人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

1871 / 3000
調べてみたら意外と人気がないとされていた悲しい頼朝公…

しかしそんな彼に縁深い方を考えて下さったマテリアルを二人ほど紹介致します!用事で本編は停止いたしますが、日曜か月曜には開始できるはずです!

それではどうぞ!次回からはいよいよ読者様の特異点攻略やも…!?


頼朝の愉快な隣人マテリアル〜そのいち〜

『アーチャー、梶原平三景時。ここに推参仕った…されどマスター、何故某を招かれた?某の逸話を知っておるのならば他に名だたる英雄豪傑がいるはずと思うのだが…?』

 

 

クラス:アーチャー

 

 

真名:梶原平三景時

 

 

出典:史実・梶原平三誉石切

 

 

性別:男性

 

 

属性:秩序・悪

 

 

ステータス:筋力C+ 耐久D 敏捷B+ 魔力D 幸運E 宝具B+

 

 

好きなもの:源頼朝、自分の命を顧みず誰かのために尽くそうとする人間、和歌を詠むこと

 

 

嫌いなもの:源義経

 

 

天敵:同上

 

 

クラス別スキル

 

 

対魔力:C

 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

 

 

単独行動:D

 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクDならば、マスターを失っても半日間は現界可能。

 

 

固有スキル

 

 

赤心貫く佞臣:A+

 アーチャー…梶原景時は後世の人々から『源九郎義経を貶めた佞臣』として語り継がれており、それは間違いではない。しかしその一方で時代が下るにつれて彼がただ単純な佞臣という訳ではなく、主君である頼朝の為に進んで憎まれ役を買って出た人物として知られるようになった。

 

 

 例え後世の人間から大英雄を貶めた悪役とそしられようと、主君にすり寄る佞臣と恨まれようとも…主君である頼朝の為に最後まで命を燃やし尽くそうとした傑物。それが梶原平三景時という人物である。

 

 

 無辜の怪物、話術の複合スキルといえる特殊スキル。

 

 

梶原の二度駆け:B

 

 

 一の谷の戦いにおいて景時が息子の景高が敵中深くに切り込んで戻らない事を知るとこれを助ける為に敵中に切り込み、脱出をするも今度はもう一人の息子である景季の姿が見えない事を悟り、再び敵中に飛び込んで奮戦した末にこれを救出した逸話から獲得したスキル。

 

 

 FGOにおいては宮本武蔵のスキルである『第五勢』と同じく通常攻撃のヒット数が2倍になるスキル。

 

 

戦場観察:B++

 自身が存在する戦場において、どのような敵がいるのか?どのような地形となっているのか?どのような戦闘を行っていたかを俯瞰的に観察、他者に対して情報を正確に知らせる特殊スキル。

 

宇治川の戦いに参戦した際、義経や範頼、安田義定といった武将達が戦勝を報告した際『勝ちました』という簡素なものだったのに対し景時が送った戦勝の報告には義仲の討ち取られた場所、様子、おもだった敵方の武将の死者と討ち取った者の名前など詳細に戦果を記しており、その事務能力・実務能力の高さを頼朝が喜んだ逸話から。

 

 

 景時はこのスキルに加え、後述のスキルを組み合わせる事でさらに効果を上昇させることが可能。

 

 

気配察知:D

 敵の気配を察知する才能。Dランクであれば、半径数メートル以内の生命体の位置を捕捉可能。

 

 石橋山で源頼朝をいち早く発見し、見逃した。

 

破壊工作:E

 戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。

 

 敵兵力に対する直接的な攻撃ではなく、相手の進軍を遅延させたり、偵察や諜報を混乱させる技術。

 

宝具

 

『此山に人跡無し(このやまにじんせきなし)』

ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:10人

 石橋山の合戦で、源頼朝の所在を知りながらも匿った逸話による。結界展開中は、中にいるアーチャーのマスターを視認することが出来ない。

 

 ただしマスターが動くことで一度目撃されると隠蔽率は下がる。

 

