人理を照らす、開闢の星

リクエスト〜楽園だけの縁の日常〜

リクエスト展開の一つ、それはうれしいことに『オリジナルサーヴァントの日常、交流が見たい』というものでした！

普段は固まりがちなグループから離れ、そして単独の掘り下げを望まれたので、一幕をお見せいたします！

どうか以外な一面をお楽しみください！それでは、どうぞ！

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〜コンラサイド

「ふーんふふ、ふんふ♪ふんふふーん♪」

皆様、こんにちは！コンラです！クー・フーリンの息子であり、スカババ様の弟子でもあります！パチンコ、槍、そしてルーン！なんでもできるすっごい息子です！えへん！

そんなすごいコンラなのですが、今は何をしているでしょう！？皆様には解りますか？きっとわかると思います！

「ここで！決め！ポーズ！」

そう！アイドルです！コンラはマシュ★コンというユニットの片割れで、ダンスを担当しております！皆様はご存知でしょうか！知っていてくれたら嬉しいです！

マシュさんの歌の後ろでぽいぽいと踊り、するすると跳ねるダンス…とても好評をいただいております！コンラは皆様が笑顔になるのを見ているととても嬉しくなります！にこにこです！

「うむむ、ここはぐっと！ぴゅーっと！でしょうか！」

その為にはダンス訓練が欠かせません！ババ様が仰っていたのですが、3日の遅れは一日では取り戻せない、3日の遅れは6日必要と言っていました！

まぁよくわかりませんが！取りあえず、練習は欠かすなということなのでしょう！コンラ、頑張ります！

『コンちゃんは何も考えなくても皆が望み、やりたい事を出来るのが強みよ。迷わず、彗星のように駆け抜けて』

オフェリアマネージャーもそう言ってくださいました！コンラは褒められるの、凄く好きです！ここではお父様も皆様もニコニコで、大好きです！

「…お父様…」

そう。お父様も…笑顔でいてくれます。

〜

嘘だ、なんでだ！なんでお前が、あぁクソッ、畜生！止まれ、止まれってんだよ！流れ出るんじゃねぇ！

待て、逝くなコンラ！まだ何もしてやれてねぇ！まだ俺は──

親父として、お前になんにもしてやれてねぇんだ！頼む、逝くな！逝くなってんだこの野郎───！！

〜

「…皆が、笑顔で」

コンラは、親不孝ものでした。子として、親を安心させてあげる筈が、お父様に辛く悲しい想いをさせてしまいました。ババ様の教えも、活かせませんでした。

でも、でも今は違うんです。今は、コンラは第二の生を一生懸命に生きているのです。カルデアの皆様や、新しい友達の皆様や、そしてたくさんの仲間や、お父様と。

そんな皆様への想いを、歌と踊りで伝えられる。なんと素晴らしいんでしょう！コンラ感激、感激です！

「おじい様、見ておられますか！コンラは今、幸せです！」

空の向こうにいる、ルーおじい様にも届くように、コンラは歌い、踊るのです！

「おーい！コンちゃーん！」

「サンドイッチを作ったわ。いかがかしら？」

おや！我が相棒、マシュさんにオフェリアマネージャー！行かなくては！

「はーい！今参りますー！」

コンラはこれからも、頑張ります！かけがえのない仲間とともに！どうか皆様、辛いときはお伝えを！

コンラがあなたを、精一杯笑顔にしてみせます！！

〜桃子サイド

【グギェ…】

「討伐、完了」

微小特異点、是正。小粒と言えど時空の歪み…見過ごす道理無し。

『ありがとう、桃子ちゃん！いや本当に凄まじいな大和撫子は！たった一騎で、特異点のエネミーを皆殺しだなんて！』

『流石はグランドセイバーだよね…いや、日本のサーヴァント平均値高すぎじゃない？』

うぃんちー様と、ごるどるっちょ様の称賛に感謝を告げ頭を下げる。──人類の繁栄の一助になれたのなら、これほど嬉しいことはない。

『見事でございます、我が主』

『鎧袖一触、有象無象などまさにゴリラの腕の一振り。感服です』

お供達もよくやってくれました。きび団子とメンテナンスは重点的にやってあげなくちゃ。

『でも一人で来ることは無かったんじゃない？誰かとチームでやればもっと楽だったでしょうに』

「……皆様には、生活がある」

過ごす日々、過ごす毎日、紡ぐ幸せ。そういったものが、楽園には満ちている。それは、おじいさんやおばあさんが教えてくれた素敵な宝物。

「私はその中にいるのも好きだし、その幸せを護ることも好きだから」

自分は星が生み出した『平穏あれ』という願いの元生み出された存在。だからその使命を実行に移し、完遂する事に喜びを感じる。

「…それは、二人がくれた喜びだから」

少しだけだったけれど、一緒にいた日々は擦り切れ壊れても忘れない。大切に、愛情を込めて育ててくれた、大切な大切な『人』。人とは暖かいものだと、教えてくれた人達。

