人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

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文「私としたことが・・・っ!」

早苗「御財布でも落としましたか?拾って守矢神社のお賽銭箱に入れておきますか?」

文「全財産注ぎ込むお賽銭ってなんですか!?メモ帳ですよメモ帳!取材用にとっておいてのが・・・真っ白なんです!あまりに大物過ぎて取材どころじゃなかったんですから!これじゃあ新聞どころじゃないです!早苗さん!」

早苗「はい!まだ妹さん、おばあちゃん、おじいちゃんが残ってますよ!」

「次こそは赤裸々に聞くんです!インタビューしてネタに昇華するんですよ!せめて、外の世界にて生まれた最悪の、マスター?なる真意の一端を掴むんです!」

早苗「はい!次はどんな方がリッカちゃんの家族なんでしょうか・・・!」

文「あやや、流石にアマテラス様やウルトラマン、将門公を上回る人なんて──」


1300記念!絆は戦う貴女の為に~人龍少女の家族に迫れ!後編~

【オレ様がリッカの、いや・・・アジーカの親父。ウルトラマンベリアルだ。よく来たなガキ共。どんなインタビューでも答えてやるよ。何でも聞け】

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

文、顔面蒼白。お父さんに当たる方から行ってみましょうと連絡を取ってみたら、其処にいたのは光の国唯一無二の闇のウルトラマン(トレギアはデスシウムされました)、ウルトラマンベリアルその人の空間に招かれた次第。もう大物とかそんなものじゃないビッグネームに文、抜け羽根が大層激しく候。

 

(私はどうしてこんなところにまで・・・)

 

(ほらほら、黙ってばかりじゃ質問できませんよ?機嫌も損ねてしまいます!ガンガン行きましょう!)

 

文(なんであなたはそんなに平気なんですか!?)

 

「はいっ!どうしてそんなに目付きが悪いんですか!」

 

「早苗さんっ!?」

 

【フフン、これか?これは別に生まれつきって訳じゃあない。レイブラッド星人を取り込んだ時にちょっとな・・・】

 

(意外とフランク!?ええぃ、こうなったらやけくそです!突撃ぃー!!)

 

波乱の取材、後編が幕を開ける──。

 

ウルトラマンベリアル 父

 

【リッカはああ見えて、闇を抱えた生まれをしていてな。親に人格を、尊厳を認められずモノと、代替品として扱われていた。だが・・・ヤツは父と母、いや・・・遺伝子と母胎から切り離されようと懸命に生きた。そして、自分の運命を見事に変えてみせた。──その様に、オレ様は見たのさ。ウルトラマンが持つ、護る強さ。ソイツを、この女がオレ様にもたらす確信をな】

 

早苗「成る程!リッカちゃんの生きざまに、ウルトラマンの無償の愛の原点を見出だしたと!」

 

【そういう事だ。ヤツはオレ様の娘だ。ヤツの成長を見守り、ヤツを奪おうとする宇宙の奴等を叩き潰す。ヤツを護ることで、オレ様はもっと強くなる。ゼロにも、ケンにも負けないほどにな・・・!】

 

文「成る程。つまりウルトラマンベリアルさんからしてみれば、リッカちゃんはあくまで自らを強くするための要素に過ぎないと?」

 

【そうは言ってねぇ】

 

「ひぇ!?」

 

【アジーカ・・・まぁ要するにアイツの力の大本のガキがいるんだが、オレ様に絵を送ってきやがった。ベリアルかっこいい、なんて描かれた絵をよ・・・ヘタクソで見れたもんじゃねぇが・・・それにリッカのヤツも、へこたれねぇ、あきらめねぇ、ジーッとしててもドーにもならねぇ・・・アイツらはとにかく、オレ様が見ててやらねぇとしょうがねぇ奴等だ。苦労、してたしな・・・ぐすっ】

 

(あっ、面倒見がいい方)

 

【何か言ったか】

 

「いえ!何も!?」

 

【本編のオレ様は引導を渡されたが、円谷もバンダイもオレ様がいなくちゃどうにもダメらしい。闇属性のウルトラマンといったら必ずオレ様だからな。だからオレ様は不滅なのさ。いつかオレ様の息子を、リッカらに会わせる日までな】

 

「あっ!息子さんもいらっしゃったのですね!目付き、お悪いのですか!?」

 

【苦労をかけさせたな・・・オレ様の息子、そして娘はいつか宇宙を制する。覚えておくんだな・・・】

 

(・・・親バカなんでしょうか、割と)

(はい!かなり!)

