人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

2004 / 2537
こちらはアナザーガタックさんとなります!セリフは追加させていただきました!




マテリアル中継〜新たなる親子〜

相手:アナザーガタック

イグル=ククアトル/イグ/仮面ライダーベイル サーヴァントマテリアル案

 

・真名:イグル=ククアトル/イグ

・クラス:降臨者(フォーリナー)

・立ち位置(案):味方

・性別:女(イグル)/性別不詳(外見は女)(イグ)

・イメージCV:楠木ともり(イグル)/庄司宇芽香、沢城みゆき(イグ)

・出典:『Fate/Grand Order』、クトゥルフ神話、『仮面ライダーリバイス』ほか

・地域:カルデア/ンゴスの穴

・属性:中立・中庸・天

イグル「…サーヴァント、フォーリナー。召喚に応じ参上致しました。マスター、どうかご命令を」

イグ【我が名はイグ。旧支配者、邪神などと呼ばれることもある、蛇の神よ。…いかにマスターといえど、我が子に不埒な真似は働いてくれるなよ?】

 

・ステータス

筋力:A、耐久:A、敏捷:A、魔力:A++、幸運:C、宝具:EX

 

好きなもの:イグ(イグル)/イグル、自分の子供達たる蛇、勇敢な人間(イグ)

嫌いなもの:ない(イグル)/イグルや蛇を害する者(イグ)

 

・クラススキル

領域外の生命 EX

フォーリナーのクラススキル。外なる宇宙、虚空からの降臨者。邪神に魅入られ、権能の先触れや片鱗を身に宿して揮うもの。

イグル=ククアトルは邪神イグに見初められ、寵愛を受けた存在である。

 

神性 A

フォーリナーのクラススキル。外宇宙に潜む高次生命の寵児となり、強い神性を帯びた。ただし、邪神イグの寵愛による融合であるため、これといった代償がない稀少なケース。

 

・保有スキル

変化 A

文字通り「変身」する。邪神イグはこれを使い、異邦の地にて見つけた力「仮面ライダー」の姿を纏う。これは、元々は戦闘に堪える耐久性を持たなかったイグルの肉体を保護するための処置でもある。自らの身を守れるようにという、イグの親心の発露。

…とはいえ、後述のスキルによって肉体は格段に強化されているため、肉体強化・保護だけなら実は不要だったりするが、自分自身では明確な必殺技等を持たないイグの戦闘能力向上にはとても有用である。

 

邪神謹製の肉体 EX

邪神イグが強化に強化を重ねたイグルの肉体。本来はイグが依代として使うためのものを、イグルへの寵愛によってさらに強化したもの。

その肉体は不老にして不変、精神にも強固な守りを持ち、そして、筋力・耐久両面での、常識外れの強靭性を持つ。「怪力」「頑健」「対魔力」「心眼(偽)」などのスキルも複合している。

 

邪神の寵愛 EX

ナイアの持つスキル「邪神の溺愛」の類似スキル。邪神イグがイグルを見初め、寵愛を授けたことの証左。イグは常にイグルと共に在り、彼女を見守っている。また、このスキルによって、邪神の力を使う代償がなくなっている。

元々はイグルの肉体に宿り、人間の世界を観測するだけのつもりであったが、その為にあれこれ手を加え、何の気なしに命を与えて育てるうちに、いつのまにか彼女を自分の子供とみなすようになり、本気の愛が宿った。そこにはとある別の邪神の影響があったとか、なかったとか。

 

蛇神の恵み EX

イグが、自分の子らや信者たちにもたらす恵みや庇護。その内容は、蛇との会話能力や魔術の知識、あらゆる毒への抗体・耐性などであるとされる。「動物会話」「耐毒」「魔術」などの複合スキル。

ただ、この「動物会話」は対蛇限定であり、蛇以外の人語を介しない動物との会話能力は得られないが、蛇とであれば流暢な会話が可能。

基本的にはイグル=ククアトルに与えられるスキルだが、イグの子の蛇たちや、イグの信者となった者達にもこのスキルは分け与えられる。さらには、信者でなくとも、イグが心底より認めた者達にも…。