『逆櫓の備(さかろのそなえ)』

ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:2人

 源義経に対し、「舟に後方に移動するための逆櫓を付けておくとよい」と進言し、それを臆病な振る舞いと否定した義経を「猪武者」と言って争った逸話に由来。アーチャーとしては、逃げるためではなく機動性の上昇が目的であった。

 

 背中側であれば、足を動かすことなく滑るように移動し、対象を狙いながら任意に移動して攻撃を避けつつ、射撃することを可能とする。

 

 

『いかな輝かしき偉業を誇る英雄であろうとも、輝きの裏には影がある。我が一矢は、その罪を暴き立て、英雄を貶めし弾劾の一矢なり…!』

 

 

『言霊一つであろうとも、英雄は零落せり(景時の讒言)』

ランク:B- 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大補足:1人

 大英雄たる牛若丸…源九郎義経を平家討伐の功労者から一転、反逆者に貶めた『梶原景時の讒言』の逸話を弓矢の射撃として発現させた宝具。

 

 

どのような英雄であろうとも、その輝かしき偉業の陰には必ず他者に指摘されたくない罪は必ず存在する。この宝具はその罪に対して飛んでいく一矢として対象に命中する。いうなれば必中をその身に宿した対英雄特攻といえる宝具といえる。

 

 

 逆に言うとボイジャーなどの様に『罪を犯す事のなかった英雄』に対しては特攻も何もない、ただの射撃となる。

 

 

 また、景時の讒言が結果として他の御家人達から恨まれ、自らの最期にも繋がった事から、宝具を使用し続ける事により、最後には放ったとしても敵に命中する事無く、自身を貫く事にもなる。

 

 

Weapon

 

『無名・弓矢』

 

 

『無銘・太刀』

 景時を主人公にした歌舞伎狂言『石切梶原』において、景時が源氏の為に軍資金を調達する為に奔走していた青貝師六郎太夫から買い取った名刀。

 

 

 手水鉢を両断して刃こぼれ一つつかなかった事から、宝具として昇華された場合相手の耐久を無視しての大ダメージを与える事が出来る。

 

 

能力

 

 

 手にしている長弓と太刀を駆使した戦闘を行う。後世において大英雄たる源九郎義経を追い落とした佞臣と語られる事の多いアーチャーであるが、武士としての実力は確かなものを持っている。

 

 

 また、アサシンとしての適性も持っており、その場合は上総広常を上意討ちした際の『双六を打っていた時に、盤をのりこえて広常の頸をかき斬り討ち取った』逸話が宝具として昇華される。

 

 

解説

 

平安末期~鎌倉初期に活躍した武士であり、大英雄である『源九郎義経』を追い落とした佞臣として語られた人物。

 

 

 石橋山の戦いで源頼朝を救ったことから重用され侍所所司、厩別当となる。

 

 

 当時の東国武士には珍しく教養があり、和歌を好み、「武家百人一首」にも選出されている。源義経と対立した人物として知られるが、頼朝の信任厚く、都の貴族からは「一ノ郎党」「鎌倉ノ本体ノ武士」と称されていた。

 

 

 鎌倉幕府では頼朝の寵臣として権勢を振るったが、頼朝の死後に追放され一族とともに滅ぼされた。

 

 

 後世において大英雄である義経と対立、いわれのない罪を着せた佞臣であると語られがちであるが頼朝に対しての忠誠心は非常に高く、時代が下るにつれて教養があり、主君に忠実で事務能力に優れ、頼朝の武家政権の確立のために進んで憎まれ役を買った、善人とはいえないまでも優れた官僚的な人物であると評価されるようになった。

 

 

 宇治川の戦いにも参戦し、戦勝報告を頼朝に送ったのだが、同時期に源範頼・義経・安田義定らは戦勝を鎌倉へ報告したものは、「勝ちました」程度の簡単なものであったところ、景時の報告書だけが義仲の討ち取られた場所、様子、おもだった敵方の武将の死者と討ち取った者の名前など詳細に戦果を記しており、頼朝はその事務能力・実務能力の高さを喜んだり、一の谷の戦いにおいて『梶原の二度駆け』と呼ばれる活躍を成すなど、ひとかどの武士としての力量も備えていた。

