人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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改めて、2100話到達お祝い本当にありがとうございます!

ここまで来ても決して飽きない投げ出さないのは、一重に応援してくれる皆様のお陰でございます!今なお応援してくださり、本当に嬉しいです!

これからも皆さまがいる限り、完結目指して突き進んで参りますのでどうぞよろしくお願いします!

コラボアイデア打ち合わせと感謝を込めて、5話ほどマテリアルをご紹介致します!

マテリアルのお陰で、疲れているときも、時間がないときも更新が続けられる作者にとっての命綱であります!

いつもアイデア、ありがとうございます!ここからも100話ほどやっていきますので、どうぞよろしくお願いします!


2100到達記念恒例感謝マテリアル〜その一〜

 

◎荀彧(じゅんいく)

「私の知の全てを賭して人理を護る戦を支えましょう」

 

真名:荀彧 *字は文若(ぶんじゃく)

クラス:キャスター

性別:男性

身長:172cm

体重:55kg

出典:史実・三国志演義

地域:中国

属性:秩序・善・人

好きなもの:平穏な日の読書

苦手なもの:己の信念を曲げること

 

◎ステータス

筋力:D 耐久:D 敏捷:C

魔力:B+ 幸運:C 宝具:B++

 

◎スキル

・陣地作成:C+

キャスターのクラス特性。魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。

荀彧自身は野戦をあまりしていないのでランクは高くないが、

防衛戦や行政を行うための陣地だと効果が高くなる。

 

・人間観察:A

人々を観察し、理解する技術。

ただ観察するだけではなく、名前も知らない人々の生活、

好み、人生までを想定し、これを忘れない記憶力が重要。

荀彧は敵陣営の人物の弱点をことごとく看破し、

多くの人間の才を見抜いて曹操に推挙した。

 

・軍師の指揮:B+

軍師系サーヴァントに与えられるスキル。

自己を含めた軍としての力を最大限に引き出す。

荀彧は防衛戦で特にその力を発揮する。

・軍師の忠言:A

軍師系サーヴァントに与えられるスキル。

状況を把握、分析することでより

味方側に正しい助言を与えることができる。

荀彧は曹操に数多の助言・忠言をし、曹操は荀彧の言葉に

耳を良く傾けた。ただひとつのことを除いて。

 

・駆虎呑狼の計:A

くこどんろうのけい。

三国志演義で荀彧が呂布と劉備を仲違いさせるために仕掛けた計略。

敵全体にデバフを与えると同時に混乱のステータス異常を付与する。

虎の前に豹が現れれば、虎は穴を出て豹を追いかける。

留守になった虎の穴を狼が狙う。

呂布と陳宮の性格を見抜いていた荀彧は

劉備が徐州を留守にすれば必ず裏切って乗っ取ると確信。

皇帝を敬う劉備には帝からの勅命として「袁術を討て」という命令を出し、

一方で袁術には「劉備が袁術を討ち取りたいと帝に願い出た」と伝える。

結果として劉備と袁術は激闘となり、

その間に呂布と陳宮は荀彧の思惑通り

劉備のいない徐州を乗っ取った。

 

◎宝具

・『王佐之陣(おうさのじん)』

「私の全てを以て助け、支え、共に歩みましょう。

今度こそ、その道の果まで。『王佐之陣』!!」

ランク:B++ 対軍宝具

「王と成る」でもなく「王を作る」でもなく

「王を佐(たす)ける」才。

それこそが曹操に「我が子房(前漢の名軍師張良)」と評された

荀彧の本領。

味方全体の体力・魔力・状態異常を回復させ、ガッツを付与する。

同時に強力なバフを与え、数ターンの間自動で体力・魔力を回復させ、

状態異常とデバフも無効化する。

また「カリスマ」を持つサーヴァントはランクに比例して

バフと自動回復の効果が上昇する。

 

◎能力

援護を得意としている軍師系サーヴァント。

敵の能力・性格を鋭く見抜き、的確な助言を与える。

軍の指揮は防衛戦に特に強い。

行政手腕も素晴らしく内政系を任せることもできる。

 

◎真名

荀彧。字は文若。

三国時代の魏の政治家・軍師。

「荀彧がいなければ曹操の覇権はなかった」と言われるほど有能で

若い頃から「王佐の才」と呼ばれた。

曹操から「我が子房」と評され、

長く尚書令(政治文書を司る重職)を務めたので「荀令君」。

芳しい残り香から「荀令香」とも呼ばれた。

正史三国志では珍しく容姿の描写があり、

美周郎・周瑜に匹敵する美丈夫。

 

