人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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ニャル子コラボの真っ只中ですが、邪神系列のマテリアルが立て続けに送られてきたのが個人的にツボだったのでストック作成がてら紹介を挟ませてください。

ついでに十五件を超えた未返信メッセージの対応もさせていただきます。本編再会は週末になるかもしれません、ご了承ください。(早まる可能性あり)


邪神マテリアル〜ダゴネット〜

 

◎ダゴネット

「道化師ダゴネット。

マスターと皆様の心からの笑顔こそ私の幸せです」

 

真名:ダゴネット

クラス:フォーリナー

性別:男性

身長:165cm

体重:54kg

出典:『アーサー王物語』『国王放歌』『Surery You Joust』など

地域:ブリテン

属性:混沌・善・風

特技:踊り、語り、変装、物まね、ナイフ投げ、体術

好きなもの:翼ある貴婦人、ハスター、アーサー王、円卓の騎士、

       皆の心からの笑顔

苦手なもの:剣術、槍術、弓術、馬術

 

○ステータス

筋力:B+ 耐久:B+ 敏捷:A+

魔力:B+ 幸運:C  宝具:A+++

 

○スキル

・領域外の生命:EX

外なる宇宙、虚空からの降臨者。

魅入られず、正気を保っているがハスターの眷属と融合しているため

EXランクになっている。

 

・神性:C

旧世界の支配者ハスターの世話になり、

その眷属であるビヤーキーと融合しているので有している。

 

・邪神の贖罪:A

『邪神の溺愛』『邪神の寵愛』の類似スキル。

眷属のやらかしで本来の世界から引き離されてしまった

ダゴネットへの贖罪の思い。

邪神の力を振るうことへの代償を無くしている。

カッコつけて贖罪としているが実際は孫に向けるような愛情に溢れた

『邪神の溺愛』『邪神の寵愛』と変わりない。

 

・異星の友:A+

融合しているウイングドレディと名付けたビヤーキーとの

友愛を示すスキル。

地球の大気圏内を時速70キロメートルで飛び、

翼を振って真空波やかまいたちを放つことができる。

ビヤーキーの力を使うことへの代償を無くしていて、

融合していてもなんの支障もなく過ごすことができており、

並列思考と似たこともできる。

「怪力」「対魔力」などのスキルの効果も含まれている。

なお、ときおりビヤーキーが表に出て勝手に行動したりする。

 

・心眼(偽):C+

直感・第六感による危険回避。

虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。

視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。

 

・変身:A

ランスロットに変装してマーク王を撃退した逸話をハスターが知り、

物まねが得意で観察力も鋭いダゴネットなら使いこなせるだろうと

与えたスキル。

文字通り「変身」する能力で体型があまりに異なる相手でも

自在に姿を変えることができ、ダゴネットの演技力も相まって

たやすく見抜くことはできない。

邪神の眷属となっているので他の邪神や邪神ハンターには

気づかれることもあるが状況によっては

ダゴネット自身の演技と話術でごまかすことができてしまう。

 

・宮廷道化師:A+

円卓の騎士となってからも貫かれたダゴネットの生き様。

求めるものは、求められるものは華々しく輝かしい武勲ではない。

例え罵倒されようと彼は終世笑顔を崩さず、周囲を笑いに包む

『道化師』として振る舞い続けた。

アーサー王の性別を見抜きつつも決して口にしなかった。

「人間観察」「語り手」「貧者の見識」「仕切り直し」「無冠の武芸」の

複合スキル。

 

○宝具

・『我が最愛なる翼ある貴婦人(ウイングドレディ・ビヤーキー)』

ランク:A+++ 対軍宝具

「さぁ思いっきり飛ぼう翼ある貴婦人(ウイングドレディ)!!」

ビヤーキーが全力で飛翔することができる空間「カイム」を展開し、

光速の400倍の速さで飛翔して敵軍の中を何度も突っ切り、

最後に思いっきり突撃する。

「カイム」の展開と突っ込む箇所の選定をダゴネットが受け持ち、

スピードと方向転換をビヤーキーが受け持つ。

突っ込まれた敵軍はあまりの速度に粉々になる。

 

・『我が親愛なる風の邪神(グレート・オールド・ワン・ハスター)』

ランク:EX 対界宝具

「【いあ! いあ! はすたあ! はすたあ くふあやく

ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ あい! あい! はすたあ!】

ってちょっとレディ!?勝手におじい様に助力を請わないで!?

