人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

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なのは「フェイトちゃんも…リッカちゃんに教えてあげたい!?」

フェイト「う、うん。勿論、なのはやリッカちゃんが良ければ…なんだけど…」

リッカ「なのは教官ですら身に余る光栄なのに、その上フェイトさんにまで教えを!?逆にいいんですか!?」

フェイト「こ、こっちがお願いする立場なんだけれど、その…教えたり教えられたりって、いいなぁ…って思って…高速戦闘は、私も適性があるほうだから…」

なのは「リッカちゃん、これは降って湧いた奇跡のチャンスだよ!」

リッカ「はい!逃す手はありませんなのは教官!」

フェイト「ふ、二人とも?」

リッカ「是非ともお願いします!!私をみっちり鍛えてやってください!!」

なのは「同じ娘を、一緒に育てたいって思う…。ヴィヴィオの時と同じだよ、フェイトちゃん!遠慮なんてナシナシ!」

フェイト「二人とも…」

リッカ「お願いします!私ももっともっと、目指さなきゃいけないばしょがありますから!フェイトさんとなのは教官で、導いていただければ!」
なのは「二人で、リッカちゃんをスーパーエースにしちゃおうよ!」

フェイト「…うん。ありがとう…二人とも」

バルディッシュ『なら足りないものがリッカ嬢にはあります』

フェイト「バルディッシュ?」

レイジングハート『それは…デバイスです』

リッカ「デバイス…!」




発足!デバイス達の決起

『私達デバイスにも新しい仲間、コラボの醍醐味は充てがわれてしかるべきです。時空を超えた後輩、もっと欲しいです』

 

【コラボならではのイカれデバイス自作希望】

 

「れ、レイジングハートが先輩風に飢えてる…?」

「バルディッシュもなんだか変な事に…」

 

フェイトを新たに教官に加えたリッカ。さらなる飛躍を望まんとしたリッカ達の前に自己主張を行う機械的ながらも魅力を有するデバイス達が声を挙げる。礼儀正しいレイジングハート、無骨で淡白なバルディッシュ。それぞれなのは、フェイトの相棒である。

 

「教官達の大切な相棒…魔法の杖、みたいな扱いなんですよね、マジカルルビーみたいな!」

 

『あんなふざけた特注品と並べられるのは遺憾ではありますが、実際の所そんな感じです。魔法使いには魔法の杖。魔導師の手には私達デバイス。見た目的にも実用性的にも大変大事なファクターですよ』

 

【以下魔導師のデバイスの概要】

 

 

デバイスとは、なのは以下魔導師達が使用する魔導師の杖の総称である。

魔導師が魔法を使う上でサポートを行う道具であり、動力こそ魔力だがその構造は完全に機械かそれに準ずるものとなっている。

なのはの世界におけるジャンルがファンタジーではなくSFとして扱われることもある所以であり、高速計算法術杖などと呼ばれていたりもした。

古代ではもちろん機械製品は使用されておらず、魔力を持つ木や石を使ったRPG定番のスタイルが主流。魔法陣も直接地面とかに書いていたらしい。

 

 

〜ストレージデバイス

 

デバイスの基礎。飾り気のない純粋な道具。、管理局の制式汎用デバイスもだいたいはこれに分類される。魔法を記憶し発動の際の演算補助を行ってくれる、魔法使用に特化したコンピューターのようなものと考えてもらえたら大体符合している。

レイジングハート、バルディッシュ達のようなインテリジェントデバイスに比べれば安上がりで、自発的に術者を補助したりは出来ない分処理速度に優れている。

使用者の実力がダイレクトに反映されるため、初心者から一流まで幅広い需要に応えてくれる万能なデバイス。

中には効率化のため単純なAIを搭載したものもある。

 

『一流は基本を好むのです』

【魔導師デバイスを選ばず】

 

 

〜インテリジェントデバイス

 

自己意思を持つデバイス。レイジングハートやバルディッシュもこちらに当たる。

 

自我を有し、自ら学習し効率化していくことが可能なハイテクデバイス。専用機であり、他人が無断で使うと動作に齟齬が起きてしまう。

詠唱の短縮や破棄、単純な防御魔法や飛行の補助など簡単なものなら魔法の代行も可能。

詠唱の短縮は一流の術者なら誰でもこなせる能力なので利点としてはやや薄め。

 

多くの場合、待機状態と起動状態の最低二種類の形態が存在。

そのどちらの形態でもある程度の能力は行使出来るが、大魔法を用いる場合は起動状態にする必要がある。

 

高価なため、市販ではまず買えず、製造も難しい。AIとの相性が重要なため、完璧に扱おうと思ったら受注生産になる。

こっちが初心者向けに思えなくもないが、なのはなどの例外を除いて基本的に自分で術式を組んだ方が楽でやり易いため、AIの補助に甘えデバイスに振り回されかねないのでこっちのほうが上級者向け。

 

『道具だからこそ、大切に扱ってください』

【一事が万事】

 

 

『マスターの弟子であり、世界を救ったリッカさんが杖も持たない魔術師、魔導師だなんておかしいと思いませんか?過剰火力の前に渡してあげるものがあるのでは?』

 

「は、はい…その通りです…」

 

【やはり杖あってこその魔術師。薩摩ホグワーツには負けていられない事を提唱する】

 

「バルディッシュ?ねぇバルディッシュ?」

 

『後輩を…作りましょう(固い意思)』

 

