人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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6章完全クリア致しました。

トラペゾヘドロンの使う絶好の場所ですね。妖精の処分はニャルが受け持つ事でしょう。

ロシアより早く処理するかもしれませんね。


頼光「リッカ、外出の際はくれぐれもお気を付けて。怖い目にあったならすぐに私をお呼びなさい。送迎は金時が行ってくれます」

金時「ヘルメットは忘れんなよ!」

リッカ「ありがとう母上、兄上!必ず楽園には帰ってくるから安心してください!」

頼光「信じておりますよ、リッカ。せっかくですので、楽園の知己にもお話をしていくと良いでしょう。きっと待っているはずです」

リッカ「はい!行ってきまーす!」

頼光「我等影法師だけではなく、今生を生きる縁がある。素晴らしい事です。…は、そうです!」

金時「どした大将?」

頼光「私は皆様に…リッカの母と名乗らなくてはならないのでは!?」

金時「いやいや待て待て待て、待ってくれせめてリッカん家だけで、お義母さんってルビってくれな?」

頼光「母です!!」

金時「話聞いてたかい大将!?」


女子たくさん集まれば微笑ましい!

メイヴサイド

 

メイヴ「肌ツヤ良し、メイク良し!アロマや香水、ヘアシャンプーやリンスは持った?私のブランド、一ヶ月分は持たせてあげたわ。沢山活用なさいね?」

 

リッカ「ありがと、メイヴちゃん!これで田舎娘扱いから抜けて世界的スターに!は、言いすぎかな?」

 

メイヴ「言い足りないわ!いい?あなたはクーちゃんが認めた現代の女よ?星に収まるなんて生ぬるい事言ってちゃダメよ!目標に夢は大きく!宇宙、最低限でも太陽系一の女を目指しなさい!私の教えたテクで、自分の女をアピールするのよ!オーラと風格が一味違うってとこ!若さにかまけた同級生に見せてやんなさい!」

 

リッカ「も、燃えてるねメイヴちゃん!」

 

メイヴ「当然!盟友にしてライバルにはいつだって完璧でいてもらわなくちゃ。それがトモダチの気遣いで、ライバルの要求でしょ?頑張って行ってらっしゃい。今のあなたなら、どこに出しても恥ずかしくないわ!」

 

リッカ「うん!ありがと、メイヴちゃん!」

 

メイヴ「よろしい!じゃあ私はトゲトゲクーちゃんとのデートプランを練ってくるから!お互い頑張りましょうねー!」

 

リッカ「あ、やっぱり自分もやる事はやるんだ!?」

 

 

鈴鹿サイド

 

鈴鹿「そういやリッカってリアルJKじゃん!これはアタシ達の頑張りで差をつけるターンだし?ネイルとかブランドとかガンガン使ってくっしょ!楽園代表として、しっかりやんなきゃだめだかんね?」

 

リッカ「ありがと鈴鹿!いやー、ネイルとかメイクとかいっぱい教えてもらっちゃったねー!」

 

カーミラ「メイヴも言っていたでしょうけど…おぞましい事に歳は取るものよ。私みたいにブラッドバスをやれとは言わないわ。若いうちからアンチエイジングだけは欠かさずしておきなさい。あなたに限って、心の美醜は今更言うまでも無いでしょうし」

 

リッカ「カーミラもありがと!美肌の保ち方、バッチリ活かしてくるね!皆にもう性別リッカなんて言わせないぞー!」

 

カーミラ「ふふ、頑張りなさい。そこのJKかぶれへのお土産を忘れないように」

 

リッカ「もちろん!カーミラと田村麻呂さんの分もねー!」

 

田村麻呂「よろしく頼むなー!」

 

鈴鹿「どっから湧いたー!?」

 

 

 

武蔵ちゃんサイド

 

武蔵「いよいよ凱旋の時!故郷に錦を飾って帰るときが来たのですねぇ!リッカさんがいよいよ、偉大なる功績と共に帰還するのです!」

 

リッカ「大袈裟だよー。たんにちょっと顔を出すってだけなんだからさ!私の故郷…というか生きる場所、もう楽園だなってとこあるし!」

 

武蔵「うんうん!今や私も一城の主!お互い下総で切り合いしていた頃から遠くに来たものです。位に目覚め、研鑽を続け、ついでに京を護ったり…」

 

リッカ「まだ二十歳にもなってないのに修羅場くぐり過ぎだよね私…!でも、そんな浮世離れしないようにこの機会を作ってくれた皆には感謝しかないよ!帰る場所で居場所がない…ランボーみたいな事にならないって事だもんね!」

 

武蔵「そうですそうです。修羅場鉄火場に慣れるのと平穏を遠く感じる事は別に両立させなくても良いのです。平和ボケを悪く言う輩もいますがとんでもない!ボケれるくらい平和な世は天下泰平で私達がずっと求めていたものなんですよーだ!」