おじい様もビヤーキー達もあんまり張り切らないで!!」

ハスターへの呪文を唱えると暴風という言葉すら生ぬるい

凄まじい範囲と威力の風の暴力が敵を襲い、

続けて『我が最愛なる翼ある貴婦人』とは比べ物にならないほどの

広さの「カイム」が展開し、百はくだらないビヤーキーの大群が召喚され、

その全てが敵へ全速力で突撃する。

ウイングドレディがダゴネットのピンチやダゴネットを馬鹿にしたものを

前にしたとき、勝手に表に出てきて使うことが多い。

なおダゴネット以外のピンチだと使うことはほとんど無い。

一応ダゴネットの意思でも発動できるがハスターと召喚される

ビヤーキー達に遠慮してあまり使わない。

ハスターとビヤーキー達は「もっと呼んでくれていいよ」とか思っている。

 

○能力

円卓の騎士に数えられるが剣、槍、弓、乗馬など武芸は苦手。

しかしナイフ投げは呪腕のハサンが感嘆するほどの腕前で

体術は本気で全力の円卓の騎士と互角に渡り合えるほど。

宮廷道化師なので聞き上手で話上手。

聡明で察しも良く、頭の回転も速い。

ウイングドレディと融合しており、普段は表にダゴネットが出て

精神で互いに会話している。

器用さと聡明さ、演技力とスキル「変身」と組み合わせて

潜入工作員としても活躍できる。

 

○人物

一人称は「私」。

外見は短い金髪の可愛らしい美少女、に見えるが性別は男。

細身で道化師の服を身にまとい、顔にも道化師のメイクをしている。

ウイングドレディと融合し、ハスターの眷属となっているため

背中には蝙蝠のような毛の生えた大きな翼が生え、

手には鱗が生えている。

 

性格は礼儀正しく穏やか。敬語で話す。

真面目な場面でもどこかおどけた言動をして場を和ませるが

決して出過ぎたりはしない。

周りのものが心から笑顔になってくれることが一番の喜びで

そのためなら喜んで道化役をこなし、憎まれ役となることも辞さない。

どんな状況でも常に笑顔で罵倒されてもその笑顔は崩れない。

しかしそれは『道化師』としてのダゴネットであり、

その実とても情緒豊かで親しい者には敬語を外し、

笑顔以外の表情も見せ、嘆きと悲しみを顕にして大声で泣き涙を流す。

それでも決して他者への怒りや不満を口にすることは無いし思わない。

笑顔は道化師のときよりも眩しく、とても可愛い。

 

公私混同は決してしないタイプで

アルトリア達や円卓の騎士相手には常に

『宮廷道化師』のダゴネットとして接する。

ある種の拒絶となっているがダゴネットにその自覚は無い。

アルトリア達や円卓は他のものに接するダゴネットが道化師のとき以上の可愛い笑顔やそれ以外の表情も見せ、

嘆きや悲しみを口にすることを知って驚き、

自分達にもそんな風に接してくれるよう促すも

ダゴネットが決して『道化師』の領分を崩さないのと

度々、表にウイングドレディが出てきて邪魔をするため達成できていない。

 

モードレッドなどからは「騎士じゃない」と断ぜられており、

逸話にも残っているとおり騎士らしい武芸は苦手。

しかしその実ナイフ投げや体術は円卓の頃から得意で

実際に戦えば円卓の騎士とも互角に渡り合えた。

しかし「騎士らしい武芸が苦手な自分が求められているのは

道化師としての自分」と頑なに誓っていたダゴネットは

その実力を披露することをしなかった。

 

とても聡明で頭の回転も速く観察力も鋭く、聞き上手で話上手。

これはダゴネットの元からの素質に加えて宮廷道化師として

日々鍛えられていたから。

ハスターは「ブリテンの時代じゃなければ政治家や外交官として

超一流になっていただろうに」と思っており、

楽園カルデアでは実際にその観察力と聡明さ、話術で重宝されている。

ただしハスターにウイングドレディとの融合を提案されて

喜んで受け入れたりなどどこかズレている。

 