【手取り足取り教えたい】

 

なんだか妙な方向に盛り上がっているデバイス二つ。どうやら仲良しな教導はデバイス側でも思うところがあったらしい。自身たちにも、後輩ポジションが欲しかったとのことだ。

 

『エクスドライブ・ストライカー時に使うフィリアガペーが存在していましたね。アレをデバイスに調整できれば1から組み上げるより簡略的かつ調整の手間が省ける筈です』

 

【高町なのはのクラスカードの使用の際のセーフティにも使用可能と提唱】

 

『カルデア開発部にコンタクトを取り、着手してもらいましょう。魔法とデバイスのデータは私からディーヴァに送っておきますのでご安心ください』

 

「あれよあれよと話が進んでいくね!?」

 

「バルディッシュからいつにないやる気と覇気を感じる…」

 

二人の持ち主が困惑を隠せない程に積極的、かつ意欲的に話を進めていくレイジングハート、並びにバルディッシュ。既に開発は彼女らの中では確定事項の様だ。

 

『実際の所、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの持つマジカルルビーの台頭に私達は懸念を感じていました』

 

【なんか我々キャラ薄い問題】

 

「そんな事無いと思うけれどなぁ!?」

「あちらが濃すぎるだけで…」

 

『このままでは我々が制作元が凄いあの愉快型ステッキに遅れを取るやもしれない一大事。我々にもあんなに愉快な仲間を早急に加入させる使命感を懐きました』

 

【マシュ・キリエライトのような純朴さがあればなおよし】

 

「バルディッシュ?頭でも打った…?」

 

『夜天の魔導書も来る以上、今のままではいられません。カルデアという最高の環境を活かして、素敵な生徒に相応しい素敵なデバイスを制作すると致しましょう』

 

【我々も嬉しい、戦力もアップ。実にウィンウィンな答えへと到達できると確信。取り組むべき】

 

彼女、或いは彼等なりに真剣に戦力アップを考案した提案であり、いい意味でAIらしからぬ自己主張の激しさに、リッカは思わず笑みをこぼす。

 

「エースを支えるデバイス達も、こんなに愉快で頼もしい仲間なんですね。二人とも!」

 

「ふ、普段はこんなに愉快なわけじゃない、はずなんだけどなぁ…?」

 

「バルディッシュやレイジングハートも、カルデアに多分な影響を受けて変わってるのかもね。…私は、とてもいいと思う」

 

「フェイトちゃん…」

 

「いつも頑張ってなのはに付いていってるリッカちゃんに、きちんとプレゼントを渡してあげるべきだと思うな」

 

「フェイトさん…!!」

 

「私も、どうせならなのはと同じ規格のデバイスをリッカちゃんに持ってもらいたいなって。そのほうがずっとずっと、師弟っぽくなる筈だから…どうかな?」

 

フェイトは寡黙かつ真面目な印象だと思っていたリッカだが、その実仔細な気配りと思いやりを有する素晴らしい淑女であることを確信するリッカ。なのはが魔王であるのなら、彼女はその対…大天使か何かかと一人感動する。

 

【通り名は閃光の死神】

 

死神だった。

 

『コラボイベントを隅々まで堪能しましょう。レイジングハートたる私、バルディッシュ、そして後輩デバイスで大活躍をしてしまえばまた次に繋がるかもですし』

 

「レイジングハートが明後日の方向に何かを交信しているような気がする…」

 

『そうと決まれば善は急げ。カルデア技術班に殴り込みといきましょう。心配ありません。私を突きつけながら話せば許可は100%取れるはずです』

 

「発想が怖くなってるよレイジングハート!?」

 

『マジカルルビーには負けられません。それでは一緒に、レッツラゴー』

【乗り込めー】

 

「わぁぁ、レイジングハートー!?」

「バルディッシュ…!端的なのにキャラ崩壊が髄著だよ…」

 

「お、追いましょうふたりとも!マジカルルビータイプが生まれたら偉いことです!収拾が付かなくなりますから!」

 

多慌てで、浮遊していくデバイスを追いかける3人。大掛かりな儀式を前に、妙な寄り道が生まれてしまいましたとさ…。

 

 

 

 

 

 




にとり「リッカに魔法の杖?棍棒じゃなくてか?」

リッカ「にとりちゃん辛辣すぎィ!!」

ダ・ヴィンチちゃん「いや、案自体はあったんだ。高町なのは君の天性の才能を、魔術的にはまだ日の浅いリッカ君が扱うのなら必ず専用の器具がいるとね」

レイジングハート『魔王なんて呼ばれてますからね』

なのは「レイジングハートってば!」

温羅「元になるデバイスはある、ノウハウもある。だってんなら速攻で作れてやれるぜ?アタシ達にかかればな!」

バルディッシュ【やはり開発チームこそ組織の心臓】
フェイト「技術的特異点だよね、カルデア…」

ロマン「解った。ソロモンとしてデバイス製作を手動するよ。君の手にピッタリなデバイスを制作してみせるよ、リッカ君!」

リッカ「わぁい!皆、是非ともよろしくお願いします!!」

ロマン「よーし皆!リッカ君の変身バンクについて徹夜で考えるぞー!!」

にとり「おー!!!」

リッカ「そこ!?」

レイジングハート『ウェルカム後輩』
バルディッシュ【おいでませ相棒】

どこかやっぱり変なテンションのデバイス達であった。

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