人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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番外編 守護神

アルテミス「あははは!そう!私がリッカちゃんの守護女神アルテミスでーす!男はオリオン、女の子はリッカちゃんが大好きでーす!あははは!」

早苗「こんにちは!私は・・・」

アルテミス「あははは!それで~・・・あなたたちはリッカの何かしら?」

文「!お、お邪魔しました!」
早苗「何かと聞かれたらもちろん!あ、あれ?文さん?文さーん!?」

オリオン「リッカの友達威嚇するヤツがあるかバカ!」

アルテミス「いたぁーい!だってぇ、私だけでいいかなって・・・」

「いいわけねぇだろが!?」

祖龍

『ドラゴンとしての先輩ね。彼女は更に立派なドラゴンになるわ。これは確信よ?』

文「彼女は龍だとよく聞きますが、隔世遺伝や突然変異の類い、でしょうか?」

『ううん。気高く、折れず、曲がらず、雄々しく、強く。それらを備えた魂は皆、龍となるの。彼女は、その資格を得ているの。とっくの昔にね』

早苗「燃えよ・・・ドラゴン・・・!」

『あなたたちもきっとなれるわ。素敵な龍に。頑張りなさい。彼女を独りにしては、ダメよ?──龍を宿していても、まだ彼女は女の子なのだから──』


性別は超越するもの。ジード先輩だってそう言っている。

「それにしても、よく拙者がグドーシと理解出来ましたなぁ。ほら、初対面でござろう?拙者達。見た目もリッカ殿が伝えるものとは大分異なっております故、意外でありました」

 

グドーシが不思議げに、感慨げに呟く。彼女の事だから、きっと誇張もなく伝えている筈だ。早苗はその問いに、不思議そうに答えた。

 

「んー?そういえば確かに。確証は全くありませんでした。ですが、声を聞いた瞬間、姿を見た瞬間。グドーシさんだなと思ったんです!見れば見るほど、リッちゃんから聞いた見た目とは違うのに・・・」

 

「ちなみに、どんな見た目と聞いていたんですか?」

 

「脂ぎっていて臭いがキツく、でっぷりとした・・・あ、でもでも『優しく、包容力のある雰囲気』にバッチリ合っていたからかもしれません!ですよね、カーマさん!」

 

「真理を衝いています。中々の心眼ですね?さぁさぁ、その心眼さえあれば解る筈ですよ。これから出逢う方々が、リッカさんにとってどんな方か・・・解りますか?」

 

そう言うカーマは、そっとグドーシに耳打ちする。

 

(リッカさん、素敵な友達を作っていましたね)

(えぇ。彼女は今も昔も、全く変わっておらぬでござるよ)

 

グドーシから別れた後も腐らず、傲らず、ひたむきに生きていた事を示す友情に、二人で笑い合いながら、リッカに特に近しい者達に導く──

 

マシュ・キリエライト

 

マシュ「待っていました・・・待っていましたよ!私こそ先輩のオンリーワンの後輩にして!メインサーヴァントの一人!天然栽培なすびこと!マシュ・キリエライトです!解っていただけますか・・・このメインサーヴァントの風格・・・解っていただけますか・・・!」

 

早苗「わぁ!なんだか愉快な子が出てきましたよ文さん!インタビューインタビュー!」

 

文「な、なんだかグイグイ来ますね・・・それでは。リッカさんとはどのような関係ですか?」

 

マシュ「そうですね・・・先輩と後輩、友人、親友、マブダチ、赤い糸でがんじがらめ・・・様々な呼称、関係の呼称はありますが強いて言うなら・・・」

 

文「言うなら・・・?」

 

マシュ「『運命』・・・でしょう、か・・・(ドッヤァ)」

 

早苗「( ・`ヮ・´)?」

 

文「はぁ・・・つまり?」

 

マシュ「つ、つまり?えぇと、その・・・出逢うべくして出逢った、とか!私と先輩は二人で一人!といった、フィーリング的な関係と言いますか・・・」

 

文「それでいて?」

 

マシュ「そ、それでいて!?あ、あの、その・・・つ、つまり、私は先輩の・・・わ、私は、先輩の・・・」

 

グドーシ「マシュ殿は初めてリッカ殿と契約を果たし、今までずっとリッカ殿を献身的に護り続け、寄り添ってくださり、彼女が誇るに至った雪華の盾。それこそが彼女、マシュ・キリエライトなのでござる」

 

マシュ「そうそう、それです!どうですか・・・!感じてくださいましたか!私と先輩の、運命!」

 

カーマ「・・・どうですか?二人とも。印象は?」

 

文「可愛らしく、素直な後輩。私にはいない素晴らしい人材ですねぇ・・・!」

早苗「可愛らしいです!おっぱいも大きいし、リッカちゃんにぐいぐい押してもらいたいと願いつつ、いざ押されたらわたわたしちゃう・・・つまり!あなたは!サンドバッグですね!?」

 

マシュ「サンドバッグ!?」

 

カーマ「はい、サンドバッグヒロインさん頑張ってくださいね~。次~」

 

マシュ「ま、待ってください!サンドバッグではありません!ありませーん!?」

 

マシュ 属性 誘い受けサンドバッグ

 

 

アルク

 

アルク「はーい!リッカちゃんのお部屋でごろごろするのが宿命!アルクよ♪」

 

早苗「このお方から・・・あやかしの匂いを感じます!」

 

アルク「そりゃそうよ~。私ほら、人間じゃないもん。吸血鬼?的な感じの?こう見えてあなた達みたいな子、一捻り!こう、脊髄ごと、こう?」

 

文「吸血鬼ってどうしてこう、猟奇的なんですかね・・・種族柄なんですか?」

 