○真名

旧支配者にして風の邪神であるハスターは

ナイちゃんのいるニャルなどを羨ましく思い、

「自分も降臨者を探してみるか」と考え、

とりあえず自身の眷属であるビヤーキー達を観察してみる。

そこで一匹のビヤーキーが地球の存在と思われる

幽体を乗せて気持ちよく全速で飛び回っているのを見つける。

ふと気になり、呼びかけて連れている幽体と会わせるよう命じるが、

そのビヤーキーはとても渋る。

これは珍しいと思い、力ずくでもと思ったとき、

幽体がそのビヤーキーに「大丈夫だよレディ」とハスターでもわかるほど

優しさと友愛に満ちた声で話しかけ、

とても滑らかでどこかおどけた道化師の所作で

「お初にお目にかかります。私の名はダゴネット」と名乗った。

ハスターはダゴネットという名に聞き覚えは無く、

幽体に干渉してその記憶を読み取る。

 

ダゴネットは荒れるブリテンに生まれた。

父も母も知らぬ孤児であったダゴネットはたまたま

当時の宮廷道化師のひとりに拾われた。

生まれ持って聡明で観察力に優れたダゴネットは

話術、楽器の演奏などの道化師としての技術から

護身用としてのナイフ投げと体術を瞬く間に凄まじいレベルで習得。

若くして宮廷道化師のひとりとなる。

そのとき、拾って育ててくれた道化師から

「お前は頭が良いし察しも良い。だからこそ心しておけ。

自分達はあくまでも道化師。

王宮という伏魔殿で己の領分を踏み越えるな」と忠告され、

ダゴネットはそれを頑なに貫く。

そしてアルトリアが王となったとき、ダゴネットは宮廷道化師の筆頭となり、最も信頼を受ける。

観察力に優れたダゴネットはひとめ会ったときから

アルトリアが女性であることを見抜く。

しかし『道化師』としての領分を護って決して誰にも言わないことを誓い、

なによりもダゴネットはアルトリアの王としての願いと覚悟を感じ取り、

そんなアルトリアが自分の歌や音楽、物語の読み聞かせや

会話で表情にはあまり出さずとも

心から笑ってくれているのがわかり、嬉しかった。

やがて円卓の騎士が集い、彼らとも宮廷道化師として親しくなった

ダゴネットは騎士たちのこともとても敬愛し、

彼らもまた道化師としての自分を心から笑ってくれることが嬉しかった。

ある日の宴の席。

酒に酔った太陽の騎士ガウェインが冗談で

「王よ。この素晴らしい道化師ダゴネットを我ら円卓の一席に

加えてはいかがですか」と口にした。

ダゴネット含めてその場にいたほとんどのものは冗談だと笑った。

しかししばし沈思していたアルトリアは

「良いことを言います騎士ガウェイン。

宮廷道化師ダゴネット。貴方は今日から円卓のひとりです」と言った。

宴の席とはいえ王の言葉。困惑していても誰ひとり異議を唱えない。

その場で誰よりも困惑するダゴネットはしかし、

アルトリアの瞳を見て自身への信頼を感じ取った。

その日からダゴネットは円卓のひとりとなった。

しかしダゴネットは自分に武勲を期待されていないことはわかっていた。

だからこそ彼は円卓になってからも、

ランスロットに扮してランスロットを恐れていた

コーンウォールのマーク王を撃退し、

乗馬が苦手なブルーノ卿相手の馬上試合で敗れ、

狂乱したトリスタンには泉へ投げとばされるなど

笑いを誘う道化師のような振る舞いを止めなかった。

モードレッドなどには罵倒されながらもダゴネットは

アルトリアや他の円卓の騎士たちが笑ってくれるのが嬉しかった。

 

あるとき、アルトリアの使いでフランスのトリスタンの元に趣いた帰り道、

ダゴネットは不思議な気配を感じて森の奥に向かう。

そこには体長が3mはある蜂と翼竜を掛け合わせたような生き物がいた。

その生き物とダゴネットは視線を合わせた瞬間、

互いになにかが通じ合う感覚を覚える。

ダゴネットは普段とは違って親しげに話しかけ、

その生き物も嬉しげにダゴネットに擦り寄った。

ダゴネットはこっそりとその生き物をブリテンに連れ帰り、

森の奥深くに隠し、ときおり訪れて親交を深めていく。

やがてダゴネットと同じ言葉を話せるようになった生き物は

自分はビヤーキーという種族であまりに遠い場所から

偶然来てしまって困っていたところだったと話す。

ダゴネットは「なら私と君が出会ったのは運命だ!!」

と心から喜び、「これからもよろしく『翼ある貴婦人(ウイングドレディ)』」と

呼んだ。

ビヤーキーもまたダゴネットに心からの友愛を覚え、

種族名ではない『翼ある貴婦人』と呼ばれることを喜んだ。

 