 

蛇神の呪詛 EX

イグの子らを虐殺するなどして、イグの怒りを買ったものに対して発動される。

呪いを受けた者は全身が苦痛にさいなまれ、人とも蛇ともつかぬ醜悪な姿に変えられてしまう。時には、それに加えて蛇の子を孕まされ、その後に死ぬ場合もある。

また、猛毒を持つ蛇を差し向けて標的を殺させる場合もある他、蛇人間に対しては、知性を奪い只の蛇に堕とすこともできる。

 

・武器

ベイルドライバー:イグが最初に選んだ変身ベルト。専用の「カブトバイスタンプ」を押印することで、変身者を仮面ライダーベイルに変身させる。

ちなみに、元々の仮面ライダーベイルは変身者に激しい肉体的負担を強いるが、このベイルドライバーはイグが模倣・魔改造して造った特注品なので、スペックが元々の仮面ライダーベイルより格段に強化されている一方で、少女の肉体には一切の負担がかからない。また、本来のベイルドライバーは、ギフの遺伝子を持たないものが使用しようとするとその命を奪ってしまう仕様があるが、それも廃され、代わりにイグルやイグが使う専用のチューンが施されている。加えて、悪魔ベイルも宿っておらず、代わりに邪神謹製の強化エンジンが搭載されている他、肉体への負担を軽減・削減するシステムを各所に搭載している。

…ちなみに、イグがイグルと分離している間は、ベイルドライバーも2つに分裂し、イグルとイグそれぞれが使用する。その場合、イグは別のバイスタンプを使って変身する。

バイスタンプ:仮面ライダーベイルへの変身や、必殺技発動に使用する判子型デバイス。生物の遺伝子情報を内包している。イグは、仮面ライダーベイルへの変身に用いる「カブトバイスタンプ」の他、イグがイグルから分離した際の変身に使用する、オリジナルの「ヒメカブトバイスタンプ」を持つ。

ただ、どちらも邪神製の特別品であることには変わりなく、色と起動音以外の違いはない。ちなみに、ヒメカブトバイスタンプはレリーフの色が青色になっており、変身後の体の色は、茶色だった部分が黒になり、複眼の色が黄色から青色になっている。

イグル「ライダーシステム、起動します」

『カブト!』『Deal』

イグル、イグ「【変身】」

『Bane Up!』『破壊!(Break.)世界!(Broke.)奇々怪々!(Broken.)仮面ライダーベイル!』

 

戦闘スタイル:イグが学ばせた様々な格闘術を効果的に組み合わせて戦う。感情に目覚める前は、正確無比ながらも無機質な雰囲気を纏う。

ちなみに、イグが表人格に出ているときは、徒手空拳に加え、様々な毒や各種属性、能力を持った蛇を召喚し使役しながら戦う。イグルも蛇召喚はできるが、イグほどは使いこなせない。

 

 

・宝具

破魔兜鋼撃(ベイリングインパクト)

ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:10人

イグル「宝具、解放します」

『カブト!』『Charge』『ベイリングインパクト!』

仮面ライダーベイルの必殺技。ベイルドライバーの正面にある「アーキオーインジェクター」にバイスタンプを押印し、左右両側の「ベイリングノック」を押し込んで発動する。ドライバーから出力されるエネルギーを拳または脚に纏い、強烈な攻撃を叩き込む。

…なお、この宝具は、ベイルドライバー以外のライダーシステムを使用すると、まったく別のものに変化する。

 

邪神兜鋼撃(ベイリングノヴァ)

ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100人

イグル「イグ様、お力をお貸しください」

イグ【うむ。かの愚か者に鉄槌を下そうぞ!】

『ヒメカブト!』『Charge』『ベイリングノヴァ!!』

仮面ライダーベイルの必殺技。発動手順は『破魔兜鋼撃(ベイリングインパクト)』と同じ。ドライバーから出力されるエネルギーを拳または脚に纏い、強烈な攻撃を叩き込む。

本来の、白波純平が変身する仮面ライダーベイルの場合、「ベイリングインパクト」と「ベイリングノヴァ」の違いは不明であるが、イグル=ククアトル/イグが変身する仮面ライダーベイルの場合、『破魔兜鋼撃(ベイリングインパクト)』に邪神イグの力を纏う事によって、この宝具へと変化する。よって、ベイルドライバーからのエネルギーと、邪神イグの力が重なり、敵対者に完全なる破壊をもたらす。

