紫「こんにちは。幻想郷のプレゼント担当は私よ。温羅と話して作ろうとしていたけれど、部員の方が作ってくれたものを優先したわ。・・・別に面倒くさがった訳じゃないのよ?」
祖龍少女『あら、紫ちゃん。やほー。今皆でしみじみしていたのよ。お茶を・・・二万円の!お茶を飲んでね』
紫「あら、祖龍様もいらしたのですわね。お目にかかり光栄にございますわ。・・・二万円・・・霊夢が聞いたら卒倒してしまいますわね」
ギル《賢者、この見取り図はなんだ?特にこの、廃墟もかくやの神社の見取りを見せるのはどういった意図があるのだ?》
紫「侘しいでしょう・・・?これはサンプルですわ。楽園にこれから日本神霊のサーヴァントを招く時、社を組む参考になればと、ね」
エルキドゥ「丁寧にお参りし、組み上げなきゃね。壊していいのはイシュタル神殿だけだよ」
フォウ(むしろ壊してこの神社に寄贈しない?)
エルキドゥ「ナイスアイディア♪」
紫「霊夢も喜びますわ。そして、エア姫?幻想郷の旅路にはこちらを御持ちなさいませ」
『フォウ専用・スリング・キャリーバッグ』
──わぁっ!旅路に最適なバッグぅ!ありがとうございます!やったね、フォウ!
「部員の皆は凄いね」
そんな一言を、プレゼントを磨き上げながらエルキドゥが呟く。凄いとはまさしく称賛の言葉。彼はこの叙事詩を人知れず支える者達への敬意を表した。
「約、一万三千人もの人達がこうして僕達を祝い、見守ってくれている。それだけでも十分なのにこんなプレゼントまで。本当に、素敵な人達ばかりさ」
(当たり前だよエルキドゥ。なんたって、ボクの悪友達だからね!毎回キアラにシュートされたりするけど!)
《この世で認める、我が生きるに値すると認めた財にして民どもよ。当然であろう?ガチャの酸いも甘いも噛み分けた時分の仲間は伊達では無いわ!ちょくちょくガチャでアルトリア当てましたなどとほざく輩!貴様らの倉庫に祝い酒を詰め込むゆえ覚悟しておけ!》
──この方々なくば、ワタシ達の旅路はもっと早く閉じられていたでしょう。ワタシ達を支え、よりよい未来へ共に歩んでいくかけがえのない方々です!・・・無銘以前の暴言は、忘れていただけるとありがたく・・・ごにょごにょ・・・
「ふふっ。それぞれ紡いだ思い入れのある人達なんだね。うん、それはとても嬉しい事だ。・・・プレゼントももうすぐ開け終わる。最後まで感謝を込めて行こうか、エア」
──はいっ!皆様、張り切ってまいりましょー!
この一時を、これまでの旅路を見守ってくれた綺羅星の様な仲間達に想いを馳せ、プレゼントを手に取っていく。彼等の存在こそ、至宝に劣らぬ素晴らしき宝であると確信しながら──
~デンライナーから撮った景色名鑑~世界の車窓から~
──きょ、恐竜がいます!恐竜の写真が撮られています!凄い、ジュラ期の写真でしょうか!?
(こっちは武装した侍達が雪景色の中歩いてる!忠臣蔵かな!?)
エルキドゥ「あ、新撰組の皆だ。景観や時代もバラバラだけど、しっかりと撮られた写真たち・・・」
《逢魔のめが応援公開していたライダーのものであったか、デンライナーとやらは。時の列車ならこの程度の芸当は容易かろう》
──では、このカラフルな怪人の皆様が噂のイマジンズなのですね!わぁ・・・全体的にお顔に迫力があります・・・
(リッカちゃんが言ってたんだけど、作品としては俳優さん、声優さん、スーツアクターさんの三位一体で産み出された奇跡のキャラ造形で大人気なんだってさ。この見た目でチビッ子に大人気だなんて、凄いよねぇ・・・)
「まるきり悪の幹部なのにね。愛嬌のある動きとコントみたいな掛け合いが魅力・・・だったかな?シリアスなストーリーが、コメディチックに感じられちゃうくらいにはさ」
─いつか、乗ってみたいですね・・・デンライナー・・・過去と未来、ワタシ達は何処に停まるんでしょうか・・・
《どこであろうと、我等には愉快な路しか用意されていまい。それさえ解っていれば充分と言うものよ。であろう?エア》
──はいっ!皆様との道が、最高のクライマックス!ですね!