しかしブリテンと円卓は崩壊へと向かっていく。

アルトリアと円卓から笑顔と喜びが消えていくのを

観察力に優れるダゴネットは敏感に察しており、

懸命に道化師としての振る舞いで笑顔を取り戻そうとする。

しかし焼け石に水であり、ダゴネットの精神も疲弊。

トリスタンの不義を聡明さを発揮して糾弾するという

らしくない振る舞いをしてしまう。

それでも道化師としてアルトリアや円卓に笑顔を取り戻そうとする

ダゴネットを苛立ったモードレッドが

「いい加減にしろ!!王のお情けで円卓にいる

騎士とは名ばかりの道化野郎!!」と罵倒する。

その罵倒をダゴネットは笑顔でその場では受け流すも、

その後にウイングドレディの元にたどり着いたとき、

その顔からは笑顔が消え、アルトリアと円卓から笑顔が消えていくこと、

それを止められない自分の無力さへの嘆きと悲しみを言いながら

大声で泣いた。

泣き止んだダゴネットは「情けない自分の泣き言を聞いてくれて

ありがとう」とウイングドレディに礼を言うと

ウイングドレディはいきなりダゴネットに蜂蜜酒を飲ませる。

驚いたダゴネットからウイングドレディは幽体を抜き取り、

肉体をどこかにしまうとそのままブリテンから飛び去り、

ウイングレディの故郷である場所にまで連れてこられてしまう。

ダゴネットは最初は戻してと懇願していたが

ウイングドレディが自分を案じて連れてきてくれたことを理解すると

「騎士とは名ばかりの自分にはもうできることは無かった」と割り切り、

ブリテンやアルトリア、円卓がどうなったかを知らされずに

今までウイングドレディと過ごしていた。

 

記憶を読み取ったハスターはダゴネットが

円卓の騎士であることに驚くもそれ以上に

眷属ビヤーキーが誘拐をやらかしたことに呆れる。

そして今度はビヤーキーにどうしてこんなことをしたかを聞いた。

 

そのビヤーキーは気持ちよく宇宙を飛んでいた。

しかしどこかで自分が呼ばれる声を聞くも

それがいい加減なやり方だったために

見当はずれのブリテンが存在した時代のフランスへと来てしまう。

困惑していたところでダゴネットと出会い、

当初は威嚇しようとしたが目が会ったときに

なぜか通じ合うものを感じ、親愛を覚えてしまう。

そして親交を深めていくうちにダゴネットに心から友愛を覚えた。

帰れるようになっていたがダゴネットと離れがたく、

呼ばれないかぎりはいいかとそのままブリテンに残っていた。

しかしダゴネットが嘆き、悲しみ、心が悲鳴を上げていく様がつらくなり、

ついには「こんなところにはダゴネットを置いておけない」と

誘拐を決意して実行し、後悔は微塵もしていないと語る。

 