ちなみに、上記音声では参考までにヒメカブトバイスタンプで発動しているが、発動条件は「『破魔兜鋼撃(ベイリングインパクト)』に邪神イグの力を纏う事」なので、カブトバイスタンプとヒメカブトバイスタンプ、どちらを使用しても発動可能…どころか、極論を言えばどのバイスタンプでも技自体は発動可能である。これは、『破魔兜鋼撃(ベイリングインパクト)』も同様。

…なお、この宝具は、ベイルドライバー以外のライダーシステムを使用すると、まったく別のものに変化する。

 

蛇神の子ら(スネーク・オブ・イグ)

ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1~∞ 最大捕捉:∞

イグル「ふんぐるい、むぐるうなふ…『蛇神の子ら(スネーク・オブ・イグ)』」

イグ【来たれ我が子ら、我が蛇よ!『蛇神の子ら(スネーク・オブ・イグ)』!】

イグの宝具。自らの子となる蛇を生み出し、支配し、使役する。蛇の神として、多種多様な能力を持った蛇を生み出せる。一度生み出した蛇は、独自の異空間にストックして再召喚することも可能。

 

イグの聖なる蛇(クレッセント・スネーク・オブ・イグ)

ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~∞ 最大捕捉:1人

イグル「これなるは我が神の裁き…『イグの聖なる蛇(クレッセント・スネーク・オブ・イグ)』。…いあ!いあ!いぐ ふたぐん!」

イグ【もはや赦しの道はない、貴様に神罰を下してくれようぞ!来たれ、『イグの聖なる蛇(クレッセント・スネーク・オブ・イグ)』!】

イグの宝具。上記の宝具『蛇神の子ら(スネーク・オブ・イグ)』の奥義とも言えるもので、イグが召喚する最強の蛇。額に白い三日月の印を持ち、姿が大きい。召喚された聖なる蛇は、標的を仕留めるまで追いかけ続け、噛み付くとともに強毒を標的に撃ち込むことで息の根を止める。

 

・概要

クトゥルフ神話に伝わる、蛇の神。あらゆる蛇族の父とされる旧支配者。旧支配者の中でも最も古い神の一柱で、相応に強大な力を持つほか、蛇を自在に召喚し、支配できる。

かつては、北米やオクラホマのネイティブアメリカン(インディアン)に信仰されていたとも言われ、現在は、クン=ヤンの赤く輝くヨスにある「ンゴスの穴」に棲んでいる、あるいは封印されているとされる。

蛇を尊重し、イグを熱心に崇拝する者には蛇との会話能力や魔術の知識、あらゆる毒に対する抗体などを与えると言われるが、蛇の繁殖期たる秋になると狂暴になるため、信者はイグを鎮める儀式を執り行う。

子供達への愛情を持つ神であり、自分の子供たる蛇たちを殺した者には、復讐としてその姿を斑紋のある蛇に変えると言われるが、自分から積極的に人間を害する神ではない。

とはいえ、執念深さでも知られる神であり、上記のように子を弑した者には呪いをかけるほか、かつて自分を信仰していた蛇人間がツァトゥグアに信仰対象を変えた際には、蛇人間たちの知性を奪い、ただの蛇同然の存在に堕としている。

 

…このサーヴァントは、そんなイグが、デミ・サーヴァント計画の失敗作となり死亡した被験体たちに目を付け、新たな命を与えその体に宿ったことで生まれた存在である。元々は、邪神イグが、人理焼却と、その後に起こるであろう人理再編に際し、人間世界を直接観測する為に都合の良い依代として一人の被験体を選んだつもりだったが、その被験体として造られたデザインベビーが一人では依代に不十分な存在であり、おまけに多数のデザインベビーが実験の失敗により死亡していた事を知ったため、最初に目を付けた少女を核に、邪神の力で、死亡し処分された被験体たちの残骸を融合させ、一つの肉体を錬成し、邪神の憑依に堪え得る肉体に仕上げようとした。