 

 

 また当時頼朝に仕え、『坂東武者の鑑』と称された畠山重忠を陥れようとしたなど罪科もある一方で、日本における三大仇討の一つである『曾我兄弟の仇討』を行った曾我兄弟や、弓の名手として語られることになる金刺盛澄、城長茂らを擁護していた。

 

人物

 

 

 緑を基調にした大鎧をまとい、鹿角の兜飾りが目を引く兜を被っている口の周りをうっすらと髭を生やした、藍色の瞳を持つ壮年の男性。腰には『石切梶原』において買い取った名刀を佩刀し、背中には矢筒を下げ、手には長弓を握りしめている。

 

 

 勤勉実直、寡黙であるものの主君に対する忠誠心は非常に高いのと同時に、主君の為とあればどのような汚れ仕事であろうと躊躇う事無く実行する忠臣。

 

 

 人々から人気の高かった牛若丸…源九郎義経を追い落とした佞臣である為、通常の聖杯戦争などで召喚されたのであれば十中八九敬遠されることは間違いないが、本人はそれを指摘されてもいいわけ一つすることなくこれを粛々と受け入れる。

 

 

 これはそれが自身にとって、そして忠義を尽くした頼朝の為には『最善の行いだった』と思っているため。

 

 

 当時頼朝と敵対関係にあった平家側の武士であった景時は、石橋山の戦いにおいて敗れ身を潜めていた頼朝を発見したのだが、その堂々とした振る舞いと覚悟を秘めた瞳を見て彼のような武士を死なせる訳にはいかないと決断、これを助けた後に頼朝の元に馳せ参じ家臣として仕える様になった。

 

 

 それからも景時は頼朝の為に精力的に活動。当時の鎌倉において大兵力を要していたが故に不遜な振る舞いが多く、上洛して平氏を倒すよりも関東での割拠を指向しており、武家政権の樹立を目指す頼朝にとって危険な存在であった上総広常を双六を打っていた時に、盤をのりこえて広常の頸をかき斬り討ち取るなど、汚れ仕事となる事であっても、進んで行うなど頼朝から厚い信頼を受ける事になる。

 

 

 その後彼の妹であった義経と行動を共にすることになるのだが…常に対立が絶えなかった。確かに義経は戦の天才ではあった。景時はそこだけは認めていた。だが…それ以外があまりにもひどすぎたのだ。

 

 

 たとえば屋島の戦いの前に兵船に逆櫓をつけて進退を自由にすることを提案するのだが、義経は『そんな物を付けては兵が臆病風に吹かれるだけではないか』と反発。これに景時が『進むだけで退く事を知らぬのは猪武者でしかない』と批判すると、当の義経は『私は兄上の力となる為にここに来たのだ。猪武者と呼ばれようが結構だ』と一方的に打ち切ってしまう。

 

 

 その後屋島の戦いにおいては義経は暴風雨によって荒れ狂う海に出る事を渋った船頭を脅し、僅かな軍船を以て奇襲。これに勝利したのだが、景時の方は万全の態勢をとる為に向かった為戦いに間に合わず、義経からは『六月の菖蒲』と揶揄したのである。これには流石の弁慶らが諌めたのだが、ますます亀裂が深まることに。

 

 

 そしてそれが決定的となったのが壇ノ浦の戦いの時だった。この時景時は先陣を申し出たのだが義経はこれを拒否。自らが先陣を切ると宣言したのだがこれに景時が『総大将が先陣を切るなど正気の沙汰ではない!義経殿は将の器になく、頼朝殿の顔に泥を塗るおつもりか!!』と罵倒。これに義経は自分はまだしも兄上の為になると思って成そうとしている事が兄上の顔に泥を塗ると言われた事に激怒。

 

 

ー日の本一の愚か者!!私はまだしも私の行いが兄上の顔に泥を塗るだと!?その暴言許すまじ!!今すぐ詫びを入れよ!!