ハスターは知性が高く人間にも懐くことがあるビヤーキーだが

よくここまでの想いを寄せるようになったとダゴネットに興味を持つ。

するとウイングドレディは怯えながらもダゴネットを護るように

翼で隠そうとする。

ハスターは益々面白いと思い、ウイングドレディを無視して

ダゴネットにアルトリアとブリテン、円卓の末路を伝える。

それを聞いたダゴネットは涙を流して悲しみ、

ウイングドレディはハスターを責めるように視線を向ける。

それも無視し、ハスターは楽園カルデアの旅路を教え、

そこで過ごす騎士王や円卓の騎士のことを話す。

騎士王や円卓の騎士達が穏やかに過ごせていることを喜ぶ

ダゴネットにハスターは「お前も行ってみないか」と持ちかける。

ウイングドレディは慌ててダゴネットを連れて飛び去ろうとするが

ハスターはそれを力ずくで押さえ込む。

ダゴネットはウイングドレディに「大丈夫だよレディ」とやさしく声をかけ、

まっすぐな目でハスターを見て「貴方の本当の狙いはなんですか」と

物怖じせずに問いかける。

ハスターはダゴネットの目を見てふと思い、正直に

「ニャルとかが羨ましくてのぅ」と語り、

「お主の能力なら今の楽園で存分に活躍できる。

それが楽園のアルトリア達や円卓、他の楽園の皆の心からの笑顔に

繋がるぞ」と誘惑する。

『皆の心からの笑顔』という言葉に心動かされるダゴネットだが

ウイングドレディは「やめて」「行かないで」と擦り寄る。

自身の眷属であるはずのビヤーキーのあまりの懐きっぷりに

ハスターは「そのビヤーキーも共に行かせよう」と言い、

そこからは冗談半分で「お主の肉体と融合させてな」と提案する。

するとダゴネットとウイングドレディは顔を見合わせ、

2人でしばらく話合うと「「お願いします」」と頭を下げる。

まさか受け入れるとは思わなかったハスターは

「提案したわしが言うのもなんだが良いのかそれで」と言うと

ダゴネットは「大好きなレディと居られるなら喜んで」と言い、

ウイングドレディも喜んで頷く。

思った以上にダゴネットを面白いと判断したハスターはさっそく

無名都市に保管されていたダゴネットの抜け殻の肉体を呼び寄せ、

さくっとダゴネットとウイングドレディを融合させる。

精神も融合してしまう恐れもあることをハスターはわざと伝えなかったが

なんと融合した体にダゴネットとウイングドレディがうまく共存した。

ますます面白くなったハスターはダゴネットに力の使い方や

他のクトゥルフの知識を教え込んでいく。

 

しかしハスターの予想外のことが起こった。

健気に懸命に学び、努力するダゴネットと接するうち、

ダゴネットに愛情を覚えてしまう。

最初は困惑するも「これがニャルがナイア達に覚えた愛か」と

納得し、受け入れた。途端にそれが加速。

孫のように可愛がり、ダゴネットに「おじい様」と呼ばせるまでに

親交を深める。

そしてニャルとルゥ達にいつ会わせようかと

楽しみにしながらダゴネットと過ごしている。

 

なおハスターがダゴネットを調べたとき、

記されていない話や最後が無いのは誘拐されたからかと納得。

 

◎人間関係・サーヴァント関係

○ウイングドレディ

ダゴネットの最愛の友である雌のビヤーキー。

『ウィングドレディ』あるいは『レディ』と呼んでいる。

主導権がどちらかにあるわけではない対等な関係で

ウイングドレディの意思で普段はダゴネットが表に出ている。

今では文字通り一心同体となっていて互いにそれを喜び、

共に楽しく過ごしている。

レディはダゴネットがとても大事で同時にアルトリア達や

円卓の騎士達を今でも心から怒り、嫌っている。

そのため彼らが道化師としてしか接しないダゴネットに

親しく接してくれるよう促そうとすると翼を勝手に動かして逃げたり

人格の表に出てきて交流を邪魔したりする。

特にモードレッドには初対面でいきなり真空波とかまいたちを浴びせ、

以降も絶対にダゴネットと会話させないようにしている。

言葉使いはとても礼儀正しい。

なおダゴネット以外が彼女をウイングドレディと呼ぶと反応しないか

ゴミでも見るような目で睨まれる。

【近寄らないでいただきますか。

私の愛しい道化師を嘆かせ、悲しませた騎士の方々?】

「あの、アーサー王や円卓の皆となんの話をしてるのレディ?」

【貴方は気にしないでいいのよダゴネット】

 

○ハスター

ウイングドレディと融合したことで結果的にダゴネットの

主人となった風の邪神。

最初はニャル達を羨ましがってのことだったが、

接するうちに絆され、今では孫のように思い、ダゴネットを可愛がっており、

自分に遠慮してあまり頼ってくれないのを寂しく思っている。

ダゴネットも当初は困惑していたがいつの間にやら絆され、

おじい様呼びしている。

そのことにウイングドレディは呆れている。

ちなみにダゴネットと親しくなろうとするアルトリア達や

円卓の邪魔をする気は無いがフォローする気も無い。

というよりそこはかとなくダゴネットにアルトリア達や円卓とは

かつてのように道化師として接するように刷り込んだ。

そのことにウイングドレディは感謝している。

【もっと頼ってくれていいんじゃよダゴネット】

「でもハスター様もお忙しいでしょうし」

(おじい様と呼んでくれなくてしょぼんとするハスター)