護ってあげられなかった。だけど…同じで、新しく、護りたい人達がたくさん出来たから。

「そんな人達が、笑顔であるためになら。私はいくらでも──」

「いいえ、桃子様。その笑顔にはあなたも入っているのですよ」

むむっ。私の問に答えし漆黒と白の影。その御方には覚えがあります。彼女は狩人にして、邪神さまの娘…

『ナイア殿！来てくださったので！？』

『GI的に最高峰の援軍』

「父より命を受けました。ゴミ処理は私が…いえ、一緒にやりませんか？」

「よろしいのですか？あなたには家族が…」

「えぇ、ですから支えに来たのです。桃子様、あなたも楽園の一員…私の家族なのです。勿論、イヌヌワン様も、フワイサム様も、アンク様も。ダ・ヴィンチ様も、ゴルドルフ様も」

…家族。私達が？そうなのですか…

『何を意外そうな顔してるのよ。まさかアナタ、今頃になって家族はおじいさんやおばあさんだけ、なんて言わないわよね？温羅にどつかれるわよ？』

「…私も、家族なのですか？」

『今更何を！』

『ならばこそ、我等は一蓮托生なのです』

『水臭いなぁ〜。ギルが衣食住を用意するのはそういう事なんだぜ？』

『そうとも！同じ釜の飯を食うって事なのだよ！君は神造の化身なのにまだ照れがあるのかね？』

「り、リッカねぇやライコウ様以外にも…皆様も家族と言って良いのですか？」

「勿論！私にもあなたにも、一万を越える友達がいるのです。家族も！ですから…」

『おっと！話の途中だが追加エネミーだ！二人共、やっちゃって！』

そうして、隣にナイアさんが並び立つ。家族と言ってくださった方が。

『アナタ、心を許した相手以外の情緒がまだまだよね？平安京とか酷かったじゃない』

「り、リッカねぇや温羅、あなたたちなら平気なのですが…」

「解ります！私は逆に父親に対してついつい口調が酷くなってしまい…理解はします、同情はします。しかし滅びるべきなのが父でしたので…」

「ふふっ。──では、護りましょう。家族の平和を、明日を！」

「えぇ！我等！コミュニケーションイマイチコンビ！！」

『『『かっこ悪っ！』』』

…おじいさん、おばあさん。私はどうやら知らない内に壁を作ってしまっていたようです。親しくならないと優しくできない、なんて…良くないですね。温羅にも怒られてしまうでしょう。

「纏めて脊髄を引き抜き、お父さんのお土産に致します。報奨は家族皆の焼き肉に！」

「おぉ…」

『驚きの殲滅力！』

『死ぬまで殺す理論』

『際限なく湧く輩を抹殺するための戦術ね…』

少しずつ…変わっていけたならいいなと思います。

『大型エネミー、接近！』

『ドラゴンタイプだ！行けるかい！？』

「ぼすきらぁ、お任せを」

「桃子様！」

楽園の───

「────ぜぇいっ！！！！！」

『一刀両断ー！？』

『ジャパニーズサムライは凄いなぁー！？』

『『『よっ！日本一ーっ！！』』』

「さぁ、夜明けまでには終わらせましょう！ナイア様！」

「凄い…！負けていられません！燃えてきました！」

新しい、たくさんの家族と一緒に──。

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イザナミサイド

〜イザナミのおばばちゃんねる！　登録者　800万人

イザナミ「いざなみー！（挨拶）皆様元気にしたもうやー!あなたの私の、イザナミおばあちゃんですよー！！きゃはっ！」

『きっつ』『無理すんな創造神』『二度と言わないで』『禊したくなった』

「にぇえぇえぇ！？いいじゃないですかヤングでナウなチョベリグ挨拶！ベリキューでバッチグーでしょぉ！？」

『どこの人ですか』『若さは帰ってこない』『威厳に切り替えていけ』

「辛辣！我が子ら辛辣！ちゃ、チャンネル解除だけは、解除だけは勘弁したもう！…そういえばおばあちゃん、ばぁちゃるに興味があって…みんなもこんなおばあちゃんの配信より、ばぁちゃるな女の子のほうが…」

『やめて』『イザナミ様のお顔が見たい』『バーチャルになる必要がない』

「え？」

『自信を持て』『おばあちゃん（裸ツヤ20代前半）みたいな神がなに言ってるんですか』『子供に虚像で向き合うな』

「……みんなぁあ…！」

『顔芸もっとください』『もっとギャン泣きしろ』『やーい中身関西おばちゃん女神ー』『ナミ虐したい』

「皆の愛情歪みすぎて芦原ァー！（草の意）でも、でも…ありがとね…もうちょっとおばば頑張る…みんな！ありがとー！チャンネル登録、どうかよろしくおねがいしたもー！ナミナミ〜！」

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「なんでぇー！？」

タケル「やれやれ…」