。初の前線による戦いは、想像以上にカドックから体力を奪ったようだ。顔色の悪い様子を、一同は静かに労る。

 

『お疲れ様、カドック。大変だったけれどあなた達は出来たわ。あなたは出来たのよ』

 

「ありがとう・・・、ッ。全身全霊を尽くしてようやく技ありだ。サポートとメインだと余りにも違う。・・・君達は本当に凄いな、リッカ」

 

「ふふん、凄いでしょ?グランドマスターと楽園の皆は、こうやって世界を救ってきたんだよっ。そして今は、カドックだって凄いの一員だよ!」

 

「そうか・・・。なら、ふらついている場合じゃないな・・・っ」

 

リッカから離れ、両脚で立つカドック。それは痩せ我慢だが、男にはあるのだ。意地と言うものが。

 

『女神よ、楽園総出でガラクタ集めさせたのは何か重大な意味があるのかね?なんと言うかホラ、きったない物質たくさん集めたじゃない?』

 

「大有りだともゴルドルフさん。日本には八百万に通ずる、神の在り方が存在している。その名も『憑喪神』って概念がな!」

 

「そのとーり!詳しい説明は後です、今は高天ヶ原でゆっくり御休みください!時間の流れも緩やかで穏やかなこの地、安全安心を保証致しますれば!」

 

ヒルコは自信満々にて頷く。戦い、頑張りは決して無駄にしないと謳う女神を信じ、一同は高天ヶ原の施設へと向かうのだった──。

 

 

「帰ってきたか、我が財達よ。凱旋に相応しき施設を用意した!存分に休んでいくがいい!」

 

『高天ヶ原リラクゼーションスパルーム・竜宮城』

 

「なんか立派な施設出来てるー!?ギルがやったのこれ!?」

 

──神々の施設はヒルコ様の力でしか設立出来ませんが、人を癒す施設や神属性でないサーヴァントの皆様のリクエストはこうやって人力で叶えてよしとの達しが出たのです!そして生まれたのが、かのアマゾネス・ドットコム・・・そして乙姫さまの竜宮城を参考にしたこちらの施設にございます!

 

「竜宮城は空にもあったッ!!(ブチャ並感)」

 

「ご覧くださいますたぁ。あちらには寺と鐘・・・。風情がおありでしょう・・・?」

 

「閻魔亭食堂も臨時開店でちよ。みなちゃまをさぽーとするのに手はぬきまちぇん!」

 

「あったぞリッカ先輩!わびさびの茶室じゃ!」

 

「でかした!!よーし皆!早速・・・!」

 

「待った!」

 

「?どったのパイセン」

 

「マッサージルームに・・・達人はいないでしょうね・・・!」

 

(トラウマなんだ・・・)

 

 

一同が用意したリラクゼーションルームにて、穢れを落とす態勢を整えし楽園。のんびりした末にシャッキリとリフレッシュした一同が、ヒルコと温羅の下へ訪れる。

 

「それでは、皆様の集めた穢れの物質を昇華なさいましょう!これより手掛けしは憑喪神の力を借りしまつろわぬ民達の対抗勢力!その名も───『つくもっち』!!!」

 

自信満々に告げるヒルコの横で、タケルと温羅が見本を見せる。清廉なる天之川で祓いし物質で造られた、デフォルメされた白鳥と鬼の人形だ。

 

「つくもっちを作ることにより、無限に涌き出る・・・具体的には最低60億はいるであろうまつろわぬ魂達に対抗する天津の軍勢『アマツイクサ』や『アマツオトメ』に通ずる兵を手掛けるのです!やっぱり数!戦いは数だよタケちゃん!と言うことですね!今作ってもらったつくもっちに、トンと魂を吹き込めばぁ~」

 

トトンと矛にて叩かれた白鳥と鬼が羽ばたき、元気に駆け回り始める。その反応と力は、確かにまつろわぬ魂達と互角かやや上回る程の規模を感じさせる。どうやらこの為に、物資を集めてきて欲しかった様なのだ。

 

「はい見ましたか!これがこの矛並びにイザナギの力なのです!これを作る事により、高天ヶ原の防御と防衛が可能になり、攻め入る際にも押される事がなくなる!まぁ材料というか核は向こうで回収するしかありませんが、一つ作れたら生産は神田明神が行います!どうです、このシミュレーションみ溢れる今回の戦い!」

 