 

【ククク・・・見ていろ、ゼロ・・・!いつかオレ様の娘と息子が、お前を・・・】

 

早苗「ゼロさんはリッカのお兄さんですよ?」

 

ベリアル【なん、だと・・・?】

 

 

祖父 オーマジオウ 山の翁

 

オーマジオウ【お前達の話は聞いている。リッカの友であったな。私は、魔王。最高最善の・・・彼女の祖父、その一だ】

 

早苗「顔に!顔にライダーって書いてありますよ!魔王様凄い自己主張です!」

 

文「で、では魔王様。あなたはその、リッカちゃんをどう捉えておりますか?」

 

【・・・私が見守る、彼女。それは平成の時代を懸命に生きる魂だ。力強く、けして折れず、自らの誇りを譲らぬ。汎人類史を守護する、覇道を・・・】

 

早苗「?魔王ライダーさん?」

 

【・・・いや。世界を良くする『王道』を行く娘だ。そんな少女に、おじいちゃんと慕われている。私には、勿体無い幸福だ。世界の針を止めていた私の、な】

 

「「おぉ・・・」」

 

【・・・フ。歳を取ると話がつい長くなるな。彼女が・・・我が護るべき命が危機ならば、私はあらゆる時代に現れる者だ。それが、家族というものだからな】

 

早苗「あ!解りやすいですね!ありがとうございますおじいさん!」

 

文「しゅ、取材の御協力、ありがとうございました!必ずやプライバシーを護り正しく運用することを誓います!」

 

【頼むぞ。絆の数だけ彼女は強くなる。共に歩め。そしていつか、共に祝うのだ。新たなる時代の到来を】

 

早苗「はい!ありがとうございます、ライダーおじいちゃん!」

 

「ぜんっぜん物怖じしませんね・・・ここまで来たら頼もしくなってきました!どんな方でもどんと来てくださ」

 

山の翁【祖父、その二】

 

「「きゃあぁあぁあぁあぁ!!?」」

 

オーマジオウ【言い忘れていたが。祖父は一人ではない】

【我が契約者の話だな。己が信仰に従い戦い続ける殉教の龍たる少女の話・・・少しばかり饒舌に成やも知れぬ。聞くがよい。鐘の音と共に】

 

文(失神)

 

早苗「文さん!?文さーん!?」

 

【・・・・・・其処にあらず、か】

 

ちょっぴり寂しげなじぃじであった。

 

 

妹 桃子(桃太郎)

 

「はい。私が彼女の妹の名を賜る桃太郎・・・桃子って言います。よろしくお願いいたしますね」

 

早苗「おぉお・・・!大和撫子、陣羽織!というか桃太郎って言いましたよ文さん!」

 

文「お腰につけた吉備団子を一口食べて、鬼達を蹴散らし薙ぎ倒した、あの!?」

 

「ま、まぁ厳密には温羅の時代への終焉の手伝いをしてしまったと言いますか。ともかく、伝わるお伽噺、桃太郎とはまさしく、正しく私の事であり、リッカおねぇの妹にございます」

 

文(リッカおねぇ!日本の大物がこんなにも・・・!?)