 

某が頭を下げるのは日ノ本広しと言えど一人だけ、鎌倉殿だけよ!!貴様のような猪武者に下げる頭など持ってはおらぬわ!!

 

 

 そう言い放つと互いに刀に手をかけ、一時は同士討ちになりかけたのだがともに同行していた三浦義澄と土肥実平が何とか抑え込み事なきを得たほどだった。だが、その壇ノ浦の戦いにおいても船の漕ぎ手を殺める事をしてはならないという当時の常識を平然と破った義経に対し、景時は心底不快に思っていた。

 

 

 ー確かに戦は勝たねば意味はないし、『勝てば官軍』というかもしれない。だが…勝つ為と言って、何をしてもよいという訳ではないのではないのか?まして『これで兄上もお喜びになられる!』と嬉々としている義経を見ていても、何を言っているのかも理解できぬ。

 

 

 ー兄上の為、兄上の為…そう言いながら、果たして義経殿は鎌倉殿の方に一度でも顔を向けた事があろうか?その行いを、頼朝公が本当に望んでいるのかも理解せず、ただ≪兄上が喜ぶはずだ≫と決めつけているだけではないのか?

 

 

 ーまして…戦の際だけは優れている義経殿が、頼朝公の元に開かれる事になる太平の世でおとなしくしていられるのか?……いや、否だ!!戦の才だけに長けた者が、平和を享受し続けられる訳がない!きっとその才を持て余し、暴走するかもしれない!!

 

 

 …次第に景時はそう思うようになっていた。この時平家は壇ノ浦にて滅び去ってはいたものの、いまだ鎌倉幕府は盤石にあるとは言い難かった。なぜなら京の都にはいまだ隠然たる影響力を持っており、頼朝から『日本一の大天狗』とあだ名された後白河法皇が、武家から権力を取り戻そうと虎視眈々と狙っていたからである。

 

 

 ーそんな後白河法皇からすれば義経殿はまさに最高の手足となり得る存在だ。平家を滅ぼしたその軍才が、今度は鎌倉幕府に…ひいては自身が忠誠を誓っている頼朝に向けられるかもしれない!!そうなってからでは遅い、ならば先手を打たなければ!!

 

 

 この時、景時は鎌倉幕府を…自らが忠誠を誓っている頼朝の為に悪名を被る決意をしたのである。彼は頼朝に対して一切の偽りなく、ありのままの報告をした。

 

 

 曰く『判官殿(義経)は功に誇って傲慢であり、武士たちは薄氷を踏む思いであります。そば近く仕える私が判官殿をお諌めしても怒りを受けるばかりで、刑罰を受けかねません。合戦が終わった今はただ関東へ帰りたいと願います』…と。

 

 

 そしてその結果…平家討伐を成し遂げた大英雄『源九郎義経』は、一転して鎌倉殿への反逆を企てた者として語られる事になる。

 

その後も景時は頼朝公に対して忠義を尽くし続ける一方で、自身は畠山重忠や夜須行宗に対する讒言や、奥州合戦において捕虜となった由利八郎に対する傲慢な振る舞いなど、悪名を立て、他者から恨まれるように行動するようになる。これは自身が悪名高い人物として行動する事で、それを諌めた頼朝に対して他の御家人達が頼朝に恩義と忠誠を向け易くする為だった。

 

 

 重忠に対しても同様で彼が『坂東武者の鑑』と称され、誠実で思いやりのある武将である事を知っていたため、彼の名声を高める為の行動だったのである。

 

 

 そうして…頼朝公が死去した事を知った景時は、自分の役目が終わった事を悟る。頼朝の為に尽くす事を己が責務と心得ていた景時にとって、頼朝公のいない世に自分の居場所はないのだと理解していたからだ。彼は自分に不満を持っていた御家人の何人か、そして和田義盛や畠山重忠といった人物らに密書を送り『自分を追放せよ』と要請したのである。

 

 

