敵達「「「「「わぁー!?」」」」」
解説ワドルディ『モルガン選手強いぞー!カービィと協力して圧倒的制圧力で制圧!快進撃が止まらなーい!』
「「「「モルガン!カービィ!モルガン!カービィ!!」」」」
『さぁて、ではいよいよ真打ちの登場だ!剣技を極めし最強を豪語する剣士、メタナイト選手!カービィとモルガン陛下に立ちはだかるーっ!!』
「「「メタナイト!メタナイト!メタナイト選手メタナイト選手」」」
カービィ「ポヨーイ…!」
メタナイト「必ず来ると…分かっていたぞ。カービィ」
モルガン「メタナイト卿…」
メタナイト「お目にかかれた事…光栄です、女王」
「女王を護る騎士として、剣を抜くかカービィ。その燃ゆる意志、今までのものとは少し違う。…見立て通りだ」
「ポヨーイ!」
「忠義、そして守護。それを宿したお前の力…存分に見せてもらう。さぁ剣を取れ、カービィ」
カービィに剣を投げよこし、マントを翻すメタナイト。カービィは投げられた剣を引き抜き、コピー能力・ソードを発現しモルガンを護る騎士の様に構える。
「信じていますよ、カービィ」
「ポヨ!」
(ぐぬぬ…ワシも女王陛下の槌になりたいゾイ…!頑張るのだカービィ!)
「では、行くぞ!」
「ポヨーイ!!」
素早くカービィとメタナイトはぶつかり合う。剣と剣、一頭身と一頭身との激しいぶつかり合い。床、壁、或いは空中。縦横無尽に二人の剣士が鎬を削り合う。
「ハァアァアッ!!」
カービィの迅速かつ超速の剣技がメタナイトに襲いかかる。普段の呑気さからは想像すらできない程に尖く、迅速なる剣筋。セイバーとしても通ずるほどの実力だ。
(カッコいいですね、カービィ…流石はウーサーの名を冠する私の騎士です)
「フン」
(えっ)
しかしメタナイトはそれを、あっさりとマントの翻し一つで離脱してみせる。幻惑、そしてそれに連なる超高速移動。目の前にいたカービィには瞬間移動にすら見えたかもしれない。素早く位置把握を行うが──
「遅い」
即座に上部を取ったメタナイトが、ギャラクシアを煌めかせ一刀両断にせんと振り下ろす。その剣は、カービィを上回るほどに苛烈かつ、清廉である事を伺わせる。
「カービィ、上です!」
しかし、モルガンの言葉に素早くカービィは反応し、ソードでメタナイトの連撃を捌いてみせたのだ。それはモルガンの信頼に応えんとするカービィの奮起、そして身を案じるモルガンの心の重なりである事を見抜く。
「応えたな、カービィ。剣に冴えが増した」
「ポヨ…!」
「それでいい。新たな力を見出したお前に勝つ事で、私の強さにも磨きがかかるというもの」
そのまま無数の剣の交錯の後、メタナイトがカービィを蹴り距離を取り、マントを翼に展開し天空へと飛翔する。
「到れるか、カービィ。天空を舞う我が剣に」
「ポヨ、ポヨヨイ!」
「えぇ。──ワープスター!」
モルガンにアイコンタクトを取り、モルガンにワープスターを召喚してもらい乗り込むカービィ。モルガンがカービィを信じるように、カービィもまた、モルガンを心から信頼しているのだ。
「カービィがワープスターを任せるだなんて!」
「流石はモルガン女王陛下!カービィもメロメロだ!」
「美しいゾイ…モルガン女王…」
(カルデアに赴いたとしても、お前の在り方は変わらないか。それでこそ星の戦士だ)
メタナイトは猛烈な速度に加速し、自在に天空を舞うように駆ける。そしてカービィもまた遜色ない速度にて並走し、凄絶なる剣戟を保ちながら剣舞を披露し、プププランドの空を疾駆する。
「カービィもメタナイト卿も凄い…!」
「あんなにやる気の溢れたカービィ、久しぶりに見たなぁ…!」
「分かるゾイ…カービィ…ワシとお前は、あらゆる意味で今心が一つとなっているゾイ…」
そう、カービィの気迫はいつもより遥かに充溢し、燃えるようであった。メタナイトに剣技にて拮抗するほどの実力が、フルに発揮されている。
(これはカービィの秘めた大いなる潜在能力、その一端。きままで春風のようなお前に足りなかった、覇気という概念)
「ポヨォーイ!!」
(誰かのために頑張る。その自覚をすることにより戦士は何処までも強くなっていく。カルデアにて良き出逢いを果たしたな、カービィ…)
メタナイトは仮面の下の顔を、喜びに満たす。この星の戦士は更に高みへ至った。その成長の実感が、剣を通して伝わってくる。
