人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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~宮崎原産の食材+高級和菓子+ケムリクサ

カービィ「ポヨイ!」

──カービィくん!食材を持ってきて下さったのですか!?

「ポヨ、ポヨイ~」

エルキドゥ「ふむふむ、皆で美味しく食べたいから我慢したよ、だって。えらい、えらい」

「ポヨ~、ポヨイ!」

フォウ(あのニヤケ邪神を唯一フルボッコに出来る星の戦士だ!丁重にお迎えしよう!)

《ヤツは言っていたな。【誘惑、勧誘、策略なんにも興味を示さない。興味があるのは一仕事終えた後のごはんとお昼寝。私ガンメタでワロタww能天気だから未知の恐怖とかシカトしてくるとかどうにもならんww】やはり、我等以外に無敵な者などおらぬという訳よ。であろう?星の戦士よ》

カービィ「ポーヨイ!」

──かわいい・・・ぽよぽよしていて・・・むにっとしています・・・

フォウ(敬意を払わねば・・・ピカチュウ大先輩と並ぶマスコットにしてスマブラ時空の救世主!エアをどうか御守りください・・・!)

カービィ「ポヨヨ~、ポヨイ!」

エルキドゥ「任せて、だってさ。頼もしいなぁ。さぁ、いただこうか!・・・あれ?エレ署長は?」

《一足早く帰ったぞ。仕事と後処理に追われているようだ。・・・追うか?》

エルキドゥ「──ううん。また会いにいけばいいのさ。永遠のお別れじゃないさ、大丈夫」

──エル・・・

カービィ「ポヨヨー!」

エルキドゥ「あははっ、くれるのかい?君が食事を分けるなんて・・・ありがとうね」

カービィ「ポーヨイ!」

この後、皆で美味しくいただきました。




叙事詩を照らす、絢爛の星(あなたたち)

──沢山満ち溢れていたプレゼントの数々も、もうすぐ全て読み上げ終わります。本当に、言葉では言い表せないような喜びと素敵な祝福に満ちた品々で、本当に・・・

 

感無量。それしか言う詞が見つからないと目を閉じるエア。他人が他人を御祝いし、祝福できる奇跡。それこそが、それこそが人々が紡いできた心が繋がる為の絆である事を深く深く実感するエア。初めの頃は何も、自分すらも失っていた自分が今、こんなに素敵なものに満ち溢れている事実に込み上げる想いが留まることを知らない。

 

──ここで涙している場合ではありません。最後の最期まで、部員の皆様が下さったものを、想いを、形を大切にするためにも。ラストスパートで開封して参ります!部員の皆様、どうぞ最後までお付き合いくださいませ!よーし、皆!行きますよー!

 

(「おーっ!」)

 

《漸く愉悦にも気後れが無くなって来たようで何よりだぞ、エア。よし──最後まで堪能するぞ!部員どもの捧げし供物をな!》

 

残る未開封プレゼントもあと僅か。だが、その高鳴りと胸の弾みは終わりがあるからこそ。終わりあるからこそ得難いその儀式に、一同は最後まで笑顔を以て挑む──。

 

~スーパーカー『アステリオン』

 

──イタリア産のスーパーカー、2014年10月より開催されているパリ・モーターショー2014にて発表された2ドアクーペ型のプラグインハイブリッドカーで、ランボルギーニでは初のプラグイン・ハイブリッドカーであるそうです! 車名のLPI910-4のIは、イタリア語でIbrido(ハイブリッド)の意味。

 

エンジンはランボルギーニ・ウラカンに搭載されている5.2LV型10気筒NAエンジン、モーターは3基搭載しており、合計出力は669kW(約910PS)、最高速度は320km/h。最大航続距離は50km!そして何より素晴らしいのはその御名前の由来!雷光、アステリオス・・・!由来は勿論、ギリシャのあの子にてございます!

 

「うん。ミノタウロスよりずっとい名前じゃないか。いいね・・・祝福された名前がある、というのは」

 

(ポンっとスーパーカーを振る舞ってくれる悪友の皆の懐事情どうなってるんだろう・・・?)