その為に肉体を改造していくうちに、別の邪神・ニャルラトホテプから、彼の愛娘・ナイアを自慢されたことを思い出し、何の気なしにその被験体に新たな命を与え育ててみたところ、ふとした拍子に、我が子たる蛇に向けるものと同じかそれ以上の本気の愛情が芽生えたので、自らもその身に宿ってその肉体から生まれた少女を見守りつつ、人間世界を観測する方針に転換した。そうして生まれた少女こそが、イグル=ククアトルである。

その過程で、少女に自らの身を守れる手段を与えてやることとし、その中で、くしくもニャルラトホテプと同じく、「仮面ライダー」の力に目を付けたのである。

…なお、このサーヴァントは、デミ・サーヴァントが本来持つスキル「憑依継承(サクスィード・ファンタズム)」を持たない。それは、イグル=ククアトルがあくまで「デミ・サーヴァント計画の失敗作、及びそれを融合させ誕生させた存在」であるためであり、このサーヴァントもデミ・サーヴァントそのものではないからである。

 

邪神・イグは、イグルを子として愛してはいたが、機械的に自身に従属するだけで、一向に自我が目覚める様子のないイグルの様子を憂いていた。その為、イグルの出生に関わった者達であり、かつイグルを預け、彼女の自我を目覚めさせ得るに値する存在として、旧来のカルデアから大きく変革し、邪神ニャルラトホテプが家族と共に過ごす場である楽園カルデアに目を付けた。楽園カルデアはイグやイグルと如何に向き合うのか、イグとイグルは如何なる答えを出すのか…。

 

・人物

イグル=ククアトル:デミ・サーヴァントの被験体の遺体が、そのうちの1人である少女を中心に、イグによって融合され、新たな一個の生命体となった姿。白色に近いほどに薄い紫色の髪の毛を持つ、表情のない美少女。マシュ同様、スタイルはいい。

名前は、イグがケツァル・コアトルやククルカンと同一視されることを由来に、ニャルとハスター、イグが名付けた。名前はそれらの神性の名をくっつけたものだが、ニャルが「イグと似た名にした方が喜ぶだろう」と慮って「イグル」という名前にした。

デミ・サーヴァントの被験体として、サーヴァントの魂を受け入れやすいように自我が希薄になっている…はずだったのだが、それどころか、一度死んだためなのか、それとも融合体という誕生経緯故か、あるいは元々の性質ゆえか、彼女には自我と呼べるものがほとんど存在しない。

一応、自分が何者で、どういった経緯で生まれ、死んで、イグによって再生されたのか…という経緯の記憶や知識はある。が、それ故に、ただ機械的に、自らを再生させ保護した邪神、及び自分(の原型となる者達)を創造したカルデアの者の命令を唯々諾々と受諾し行動する。

…しかし、邪神イグに対しては、敬愛の情を抱いているとみられる節がある。そのため、自我が全く存在しないわけではない。なので、根気強く働きかければ、いつかは…?

 

イグ:邪神らしい悪辣さはそこまでなく、冷静な人格をとる。一人称は「我」、二人称は基本的に「そなた」だが、イグルや自分の子には「お前」と呼ぶ。

自分の子供である蛇や、自分を信仰する信者、及び自ら生み出したイグルへは慈愛の心を見せる。ただし、そうした者達を傷付け殺した者に対しては執念深く追い詰める。デミ・サーヴァント計画の失敗作たちの遺体を融合させ依代として利用するなど、邪神らしい感性はあるが、その肉体の完成度は高く一人の人間として問題なく成立はしており、依代を作る際には生きている人間を利用はしない、完成した人間(=イグル)への愛情を抱くなど、節度があるのかないのかよく分からない存在。

ちなみに、邪神と依代の融合体であり、元々のデミ・サーヴァントよりは疑似サーヴァントに近い形だが、邪神イグが依代の体から離れて活動することも可能。その場合、元々は蛇たちの「父」と称される神だが、イグルの性別に合わせて、妙齢の女性の姿を取る。イグル同様スタイルはいいが、体の所々に蛇の鱗のようなものが見られる。

