アルク編 2話か3話
原初の一編 2話か3話
お楽しみに!
やりやがったなFGO!サンキューな!!
「祝!祝い!言祝ぎ!!なんと!なんと!なんとなんとー!!」
「武蔵(刃牙のすがた)かな?」
「私!アルクェイド・ブリュンスタッドがめでたく原作時空即ちアプリ版に実装の運びとなりましたー!!祝ってリッカ!リッカお祝いしてー!!私!遂に!実装されちゃったー!いぇいいぇいー!ピースピースダブルピースぅー!シエル見てるぅー!?」
のっけからテンション天元突破しておられる最高純度の真祖様。星の頭脳体あーぱー吸血鬼アルクが荒ぶっている理由、それはただ一つ。原作アプリ、フェイト・グランドオーダーにて彼女、アルクェイドがタイプアースとして実装されたことに他ならない。レディ・アヴァロンの二段構えにてマスター・エクスキューションを行うおにちくの所業である。吸血鬼でもある様なので間違ってはいないかもしれない。
「タイプアースという事で原作月姫ファンへの配慮もバッチリクッキリ!地球ちゃんとしてカルデアにやってきた扱いだから安心してね!奈須きのこの相方の社長インタビューもぜひ読んでね!さぁ皆!貰った石を注ぎ込む準備はオッケー!?」
ちなみに筆者は呼符40枚、石200個でお迎えでフィニッシュ残弾1172個である。実に優雅な結果に一安心である。まぁレディアヴァロンで消し飛ぶのだろう。彼女はマーリン、帳尻を合わせるに違いない。
「リッカも引いてー!私をお迎えしてー!はやくー!黒龍のお姫様ー!」
「黒い龍のお姫様が迎えに来るってこれもうわっかんないなぁ?よし、預金ちょっと下ろそ。宝具レベルは一でとりあえず止めるから7万くらいで天井だよね」
「口座預金はいーくら!」
「メタルギアシリーズの賢者の遺産くらい入ってました」
「20ちょーう!!すごーい!!」
そんなこんなでアプリ版の体験をするリッカとアルク。
「えっ!?100ぱーちゃーじ!?つまり!?」
「ワンポチで宝具撃てる!」
「つまり!?」
「すごく強い!」
「過労死枠やったー!!」
一Waveや二Wave削除にこれ以上ないアタッカーであった。千年城状態では全カードにバフが30パーとかなんとか。
「宝具は重ねるべき?」
「混沌特攻にだけオバチャだからそんなにかなぁ?ほぼ等倍オンリーだからあらゆる場所にアルクしたいなら三くらいは欲しいかも」
「リッカ…ま、魔法の、魔法のカード…!」
「あ、アプリの天井は一回しかない通称屋上なんだよ?引けたら撤退して…」
「リッカぁ…一杯連れ回してぇ…(チワワのような目)」
「……………」
この後75万溶けた(アペンドコインの為宝具レベル6にした)。そんなアプリの悲喜こもごもはさておき、リッカとアルクは落ち着き、マイルームにて語り合う。
「考えてみれば道理よねー。だって地球が焼き払われてたのに私が出張らない理由ある?無いわよねー!」
「カレイドスコープ配布!?ありがとうグランドオーダーヨシキ神…初期はゲームですら無いと言われた頃からよくぞここまで…ってことは…」
「ってことは?」
「今始めたユーザーはアルクと人理修復できちゃう…ってコト!?」
「!!!!(゜ロ゜)」
そうなのである。オルレアンもセプテムもオケアノスもロンドンもイ・プルーリバス・ウナムもキャメロットもバビロニアも時間神殿もアルクがいてくれたからクリアできた、なんてFateなんだか月姫グランドオーダーなんだかよくわからない事態が起こりうるのである。新米マスターを導く地球の精霊、ウルトラマンチックな旅である。
「カレスコが二つあるーッ!!(豪運ガチャ)」
「なんとかなれーッ!!(空想具現化連打)」
こうして世界は救われた。藤丸、マシュ、アルクェイド。三人で見上げる快晴の南極は心が洗われる事だろう。楽園時空ではクリア後のハロウィンでの邂逅だったため、残念ながらそういったしおりはさみ案件は原作時空に譲ることになるが、それはこれから始めるマスターには明日の出来事なのだ。
〜
サタン【皆にとっては多分、明日の出来事さ♪】
〜
「誰今の…!?」
「あぁ、声が聞こえるの!『アルクェイド…聞こえますかアルクェイド…いまあなたに直接語りかけています…回収するのです…配り散らかした石を全て回収するのです…星の内海を聖晶石で満たすのです…』っていう、菌糸類の意思が!」
「カリー・ド・マルシェ置いとくねー」
カリー・ド・マルシェとは不和の死徒である。