「あ、ごめんなさい。せっかくおじい様がたくさん教えてくれたから

私とレディで頑張ってみたいです!!」

【そうかそうか。わしの孫は健気じゃのぉ~(なでなで)】

 

○ビヤーキー

ハスターの眷属である奉仕種族。

ハスターの元で訓練に励んでいるときに親しくなり、

たくさんのビヤーキーにとても懐かれている。

その様にウイングドレディが嫉妬してたびたび邪魔したりしていた。

「ねぇレディ、機嫌治して」

【私のダゴネットなのに・・・・私だけのダゴネットだったのに】

「ふふ、そんなに思ってくれてありがとう。

僕の最愛の翼ある貴婦人」

(ウイングドレディをやさしく抱きしめる)

 

○アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)

かつて仕えたブリテンの王。

楽園にいないことを残念に思い、いつか再会することを楽しみにしている。

「いつかどこかでお会いしましょうアーサー王。」

【この楽園では本当にいつになるかわからんがのぉ】

 

○アルトリア・ペンドラゴン(セイバーオルタ)

かつて仕えたアルトリアのオルタ。

当初は当惑しつつも受け入れ、道化師として接する。

オルタは最初はかつて道化師として寵愛したが

突然行方を眩ませたダゴネットと出会い、

冷たく接するも道化師としての頃を懐かしくも思い、

探していたときに敬語も使わず、笑顔以外も見せる

ダゴネットを見つけ、自分にもそう接するよう圧をかけて

迫るもそのたびにウイングドレディに邪魔されている。

「いい加減、私の道化師と話をさせろ邪神の下僕」

【お断りしますわ。

ダゴネットに悲しみしか与えなくなった黒い剣の騎士王様】

 

○アルトリア・ペンドラゴン(ランサー)

自分が仕えたアルトリアとは別の可能性の騎士王。

最初は困惑しつつも受け入れ、道化師として接している。

騎士王もまた道化師として以外のダゴネットを見て

自分にも接してくれるよう願い、

頼もうとしたがやはりウイングドレディに邪魔されている。

レディの言うことも最もだと思いつつも長期戦を決めている。

【言わなくなりましたがあきらめてはいませんのね槍の騎士王様】

「もちろんだダゴネットの友。

私は道化師として以外のダゴネットとも過ごしてみたい」

 

○アルトリア・ペンドラゴン(ランサー・オルタ)

自分が仕えたアルトリアとは別の可能性の騎士王のオルタ。

最初は困惑しつつも受け入れ、道化師として接している。

ランサーオルタもまた道化師として以外のダゴネットを見て

自分にも接してくれるよう圧をかけるが

やはりウイングドレディに邪魔されている。

【黒い剣の騎士王と同じでしつこいですわね黒い槍の騎士王様】

「当然だ。ダゴネットは私の道化師。

それ以外の顔も見たいと思うのは当然だろう。だから邪魔をするな」

【傲慢だこと。もちろんお断りですわ】

 

○モードレッド

生前からダゴネットが円卓に数えられいることを認めていなかった。

円卓の中でも一番ウイングドレディに嫌われていて

初対面でいきなりレディが表に出てかまいたちと真空波を浴びせて

ぶっ飛ばし、立ち上がって怒って斬りかかるも

今度はダゴネットが反射的に胴回し回転蹴りを喰らわせて

ノックアウトした。

それ以降勝負をたびたび挑んでくるが絶対にレディが表に出てきて

邪魔している。

「てめぇいい加減に道化野郎と勝負させろ!!」

【するわけないでしょ二度とダゴネットに関わるな】

 

○マシュ・キリエライト

ギャラハッドのデミ・サーヴァントのため最初は

『道化師』として接していたがマシュの押せ押せと健気さに絆され、

今では敬語を外して親しく接している。

レディもギャラハッドが出てこないので警戒していない。

マシュもダゴネットが敬語を外してくれたことを喜び、

道化師のとき以上の可愛い笑顔を向けられてさらに喜んだ。

ギャラハッドは自分では道化師としてしか接してくれないことを

残念に思いつつ、素のダゴネットの笑顔を見れて喜んでいる。

なおマシュはランスロット(狂)も大丈夫だとフォローしようとしたが

ギャラハッドはそれをしたらレディが表に出てくると察して止めた。

「マシュはすごい努力家なんだね。

ギャラハッド卿が器として認めて大事にしてるのもわかるよ」

「ダゴネットさんこそとても頑張り屋で健気です!!

