人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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謎の少年(夏草の高校生と一緒にいる少女や、点在する人ならざる者…そうか。帰郷を楽しんでいるんだね)

?『護った平和を楽しみに来たんだね。いい心がけ!』

謎の少年(イザナミも楽しそうだし、この地の霊脈を整える作業もそろそろ終わりかな。今までよくぞ付き合ってくれた)

『じゃあ、もう終わりなの?』

(あぁ。身体が弱く、床に臥せっていたこの子の様態も大丈夫そうだし、私は退去しよう。重ね重ね、ありがとうね)

『いいのいいの、この土地、好きだし!』

謎の少年(そうだな。じゃあ君の頑張りに報いるため…縁を結んでおこうか)

『?どゆこと?』

(こういう事さ)

お土産屋

ロマニ「おや、端末に情報…?」



モブと言ったな、あれは嘘(多少訳あり)だ

スクナビコナ

 

「ライダーのスクナビコだよ初めまして♪

小さいけど頑張るよ!!」

 

真名:少彦名命(スクナビコナノミコト)

性別:男性

クラス:ライダー

身長:45cm

体重:18kg

出展:『古事記』・『日本書紀』等

地域:古代日本

属性:混沌・善

好きなもの:手伝い・読書・散歩・温泉・農作業・酒

苦手なもの:トランポリン

 

○ステータス

筋力:B+ 耐久:C+ 敏捷:A++

魔力:A++ 幸運:B 宝具:A

 

○スキル

・騎乗:A+

乗り物を乗りこなす能力。騎乗の才能。

「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、

生物・非生物を問わない。

竜種を除くすべての獣、乗り物を乗りこなすことができる。

 

・大国主の義兄弟:A+++

国津神の大親分である大国主との絆を現すスキル。

義兄弟となり、日本各地を渡り歩いて協力して国作りを行った。 

神性を含めた複合スキルで「女神の神核」と似ている。

 

・小さ子:EX

一寸法師など「小さ子」伝承の雛形とされるため有するスキル。

後世の「小さ子」の能力、事象を自分に適用することができる。

本来は一寸法師よりも小さいスクナビコナが今の大きさに

なれているのは「小さ子が普通の人間の大きさになる」ことを

自分に適用しているため。

ただスクナビコナ自身には「大きくなった」という伝承が無いのと

EXというランクそのものが弊害となって今以上の大きさにはなれない。

 

禁厭(まじない):A+++

日本在来の魔術もしくは呪術。

スクナビコナとオオクニヌシを祖神としているため有している。

鳥獣や虫の害を払うのに用いたため鳥、獣、虫系の敵に

強力なデバフを与え、呪いや疫病を払うこともできる。

普通の害虫、害獣、害鳥にも効果がある。

こちらは追っ払い、近寄らせなくなるだけにしている。

また雨乞い、雨払いもできる。農作業やキャンプで大活躍間違いなし。

 

・対魔力:A+

魔術に対する抵抗力。

一定ランクまでの魔術は無効化し、

それ以上のランクのものは効果を削減する。

サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。

 

・心眼(偽):A-

直感・第六感による危険回避。

虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。

視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。

-がついているのは危険予知よりも好奇心が勝ることがあるため。

 

・魔力放出(冷):A

武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、

瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。

常世(黄泉の国)の神ともされるスクナビコナは黄泉の冷気をまとわせ、

炎すら凍てつかせる。

 

・埴背負い(はにせおい):A

オオクニヌシとの我慢比べで埴(赤土の粘土)を背負って歩き、

オオクニヌシに勝ったことから有するスキル。

スクナビコナの本来の大きさからすればとても重い埴を背負ったことから

体格に似合わぬ高い筋力を保持させ、強化もされる。

ちなみにオオクニヌシが我慢したのは用足しの大きい方。

 

宝具

・『鵝乃衣(ひむしのころも)』

ランク:B+ 対己宝具 

スクナビコナが羽織っている鵝(ヒムシ=蛾)である蚕の繭(絹)で

作られた衣。白いもこもこが付いている蛾の羽のようなマントに似た形状。

常時発動型宝具で耐久を強化し、

その性質から炎属性への耐久も強化する。

 

・『鷦鷯乃衣(みそさざいのころも)』

ランク:A 対己宝具

スクナビコナが鵝之衣の下に纏っている衣。

常時発動型宝具で敏捷を強化し、空中を浮遊、飛行することができる。

飛行速度は敏捷に比例する。

スクナビコナは周りの迷惑にならないように

基本的にはこれで浮きながら移動している。

 

・『雹針乃刃風(ひょうしんのはかぜ)』

「蝶のように舞い、蜂のように刺すってね。あ、僕の場合は蛾かな?」

ランク:B+ 対人宝具

常世(黄泉)へ飛ばされ、過ごす間に黄泉の國の冷気と氷で作り上げた

針のような形状をした剣を振るう。

すさまじい速さで飛び、跳ね回りながら

冷気を纏った剣で突き刺し、切り裂いていく。

受けた相手は傷口が凍てついて回復することができず、

敏捷に強力なデバフも受ける。

剣そのものもとても強く靭やかで美しい。

剣技自体はスキル「小さ子」で一寸法師から習得しているものを

スクナビコナの身体能力を合わせてアレンジしたもの。

そのために図らずも「鬼」への特攻も付与されている。

 

常世ヨリ来リシ天乃羅摩船(とこよよりきたりしあまのかがみのふね)』

「頑張る皆には五穀豊穣を!!邪魔する奴らには冷害を!!