名家・荀家の血筋。

董卓の暴虐が故郷にまで及ぶことを予見して

一族を連れて冀州へと避難。

そこで袁紹に臣下として招かれるが荀彧は袁紹と会って

「才はあるがそれを生かせず、大業を成すことができない人物」と見抜き、

袁紹の元を辞して曹操の元へ趣き、その才と人物に感動して臣下となる。

曹操も荀彧が自分の元に来てくれたことを非常に喜んだ。

 

荀彧は曹操の元で王佐の才を存分に発揮。

曹操が徐州攻めにかかりきりで留守にしている兗州で

曹操の盟友である張邈が呂布と陳宮を引き入れて謀反を起こす。

荀彧の護る城にも援軍を装った軍が訪れるが荀彧は謀反を看破。

兗州のほとんどの城が呂布側に寝返る中、

夏侯惇達と協力して的確かつ迅速に動き、

謀反を起こしていない城全てを曹操帰還まで守り抜いた。

呂布との戦線が硬直状態になり、

その間に曹操が再び徐州を攻めようとするのを諌め、

「今は地盤を固めるために兗州を奪還すべき。

兵糧を集めれば呂布軍を打ち破れる」と進言。

曹操はこれを受け入れて呂布軍を打ち破り、兗州を完全に奪還した。

長安から献帝が脱出して洛陽に逃れてきたときは

「これを保護するべき」と曹操に進言。

曹操は進言を受け入れ、献帝を保護したことで

天下に対して大義名分を得ることになる。

 

曹操の最大の敵である袁紹との戦いでも荀彧は的確に助言。

袁紹が関中から蜀の地を得ようとするのを防ぐために

鍾繇を派遣させて関中の有力者達と同盟を結ばせた。

完全に袁紹と敵対したときは袁紹軍の重臣である

顔良、文醜、田豊、許攸、逢紀の性格と弱点を的確に見抜き、

どう行動するかも説明。実際にその通りになる。

後方支援を行いつつも弱気になった曹操が遠まわしに退却したいと

諮ってきたが荀彧は曹操の意図を理解しつつも退却に反対。

必ず袁紹軍に変事が起きるから

曹操の力を発揮すべきときが来ると励ます。

荀彧の言葉通りに袁紹軍はやがて内部分裂を起こし、

曹操は袁紹軍を打ち破る。

荀彧は人材発掘にも力を発揮し、

名家の人脈と才を見抜く鑑識眼から

数多の人材を曹操に推挙し、多くのものが重用されている。

その中には司馬懿仲達もいる。

三国志演義では曹操と敵対する呂布と劉備と同盟を結んでいるので

「二虎競食の計」「駆虎呑狼の計」を仕掛けて両者を敵対させるという

奇計を披露している。

これだけの活躍をし、重職を勤めながら

財産や領地への欲が一切無く、報奨も辞退し続け、

曹操が命じてようやく受け取ったがそれも親類・縁者に分けてしまい

荀彧自身の家には余財が一切無かった。

 

天下統一へ向けて共に歩んできた荀彧と曹操だったが

その間に亀裂が走る。

曹操が魏公になる話が持ち上がった時、

荀彧は家臣の中でただひとり「殿が漢王室の臣である

丞相だからこそ天下への大義名分を得られている。

魏公となるならそれが損なわれる」と断固として反対した。

荀彧は曹操がいずれ帝位に就こうと考えていると危惧し、

曹操もいずれはと考えていた。

そこから曹操と荀彧はすれ違っていく。

 

荀彧は漢王朝と帝を敬っていた。

数百年続いた漢王室を建て直すことで

民も受け入れやすい漢王室と帝を中心とした

平穏な天下を齎すべきだと考えていた。

 

曹操も漢王朝への敬意を持っていた。

しかし同時に天下が乱れたのは

衰退した漢王室が原因とも考えていた。

人が古い衣を捨て、新しい衣を身に付けるように

この国も新たな帝と王室によって

新たな平穏な天下を民に齎すべきだと考えていた。

 

荀彧も曹操も目指すところが互いに違うことは理解していた。

それでもいずれどこかで歩み寄れるとも考えていた。

しかし曹操が魏公になることに荀彧が反対したことで

すれ違った2人に悲劇が起きる。

病で伏せる荀彧の元に曹操から贈り物が届く。

荀彧が箱を開けるが中身が入っていない空き箱で

荀彧はこれが曹操からの決別(「中身は空だった」と答えても

「中身をどうしたのだ」と言われ、

「中身があった」とごまかしても「主をたばかる様な臣など

もってのほかだ」とどう答えても罪となる)だと解釈。

「最後まで道を共にすることはできませんでしたが、

貴方と共に歩めたことは幸せでした、殿」と呟いて

荀彧は毒を飲んで自ら命を絶った。

実は曹操は箱には荀彧への見舞いとして薬を入れるよう命じたのだが

命じられたものが薬を入れ忘れて入れ物だけを届けてしまっていた。

自殺した荀彧の傍に自身が送った空の入れ物があったことから

曹操は荀彧が自ら命を絶った想いを察し、

決して誰にも見られぬよう、声を出さずにひとり涙した。

 

