ルリア「おめでとうございまーす!」
田村麻呂「鈴鹿!?」
タケル『違う』
ビィ「3周年で1500話かぁ…ん?なんか数合わなくねぇか?」
ジータ「やる気マックスで駆け抜けたならそういう事もあるある!はい、リッカちゃん!私からのプレゼント!」
『十天衆衣装』
リッカ「!?!?!?」
ジータ「向こうではともかく、こっちじゃただのかっこよさげな衣装だし、シエテに頼んで作ってもらったんだ。お揃いだね!」
リッカ「と、とんでもない衣装を受け取っちゃった…!」
ジータ「大丈夫大丈夫、十天衆の皆を一度倒して許可は貰ってるから。きっと似合うよ!早速着てみよー!」
リッカ(強者!まさにジータちゃん…強者ッ!!)
ビィ「リッカの姉ちゃんならイケるぜ!…あれ?そういや、無理矢理でもついてくって話ししてたあいつらはどこ行った?」
ルリア「そういえば、姿がどこにも…?」
田村麻呂「鈴鹿!?」
タケル「違う」
「はろはろー☆1500回ももうすぐだねっ!それを記念してこの天才美少女錬金術師カリオストロが御祝いにきたよ☆ホントにホントにおめでとー!」
新たなる来客、それは空より来たれり。フリフリの衣装に金髪の幼児体型美少女。かつて千年封印されていた天才の名に恥じぬ錬金術師…
「おや、グランブルーファンタジーのカリおっさんじゃないか。わざわざ御祝いに来てくれたのが君とは、喜ぶべきでもあり微妙でもありだ。おっさんだもの」
「あ?なんだとこのガラクタ野郎が。スクラップにされてぇのか?」
そう、カリオストロ。自身が求めるカワイイを求め理想のボディを作り上げし天才と言う名の狂人の部類。たまたまダ・ヴィンチちゃんの工房にいた晴明、即ちメイに速攻でキレ散らかす。そして彼がヒューマギアにバ美肉している事も瞬時に見抜く辺りは流石の慧眼である。
「まぁまぁ抑えて抑えて。数奇ながらも此処には、既存の肉体の器に囚われず己が最善の理想を追い求める崇高な理念の持ち主が集った。ならやることは優秀かつ人類の宝を潰し合う事では無いんじゃないかな?」
ダ・ヴィンチちゃんがすかさず制し場を取り仕切る。彼、或いは彼女もまたカリオストロと同じ理念、同じ視座を以て自身を理想の姿すなわちモナリザに変えた変人である。それを知っているからこそ、彼女は此処に来たのであろうとも。
「フン、まぁ団長が祝いに行くって言うんで、平行世界へ殴り込む機会ってのは貴重だからな。正面突破するより、味方として入り込むのが賢かわいい選択だろ?」
「賢明な判断だな。敵対者が生きていられる道理は此処には無いからね」
「興味はあったがな。騎空団とここ、どっちが強いのかはよ。まぁ祝いの席だ、血生臭さい真似はナシにしてやる。命拾いしたって喜んでいいんだぜ?」
「はいはい、毒のある言い方しないのお互いに。カリオストロ?カルデアは魔力と科学、そして神秘をふんだんに使った施設だ。そして其処に更に錬金術を活かしたい。日々増える人員、マスター達の負担を減らすためにもね。ただ前で戦うだけじゃない、高尚な戦略、兵站が我々には出来る筈さ。どうだい?開闢の錬金術師とまで言われたその力、我々に貸しては貰えないかな?」
ダ・ヴィンチちゃんの誠実な願いに、ふむと黙考するカリオストロ。正直なところ、異世界における重要項目はその世界の技術吸収だ。そして発展は、天才にしか果たせないもの。
「…ハッ。身の程を弁えたお願いをされちゃあ断れねぇな。オレ様ぐらいしか万能の天才に並べるヤツはいないだろ。だからこうして来てやったんだ。感謝してよね☆」
「可愛さをアピールするならその淀んだ目をなんとかした方がいいかな」
「テメェ名前は?事が終わったらテメェは潰す」
「安倍晴明。メイって呼んでね」
「よしメイ、始めるぞ。一つや二つじゃ効かねぇ画期的な発明と発想の顕現を見せてやろうじゃねぇか!」
こうして、カリオストロとダ・ヴィンチちゃん、ついでにメイも巻き込んだ開発サミットが幕を開ける──
〜デッド対策〜
カリオストロ「オレ様らの世界にはこういうもんがある。瀕死、或いは全滅寸前な時に摂取する秘薬…そう、エリクシールっていうヤツがな」
晴明「活動力やエネルギー、行動力にもなる優れものだね。長丁場の戦場で団長がよくガブ飲みしている」
カリオストロ「コイツをそっちの基盤的に改造し、サーヴァントの霊基や霊核の損傷の治癒に使用できる物体にできりゃあ少しは戦いが快適になるんじゃねぇか?」
ダ・ヴィンチちゃん「なるほど〜!確かに損傷した霊核や霊基の修復手段はマスターに依存する。それらをこちらからも投擲できる回復手段を確保できれば生存率はグッと上がるぞ!」
晴明「ではエリクシールを魔力や科学で圧縮固形化させた…『霊脈石』という名称はどうだろう」
