アンリマユ『えらい目にあった…もうすっかり真っ白しろすけだぜ…』
ピア「?」
アンリマユ『あん?』
ピア(…白っ)
アンリマユ(──コイツ……死ぬほど気に食わねぇ面してやがる……)
鈴村飛鳥の場合
飛鳥「カルデアでは直接戦闘できなくても、自分の一芸があれば大丈夫だって聞いたし…大丈夫、大丈夫だよね!」
『カルデア裁縫部』
「私はスタッフとして、未来のデザイナーとして…!絶対に成長してみせる!よし!た、た、たのもー!!」
ヴラド三世「騒々しいな…」
飛鳥「うわぁあぁあぁ!?あ…あなたは…!ヴラド三世!?ルーマニアの王、ヴラド三世ですか!?」
ヴラド三世「如何にも。余は世に忌まわしき名と共に広まりし王…ヴラド三世、その人である。娘、そなたは龍華の知己だな。余に何か入り用か」
飛鳥「ヴラド三世…ヴラド三世…!刺繍を極めし苛烈な串刺し公…!土地を、領土を、民を護るために戦った英雄…!教科書で見たままのお顔だぁ…!」
ヴラド三世「…ははは。吸血鬼ではなく、いの一番に口にするは英雄の単語とは。流石は龍華の知己、眩いばかりに真っ直ぐな性根だ」
飛鳥「えっ…吸血鬼って御自分で名乗っていらっしゃってるのですか?風評被害の…」
ヴラド三世「然り。故に余はバーサーカーである。吸血鬼であることを容認している…それこそこの上なき狂気の発露である。故に貴様も言葉には気をつけよ。余は吸血鬼ではない。リピート」
「ヴラド三世は、吸血鬼ではない」
「よろしい。…して察するに、貴様は余の下へ編み物や手芸を学びに来た。そうだな?」
飛鳥「はい!カルデア手芸部に入部しに来ました!ヴラド三世、私はデザイナー志望なんです!私にその素晴らしい腕前を授けてください!」
ヴラド三世「ふむ…。いつの間にやらそのような括りになっていたか。王の役目ではない手慰みであったのだが、…まぁいい。では、娘よ」
飛鳥「はい!」
ヴラド三世「まずは腕前を見せてみよ。デザインで食べていくならば比類なき才か、生涯を捧げる根気のどちらかがなくてはならん。そのどちらも無ければ貴様を追い返す。容赦はせんぞ、よいな?」
飛鳥「──望むところです!」
カーミラ(あら…随分と楽しそうじゃない。見た感じ、吸血鬼呼ばわりされなかったのかしら)
「本当、細かいことを気にしすぎる御仁ですこと」
鈴鹿「かーみーもやればいいじゃん?」
カーミラ「…オリジナルロゴでも作ってみようかしら…」
ヴラド三世「ほう…筋がいい。だが、才覚に頼りきりな部分が見える。基礎を叩き込まねばな」
「よろしくお願い致します!!」
カーミラ「…本当、楽しそうですこと」
石田サラの場合
ムニエル「ほ、本当に大丈夫か?シミュレーションって言ってもちゃんとフィードバックはあるんだ。テスト礼装を付けて極所テストだなんていきなりやることじゃないだろ?」
サラ「構いません。私は日頃から周りより少し頑丈ですので、一度足を踏み入れたら帰れないような場所のデータを再現するならお誂え向きなんです」
オルミーヌ「だ、だからってですね…いくらなんでも無茶なのでは…!?」
はやて「あかんで、オッパイーヌ。…うちはああいう目を見たことがある。というかしょっちゅう見とるんや。あの、一度決めたら絶対やりきるっちゅう揺らがない決心。ほんま心当たりありすぎるわ」
オルミーヌ「はやてさん…あとオルミーヌです…」
はやて「誰も彼もが前線にでられるっちゅう訳やないんや。ならせめて無事に帰ってきてほしいが為、できるところで命を張る。真面目そうな顔して責任感の塊やん、あの娘。嫌いやないで、むしろ…めっちゃ好きやんか」
橘「やはりそういうことか」
はやて「ボイルさん、やらせたってや!その娘なりの戦い、決心…女の意地ってやつを、見届けてやってほしいんや!」
ムニエル「はやてさん…あとムニエルです…」
サラ「…ありがとうございます。えっと…」
はやて「八神はやてや。時空管理局とカルデアのスタッフの二足のわらじ履いとるんや、よろしゅうな。…自分に出来ること、探しとるんやろ?」
サラ「…はい!」
はやて「よっしゃ!ならうちらは仲間や!思いっきりやってきぃ!ほらほら新人に負けんと配置についたついた!」
ムニエル「あぁもう、解ったよ!シミュレーションの再現テスト、頼んだからな!」
サラ「はい、やってみせます!」
はやて(頑張るんやで、若者。リッカもほんまええ友達持ったなぁ。……)
「……若者て。若者て…もうすっかり老けてしもうた自分が哀しいわ…もういつの間にか若くないんやな…トホ…」