◎人物

一人称は「私」。

首の後ろのところで纏めた長く美しい黒髪に

涼しげな目をした細身の優しげな美青年。

 

清らかで上品な性格をしており、言動には品格が感じ取れる。

人当たりも良く子供相手でも丁寧な敬語で話す。

それでいてときに相手をからかう茶目っ気もある。

 

普段はとても穏やかだが政治や有事の際は

清濁併せのみ、的確で迅速な判断を下す。

柔軟でもあり自分の考えと異なっていても

そのほうが効果的だと判断すればそちらを採用する。

ただ自分の信念だけは決して曲げない頑固な一面もある。

 

行政面でとても有能。

広い視野と素早く聡明な思考速度で的確かつ分かりやすく

指示を出し、自らの仕事もてきぱきとこなす。

職場にひとりは欲しい人材。

尚書令を長く勤めていたのでとても速筆で

字も綺麗で文章も読みやすく誤字・脱字も全くない。

書類の山があっという間に消えて行き、

どこにどれがあるか、いつのどんな書類かも

全て記憶している。

コンピュータやタブレットの使い方もあっという間に覚え、

打ち込みや操作もとても速い。

初めて触れたときは書類のように嵩張らないことに

感動していた。

なお気が抜ける瞬間やサボろうとしているのを敏感に感じ取り、

穏やかに励ましたりうまいタイミングで仕事を割り振って

サボらせない。

 

野戦はあまり経験していないが策を練るのも上手く、

特に防衛戦での指示は迅速かつ匠。

また相手の性格や才を見抜く観察眼で

敵陣営の行動や弱点を鋭く看破する。

 

趣味は読書でカルデアの図書館の常連。

とても静かに読んでいるので

読書中は気配に敏いサーヴァントも気付かないことがある。

 

◎人間関係・サーヴァント関係

・曹操

かつて仕えた乱世の奸雄。

荀彧は曹操を「殿」「丞相」と呼び、曹操は「文若」と呼んだ。

才にも人格にも敬意を以て仕え、

曹操も荀彧を心から頼りにしていたが

目指す道の果ての違いからすれ違ってしまった。

しかし仕える主を間違えたとは微塵も思っていない。

今では命を絶ったのは早合点だったのではと思い、

再会したなら心から語り合いたいと思っている。

「殿は素晴らしい方です。

軍事も政治も匠で詩作もお好きで。

奸雄などと呼ばれていましたが、それすらも呑みほして

覇道を進まれる強さと覚悟をお持ちでした。

難があるとすれば・・・そう・・・女性に少々・・・(遠い目)」

 

・司馬懿仲達

自身が曹操に推挙した軍師。

才と人格を見込んで曹操に推挙。

仲達に野心もまたあることも見抜いていたので

クーデターを起こしたことも

「殿も曹丕様もおられないなら当然でしょう」と納得している。

仲達は「百数十年間に亘って、荀彧殿に及ぶ賢才は存在しない」と

高く評価しており、敬意を以て接している。

よく語り合い、ライネスが仲達に茶々を入れてからかったりと

仲良く接している。

「なんとも可愛らしい女性を依代にしていますね仲達殿。

奥方を思い出してですか?違う?えぇわかってますよ。

貴方は奥方一筋でしたから」

 

・諸葛孔明

魏に立ちはだかった蜀の軍師。

直接会ったことは無いが曹操と魏の進撃を食い止め、

劉備を盛り立てて三国鼎立と成した智謀を純粋に感心している。

合理的なところが曹操と似ているとも思っているが

曹操のほうが人間味があったとも感じている。

孔明のほうは曹操の覇道を支えた荀彧に

純粋に敬意を持っている。

「孔明殿の合理主義は殿と通じるものがありますね。

ただ、だからこそ相容れないでしょうね。

あえば凄まじい舌戦になりそうです」

 

・陳宮

呂布に仕えた軍師。

軍師としての才を認めているが脳筋的発想に行き着くのは

呂布の軍師らしいと思いつつ軍師としてはどうかと思っている。

陳宮は自分と呂布達に兗州を完全に奪わせず、

劉備と呂布の同盟を崩した荀彧の策と智謀、

自分の信念を貫くために自ら命を絶った意思の強さに

純粋に敬意を持っている。

「公台殿は素晴らしい発明の才がありますね。

軍の指揮は・・・・呂布殿のところで願います(乾いた笑い)」




雷電タメエモンさん、ありがとうございました!

この方三國無双E8mpiresでうちの娘キャラクターにめちゃくちゃアタックしてきたから覚えてるんですよね〜!

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