人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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今回はふかやん様からいただきました!『戦艦落としの鎮西八郎』!日本のバグった個体値の顕現とも言えるとんでもスペックにもご注目です!

夢中になって更新し続けてきましたが、こうして人のアイディアに触れるのは…いいものですな!4周年までパワーをとことんチャージさせていただきますぜ!


読者さま還元企画〜読者様発案オリジナルサーヴァントマテリアル紹介・9〜

『よお、あんたが俺のマスターかい?鎮西総追補使こと、源為朝ここにあり!!…ってこっちよりも鎮西八郎の方が分かりやすいかね?まっ、今回アーチャーとしてあんたに手を貸すつもりだ。よろしくな!』

 

クラス:アーチャー

 

真名:源為朝

 

身長・体重:210センチ・102キロ

 

属性:混沌・中庸

 

出典:史実

 

地域:平安末期・日本

 

好きなもの:強い敵との戦い、戦いの後で仲間達との戦勝の宴。

 

嫌いなもの:弱いもの(民草)などに対する乱暴狼藉と、それを行う者達。

 

ステータス

 

筋力A 耐久A 敏捷B 魔力E 幸運C 宝具C++

 

スキル

 

対魔力:C

 

 第二節以下のの詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

 

単独行動:A

 

 マスター不在でも行動できる。ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。

 

厄除けの加護:A

 

 疱瘡神を退治したことにより得たスキル。病、およびそれに類する呪詛に対し、高い抵抗力を得る。また弓弦を鳴らすことで周囲にいる人間に対しても、同様の効果を与える。

 

猿臂の射:A

 

 常人よりも長い左腕を使った射撃。弓の飛距離、攻撃力が上昇する。

 

破天荒:A

 

 自由奔放な生き様。良くも悪くも常道に囚われず、己が心の赴くままに動く。

 

 その結果、敵の権謀術数を凌駕する展開を導き出す能力。このスキルを打ち破るには幸運、もしくは純粋な実力が必要となる。

 

椿説・弓張月:A

 

 一矢にて二人の武者を射抜き、素手にて四矢を捕らえるアーチャーの逸話が昇華した、矢に対する捕捉能力。

 

 自身が矢と認識したものを放った際にはその軌道を自由自在に変化させ、自らに向かう矢であればその軌道を瞬時に把握する。

 

 あくまでアーチャーが「矢」であると認識する物であれば、およそ矢とは考えられないような構造物でも対象とすることができる。

 

 その為彼の放つ矢は戦禍で齎された瓦礫であることもあれば、矢としては非現実的な軌道を描くこともある。

 

宝具

 

「さーて、ぶっ放すとするか…!いくら図体がでかかろうが、数で勝ろうが…俺の一矢に壊せねえ物はねえってことを、教えてやらあ!!」

 

『鎮西無双・鎧袖一触(ちんぜいむそう・がいしゅういっしょく)』

ランク:C++ 種別:対人/対軍/対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:500人

 

 数百人乗りの軍船、黒髪山の大蛇、疱瘡神といった巨敵を悉く屠ったアーチャーの武威が剛弓として具現化したもの。

 

 真名解放によりアーチャーが巨敵であると判断した対象へ、多角的に見た強大さに比例して威力を上乗せされた一射を放つ。

 

 真名解放前ですら強力無比を誇るアーチャーの弓勢にさらなる破壊力が加算される脅威は計り知れない。

 

 だが、増強された威力に比例して懸かる負荷は、アーチャーの剛健を以ってしても無視できぬものとなる。

 

 

人物:よく喜び、よく怒り、よく泣き、よく笑う…喜怒哀楽が豊かな快男児。…悪く言うと細かい事を考えず大雑把なところも。

 

身長七尺ほど(2m10cm)の大男で黒髪を後ろで荒々しく纏め、黒い瞳に目の隅が切れあがり、容貌魁偉と言える風貌をした偉丈夫。

 

 

 霊基再臨を重ねた場合、第一再臨では左袖がない黒糸縅の大鎧を纏い、手に漆黒の大弓を持った姿をしている。第二再臨ではもう片方の手に七寸五分(22センチ)もある、鑿に矢軸をつけたような太矢を携え、第三再臨では白糸縅の大鎧…即ち自身が生前に纏った『大型八龍』を纏った姿となる。

 

 

 『粗にして野だが非に在らず』と言える性格でもあり、乱暴者なところもあるがそれ以上に親分肌な気性を持ち合わせ、実家の兄達のように嫌う人間も多かったが慕う人間も多かった。

 

 

 その後、その乱暴ぶりから父である為義から勘当され、九州に渡るがそこでも大人しくしている筈もなく、その強弓を以て九州を暴れまわり遂には九州全土を平らげてしまったほど。

 

 

 ただ意味もなく暴れまわる…と言う訳ではなく、九州に渡った直後に世話になり、婿入りすることとなった平忠国の娘が当時九州にいた朝廷の国司の狼藉に苦しめられていたのに激怒して叩き潰した後に、同じように朝廷の人間に苦しめられていた民草の声に応えて立ち上がったという事情があった。

 

また険悪な関係にあった父・為義についても毛嫌いしていたわけでなく、九州を平らげた直後に朝廷から出頭するようにという宣旨を突っぱねた際、為義がその責任を取らされて解官されたと知ると不承不承ではあったが九州の兵28騎を引き連れて上洛したり、保元の乱においてもその強弓を以て暴れまわり父の為に尽力するなど父親思いでもあった。

 

 