 

イヌヌワン『そして我等が三匹のお供!目指せカルデアのシンボルマーク、イヌヌワン!!』

フワイサム『ゴリラ・インテリジェンスに解けない難題はない。猿、フワイサム』

アンク『で、私が雉のアンクね。マイナーだけど、きっちりやれる女の子。私達、全員揃って!』

 

イヌヌワン『鬼ヶ島ワンパチの集い!』

フワイサム『インテリジェント・鬼殺し』

アンク『愉快な仲間たち、なのは間違い無いわね!主ともども、よろしくお願いね♪』

 

桃子「私達としても、我々が出逢う前のリッカちゃんがどういうものかを知るよい機会です。是非是非、リッカおねぇの全部を教えていただけたならっ!わくわく!」

 

早苗「わぁ・・・!桃太郎さんがこんなにロマン溢れる方だったなんて!変形とかできますか!?合体は!巨大化は!?」

 

『『『大体できます』』』

 

「すっごーい!メモですよメモ!文さんほらほら早く早く!」

 

「わ、解ってますよ!・・・もしやとは思いますが、桃子さん、あなたが言う鬼と言うのは・・・」

 

桃子「はい。鬼神・温羅。皆様が鬼神と呼び親しむ鬼の神にして私の友人こそ、鬼退治にして戦った鬼その人であり・・・」

 

「とんでもない・・・とんでもないスクープですよこれは!是非とも!是非ともお聞かせください!」

 

早苗「これで後はおばあちゃんのみ!一体どんな方なんでしょう・・・?」

 

 

おばあちゃん イザナミノミコト

 

イザナミ「あなやー!(挨拶)はい!というわけでおばあちゃんはイザナミこと妾!ん?妾ことイザナミ?どっちだったでしょうか?まぁそんな事はともかく!リッカちゃんのおばあちゃん、そしてティアマトママさまと並ぶ女神ことおばあちゃんです!お二人はリッカちゃんのお友達!仲良くしてたもう~。はいこちらイザナミ飴ちゃま!持ってって持ってって~!」

 

文(平伏)

 

「あれっ!?」

 

早苗「い、イザナミ様と言えばっ!私どころか神奈子様や諏訪子様が足下にも及ばぬ、八百万の頂点にして原点の女神様!あわわわわ、アマテラス様のお母さん!国造の女神様が目の前に~!?ははーっ!(平伏)」

 

「ま、待ってください!?もうとっくに神代は終わっていますし妾ももうトップだとか序列には関わりが無いと思いますかなんといいますか!神奈子と言えばタケミナカタの系譜、諏訪子と言えばミジャクジ系譜の土着の神でしょう!?そんな二人の愛娘がそのように頭を下げずとも、ほらもっとフレンドリーに、ね?近所のおばあちゃんと思って気軽に、ナミばぁとでも!」

 

文(平伏)

 

早苗「ありがたやー!ありがたやー!」

 

「あなや全く聞いておられぬ模様!?で、ですから顔を上げて!上げてたもう~!?」

 

この後めちゃくちゃ祈祷してもらった。




『イザナミおばばの無病息災御守り!』

文「とんでもない国宝をいただいてしまったのですが・・・」

早苗「家宝にします!それにしても・・・色んな方がいましたが、そのどなたも、リッちゃんの事が大好きなのは同じでした!グドーシさんが見ていたら、きっと喜ぶだろうなぁ・・・」

文「?グドーシさん?」

早苗「はい・・・リッカちゃんの永遠の彼氏さんです・・・リッカちゃんを命懸けで救い、命を燃やし尽くして世を去ったと彼女から聞きました。・・・もう、世にはいない様ですが・・・」

文「・・・話、聞いてみたかったですね。リッカさんの心を、どう射止めたのか・・・」

早苗「一緒に、お墓参りに行きましょうね・・・」

グドーシ「いやいや、ほんのすこし助力しただけで、彼氏などとは畏れ多いでござるよ」

カーマ「家族紹介と言うなら、守り神や伴侶、推しといった紹介も必要ですよね?御安心ください。このカーマ・・・ヤル気満々な愛の女神にして、気色悪いアルターエゴ絶対殺すウーマンが丁寧に教え」

早苗「────グドーシさんっ!!?」

文「あやややや!?新たなる血縁ですか!是非是非聞かせてくださいっ!」

グドーシ「やぁやぁ、早苗殿に文殿。これより我等が、リッカ殿の近しい方を教えて差し上げますれば」

カーマ「ふふふ・・・あなたたちに万馬券・・・約束された勝利のメンズルートを伝授してあげますね?勝ち馬、間違いなし!です!(フンス)」
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