エボルトって?
【仮面ライダービルドのラスボス。星を滅ぼすのが生き甲斐の次男。いろんな星を滅ぼして地球にやってきた。大体こいつのせい】
強いの?
ニャル【我等が魔王にワンパンされてますので最強ライダーはオーマジオウだと思いたい】
仮面ライダーエボルって?
【エボルトが変身する仮面ライダー。フェーズがいくつかある豪華なライダー。ラスボス。あまりに強すぎて主人公の最強フォームがゴミになってしまった。作者の寵愛を一身に受けた存在。とにかくしぶとい悪びれない】
劇中での活躍は?
【大体エボルトのせい。感情があるのかないのかどっちなんだ】
ニャルとはどういう関係?
【fate時空とは別次元の際の付き合い。私が遊ぼうとしてた星を滅ぼされてクレームしたら意気投合。暫く魂と文明を貰い、星をくれてやる関係を続けていた。太陽系に向かった辺りから音信不通。しばらくして娘と仲良くなれた事を再会したエボルトにウキウキで説明したら『娘の前で、いつかお前とお前の宇宙を滅ぼしてみたいよなぁ』とブラッドトークした結果、私に後ろから処理される事になる。なんかめっちゃ弱体化してた状態で地球から出てきて良かった良かった】
【グオォオォオォオォオ!!!】
変身を果たしたエボルニャル。星を狩るブラッド族が変身する邪悪極まる仮面ライダーの力を借り受け、仮面の下で欠伸を漏らす。かつて星の文明や魂を召集する際にコンビを組んでいた者のライダーシステムを借り受けたため、彼は勝手を熟知していた。
【そう元気に喚きなさんな。すぐに黙らせてあげるから・・・よっと】
懐から空っぽのボトルを十個取り出し、両手にて静かにテュポン・アトラスへと差し向ける。仮面ライダーエボルには幾つかのフェーズがあり、何かしらの切っ掛けによりレベルが上がっていくのだ。今回の場合、ニャルは目の前のアトラスに満ちる『クリロノミア』を養分に選択した。加速度的に、アトラスを構成する魔獣達を構成するクリロノミアが引き抜かれ、ボトルに吸収されていく。
【母胎から産まれた子は大抵要素を引き継いでいるものだ。遺伝子や身体的特徴をな。思った通り、神のクリロノミアを溜め込んでいたな。纏めて没収させてもらうぞ】
【オ、ォオ・・・ォオォオォオォオォオ!!!!】
猛烈な虚脱感、力を吸われる脱力感に動揺するアトラス。だがそれを押し切り、巨大な腕をニャルに差し向け反撃を行う。弱体化したとはいえ、それは質量の暴力を行ってくる事に変わりはない。空間そのものが迫ってくる圧力に対し、ニャルはなんと──
【ククク・・・いいぞ、良く狙え?】
なんと、『そのまま直撃』する事となった。直撃し、爆発四散し飛び散るエボルニャル。腕に薙ぎ払われ、消し飛んだ敵を前に勝ち名乗りを上げんとするテュポン・タイタスであったが・・・
【オ、オ・・・オ・・・!?】
瞬間、右腕の動きが鈍いことに気付く。痺れたような鈍りはやがて肩、左腕、胴体、全身へと回り、最早まともに動かなくなるようになるのに時間はかからなかった。まるで、叩き潰した相手が猛烈な毒を有し、それを知らずに叩き潰してしまったかのような状態に──
【まるで、じゃなくてまさしくその通りだ。今の一撃でお前を構成する魔獣に私の細胞を紛れ込ませた。もうすぐまともな思考すら出来なくなるだろうよ】
そう、ニャルはあえて攻撃を受けたのだ。眠っちまいそうな鈍い攻撃、その一撃に付着することにより中枢にダメージを与え内側から壊す。デカイ相手の壊し方も、ニャルはよく把握している。戦いとは、敵が嫌がる事を誰よりもやったものが勝利するのだから。
『ドラゴン!ライダーシステム!!エボリューション!!』
そして、嫌がらせにおいて右に出るものがいないのがこのニャルである。離脱するついでにアトラスからエネルギーを粗方没収し、そのエネルギーで貰っていたボトルとウォッチに力を注ぎ込み進化させる。レバーを回し、変身を行う。
『アーユー・レディ?』【変身】
【ドラゴン!ドラゴン!!エボルドラゴン!!フッハァッハァッハッハッハァ!!】
コブラの意匠から変化、ドラゴンの見た目を取り入れた次のフェーズ・・・エボルドラゴンへと進化を遂げるニャル。クリロノミアの回収は、この為の布石でもあったのだ。
【フェーズ2、完了。大体コアの位置は割り出せた。さっさと本懐を果たすとするかな】
跳躍し、未だ麻痺しているアトラスの胸部分へと飛び込み、エボルドライバーのレバーを回し必殺技の待機シークエンスを行う。目障りな装甲を破壊するためだ。
『レディー!ゴー!!エボルテックフィニッシュ!!』
【チャオ】
胸部をパンチのラッシュで抉り取り、心臓部に位置する司令塔クラスの魔獣を見つけ出す。全体に指示と操作を行っている魔獣、コアに位置する存在を引きずり出したのだ。そして・・・