『つまりこれは、『君だけの最強のつくもっちを作ろう』って事なのかしら。カドック達の頑張りは、全体的な戦力の底上げに繋がる・・・』

 

「これにはアッ君もにっこりです。ヤムチャ視点対策のいい塩梅かと」

 

そう、カドック達が霊脈と核、物資を集めさえすれば高天ヶ原全体の戦力の上昇に繋がっていく。召喚だけでなく精霊、使い魔たるつくもっちを生成する事が可能で、探索がぐっと楽になると言ういいことづくめのサブクエスト・・・といった立ち位置なのだろう。それならば、サブマスター達もメインクラスに貢献が叶うというものだ。

 

「やったね、カドック!全体的に見れば、皆が戦いの鍵を握るんだよ!」

 

「割と本気でそうよね。数はホント大事。楽園は質では申し分無いんだから、後は数さえ増やせれば負けないわ。四面楚歌は禁句だから弁えておいてよね」

 

「あぁ。これなら命を張る理由には充分だ。ありがとう、ヒルコ様。僕達にもきちんと見せ場と舞台を用意してくれるなんて、優しいんだな」

 

「へぇっ!?あへっ、いや、ふへへっ、そんな、皆様を頑張らせているのですから、最大限の助力は当然で御礼なんて、ふへ、ふへへっ・・・うへへ・・・」

 

見返りなぞ、返礼なぞ微塵も考えていなかったが故に、ちょっと気持ち悪めな照れ方が出てしまったヒルコ。完璧に対策を成された高天ヶ原が落ちていたならば、どれ程の苦難が上乗せされたか想像に難くない。

 

「よーし皆!皆の頑張りを形にしよー!私達を助けてくれるつくもっちを作る!即ち!ビルドアップだね!」

 

あらゆる努力と奮闘が力となる。その果てに、あの魔の都を打ち破る活路となる。その事実に、より一層士気と気運が高まっていく楽園と高天ヶ原。

 

「ちなみにヒルコ様は作ったの?」

 

「ぅ、い、いえ!私はその、そんなにモノ作りが上手でなくてですね・・・。此処は皆様に是非是非、お手並みを披露していただければ!」

 

諸事情により作れないヒルコの言葉に、リッカは頷く。ヒルコの生い立ちからして、何かを作るのには引け目や負い目を感じているのやも知れない。そうリッカは納得し、代わりに作ることを決める。

 

「解った!でもいつか、見たいな。ヒルコ様の造る何かを!その時を楽しみに、頑張るね!」

 

「は、はいリッカ様!いつか、いつかきっとその時に・・・はい!」

 

そう約束を交わし、つくもっち作りに励むリッカであったとさ。




リッカ作つくもっち ちびてらす

チビテラス『ワゥ!』

リッカ「どうですかコレ!くろひーやグドーシ、メディアに監修してもらった必殺のチビテラス!太陽神ならぬ太陽兵!これには」

オジマンディアス「余の妹!!繁殖せり!!」

リッカ「ファラオもにっこり!」

ヒルコ「可愛いー!!!(威厳無視)」

リッカ「実はチビテラスには三パターンあります。核さえ見つかればバリエーション増える!お楽しみに!」

アマテラス『ワフッ!』
チビテラス『わぅ!』

カドック ヴィイウルフ

アナスタシア「なにかしら、この狼ヴィイは」

「こういうのは苦手でね。好きな生き物と好きなマスコットを考えたら、こうなった」

アナスタシア「ふふっ。ヴィイを選んだのはいいセンスね。さぁこの可愛らしさで氷付けにしてあげましょう」

ヴィイウルフ『・・・・・・』

(ダメ出しされないで助かった・・・)

アルトリア ライオンくん

「やはり獅子。王道を往く・・・獅子でしょう」

リッカ「可愛らしさで攻めたね!」

「はい。なんとモデルは・・・」

セイバーライオン「がぉん!」

「セイバーライオンさんです」

リッカ「納得!」

アイリスフィール ブシドームサシ

「イリヤと見たアニメの子がふっと浮かんだの。きっと力になってくれるわ」

ぐっちゃん「女向けなのに武蔵なのね・・・」

「いまでは男の子もプリキュアを見るもの。区別はあってないようなものよ?ふふっ」

ぐっちゃん「・・・数が足りないから私は後か・・・何を作ろうかしら・・・」

兵力が大幅アップした!
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