 

《我が今生で財と認めた者共だ。限界や不可能など存在しないのであろうよ。そら、車で驚いている暇などないぞ?更に強大なプレゼントが待っているのだからな!》

 

エルキドゥ「これで僕ら皆で、ツーリングを楽しめると言う粋な計らいだね。僕も免許取ろうかな?そうすればこのスーパーカーも喜んでくれる筈さ」

 

──はいっ!宇宙の海を、いつか皆で・・・!フォウや、楽園の皆と一緒に駆け抜けるツーリング!とても、とっても楽しみです!

 

《ならばその未来に至るまで、ただの一度も敗走は許されまいな!だが構わぬ、もとより敗北の土など噛み締めるつもりもない!駆け抜けるぞエア、いつかギルギルマシンとアステリオンを走らせるその日までな!》

 

──はいっ!ただの一度も後戻りする事なく参りましょう!その時まで、入念にメンテナンスしなくちゃ・・・!よろしくね、アステリオン!

 

フォウ(わぁ、ボクが映る!スーパーカーってなんて素敵な響きなんだろうね!やっぱりお金持ちのステータスだからかな?男のロマンだからかな?)

 

《そのどちらもであろう!さぁ次はこちらだ!度肝を抜くプレゼントはまだ継続中よ!》

 

──更に度肝を・・・?一体、どんなものが・・・?

 

~超アンドロメダ級旗艦壱番艦【ドミニオン】

 

(あれこれまごう事なき宇宙戦艦だこれぇえぇ!?)

 

──こ、この艦の出典は宇宙戦艦ヤマト・・・ヤマト2。対ガミラス戦役後、再建復興した地球が新たに建造した、アンドロメダ級宇宙戦艦一番艦にしてネームシップ。地球防衛軍連合宇宙艦隊旗艦・・・の、同型カスタム戦艦と思われます!西暦2201年就役。同年戦没・・・ネームは【ドミニオン】・・・!地球の象徴として建造されたスペシャルシップと同じものです!ぷ、プレゼント・・・プレゼント?これが、こんな素晴らしいものがプレゼントでよろしいのでしょうか!?

 

エルキドゥ「武装はオリジナルと同じ・・・どれどれ?」

艦首拡散波動砲×2門

主砲:3連装衝撃砲×4基

[50.8 cm (50cm)]

5連装大型艦橋砲×1基

[7連装大型艦橋砲×1基]

[艦橋ミサイル砲×5門]

3連装対空パルスレーザー砲×2基

2連装対空パルスレーザー砲×2基

ミサイルランチャー18門

[艦首魚雷ミサイル発射管×4門]

[対空ミサイル砲×8門]

[固定式四連装舷側砲×2基]

連装舷側砲×4基

対潜宙艦用ソナー

 

《宇宙を往く友軍艦としては最適解なものよな。マニュアルの難易度はどうなっているか!》

 

ちびノブ「ノブノブ、ノブブ」「ノブッ!」「ノブブ、ノブブブブブ」「ノブブブブ!」

 

──皆が理解できるくらいに解りやすく、とても容易に設定されて貰えているようです!ちびノブでも解るお手軽マニュアルと太鼓判が!

 

マルドゥーク『Σ(゚Д゚〃)SUGEー』

 

《まさに楽園宇宙軍の艦に相応しき様相の偉容よ。いやよもや戦艦すら寄越してくるとはいささか予想外であったがな!その豪気ぶり、まさに殿堂入りよ!我も度肝を抜かれたわ!誉めて遣わそう部員ども!この儀にて、我が予測できたものなどまるで存在しなかった!我の想像を容易く上回るとは小憎らしい!だがそれでこそだ!その忠道、実に大儀である!!》

 

エルキドゥ「・・・・・・・・・」

 

──?エル、どうかしましたか?

 

「・・・エア、フォウ、ギル。今から凄く、なんだいそれはって提案をするんだけど・・・聞いて貰えるかい?」

 

(?あのエルキドゥがここまで勿体振るなんて珍しいね?)

 

──勿論聞きますよ!王と史上唯一、友情を交わした友達であるあなたの言葉ならば当然です!