アルク「ひどーい!誰彼構わず襲う訳じゃありませーん!好きな人だから吸わない、傷付けないみたいな分別やフクザツな乙女心だってありますー!リッカちゃんからは血、貰ってないのよ?彼と同じ!どう?どう?解ってくれる?絆の深さ!」

 

カーマ「下僕なんかにされちゃったら困りますよ。彼女もまたリッカちゃんに近しい方ですが・・・どうですか?印象は?」

 

早苗「そうですねぇ・・・あーぱーぐーたらお姉さん!ですねっ!」

 

アルク「あははは的確~!こうね、ごろごろしてるとね?リッカちゃんがピザ焼いたりしてくれるの!可愛い女の子に世話されるのってクセになっちゃうわね!メイド流行るの、わかるわぁ~!」

 

文「二人目なのに、胸焼けする程濃いんですが・・・」

 

グドーシ「皆、虎視眈々と構えるヒロイン志望にござるよ」

 

アルク あーぱーお姉さん

 

 

 

式「・・・なんだお前ら。なんだその脇。なんだそのスカートの短さ。貞淑さって知ってるか?」

 

早苗「御存知ありません?脇見せは巫女の嗜みなんですよ( ・`ヮ・´)」

 

式「初耳・・・」

 

文「すみません、頭のおかしい巫女が御無礼を!えぇと式さん、リッカさんとはどのような関係で?」

 

式「どのような・・・。・・・そうだな・・・ほっとけないな。うん、危なっかしい。強いからな。目が離せないヤツ。そんでよく食べる。寝る。ステーキ五枚なんかいつもの事だ」

 

早苗「五枚!?」

文「目が離せない?強いのに、ですか?」

 

式「だからだよ。強いヤツは自分でなんでもやりがちだ。歩幅が違ったり、出来ることが他人より多かったり。それに自分だけが気付いてない、なんて、よくある孤立のパターンだ。・・・」

 

カーマ「・・・式さん?」

 

「・・・させたくないよ。あいつにはもう、そんなの。あいつは十分苦しんだ。苦しめられた。もう、ありったけ幸せにならなきゃ嘘だ。さもなきゃ、オレが許さない。帳尻合わせてる神様だろうとなんだろうと、怒鳴り込んでバラバラにしてやるさ」

 

文「───初めは冷たい印象でしたが・・・熱く、情が深い方なんですね。式さん」

 

「は?・・・あっ」

 

早苗「世話焼き保母さん!クールお姉さんですねっ!」

 

式「変な属性をつけるな!アイツの過去・・・あぁいや、あんなの見なくていい!ともかく、見過ごすには黒すぎたってだけだ!そういうのじゃない!誰彼構わず優しくなんぞするか!」

 

早苗「となると、リッカちゃんは特別!解りました!あなたはリッカちゃんのヒロインなんですね!」

 

式「はぁあ!?おまっ、色々おかしいぞ!」

 

文「うんうん」

 

「納得するな!」

 

早苗「照れますね( ・`ヮ・´)」

 

「褒めてない!あぁもう、なんなんだお前ら・・・!」

 

式 属性 クール保母さん

 

オルガマリー

 

オルガマリー「旧友の巫女に、天狗の方ね。お逢い出来て光栄よ」

 

早苗「リッカちゃんの事、どう思いますか!」

 

「大好きよ?」

 

早苗「えっ!」

 

「大好きよ?あなたはどうかしら?」

 

「・・・ぁ・・・う、その・・・大好き、です・・・」

 

文「あやや、あっという間に無力化されてますねぇ」

 

グドーシ「押せ押せな方は、攻められると弱い。見事なお手前ですな、オルガマリー殿」

 

オルガマリー「素直で真っ直ぐな子が集まる。人徳ね、彼女の」

 

カーマ「その好きは、どちらです?ライクか、ラブか・・・」

 

オルガマリー「ふふっ・・・どっちも、よ」

 

早苗「お・・・大人の女性です・・・!」

 

文「交友の輪が・・・本当に広いんですね・・・」

 

オルガマリー「ヒロイン、だけに?」

 

カーマ「・・・」

グドーシ「(ニコッ)」

文「えぇ・・・」

早苗「センスはおじさんみたいですね!( ・`ヮ・´)」

 

オルガマリー(ガーーーーン)

アイリーン『似てきて、しまったわね・・・』

 

(ぎ、ギルのギャグセンスに似てきたと言うことにしておいて・・・)

 

オルガマリー 属性 ギャグセンスイマイチお姉さん




文「ちょっと待ってください!男性が、男性がいないんですが!?」

カーマ「解りません?男女関係なく人を惹き付ける・・・それが真の、人徳と言うものです」

グドーシ「ははは。焦らずに。男性もきちんとおられまする。では次は・・・おや?」

じゃんぬ「あぁ、いたいた。あんたらね?リッカの古い友達と、記者っていうのは」

早苗「東風谷早苗です!」

文「射命丸文でございます。あなたは?」

「私はまぁ、別に誰でもいいわ。私なんてどうでもいいわ。はい、これ」

『早苗の髪飾りチョコ』『鳥帽子チョコ』

早苗「わぁっ!?」
文「なんと精緻な出来!これは!?」

じゃんぬ「まぁ、友好の印ってヤツ?リッカと仲良くしてもらってるし、リッカが幸せなら、私も幸せってヤツよ。うん、それだけ」

カーマ「こちらが・・・」

じゃんぬ「私はいいの!だからその・・・リッカの事、これからよろしくお願いね。今を生きる友達って、リッカにはとっても重要な存在だから!それじゃ!」

早苗「め・・・」

グドーシ「うんうん・・・」

「「メインヒロイン・・・!!」」

じゃんぬ 謎のメインヒロイン

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