さぁ進め天乃羅摩船!!」

ランク:A+ 対軍宝具

波の彼方よりオオクニヌシの元を訪れたときに乗っていた

天乃羅摩船(ががいもの実)に乗り、

味方の上空を五穀豊穣の権能を込めた種を蒔きながら回り、

大波のような黄泉の冷気を纏って敵へと突進する。

味方にはデバフ解除と強力なバフを与えて体力と魔力を回復させ、

敵には強力な冷気ダメージとデバフを与える。

ちなみにががいもの実は今のスクナビコナに合わせた

大きさになっている。

 

真名

少名彦命(すくなびこなのみこと)。少名毘古那神とも。

国作りを行おうとする国津神の大親分である大国主の元に

鵝(ヒムシ)の衣、あるいは鷦鷯(みそさざい)の衣を纏い、

波の彼方からとても小さな神が天乃羅摩船(ががいもの実)に

乗ってやってくる。

最初は大国主が名を訪ねても答えず、配下の神の誰も分からず、

ヒキガエルが久延毘古(クエビコ。案山子の姿をした神)なら

知っているはずと教えた。

久延毘古に尋ねると、その小さな神は『スクナビコナ』であると判明した。

オオクニヌシとスクナビコナは義兄弟となり、共に国作りを始める。

日本各地を巡って山や丘、川や湖や池を作って名をつけ、

スクナビコナの持つ農業に養蚕に酒作り、医術に医薬などの

知識や技術を各地に広めていく。

スクナビコナとオオクニヌシは互いを深く信頼し、強い絆で結ばれ、

協力して国作りに励んでいく

しかし別れは唐突に訪れる。

あるとき、好奇心からかスクナビコナは粟の茎に飛び乗り、

そのまま弾かれて常世の國(黄泉)へ飛ばされてしまう。

オオクニヌシはスクナビコナとの別れを深く悲しんだ。

 

オオクニヌシの相棒でありその神性は幅広い。

国作りの協力神であることから石や土木建築。

蛾の衣を纏っていたことから養蚕。

人と獣のためにオオクニヌシと協力して病をおさめる法を

定めたことから医術。

病に苦しむ人々のために薬草を探し歩き、薬を作ったことから医薬。

鳥獣昆虫の災いをはらう“禁厭の法”を定めたことからまじない。

病気になったオオクニヌシを温泉で癒したことから温泉

(逆にスクナビコナをオオクニヌシが癒す伝承も存在する)。

酒は古来薬の一種とされ、造り方をスクナビコナが伝えたことから酒造。

オオクニヌシと共に稲種を積み重ねたことから穀物と農業。

多くの知識を持ち、広めたことから知識と多岐に渡る。

常世へ飛ばされてしまったことから常世の神であるともされている。

 

人物

一人称は「僕」。通称「スクナビコ」。

黒い髪に瞳のかわいい系美少年。華奢な体つきで大きさはハベトロットよりも小さい。

これでもスキルで大きくなった結果であり、

スキル無しだと一寸法師と同じかそれ以上に小さい。

 

無邪気で好奇心旺盛。

しかしそれ以上になにかを成そうとし、生み出そうとしているものに

手を貸し、協力することをなによりも好み、その際の助力は惜しまない。

スクナビコは『協力』を最も大事にしているので

決して助力や助言を押し付けるような独りよがりなことはしない。

しかし未来の無い停滞や不幸、破滅、破壊しか

もたらさないものを前にすれば全身全霊の全力で止める。

 

農作業を好んでおり、体が大きくなったので種を蒔く以外の作業も

できることを喜んでいる。作業速度と丁寧さは普通の人間以上。

穀物や野菜だけでなく果実や薬草も作っておりステータスと知識と権能を

フル活用しているので畑に田んぼ、薬草畑は

美味しく栄養、効能満点の作物がいつも大豊作。

 

 




ロマニ「これは、サーヴァントのマテリアル!?でも、何処から…!?」




謎の少年(これで良し。単独行動を付けておくから、君はもう少し現世を楽しむといい)

『ありがとー!何したかよくわかんないけど!でも大変だね、そんな小さい、僕じゃなきゃ解らないくらい弱っちくなって活動なんて』

(神霊というのは本来そうしなきゃ出来ないものだからね。それでは私は退去する。付き合ってくれて、ありがとう。──スクナビコ)

『ううん!楽しかったよ!バイバイ、ナギ!』

(…楽しそうで何よりだ。イザナミ)

謎の少年「…あれ?」

少年「?おい、どうしたんだよナギ。急にボケっとして」

謎の少年「あ、ううん…なんだか、夢を見ていたような…」

少年「変なのー。ほらなぎ、続きだよ続き!」

柳楽「あれえ…?」

?『さぁてと!もう少し、お母様や皆を見守ろうかな!』

(リアルが多忙を極めているため、部員の方のアイデアのお力をお借りしつつ更新いたしました。サーヴァントアイデアは雷電タメエモンからいただきました!ありがとうございました!感想はまた後日に行います!)

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