仲良くなれて本当に嬉しいです!!」

「僕もだよ。これからよろしくねマシュ」

 

○円卓の騎士達

モードレッドを除いて皆ダゴネットを気に入っており、

道化師としてではなく親しく接して欲しいと願っているが

程度の差こそあれ全員がウイングドレディに嫌われているので

そうさせようとするたびに邪魔される。

レディ曰く親しくなる可能性があるのはベディヴィエールと

ランスロット(狂)とガレスで彼らと接するときは邪魔の頻度が少ない。

【銀腕の騎士に狂った湖の騎士、太陽の騎士の妹は

ひょっとするかもしれませんね】

「ベディヴィエール卿たちがどうかしたのレディ?」

【なんでもないわダゴネット】

 

○アーサー・ペンドラゴン

別次元の騎士王で王なので敬意を持って『宮廷道化師』として

接していたがアーサーの努力で敬語が外され、

素で接するようになった。

レディからは悲しませた騎士王ではないので邪魔されない。

「世界は違うけどどこか似てるなぁダゴネットは」

「なら道化師として振舞ったほうがいいですかアーサー王?」

「いや、僕の世界のダゴネットと君が違う。

だからこそ友として接してほしい」

「うん。私もそのほうが嬉しいよアーサー(眩しい笑顔)」

(眩しさに目を細めるアーサー)

 

○ニャル

ハスターから「わしの孫」と紹介されて驚愕し、

経緯を聞いて自分を棚上げして呆れてドン引きした。

接するうちにその才と健気さに感心し、

娘達と仲良くしてくれるように頼んだ。

【あれ(ハスター)の孫って、本当に良かったのかいダゴネットくん】

「はい。こうしてレディといつでも一緒に居られますし、

とてもハスターおじい様は可愛がってくれます。

私にはもったいないくらい素敵なおじい様です」

【・・・・ハスター、貴様どんな非道い洗脳したんだこんな健気な子に】

【言い返せるような所業をしてきてないわしじゃが敢えて言う。

お前には言われたくないぞ】

 

○ナイちゃん達

ニャルに自分の娘として紹介され、

最初から親しく接してとても仲が良い。

なおダゴネットは最初は皆から女の子と思われていた。

「新たな友達・・・とても嬉しいです!!」

「私もです。仲良くしましょう・・・ナイちゃんと呼んでもいい?」

「もちろんです!!私もダゴちゃんと呼んでいいですか!!」

「横から失礼しますが、別の邪神を彷彿とさせるので

その呼び方はやめたほうがいいですよ相棒!!」

 

○謎のヒロインX

知り合いの喜劇俳優に似ているらしく、

初対面から馴れ馴れしく接してきた。

ダゴネットはアルトリアと似た気配を感じたが違うと判断しており、

敬語を外して親しく接している。

レディからも違うと判断されて邪魔されない。

「ここのダゴネットもなかなか笑いのセンスがありますね!!」

「あ、ありがとう・・・・でいいのかな」

「もちろん私からの賞賛なのだから受け取ってください!!」

「うん。ありがとうX(照れて可愛い笑顔)」

「っ!!笑顔の破壊力!!いいですね!!」

 

○謎のヒロインXX

最初は邪神ハスターの孫ということで警戒していたが

孫となった経緯を聞いてハスターにドン引きし、ダゴネットを心配し、

ナイちゃんたちの友達になった経由で仲良くなった。

Xと同じで騎士王判定されていないので敬語無しで親しく接している。

「私の相棒ナイアはとても善い娘なんですが

だからこそとても心配になるときがあります。

それは貴方もですよダゴネット」

「えへへ、XXは優しいんだね(嬉しさの溢れた笑顔)」

「んんっ!?そういうところですよ心配なのは!!」

 

○ミラ=アンセス

通称ルゥさま。

ハスターに孫として紹介されたときにはなんの疑問に思わずに

そうなんだと受け入れ、後になって「ん?」と思った。

孫になった経緯を聞いてドン引きしたが

ダゴネット自身とは仲良くしている。

ルゥとしては可愛がってるつもりだがむしろダゴネットから

世話を焼かれている。

【どちらか年上かわかりませんわね祖龍様】

【言ってやるな】

「ヒィン」




次は日付が変わった直後にお送りいたします。

雷電タメエモンさん、ありがとうございました!

どのキャラのイラストを見たい?

  • コンラ
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