〜
描く神「ねぇねぇ、前を言ってたカリードマルシェのデザインの話なんだけどさ」
紡ぐ神「あ?んな死徒いねぇよ」
「は?」
「あ?」
コンビ解消寸前まで行ったのは有名な話である。
〜
「でもこれからは違うわ!もうこれからは周回に宝物庫に種火!なんだってできちゃう万能アルクェイド!一家に一人星の真祖の時代なんだから!皆もこの機会にぜひぜひ、始めてみてね!」
「一家に一人アルクって世紀末過ぎないかなぁ…?」
「ヤバいのリッカ、すっごくテンション上がってる!だって皆が待ちに待った、待ちに待ってくれていたであろう…あっ…」
ハイテンションではしゃいでいたアルクが、突如トーンダウンする。躁鬱レベルのテンション変動に、思わずリッカが背中を擦る介護モードである。
「どうしたんですかアルクさん…十八分割された場所が痛みますか?」
「それはガムテの錬金術でどうにかなったから大丈夫…。そういえば実装されたのはいいけど、ここにいる私は参加できなかったのよね、人理修復の旅…」
そう、先に言ったが彼女は人理修復直後のハロウィンに迷い込んだ客人。ギリギリ参加できなかったのである。どうやらその事実に気付き、凹んでしまったようだ。
「なりたかったなー…リッカにこう令呪で『来て!ファニーヴァンプ!!』って呼ばれたりしたかったなー…」
「クラス名だから仕方ないんだけど力の限り毒婦呼ばわりする私に草を禁じ得ない…!そこはアルクでいいんじゃないかな…?」
「着地任されたかったなー…英霊剣豪勝ち抜き七番勝負したかったなー…モリアーティおじさんサバ折りQEDしたかったなー…くはははーって笑いながらダレナンデス・ブリュンスタッドしたかったなー…大決戦!聖槍VS千年城とか…しょぼーん…」
(あぁすっかりテンション下がっちゃった…というか表情のころころ変わりがホント可愛いなぁこの真祖さま。というか何故馴れ初めがバラバラ…なぜ…なぜゆえ…)
一転して壁のシミを数えるモードになってしまったアルクェイドをどう慰め、励ますかをリッカがうんうん唸っていると…
「ねぇリッカ。これは私の御祝いよね?」
「え?うん勿論!7周年記念、タイプアース実装おめでとう!」
「御祝いには当然、プレゼントってあるわよね?」
「もちろん!なんとここにマシュとじゃんぬ作のグランドヒロインケーキがですね」
「プレゼントはリッカあなたに決めたわー!!」
「貰う側が指定できましたっけプレゼントってー!?」
流れるようにリッカを抱え、端末のディーヴァを起動するアルク。
「へいディーヴァ!リッカの有給申請よろしく!」
『えっ?あ、はい!有給は残り360日よ、リッカ!』
「へいディーヴァ!夏草からの送迎ってある!?」
『えっと、職員脱出保護用の光子力ジェット機が一機あるわ!』
「カルデアに飛ばして、今すぐ!乗って夏草にゴー!!」
『りょ、了解!遠隔操作で発信させるわ!市長…『真祖なら仕方ない』。OK出たわ!』
「出しちゃったー!?」
「さぁさぁレッツゴー!きょーうはリッカを独り占めー♪」
「ほわぁあぁあぁあ!?」
なんという事でしょう。カルデア最悪のマスターが赤子扱いに拉致されてしまいました。真祖の手にかかったリッカの運命はどうなりますことやら…
カルデア外部、南極山脈〜晴天〜
アルク「南極は晴天なり南極は晴天なり!とってもおでかけびよりねー!んー!(のび)」
リッカ「南極→千葉のルートってどんな旅行プランなのかなぁ」
ディーヴァ『南極条約なんて当たり前のように踏み倒していくスタイルね…そろそろ来るわ、完全ステルスのジェット機よ!』
アルク「よーし!ほらほらリッカ、私に掴まって!跳ぶわよー!」
リッカ「ホワイ?跳ぶ?」
アルク「見えた!せー!の!!」
アルク、リッカを抱えて大ジャンプ。先んじて割り出していた真っ直ぐ飛行するルートのステルスジェットの機体になんと…
「レッツゴーォウ!!いやっほぉーう!!」
「ほわぁあぁあァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
『爪を食い込ませ』、それはそれはもう速い夏草直行便へと強制搭乗させられるリッカでしたとさ。
ロマニの魔力防壁と鎧が無ければ即死だったというのは後のリッカの言葉である。
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