「にしても…こうして見るとやはり我が異聞帯の話をしたくなるのが道理。朕語ってもよいか?駄目か。そうかー」
『我を招いたのは貴公か?わが名は王彦章、後梁の朱全忠に仕えた武人なり!ランサーとしてこれよりは貴公に従おう…!』
クラス:ランサー
真名:王彦章
出身地:中国
出典:史実、残唐五代史演義伝
身長・体重:199㎝・112㎏
性格:武人として誠忠を貫き、裏切りを良しとしない高潔さを持ち合わせた勇士。一度結んだ主従の誓いを決して破ることをせず、最後の時まで貫くことを誉とする。
属性:秩序・善
好きなもの:武具の手入れ、騎乗する虎の世話。
嫌いなもの:裏切り
ステータス:筋力B 耐久B 敏捷B 魔力E 幸運E 宝具B+
クラス別スキル
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
固有スキル
騎乗:A
騎乗の才能。幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を自在に操れる。『虎は死して皮を留め、人は死して名を遺す』という故事成語が語り継がれた為か、ランサーでありながら虎に騎乗して戦うこととなった。
万軍慄く先駆けの勇武:A+
史実において常に先鋒を務めた逸話と、民間伝承において単騎でありながら万軍をも食い散らして見せたランサーの凄まじいまでの勇武がスキルとなったもの。勇猛と対軍戦闘(一対多の戦闘において有利な補正を齎すスキル)、先制攻撃が複合された特殊スキルであり、常に相手に先んじて攻撃を仕掛ける事が可能であると同時に、数の暴力や純粋な実力の差を物ともしない戦いを可能にする。
仕切り直し:A+
戦闘から離脱する能力。“回馬槍挑”の計。完全に捕捉された状況であろうとも、確実に離脱することが出来る。
仮に相手が追跡してきた場合は、迎撃時に与えるダメージが2倍に判定される。
虎は死して皮を留め、人は死して名を遺す:EX
ランサーが命を落とす最後の時、己が忠義を示すために呟いた言葉。例え命を奪われようと、仕えた主君を裏切って命を永らえるよりも、最後の時まで忠節を貫いて死ぬ事を恐れなかったランサーの堅い覚悟がスキルとして顕現した。
自らが消滅した瞬間、味方のサーヴァントたちに対し、攻撃力アップとアタックプラスを付与する。
宝具
『王鉄槍(ワン・ティエチァン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:3~7 最大捕捉:1人
決して曲がることも折れることもなかった、ランサーの英雄としての在り方そのもの。
あらゆる精神干渉系スキル、宝具による効果を無効化し、ランサーがマスターと一度交わした契約は、絶対に覆すことは出来ない。
硬く、重く、一筋の鉄槍の如きランサーの生き様は、この英傑を象徴する鉄槍と鍛えられて融合し、不壊の宝具として昇華されている。
『折れず壊れず曲がらず!!我が忠義は何者にも阻めはしない!!食い散らかそうではないか!『敵よ恐れよ、王鉄槍の一撃を(ハイパーディーレン・ワン・ティエチァン)』!!』
『敵よ恐れよ、王鉄槍の一撃を(ハイパーディーレン・ワン・ティエチァン)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大補足:計測不能
残唐五代史演義伝という民間伝承において、悪役として語られながらも天変地異。あるいは龍虎に例えられ、最後には自刎をするも敵が布いた方陣を『単騎』で食い破って見せたランサーの凄まじい勇武の顕現。
『王鉄槍(ワン・ティエチァン)』を手に、敵中に飛び込んで文字通り敵軍を食い散らかし、蹂躙する単純にして明快な攻撃を繰り出す。
しかし天変地異とも龍虎に例えられるほどの園すさまじい武勇は、生半な軍勢では決して止める事は敵わないだろう。
Weapon
『渾鉄槍』
ランサーを象徴する長槍。澄み渡る青色の長柄に漆黒の無骨な穂先という造りをしており、その重さはおよそ66kgと言われ、常人には持ち上げることすら困難であった。
『無銘・武装』
鋼剣・戦斧・弓矢・兜・黄金の甲冑・火龍の如き騎馬など、様々な逸品の武装を持つ。
解説
五代十国時代の後梁の武将。863年生誕。923年没。幼い頃から軍卒として働き、後梁が建つと、初代皇帝・朱全忠に従って各地を転戦した。
彦章は常人には持ち上げることすら困難な鉄槍を持ち、戦では常に前線で勇戦したことから