エルキドゥ「ん?これはターミナルの写真・・・」
『並ぶオーナーと駅長の写真』
(お、同じ顔だぁ!?クローン!?クローンなのかい!?)
「世の中にはそっくりさんが三人はいるっていうし多少はね?」
(多少かいこれ!?)
~「中央に虹色の風を纏う乖離剣を右手で構えるギルガメッシュ王と背中合わせで、白金の風を纏う乖離剣を左手で構える姫様の二人とその後ろに白金(角度により虹色)に輝く毛並みのフォウくん(サイズはギルガメッシュ王の身長の1.5倍程)の絵画」
絵画のサイズ:縦3メートル×横3メートル
──おぉ・・・っ、これは・・・!?
《最早一門の芸術家の所業よな。我等の理を示す様をよくぞ描き上げた。まさに、人理を照らす開闢の星の銘を賜すに相応しい名画よ。ちとフォウめを美化しすぎなきらいがあるが・・・》
(なんだとぅ!?ボクの獅子のように凛々しく!猫のように愛らしく!犬のように忠義に厚い様子を見事に書き上げた傑作じゃないか!取り消せよ・・・今の言葉ァ!)
──無銘の頃は、まさかこうして王と肩を並べ共に至宝を掲げる未来があるなど想像すらしていませんでした・・・それが皆様に支えられ、王の視点で世界を見て、これ程の栄誉に預かることが叶って・・・
「まさに、感無量というものかい?」
──はいっ!でもそれに甘え慢心、油断してはなりません。頂点にて泰然と構えるは王一人!王から賜り、皆様が万感の想いを込めて呼んでくださる『姫』の名を汚さぬよう、一日一日を揺るぎなく進んでいかなくては!この絵画を、皆様の想いを裏切らぬように・・・!
「その意気だよ。きっと大丈夫さ。君たちなら、皆となら・・・」
(まぁでも虹色と白金っていうナイスな光と風を表したのは素晴らしいチョイスだとボクは思う。ゴールドを越える色って、それくらいしか思い浮かばないもんね)
《我もそう感じていたところよ。実に荘厳かつ壮麗な色合いではないか。豪華絢爛もよいが、時にはこのような荘厳もよい。天の鎖が描かれておらぬが非常に無念なところであるが・・・》
──その皆には、あなたも含まれているからね!エル!
エルキドゥ「ふふっ・・・君達は優しいね。うん、本当にありがとう。エア」
~造化三神(天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神)彫刻が彫られた金色のパワーストーンのブレスレット】
イザナミ『どうも~!どうも~!(二回目)イザナミおばあちゃんですよー!こちら御届け物!日本の最初の神様にして『天地開闢』の名を持つ海とか空とか、星とかができる前にいらっしゃったありがたぁーい神々のスペシャルストーンにてござりますですぅー!あなやまさか知っている方がいらしたとはイザナミおばあちゃんびっくり!妾もたまに忘れます!悠久過ぎて!ボケじゃありませんよ!?』
《天地開闢、か。実に良い利益を確約しそうな銘ではないか。して、どのような効果だ?》
『天之御中主神は高天原の神々の1人でもあります!そのパゥワーもどうしても叶えたい願望がある、望み通りの人生を謳歌したい、生涯健康でいたい、あらゆる面で心を満たされたいと言った感じでいろいろと!雑にお得!流石は妾やイザナギの親とも言うべきお方でもありますのですや!それにエア姫ちゃまや、ギル様くんと同じ【天地開闢】の名!すぺっしゃるでみらっくるぅな皆様を御祝いするにはこちらが一番と!子孫の方が用意してくださりましてございますですよはいー!イザナミおばあちゃん、喜びのデリバリーで感謝を表したもう~!』
(考え抜かれたプレゼントにイザナミおばあちゃんが連れたぞぅ!しかし、しかしだ。ご利益も非常に大事だが、古代日本というのはなんというか・・・)
イザナミ『さぁさぁお掛けくださりや姫ちゃま!きっときっと似合うたもうやぁ~。ギル様くんもぺあ!ぺあで姫様と強く強く結ばれたもう~』
《えぇい、圧が強い祖母め!ティアマトめの静けさとシリアス分を分けてもらわぬか!》
『ティアマト母様!今では共に料理教室に通う仲!御安心なさりや、妾超恵まれ系女神でありたもう~!お裾分け!幸せお裾分けしたもうや!』
(横乳丸出し、透け透けな前掛け・・・どうして古代日本の衣装はあんなにハレンチなんだい?抜群のプロポーションを全く自覚していないイザナミおばあちゃんが着ているんだからけしからん!もっとやってほしい!)