ムニエル「はやてさんが黄昏れている…」
オルミーヌ「男の人よりずっと、女性は過ぎ去った時間を意識してしまうんですよね…」
橘「百五十キロで飛び回るワイバーン。咥えたボールの文字を読み取るんだ」
サラ「はい!」
サラの尽力により、超高精度のシミュレーションが可能となったのは言うまでもない。ついでにスタッフのシミュレーションスコアランキングにもいくつか変動があったのはまた別のお話。
保志大和の場合
ダ・ヴィンチちゃん「これは面白い!脳内ネットワーク、ホログラフィックとレイシフトをかけ合わせた新機軸のフルダイブプログラム…!私も思い描いてやめておいた領域に挑もうというのかい?」
大和「はい。生きている以上、私は誰かに貢献したいんです。誰かより出来ることがあるなら、私は誰かより出来ることで出来ない誰かを助けたい。この技術が確立すれば、実際にロボットに乗れるような感覚は勿論…色盲、欠損、或いは不随の疾患の医療技術…そしていつか、人類が肉体から自由に抜け出せる事だってできるかもしれません」
ダ・ヴィンチちゃん「…開拓、発掘、新天地の踏破と言うものは恐怖と不安が伴うものだ。何せ道標も、正しい案内もない。天才であれ、それはある。何故ならば、自らの閃きを保証してくれるものは自らの才覚と、その才覚への信頼のみなのだから」
大和「万能の天才も、そうだったんですね」
ダ・ヴィンチちゃん「当然さ、発明、開発、発展、改良。私の行動と活動、それが人類のためになるか、はたまた悪魔の科学なのか。それを決めながら進むのには並々ならぬ覚悟がある。怖いことも確かにある」
大和「はい。英雄の皆さんはそういう生き方を選んだんですね。だからこそ私もその背中に憧れ、目指したいと感じています」
ダ・ヴィンチちゃん「何のためにだい?」
大和「友達と、護りたい世界の為です。その世界の中で、皆が一緒に笑っていられるように」
ダ・ヴィンチ「いい答えだ、大和ちゃん。ほわほわしているようで、その心は自由なんだねぇ」
大和「ふふ…危なっかしいとはよく言われます。でも、その度に仲間や友達が助けてくれました。私は、大切な人達に生かされているんです」
ダ・ヴィンチちゃん「ふふっ…開発するもの、生み出すものに必要なものは何か解るかな?」
大和「?」
ダ・ヴィンチちゃん「それは正しい、真っ直ぐな心さ。どんなことがあろうと、何かを生み出すものは狂気に堕ちてはいけないんだよ、わかるかい?」
大和「真っ直ぐな心…」
ダ・ヴィンチちゃん「私の才能は分けてあげられないかもしれない。でもね、間違った道に行かないよう、君や弟子を導いてあげる事は出来るんだ。だから…これから一緒に頑張っていこうか、大和君!」
大和「はい!よろしくお願い致します!」
(リッカ。私達は私達のやり方で君を支えるよ。だから、これから頑張ろうね、一緒に)
ロリンチ「むー。大きい私ばかりずるいなぁ。私にも素敵な教え子、できないかなぁ!」
ムネーモシュネー『ふふ…いつかきっとできますよ、マスター』
ロリンチ「本当かなぁ〜?えへへ、そうだといいなぁ…!」
大和「あちらは娘さんですか?」
ダ・ヴィンチ「ううん?私と、私の頭脳だよ」
大和「…!?」
おまけ
ゆかな「なんだかパワーがついたような気がします…これが、信仰…!」
(神を信じるとは、こんなにも大変なことなのですね…私も精進しなくては…ん?)
ジャック「じゃんぬ店長さん、いつも美味しいスイーツをありがとう!」
ナーサリー「おかげで毎日がしあわせよ!これからもずっとよろしくね?」
じゃんぬ「ふふふ…それはこっちの台詞よ。職人にとって一番嬉しいのはリピーターがついてくれること!これからもあなた達を幸せにしてあげるから、精々足繁く通うのね!あ、これサービスよ」
「「わーい!」」
アジーカ『あまみ』
じゃんぬ「アジーカ!また来てくれたのね、嬉しいわ!ささ、新作スイーツのレビュー是非お願いね。なんたってリッカの半身なんだもの!絶対に外れないもの!適任よね!」
アジーカ(かしこまり)
ゆかな「…誰にも分け隔てなく笑顔で、子供にとても慕われ、眩しい笑顔…」
(じゃんぬさんこそが…聖女…!?)
アジーカ(モモモモ)
じゃんぬ「美味しい?リスみたいね、あなた」
アジーカ(モモモモ)
ゆかな「じゃ、じゃんぬさん!あなたは…聖人なのですね!?」
じゃんぬ「はぁ!?」
アジーカ(モモモモ)
なんだか誤解が起きていた
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