カリオストロ「悪くねぇ。これでエーテル体で構成されたサーヴァントのロストにもある程度は対応できるだろうぜ。流石はオレ様、まずはコンティニュー出来るようにするとは目の付け所が違うよなぁ!」
ダ・ヴィンチちゃん「流石は天才錬金術師!封印指定の錬金術師は伊達じゃない!」
カリオストロ「えへへ、もっと褒めてっ♪」
晴明「実に可愛らしい。人格以外は。はい、固形化完了」
カリオストロ「テメェも似たようなもんだろうが!」
〜ブラックバレル(オリジナル)〜
カリオストロ「……随分とえげつねえ兵器を運用するもんだぜ、こいつはよ」
シオン(呼ばれた)「我等が所長に託されたアトラスの世界滅亡手段が一角、ブラックバレル。相手の寿命そのものを削り取る神殺しすら果たせる最終兵器です。オリジナルを運用する幸運に恵まれましたが…」
カリオストロ「オレ様としては、こんなもんを人間のイザコザに使うのはどうかしてるってのが正直なとこだ。撃ったヤツも周りにいるヤツも撃たれたヤツも残さず殺す厄災そのもののコイツの運用目的はなんだってんだ?」
ダ・ヴィンチちゃん「神霊、機神と言った超抜級エネミーの打倒、巨大隕石といった災厄級の自然現象の打破…といったところかな」
カリオストロ「イカれた真似をするじゃねぇか。だが…悪くねぇ。既存概念の破壊って意味なら、コイツは立派な手段になる。オレ様の天敵にも通じるハチャメチャぶりだ」
晴明「威力という観点ではこれを強化するのは不可能だろう。やはり使用者への負担を減らす方向性が欲しい。所長は決して代えの利く存在では無いからね」
カリオストロ「さっきのエリクシールや霊脈石を生命力、魔力の代替にするくらいしか手は無いと思うぜ。寿命って概念に攻撃する以上、コイツは通常運用をさせちゃならんモンだ。護るべき領土も民も、領主そのものも殺して敵を倒す大砲なんざ欠陥品もいいとこだしな」
シオン「やはりそうなりますよね…となると、やはり生命力と運命力の確保が及第でしょう!」
晴明「そう言った身代わりの類は陰陽術が得意としている。力になれる筈だ」
ダ・ヴィンチちゃん「マガジン、或いは機動力は削がれるがエリクシールや霊脈石のボトルを使って運用が叶えば、少なくとも発射の際の汚染はカバー出来る筈!」
シオン「コンティニュー覚悟でブチ込む兵器っていうのも本末転倒な気もしますが、なんとかカバーやフォローはしてあげたいですもんね!」
カリオストロ「イカロスの翼然り、プロメテウスの火然り、過ぎた力は身を滅ぼすのが通例だが…面白えじゃねぇか。理屈と道理は捻じ曲げてこその探究だからな!」
ダ・ヴィンチちゃん「ではこの霊基変換の際に生まれるマナプリズム・レアプリズムをどうにか代替燃料に出来るように改良してみよう!アトラスの秘奥、彼女に使いこなしてもらおうじゃないか!」
カリオストロ「所長ってやつか?」
ダ・ヴィンチちゃん「あぁ、私の最高の愛弟子でね!カルデア所長であり、科学と武術と魔術で比類無き所長となったアニムスフィアの君主さ!そんな彼女を喪う訳にはいかないからね、よーし!やるぞ~!」
カリオストロ「…そういやぁ、クラリスのヤツはどこ行きやがった…?」
…こうして、カリオストロはダ・ヴィンチちゃんら科学開発チームに、空の錬金術という新たな風を吹き込んだ。
「此処は実に面白い宝の山だ、気に入った!騎空団のスペシャルアドバイザーとしてちょくちょく遊びに来てやる。土下座して有難がってもいいんだぜ?」
彼自身も気に入ったらしく、ちょくちょく遊びに来る事を約束した。つまり、これからは非常に強固なコネクションが使えるのである。
「神様仏様おっさん様。どうぞありがとうございました」
「おっさんじゃねぇ!!」
「いつでも歓迎するよ、カリオストロ君!しかし…」
『とってもカワイイ礼装アイディア♪』
「…アリですか?これ…」
アイドル衣装めいた礼装、しかも男女共用の有様には流石に難色を示すシオンであった…
その頃
クラリス「ししょー!!どこー!?ここどこー!?」
オルガマリー「あの、どうかしたかしら?」
クラリス「はっ!実はですね!ししょーに付いてきて一緒にいた筈がいつの間にか離れてはぐれてこの通り!流石に人の領地で爆発沙汰はちょっと…というわけで!絶賛迷いました助けてください!!」
オルガマリー「あぁ…」
クラリス「なんだか面白そうな扉があるけど、また今度!案内よろしくお願いしまーす!」
開けなくて良かったわね、とオルガマリーは頷く。その先には、掛け値なく破滅しか待っていないのだから──
【大終末の潮牙】
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