エルキドゥ「ほら、日本だからああなんじゃないかな?確か日本はあんな風に呼ばれてたよね?確か・・・」
イザナミ(聡明な国?神のおわす国?高天ヶ原?わくわくイザナミランド?どれでしょう・・・!)
「(変態の国!)」
『あなやぁ~!?』
──おばあちゃん!?だ、大丈夫ですか!?
《一時のテンションに振り回されすぎであろう。だが、だからこその矜持が素晴らしく見えるというものよな》
(日本人は未来に生きてるのは重々承知の上だったけど・・・遥か過去に変態民族の土台はあったんだ!なんて国だ・・・!)
イザナミ『エルキドゥちゃん!フォウちゃんも御用意しておりますよぉ!ささ、皆あつまれーぃ!』
「ふふっ・・・あんな愉快な神様がお母さんなら、しょうがないよね。変態でもさ」
イザナミ『変態!?・・・誰がでしょう?』
(自覚なし!?)
~しかし、高天ヶ原の神々の裸婦画像ランキングではドベ近いイザナミママであった~
~特撮技術てんこ盛り・超極薄防護服」
──一般的なガンダム系列のパイロットスーツを元に、各種特撮の技術を加えた、宇宙服としても使える防護服!
エレ署長(着用)『シュコー』
ウルトラマン系列に由来する宇宙人およびブラッド族の技術より、高度な生命維持システムをコンパクトに内蔵しつつ非常に破損しずらくも運動性は良好!
エレ署長『シュタタタタタタタタ』
加えてグリーザの攻撃無力化、ゾンビゲーマー、フェニックスファントムなどの不死身性を付加し、より安全性を高めたとのこと!
エレ署長『ヒャッヒャッヒャッヒャッ(虚無ムーヴ)。ブゥン!(コンテニュー)』
そして緊急時にはブルトンの4次元操作を使用して安全な場所に空間転移する機能
エレ署長『シュバァ(ワープ)』
くわえて敵性体の襲撃時には、仮面ライダーのボス怪人または人間大のラスボス級ウルトラ怪獣のマケット怪人or怪獣を召喚する機能も付加!
ハイパーゼットン『ゼッ、トォン』 テラードーパント『はっはっはっはっはっはっ』
エレ署長『((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル』
もちろん強さは据え置きなので、これでそこらの雑魚に襲われても安心安全です!(なお相手の命は保障しないものとする)
・・・ど、どうでしょうか?署長・・・?
エレ署長『──採用するしか無いわ!』
エルキドゥ「やったね!」
フォウ(署長がなんか不思議な生物になってない・・・?)
《署長には威厳が必要なのは認めよう。だが──》
エレ『ヒャッヒャッヒャッヒャッ。あ、これは昼夜の概念が無くなり始めた頃に出す笑いね・・・』
《・・・改善せねばならぬ点は未だ多いようだな・・・》
エレ署長に一つを進呈した。
どのキャラのイラストを見たい?
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