 そして、頼朝に忠義を貫き、彼の為にいかなる汚れ仕事を行う事にも臆する事のなかった佞臣(忠臣)は…狐崎の地で一族ともども命を落とす事になる。この時も自分を含めた一族が上洛する事を、通り道である駿河国清見関を在地とする吉川友兼らに≪自分を討つように≫とひそかに知らせるなど、どこまでも抜け目なく、手抜かりもなかった…。

 

 

 サーヴァントとして召喚される場合、彼はシモ・ヘイヘと同じくマスターに問いかけるだろう。

 

 

ーマスターは某の事をどの様に見る御積りか?某を義経殿に謂れのない罪を着せた佞臣とみるのか、それとも頼朝公に忠誠を貫いた武士とみるのか…。

 

 

 もしマスターとなる人物が前者を言うのであれば彼は文字通りマスターの命令に従う機械として行動するだろう。しかし後者をとり、彼を信頼するというのなら…彼はかつて頼朝公を終生の主として忠誠を尽くしたように、マスターの為にいかなる悪行を成す事を痛痒に思う事は無いだろう。

 

人物関係

 

 

牛若丸(源義経):生前からの犬猿の仲と言える武将。景時にしてもその軍才などは一目置いているが、彼女の『天才故に、他者の事を理解できない』一面を毛嫌いしており、一方の牛若丸も景時の事を『私と兄上の仲を引き裂いた卑劣漢』と毛嫌いしている為、もし両者を召喚していたのなら絶対に会わせない事をお勧めする。

 

 

『…ふむ、義経殿がおられるのか。ならば某は出来うる限り表に出る事を控えるとしましょう。何せあの御仁の事、某の事を≪兄上との仲を引き裂いた卑劣漢≫などと言って、八つ裂きにしたいと思っておいででしょうからな』

 

 

源頼朝:自身がその身命を賭して忠誠を尽くし、悪名を被り汚れ仕事を成す事も辞さなかった主君。カルデアに召喚されたのであれば再会を喜ぶ一方で、マスターという新たな主君を戴いてしまった事を、不義不忠であると思い、平身低頭して詫びるなど律儀な一面を見せる。また頼朝の方も、自分に対して忠義を貫き、自分の為に汚れ仕事を躊躇う事無く行ってくれた景時に対しては、表面上は淡々としているものの感謝の意を示していたほど。

 

 

『頼朝公…!再びお会いできた事、この梶原景時嬉しく思いまする!されど…殿にはお詫びせねばならぬことが一つ。この景時、生まれ変わろうとも殿の元に馳せ参じる事を誓った身でありながら、マスターという新たな主を戴いてしまった事…お詫びせねばなりますまい』

 

 

巴御前:自身が相対した木曽義仲の愛妾にして女武将。その武威を賞賛しており、彼女の夫でもあった義仲の事も『真の武士』として敬意を表していたほど。

 

 

『これは…巴御前殿であるか!?なんと…こうして共に戦えようとは心強い限り。…貴公にしてみれば某は義仲殿を討った仇の一人でありましょうが、全てが終わった後にこの首を討たれなさいませ。それで義仲殿の無念を晴らせるのであれば、この首惜しくはござりませぬ』

 

 

畠山重忠:『梶原景時の讒言』によって被害を受けた御家人の一人。『坂東武者の鑑』と称された武勇との持ち主であると同時に、清廉潔白で思いやりのある人物である事を理解しており、彼に対して讒言を働きかけたのも、逆に彼をかばい自分を叱った頼朝の株を上げ、同時に彼の株を上げる計画だった。

 

 

『重忠殿は…ここにはおられぬか。いや…某がおる以上彼が召喚に応じる事は無い、か。あの御仁にしても自分を陥れようとした者と肩を並べようとは思わぬであろう。かの御仁の力は某がよく存じでおるゆえ、味方に来てくれれば心強かったが…』

 




ふかやんさん、本当にありがとうございました!

頼朝的には、決して彼を嫌ってなどはいないのやも…?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。