【残りカスも戴くとしようか。余すことなく活用してやろう】
魔獣に向けて取り憑くニャル。コアから更に上質なパワーとエネルギー、クリロノミアを奪い取る算段だ。段階を踏むことにより、戦利品と進化を共に行う効率の良さを取ったのである。人型の魔獣の腰に、恐怖のドライバーが巻かれる。そして、進化は続く。
『ラビット!ライダーシステム!エボリューション!!』
魔獣自身のエネルギーで作り上げたボトルを差し、更なるフェーズへと進んでいく。フェーズ3は本来事故でありぶっちゃけ不要なのだが、このドライバーの所持者が出し抜かれたお笑いのフェーズなので、きっちり再現していくニャルである。
『アーユーレディ!』【変身】
『ラビット!ラビット!エボルラビットォ!!フッハァッハァッハッハッハァ!!』
魔獣を乗っ取ったので可愛いウサギ♪などとふざけたノリで変身するニャル。これにより魔獣の侵食、障害は致命的な迄に進んだ。乗っ取られたテュポン・アトラスは、末端から壊死していく。癌細胞に食い荒らされた末期の患者のように。
【此処まで来れば後はもう流れ作業だ。塵は塵に返さないとな】
ニャルは先ほど自分から作り上げた、トリガー型の装置を取り出しアトラスのコアと一体化した自身に突き刺し、最後の最期までエネルギーを搾り取る。残りカスとはいえ、これ程の巨体を動かす神代のエネルギー。一人の星人の全力を発揮させるには充分極まる量である。ニャルの手に握られる──漆黒のトリガー。
【ククク・・・。さぁエボル。真の力を解き放つといい・・・!】
それを高々と掲げた瞬間──辺りに漆黒の竜巻が巻き起こる。毒々しい、暗黒の嵐。全てを飲み干し、星の輝きすらも飲み込む真っ黒の深淵の孔がごとき嵐。その現象の名は記されている。
【ブラックホール!ブラックホール!!ブラックホール!!!】
星すらも呑み込み、光すらも捕らえる宇宙の漆黒にして深淵。その力を宿し、纏い、全てに戦慄と滅亡をもたらす災厄の力。そして今、その力の顕現に魔獣達が吸い込まれていく。宇宙に穿たれた巨大な孔、産み出されしブラックホール。その力を自在に操りし終焉と破滅の仮面ライダー。
【レボリューション!!フフハハハハハハハハ・・・!!】
仮面ライダーエボル、フェーズ4・ブラックホールフォーム。全ての文明と星を滅ぼす戦慄の最終形態。最凶の仮面ライダーの行き着く果てへと辿り着くニャル。この形態は、ニャルとも非常に相性がいい。深淵と混沌とは、極めて近い原初の概念だからだ。
【フェーズ4、完了。──楽しい時間をありがとう。そして、これで御別れだ】
徹底的に強化されたニャルに、徹底的に弱体化されたテュポン・アトラス。最早勝敗など解りきった戦いと言えど、邪神に容赦等ない。壊れかけたオモチャにかける情けなどないからだ。レバーを回し、破滅的な不協和音を巻き起こし、廃棄処分を取り行う。
【レディー!ゴー!!ブラックホール・フィニッシュ!!】
エネルギー充填、そして認識が完了し、アトラスの真上に展開する。全てを呑み込む【ブラックホール】。加速度的に吸い込まれていく、アトラスを構成している魔獣達。イアソン達を巻き込まないように加減している為、エキドナの母胎を吸い込まない小さなものだが、アトラスを吸い尽くすなど雑作も無い程のエネルギー規模にて、辺りを一掃し掃除する。
【──イッツ・ショータイム】
だめ押しに、コアの魔獣に渾身の回転ライダーキックを叩き込み、ブラックホールへと蹴り飛ばす。楔をもたらしていた為に、アトラスは瓦解し、消し飛んでいく。ブラックホールが全てを吸い込む終末的光景に、仮面の下の表情を歪めながら・・・
【【チャオ♪】】
弾むような声音で、別れを告げるのであった──。
【これで、クリロノミアと掃除は終わったな。ありがとう、我等が魔王。ついでにエボルト】
ナイア「お父さん!」
ヒロインXX「あれ!?あの大きい輩は!?」
【大体終わった。あっちの魔獣を減らすために、しばらく展開しておくか】
ナイア「そのお姿は・・・」
【お前と出逢う前に組んでいたコンビの鎧だよ。仲良しだったのになぁ・・・ほら】
『クリロノミア』
【回復しておきなさい。一旦別荘に戻りつつ、あちらに合流しようか】
ナイア「あ、ありがとうございます。お父さん!」
XX「なんか味方に見えないんですが本当に大丈夫なんですかね!?」
【おいおい・・・こんなイケてる悪役がいるわけ無いだろ♪】
XX「せい!」
【あうちっ!?】
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