 

イグルとイグの関係:イグは、イグルに対しては、我が子に向けるのと同等かそれ以上の寵愛を向けている。かつて蛇人間たちに信仰乗り換えをされた際には呪いで知性を奪ったが、イグルには多少反抗されても構わないぐらいには、目に入れても痛くない存在。というか、反抗期どころか自由意志すらほとんど示してくれないことに、イグは憂いを抱いている。

イグルの方は、自分という存在を再生させ、あるいは新たに生み出した邪神イグを親と見ているが、基本的にはその意思に唯々諾々と従うだけ。ただ、その心根の奥には、イグに対する敬愛・親愛の念も存在しており、イグもそれを感じてはいるし嬉しくも思っているので、何かきっかけさえあれば、今以上に彼女の自我が芽生え成長するのでは、と考えている。

イグル「イグ様、ご命令を」

イグ【それはよいがな…何かこう、お前のしたいことはないのか】

イグル「したいこと…?イグ様の為であれば、何でもできます」

イグ【分かっておる。それは嬉しいが…なんというかこう、お前の自由意志というかだな…】

 

イグルとイグの暮らし(楽園カルデアに来る前の暮らし)

居住:ンゴスの穴に屋敷を設け、時々やってくる蛇と戯れながら二人暮らし。異空間で子供と二人暮らしということでニャルとナイアのかつての生活に近いものがあるが、あそこまでの豪邸は用意していない(そこそこ豪邸だがニャルほどではない、といった感じ)。また、ペットとして、宝具の「イグの聖なる蛇(クレッセント・スネーク・オブ・イグ)」もおり、二人の暮らしをサポートしている(イグの宝具なので、イグとイグルがカルデアに向かう際も同行する)。

 

融合と分離について:外に出るときは、『普段は融合、時々分離』だが、ンゴスの穴などでは『ほぼ常に分離状態』で暮らしている。

 

家(?)での暮らし:一般的な人間の親子とそこまで変わりはない。食事したり、風呂に入ったり。親としてイグがイグルを世話して育てているが、イグルも甲斐甲斐しく家事を手伝ったりする(イグの命令に従うしかできない今のイグルなりの、イグへの敬愛の発露)。

 

外出:必要な食料や家具などを買いに行ったり、たまにイグがイグルを遊びに連れ出したりする。ちなみに、外に出るときは周囲の人間が不定の狂気を起こさないよう、人間の姿に擬態している。

買い物などの時は、無感情なイグルだと支障をきたすので、イグがイグルに憑依して出かける。遊びに連れ出すときは分離状態。ただ、今のところ、イグルの感情を揺さぶるような成果は得られていない。

また、蛇と出会った時は、イグがその蛇たちと戯れる一方で、イグルは「主の子供たち」ということで真面目にお世話しようとする。

 

 

・関連人物

ニャルラトホテプ:イグと同じ邪神で、子を持つ者。彼に連絡を取り、楽園カルデアへと接触を図った。イグは人間の子を育てることについて、ニャルに助言を求めたりする。

イグ【ニャルラトホテプよ、そなたはもう既に4人…いや、5人だったか?の子を持っているようではないか。そこで、お主の子育て術とやらを伝授願いたいのだが…】

 

ニャル【勿論いいとも。邪神パパンたる私に任せておけ。いいか?まずは何より一緒にいる時間を増やしてだな。そして叱ると褒めるを徹底して間違えないように、躾で体罰は論外。したら私がお前を殺すぞ】

 

ツァトゥグア:イグの信者たる蛇人間を奪った…というか、蛇人間が勝手に信仰を乗り換えた邪神。信仰対象を乗り換えた蛇人間たちも許さないが、あんまりツァトゥグアにもいい気はしていない。

…もっとも、温厚で怠惰な性質を持つツァトゥグア的には、「なんか別の邪神のとこから俺のとこに蛇人間たちが信仰乗り換えしてきたと思ったらその邪神に罰下された。まー別にいいや」程度の認識であり、イグに対して何とも思っていないのだが…。