 保元の乱の後に伊豆に流されたるも再び暴れ回り、伊豆諸島を事実上支配した事から、朝廷から追討軍を差し向けられるもその強弓を以て軍船を沈没させたのち、館に戻って自害をした…とされているが、伝承や江戸時代の小説家である滝川馬琴が著した『椿説弓張月』において琉球(沖縄)に落ち延び、そこの豪族である大里按司の娘と子をなし、その子が初代琉球王舜天になったと語られており、これはおおむね正しい。

 

 

 だが為朝にとっては、王位に就くことを望んでいた訳ではなかった。彼にとって王権や栄達、財宝などに興味はなく…気心の知れた戦友らと戦場を駆け、戦いが終わった後は戦友達と飯を食らって酒を飲み交わし、相対した敵の雄姿を讃え、斃れた者達を敵味方関係なく笑って送る事…それが鎮西八郎と自称し、強弓を手に戦場を駆け抜けた源為朝の望みであり、王位についたのも『力ない民草を虐げている役人をブッ飛ばし、自分を頼ってきた人々を迎えているうちに、気が付いたら王位に就いていた』とのこと。

 

 

 中世日本における源平合戦が始まる少し前…平家の棟梁である平清盛や牛若丸こと源義経の父である源義朝らを相手取って戦った、無双の弓矢の達者と称された剛の者。

 

日本出身の英雄の中で『弓兵』のクラスに該当するサーヴァントとしては『坂上田村麻呂』や『俵藤太』、『織田信長』らに並ぶほどの知名度を誇る英雄。

 

 

 源氏八領という清和源氏に伝わる甲冑の一つであり、八つの龍の飾りがつけられた『八龍』という甲冑を授けられるも、大柄の体格をしている為朝には小さ過ぎた事から同形式で白糸縅の鎧…即ち大型八龍と呼ばれる甲冑を身に纏い、五人張りの漆黒の大弓と、保元の乱の際に使用した七寸五分(22センチ)もある、鑿に矢軸をつけたような太矢をさながら槍を扱う様に使いこなす。

 

 

 だが為朝はその性格からか、どちらかというと『的などに狙いをつけている』というのが苦手であり、正確さにおいてはエミヤやウィリアム・テルと言ったサーヴァントには後れを取る一方で、破壊力という点では弓兵のサーヴァントの中でも上位に食い込むほどで、一人で多勢を相手取りその強弓で一度に多数の敵を吹き飛ばす『対軍戦闘を得意とする弓兵』である。

 

 

 その強弓から放たれる一矢は普通の矢でも一度に二人の敵を射倒し、生半な防具など紙切れの様に打ち破る。また敵が放った一矢を空中で受け止め、それを即座に射返す離れ業も成し遂げる。そして自らが装備している七寸五分(22センチ)もある、鑿に矢軸をつけたような太矢を放つ場合は、それこそ生前に成し遂げた偉業の一つである『軍船をその強弓で沈めて見せた』を再現するほどの破壊を齎す。




サーヴァントとの関係


源頼光:同じ源氏の武士であると同時に、為朝にとっては偉大な先達の一人。またその雰囲気から、幼い頃に死に別れた母親を思わせるからか、何度か母上と言いかけそうになるが、偉大な先達に対して失礼になると思い口を噤む事も。


 『俺にとっては尊敬する偉大な先達の一人さ!!それに…なんだかあの人を見てると思わず母上って呼びそうになっちまうんだよな。けど…流石に失礼だと思っちまうんだよ。マスターもそう思うだろ?』


坂田金時・渡辺綱:頼光四天王に列せられる強者であり、為朝にとっては頼光に次いで尊敬している英雄。一度本気でぶつかりあい、そのあとに飯を食らって酒を酌み交わし、戦友になりたいと思っている。


『うおお…!!坂田金時殿と渡辺綱殿もここにいるってのか!?カルデアってすげえな!?えっ?すごい興奮してるって?そりゃあ興奮するってものさ!頼光四天王として挙げた武勲は数知れず!俺の様な強者にとっては憧れない方がおかしいってもんよ!!』


ウィリアム・テル:遥か海を越えた異国に名を遺した弓兵。また家族を護る為に戦ったという所も為朝にとっては敬意を抱いてやまないほど。


『我が子を悪代官の魔の手から護る為に戦った英雄か…!すげえ尊敬しちまう!!ただ戦場で武勲を挙げる為に弓を取った俺とは比べ物にならねえ!!心の底から敬意を表してえ!!』


坂上田村麻呂・俵藤太:自分が生まれるよりもはるか以前に名を遺した先達。弓兵として、そして武士としても最大限の敬意を向けており、弓の技を競ってみたいと思っている。


『…っ!!田村麻呂殿、藤太殿!俺は河内源氏が棟梁、源為義が八男。源鎮西八郎為朝!!無礼を承知でお頼みにしたきことあり!!どうか俺と弓の技を競っていただきたい!!そしてそれが終わった後…酒を酌み交わし、戦友として友誼を結びたく!!』


トリスタン:異国に名を遺した弓兵の一人で、その実力を認めてはいるが『主君に忠義を尽くし、主君に過ちがある時はこれを諌める事が臣下としての務めではないのか』と思っている為朝にとっては『王は人の心が分からない』と言って王宮を去った彼にあまりいい感情を抱いていない。


『そりゃあ俺だってお世辞にも主君に忠義を尽くしたとは言えねえさ。けどよ…あんたの故郷であるブリテン?って騎士道っていう『主君に忠義を尽くす事を誉とする』騎士が生まれた土地なんだろう?なのに王に忠節を尽くすどころか『王は人の心が分からない』とか言って王の元を去る…それが騎士のする事なのかよ?』

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