カービィ単体ではこれ程の覇気は見えなかっただろう。彼女を護る騎士としての誓い、それが彼の剣を強く、疾く、重くしているのだ。それこそが、剣士の…いや、戦士の本懐。
「──だが」
「ポヨ!?」
メタナイトはマントにて己を消し、そして即座に空中のカービィの背後に現れる。
「意志と気迫だけで差を埋めるにはまだ、不足だ」
瞬間。メタナイトが分身し、ワープスターもろともカービィを切り刻む。まさに電光石火、かつ疾風迅雷なる猛烈なる剣捌き。プププランドが兵器を持たぬ理由がここにある。
「ポヨ〜〜〜イ!?」
ワープスターが航行不能に陥り、メタナイトがカービィを地面へと蹴り飛ばす。剣技において、カービィは大いに気迫を以て冴えを増した。しかし、最強を自負する程の自信は決して虚勢でも自惚れでもない。
「知るがいい。プププの剣、メタナイトを」
『はっ!すみません実況を忘れておりました!メタナイト選手の超強力な剣技が炸裂!カービィに大ダメージだーっ!!』
「カービィ!っ──」
素早くモルガンが魔力力場を発生させ、カービィを受け止める。カービィはボヨンと跳ね、モルガンはそっと受け止める。
「見事な剣技でしたよ、カービィ。流石は私の騎士です」
「ポヨ〜…」
「いいえ、女王。カービィはまだまだ戦いの意志を絶やしてはいない」
そっとメタナイトは降り立ち、剣を向ける。好敵手に、さらなる飛躍と奮闘を望む誘いだ。
「立て。女王を護る騎士を名乗るのならば、お前に半ばの敗北は赦されない」
キラリ、とギャラクシアに二人の姿が映る。メタナイトは待っている。絆を深めた末の具現。新たなるカービィの力を。
「自由かつ、軽やかなる在り方がお前の強さ。だがその中に、燃えるような芯、核が生まれ出れば…さらなる高みにお前は至る」
「ポヨ…!」
「さぁ、見せてみろ。それとも、信頼を裏切る無様を晒すか、ウーサー・カービィ」
その名前を告げた途端、カービィの目に燃え滾る様な炎が宿る。モルガンに託された信頼、それはカービィにとって食事やお昼寝と同じくらいに大事なものだ。
「カービィ!」
「ポヨ、ポヨーイ!!」
『おーっとカービィ選手へこたれない!モルガン陛下の期待と信頼をマキシムトマトに変え、戦線復帰だーっ!!』
「そうだゾイ!カービィ、お前は土壇場で負けたことはないし誰かを悲しまる事はしないやつだと知っているゾイ!」
「「「頑張れー!!カービィー!!」」」
割れんばかりの大歓声。カービィを信じているのはモルガンだけではない。プププランドの全員が、カービィを信じている。
「カービィ…見せてください。星を救いし騎士の力を」
「ポヨーイ!!!」
カービィはメタナイトに一直線に向かう。その軌道は迅速なれど、メタナイトが見切るは容易。
「迎え打つ───、…!」
しかし、受け止めたカービィの剣から伝わる剣力にメタナイトは瞠目する。重い、そして──強い。
「はぁああぁぁぁーーっ!!!」
気迫は勿論漲っていた。しかし決して、それだけではない。
「この力は──!」
「女王であり、魔女ですもの。騎士を援するのは構いませんね?」
そう、モルガンがカービィを助けたのだ。願いと、自身から生まれた願いによって
「──!」
そして──彼をいつだって信じ、後押しする者達
「「「「行けーーっ!!」」」」
その力が、ギャラクシアすら上回る力を剣に与える。そう、それこそがカービィに示された剣の強さ。そして、カービィの力の根源。
「スーパー!ソオォォド!!!」
そして──メタナイトにその刃は届く。一閃──それは、メタナイトの騎士の誇りたる仮面を、静かに砕く。
「──見事だ、カービィ。そして陛下。二人の絆、見せていただきました」
「なんと…!」
仮面の下に隠されていた顔は──カービィと瓜二つ。最強なる剣士は、確かにカービィの顔とそっくりであった──。
マルク「ひぃ、ひぃ、大盛況なのサ…!」
マホロア「スタッフは大変だヨォ、でもカービィは頑張っているんだ、優勝賞品を、用意してと…」
『差出人』
マルク「中身はなんなのサ?」
マホロア「…コップ?なんだいこれは」
『サタン』
「「わ、わぁーーー!!?」」
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