イグ【ツァトゥグアめ…よくも我が信徒を奪いおったな…!…えっ?単に奴らが勝手に信仰を乗り換えたではないのか、それに蛇人間たちの知性を奪ったのはやり過ぎではないか…と?…うぅむ……。い、いや、イグルにはせぬぞ、誓ってな】

 

バイアティス、ヘルペテ:イグの息子と娘、とされる。彼らもイグの慈愛の対象である。ちなみに、ヘルペテは古きもの「コム=マク」がクレタ島に飛来した際に宣託を行ったが、その時コム=マクに憑かれた王子が変貌したのがミノタウロスである、とクトゥルフ神話では語られている。

イグ【バイアティスとヘルペテ…我が子らだな。ヘルペテはクレタ島とやらで人間に力を貸したというが…バイアティスはどこへいるやら。まあ、無事だとよいがな…】

 

シュブ=ニグラス:同じ邪神。この神との間には複数の子供をもうけている。

イグ【シュブ=ニグラスとは、それなりにうまくやっていた。子もいるしな。…なに?女神同士でどうやって子をなすのか、だと?フッ、我のこの姿は、この子に合わせたものよ。それに、シュブ=ニグラスにも決まった性別はないしな】

 

キングゥ:イグの部下…と同じ名前を持つ者。ちょっと興味がある。ちなみに、その他の部下には「ネルガル」という名前の者もいるとか。

イグ【キングゥ?…確か、我が部下にそのような名の者がいたな。あ奴とはまた違う存在のようだが…ほう、地母神の息子か。面白い】

 

ケツァル・コアトル:イグと同一視されることもある神。蛇関係の神であるという共通点もあり、イグとは割と気が合う。

ちなみに、イグル=ククアトルの名前の元ネタの一柱でもある。

イグ【ケツァル・コアトルか。あ奴とは気が合う。実に面白き神よ。…まあ、我などと同一視されることがある点について、あ奴がどう思っているかは知らぬがな】

 

ケツァルコアトル「ハーイ!イグー?今日も素敵なルチャを始めマショー!私達ですもの、いくらでも出来るはずよね?」

 

ジェロニモ:インディアンの伝説的な指導者。イグの信徒にはインディアンもいたことから、少し興味がある。

イグ【ジェロニモ…といったか。かつての我が信徒に、似たような者達がおったな。どれ、そなたにも我が力を分け与えようか?魔術は既に修めておるようだが、蛇との会話術や耐毒能力ぐらいは役に立とう】

 

「ありがたい申し出だ。力ではなく、その知恵と知識を戴こう。神と話すなど、そうそうできる気はしないからね」

 

マリスビリー・アニムスフィア:デミ・サーヴァントを創る計画の責任者。イグにとっては当初どうでもいい存在だったが、イグルに愛情が湧くにつれて、非人道的な実験への怒りと産み出したことへの感謝を抱く複雑な存在になった。

イグ【マリスビリー・アニムスフィア…イグルを生み出した計画の責任者か。あ奴のしたことは、我ら邪神にも及ぶほどに碌なものではないが…それがなくば、今のこの子はなかった。こういうのを、「複雑な感情」というのであろうな。まあ、その遺体を使ってイグルを生み出した我に言えたことでもないやもしれぬがな】

 

オルガマリー・アニムスフィア:マリスビリーの娘にして、楽園カルデアの所長。少女は彼女の命令に唯々諾々と従うが、それを分かっていたからこそ、イグは…。

イグル「オルガマリー・アニムスフィア様…カルデアの所長。なんなりと、ご命令を」

イグ【はあ、またお前は…。…こういう子なのだ。くれぐれもよろしく頼むぞ、所長】

 

オルガマリー「こちらこそ。カルデアはメンタルクリニックとしても万全よ(ぐっ)」

 

マシュ・キリエライト:デミ・サーヴァントの唯一の成功体。イグルは恨みを抱くわけでもなく、逆に兄弟姉妹に向けるような親近感のようなものを覚えているが、その気持ちの正体には気付いていない。また、リッカと出会いすくすくと育った彼女の姿を見て、イグは、イグルにとってのそういう存在がいれば、と考えるようになる。