“王鉄槍”の異名を取り、恐れられた。
その武勇によって後唐軍の進行を十五年間に渡って防ぎ、節度使や防御使を歴任し、開国侯に封ぜられた。
後梁の人々は後唐軍を恐れていたが、彦章だけは「恐るるに足らない」と言い放っており、後唐初代皇帝・李存勗は彦章を恐れ、彦章の妻子を捕らえて帰順を勧めたが彦章はそれを伝えた使者を斬って断ったという。
923年、朱全忠の息子で末帝となる朱友貞に猜疑された彦章は、不利な戦場に送られ、ここで100人斬りの豪傑・夏魯奇に敗北して後唐軍に捕えられてしまう。
捕虜となった彦章に、李存勗は再度帰順を勧めるが、彦章は最期まで後梁に使えると主張した為に処刑され、彦章亡き後梁は同年に滅んだ。
60の高齢であっても戦場に在り続けた“生涯現役”であり、妻子の命よりも、自身の命よりも、何より武人としての誉れを重んじたこの英傑の生涯は「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」の故事成語となって語り継がれた。
「残唐五代史演義伝」には悪玉の武将として登場するが、彦章が戦う様子は自然災害や龍虎に例えられ、散り際には、神獣に騎乗した五帝(伝説上の五帝ではなく、五代十国時代の五代を打ち立てた皇帝達の事)達に方陣を敷かれるも、単騎で五帝軍を食い散らす勇武を示し、その後、自ら首を刎ねて壮絶な最期を遂げた。
能力
文字通り単騎を持って大軍を打ち破る事を可能とする凄まじい勇武を発揮して戦う豪傑。騎乗している虎を巧みに操り、手にしている鉄槍をはじめとし、背中に背負っている戦斧や弓矢、鋼剣といった多種多様な武具を使用して戦う。
手にしている鉄槍は、突くというよりもその重さを持って振り回し、叩き付けることが主な攻撃方法なのだが、66斤という重量を誇る鉄槍を、自身の勇武を持って振り回す事で発揮される威力は、生半な実力しか持っていないのなら簡単に殴り殺され、重装備をしていてもその衝撃は防げないほど。
人物
衆目を集めるほどの黄金の甲冑に、鬼を思わせる面頬で顔を覆った兜をかぶった長身の武将…なのだが、霊基再臨を重ねると兜を外すのだが、現れるのは年季を重ねた事でなった白髪をポニーテールにし、青色の瞳を持つ、美麗な顔立ちの女性。さらに霊基再臨を重ねる事で、女性らしい体つきを示すかのような甲冑に変化する。
史実では男性であるのだが、Fate世界では女性であり、自ら甲冑を以て女性であることを隠し男性にふんして戦いをつづけた女傑。その正体は主君である朱全忠も知りえず、捕虜となって李存勗の前に引き出された際、兜を外されたことで初めて女性だと分かったほど。
女性でありながらも主君に対して最後の時まで忠節を貫こうとする意志の固さは強固であり、李存勗がすでにその忠誠を後梁の王である朱友貞は理解せず、このまま仕え続けたとしても決して報われる事が無いと熱心に説得(もっと言えば、女性でありながらも凛としたたたずまいに李存勗自身が柄にもなく惚れ込んだため、死なせたくなかった)するも決して受け入れず、最後を潔く受け入れた。
彦章の死によって後梁はあっけなく滅亡するのだが、それ以上に最後の時まで国に忠誠を捧げて命を擲った彼女を死地に追いやった後梁に対し、李存勗が半ば八つ当たり同然に滅ぼしたのもあった。
男性として語り継がれたのも、李存勗が『この事を知ってていいのは自分だけにしたい』と思い、同席していた臣下に厳命して緘口令を敷いたこと。何より『大の男が女に負けた事を隠したい』という思いがあったことから、男性として語り継がれた。
『虎は死して皮を留め、人は死して名を遺す』という逸話が語り継がれたように、最後の時まで忠節を貫くことを何よりの誉れと考える人物。異聞帯のSINにおいてもカルデアの前に立ちはだかる道を選び、完全武装をしたリッカと真っ向からぶつかって、互角以上に渡り合った。
始皇帝「そなたらもよく休み、よく生きるのだぞ。無理な活動は効率を著しく欠くゆえな。それではこれにて、お休みなさいとする!更新の予定は以下の通りだ!」
夏草チーム、所属を決める。
ピア、迷宮に迷う。
天空海、水の化身と出会う。
「明日からも頼んだぞ、人にして民たる者達よ!それでは善き夢をみるがよい!案ずるな、永眠にはならぬよ!…おそらくな!フハハハハハハ!」
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