 

《申してみよ、遠慮するな。我と貴様の仲であろう?我を曲げぬ我が唯一手にした友である貴様と我のな!ふはははは!!》

 

(ボッチを開き直ったヤツはこんなに強い・・・!)

 

「うん、ありがとう。実は、思い付いたんだけどね──?」

 

~銀河警察本拠地

 

エレ署長「ふぅ、とんでもないスーツも貰っちゃったし、至れり尽くせりばかりで申し訳ないわ・・・次に遊びに来てくれた時用に、旅行シーズンの検討をしようかしら。ただい」

 

『鎮座するドミニオン』

 

「なんじゃこりゃあぁあぁ!?あっ、えっ!?映像!?」

 

『とても頑張る君と、銀河警察と楽園との友情の証にこれを託すね。君はこれからなんだから、どうか無理をしないでね。この戦艦は僕達の大事な仲間から受け取ったプレゼント。だからこそ、君への信頼として渡すよ。君なら、これからの銀河警察なら大切にしてくれる筈だから』

 

「・・・エルキドゥ・・・楽園の皆・・・」

 

『楽園と君との共有財産として、一番の頑張り屋だった君への、僕らの仲間からの、僕達からの贈り物として。大切にしてくれると嬉しいな。別れはもうすぐだけど、君が紡ぐ未来が、この艦の艦体のように煌めいていますように。天の鎖、以下僕の大事な仲間たちより』

 

「・・・・・・。あなたたちって、本当に形あるものに拘らないのね。──ありがとう。白金の勇者達。この舟は、銀河警察の永遠のフラッグシップとして・・・」

 

『今度会った時に傷だらけになってたら、同じ数の傷を君につけちゃおうかな?なんちゃって。でも、そうならないように大事にしてね?』

 

「怖っ!?・・・やりかねないのがエルキドゥ・・・だ、大事にしなきゃ・・・!」




──これで、一段落でしょうか?

ギル《うむ。見落としていたならば、別途個別で読み上げるとしよう》

エルキドゥ「満足度・・・最高だったね」

フォウ(こんなにも素敵なものを用意してくれた悪友の皆・・・最高だ・・・最高だよ・・・)

ギル《だが勘違いするなよ。贈り物はあくまで一歩進んだ敬意の証。我に貴様らが捧げるべき敬愛は既に十二分受け取っている。部員である者らに優劣はない。此度物を贈らずとも、言葉を残さずとも。この叙事詩に参列している時点で貴様らは我の財である。努、つまらん卑屈や卑下に囚われるなよ》

──ギルの言葉が全てです。ワタシ達を見守り、支え、道行きを楽しんでくださる。ワタシ達はそれだけで幸福です。それだけで満たされています。この機会は、新たにそれを再確認するための時間でありました。

皆様、本当にありがとうございました。本当に素晴らしく、本当に美しいもの。それは皆様の心と魂に他ありません。ワタシも皆様のように素敵で素晴らしい人間になれるよう、日々精進して参ります!

フォウ(いつもボクと戯れてくれてありがとう!皆の事、エアと同じくらい信頼しているよ!ラブはエア、ライクは皆さ!)

エルキドゥ「ギルを見守ってくれたのが、君達でよかった。ありがとう、親愛なる君達」

ギル《まだまだ旅路は半ばですらない。これよりも我等の背中に続くがいい!一歩も止まらぬ!歩みを止めぬが貴様らなら問題はあるまい!我等に寄り添う綺羅星(ぶいん)どもよ!!》

──いつか訪れる、ソラへの旅!その未来を、あなたたちと迎えられますように!ありがとう綺羅星(ぶいん)の皆様方!これからもずっと、皆様と一緒に進んでいける事が出来ますように──!

子ギル『エアさんエアさん!おめでとうございます!カルデアで僕たち、ちらし寿司を作って待っていますから早く帰ってきてくださいね!御祝い、したくてうずうずしているんですから!』

イリヤ『そ、そういう事です!待ってますから、お姫様~!』

《ふっ──では、立ち戻るか!エア!》

──はいっ!!

祝!500万字突破!

~この叙事詩は、いつだって星のようなあなたの為に~

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