イグル「…イグ様。彼女を見ていると、なんだか胸がほわほわします。なぜでしょう?」

イグ【…いずれわかるさ。(この子も、あ奴のようになってくれれば…)】

 

マシュ「牛丼ニンニクタマネギ卵マシマシで!!」

 

リッカ「ドラゴンステーキ1ポンド!!」

 

藤丸リッカ:マシュのマスター。マシュに多大過ぎる影響を与え、ニャルも気に入るその在り方に、イグも興味を抱く。

イグ【ほう、藤丸リッカ…ニャルが目を付けたマスターにして、マシュ・キリエライトのマスターか。興味深い、しばし観察させてもらうとしようか】

 

リッカ(や、殺られる!?)

 

御機嫌王ギルガメッシュ、英雄姫エア:楽園カルデアを統べる王と、その姫。カルデアを楽園へと変えた人物として、イグは興味を抱く。

イグ【ほう。あの英雄王と傍に侍る姫が、カルデアを楽園に変えたのか。まあ、だからこそ我もイグルをここに連れてきたわけだが…】

 

───ギル、見られています!

 

(蛇睨みとはあまり良い気はせぬな…)

 

ナイア、アンゴル・モア、ピア・シファー、メシア:ニャルの愛娘。邪神の子どうし…というのもなんだが、イグルと仲良くしてほしいと思っている。

イグ【ニャルラトホテプの子、であったな。その、なんだ…よければ、イグルと仲良くしてやってはくれぬか?】

 

「「【『いいともー!』】」」」

 

邪神系のフォーリナー達:邪神に魅入られ、あるいはその力を得て現界したフォーリナー達。その邪神との様々な関わりの在り様にはそれなりに興味がある。あと、イグルと仲良くしてくれると嬉しい。

イグ【ほう、邪神の力を振るう者達か。一口にそうは言っても在り様は様々なようだが…まあ、イグルとうまくやってくれれば文句はない。多少の興味はあるがな】

 

謎のヒロインXX:ナイアの相棒にして、フォーリナーを討つフォーリナー。自分を狩りに来る分には特に関心はないが、イグルを狩るならば容赦しない。それはそれとして、イグルと仲良くしてくれるなら歓迎。

イグル「銀河警察の刑事…元刑事?の存在を感知。警戒態勢に移行しますか?」

イグ【よいよい、構わぬ。…が、お前を狩らんとするならば話は別だがな。とはいえ、逆にお前と仲良くしてくれるのであれば歓迎よ。友が増えるに越したことはないのでな】

 

「セイバーですか?ないなら結構!!」

 

エキドナ:ニャルの妻にしてテュポーンの妻。ニャルがいつの間にか妻帯者になった事に、イグは驚いている。

イグ【ニャルラトホテプの、妻…しかも、怪物の王の妻でもある、だと…?…ニャルラトホテプめ、いつの間にそんなに複雑な婚姻関係を築いたのだ…?】

 

ニャル【いつの間にかだ。そして、エキドナの正室はテュポーンさんなのは不文律だ】

 

アヌ/不老不死の蛇:蛇であるため親近感はあるが、それはそれとして敵になるならば容赦はしない…つもり。

イグ【神と神話の蛇を重ね合わせた存在、だと…?ほう、面白い。面白いが…イグルと相対した場合は、我も容赦はできぬぞ】

 

Not found 404、クトゥルフの探索者達:信者ではないが、そこそこ面白そうな人間たち。動物の生贄を捧げてくれれば、イグはすんなりと、探索者達が必要とする魔術などを教えてくれる。

イグ【探索者…と呼ばれる者達だな。邪神の脅威であろうと、それぞれの目的のために立ち向かうその姿…実によいではないか。多少の動物の贄さえもらえれば、呪文の伝授などをしてやろうぞ】

 

ニャル【マーシャルアーツキックには気をつけろー】




アナザーガタックさん、ありがとうございました!セリフは追加させていただきました!

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