 

リッカ「さ、流石戦国時代付近のお侍!説得力が凄い!…そういえば武蔵ちゃん、空位はまだまだ極めるんでしょ?」

 

武蔵「あ、やっぱり解っちゃう?辿り着いたはいいんだけど、切り捨てる零というのは中々おらず。完璧な無といえばグリーザ某が近かったんだけど、アレは現象だから切り捨てるというよりは鎮護の類でしたので。いつかそんな大物を切れる機会があればいいのですが!」

 

リッカ「そだねー…全然ピンとこないや。でもいつか、また勝負しようね!ガッツリバッチリ戦って、互いの進歩を確かめ合おうよ!」

 

武蔵「もちろんです!対等の位置にいる者として、いつか白黒つけてやっちゃいましょう!…その時まで、お互い絶対生き残りましょう、リッカさん!」

 

リッカ「うん!二天一流破れたりって言うの今から楽しみだな〜?」

 

武蔵「こちらこそ、雷切武蔵の看板、上げさせていただきましてよ?なーんちゃって!ささ、楽園うどん食べてパワーつけましょ!讃岐うどんがやっぱり鉄板なのよねー!」

 

リッカ「武蔵ちゃんはホント、物欲と強さが比例したお侍さんだよね!」

 

武蔵「褒められてますよね!?ね!?」

 

 

〜沖田オルタサイド

 

沖田ちゃん「旅立つのだな、リッカ。カワイイリッカには旅をさせろという。辛いが、信じるぞ」

 

リッカ「ファッ!?あ、危ない…致命傷だった…」

 

沖田ちゃん「楽園の外は危険がいっぱいだと茶々が言っていた。危険があぶない、そんな時は私を呼んでくれ。無窮の果てからやってくるぞ。デリバリー、魔神さんだ」

 

リッカ「デリバリーが頼もしすぎる…!ありがとね、とびきりのお土産、おでんを買ってくるから!」

 

沖田ちゃん「楽しみ。いつでも待っているし、信じているぞ。リッカ。私のマスター」

 

リッカ(言霊が、言霊が重い!鋭いてぇてぇが、ゆっくりやってくるッ!やはりオルタは可愛い!これは真理っ…!!)

 

沖田ちゃん「?」

 

リッカ「沖田ちゃん…恐ろしい子ッ!」

 

 

織田信長サイド

 

ノッブ【日本か。大分様変わりしとるとは聞いとるが…どーせまた無駄に暑かったり寒かったりするんじゃろ?物価は高いし混雑するし、わし楽園から出たくないわー】

 

リッカ「それでいいの風雲児…!?」

 

ノッブ【だが、そなたにはそこでしか出会えん縁があることは解っとる。生きてる内の縁は大事にせねばならんしのぅ。縁とは不思議なものじゃ。そのまま首を殺る事もあらば、忘れることなくこうして我が身を走らせもする。ゴッドノッブになった我からすれば、ほんに心とは不可思議なものじゃのぅ…】

 

リッカ「うん…ノッブのまわりって皆激烈に濃いもんね…」

 

ノッブ【風雲児の物語とは得てしてそんなものじゃ。故にそなたも縁は大事にせいよ。なんだかんだで窮地を助けてくれるは、人の付き合い!そして落陽を招くもまた人の付き合いであるからのぅ!サルやミッチー見てれば今更言うまでもないがな!うっはっはっは!!】

 

リッカ「うんっ!忘れないからね!」

 

(こうして自分の人生を振り返って笑えるって、やっぱりノッブは凄いなぁ…私も見習わないと!)

 

ノッブ【やーでも流石に本能寺で焼け死ぬのは真似せんでな。踊るのも気をつけるのじゃぞ!焼死は煙でしなんとマジで熱いから!これ実体験じゃから!】

 

リッカ「それは流石に聞きたくなかった情報かもしれないなぁ!?」




リッカ「色んな人に背中を押されて、色んな人が声をかけてくれて…」

(本当、いい場所に来れたなぁ…あ!そうだ!)

「日本は無宗教が多い国だけど、実際この目で見たからね!皆にもお参りしなきゃ!おーい、あまこ…ん!?」

アマテラス「ワフッ」

リッカ「すでに…構えてらっしゃる!あのね、神様の皆にも挨拶したいんだけど。玉藻やキャット、アルテミスとか!」

アマテラス「ワフッ!」

リッカ「乗せてくれる?ありがと!よーし!行ってみよー!」

気遣う者は星の数。リッカは自身への縁を誠実に想いながら駆けるのであった──。



 
?「楽園…」

「…あの場所に…ブリテンを作れる余白はあるのだろうか…」

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