人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

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干魃は日本には馴染みのない減少ですよね。

まことありがたい事だと思います…


マテリアル〜干魃は日本ではほぼないアルよ〜

◎妭(ばつ)

 

「日照り神・妭。どうぞよろしくアル。

・・・なんでこんな語尾になるかは聞かないで欲しいアル」

 

真名:妭

性別:女性

クラス:アルターエゴ

身長:147cm

体重:39kg

出典:中国神話・『山海経』

地域:中国

属性:混沌・善・天

特技:料理(中華)

好きなもの:虹を見ること

苦手なもの:幽閉されること

CV:田村ゆかり

 

○ステータス

筋力:A 耐久:B 敏捷:A+

魔力:A++ 幸運:C 宝具:A+

 

○スキル

・女魃:A+

ばつ。真名である『妭』の別表記。

元々美しい女神である妭だが

人には害となる干魃を齎すことから時代を経るにつれて

その姿は妖怪のようなものとして伝えられ、

名前も美女を現す『妭』から鬼へと転じた『魃』を

用いられて伝えられていく。

「今に伝わる妖怪じみた『魃』から切り離された

元来の女神としての『妭』」である証であるスキルで

アルターエゴとなった所以。

なお上の理屈は彼女の父である黄帝が娘である妭を

サーヴァントにするために考え出したもので

妭本人は「無理やりすぎないか」と思っている。

干魃の女神としての権能を現すスキルでもあり、

風雨、水の神に類するものにデバフを与える。

また彼女がいれば超高確率で天気が瞬時に快晴となる。

本来はそこにいるだけで干魃を起こしてしまうが

擬似サーヴァントとなっているので快晴になる

程度に収まっている。

効果を抑えることも干魃まで起こすことも可能。

 

・女神の神核:B

生まれながらにして完成した女神であることを現す、

神性スキルを含む複合スキル。

神性スキルを含む他、

精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。

あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体成長もなく、

どれだけカロリー摂取しても体型が変化しない。

擬似サーヴァントであるためBランクとなっている。

 

・巨人殺し:A

神話には黄帝と蚩尤との戦いで蚩尤軍の主力である

巨人族の夸父(こほ)を討ち取ったというものも

存在していることから有するスキル。

妭の武勇を現すスキルであり自身に[超巨大]特攻状態を付与し、

さらに「巨人外殻」などの効果を無効化する。

 

・熱気転積:A

ねっきてんせき。

ガルバニズムの熱気版。

旱の女神である妭は魔光、魔風、魔弾など実体のない攻撃を

瞬時に熱気へ変換し、蓄積することで自らの魔力を補給する。

蚩尤との戦いで熱気を使いすぎて天に帰れなくなり、

結果的に幽閉されることになった経験から

努力して習得したスキル。

 

・対魔力:A

魔術に対する抵抗力。

一定ランクまでの魔術は無効化し、

それ以上のランクのものは効果を削減する。

サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。

事実上、現代の魔術師では、妭に魔術で傷をつけることは出来ない。

 

・魔力放出(熱):B-

武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、

瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。

妭の場合は肉体や武器に熱気を付与する。

しかし熱気の使いすぎで天に帰れなくなったことが

トラウマになっているためにランクが下がっている。

 

・泰山店長:EX

依代の影響で習得してしまっているスキル。

中華料理店の店長を務める依代の

料理の腕前を象徴するスキルで

絶品の中華料理を作り出すことができるが

戦闘時並かそれ以上の気合と集中力で調理しなければ

無意識にあらゆる食材を唐辛子まみれにして

『舌を楊枝で千本刺しにされて塩をぶっかけられたぐらい』の

辛さにしてしまう。

このスキルの影響で妭の武器は中華包丁や中華鍋などの

調理器具になっている。

黄帝と妭がどれだけ頑張っても外すことができず、

ランクを下げることもできなかった。

 

○宝具

・『妭ハ北ヘ帰ラズ(かみはきたへかえらず)』

ランク:A 対軍・対神宝具

 

「我が齎すは慈悲無き旱(かんばつ)

消えよ雨師(うし) 失せよ風伯(ふうはく) 

『妭ハ北ヘ帰ラズ』!!」

 

黄帝と蚩尤との戦で蚩尤軍の雨の神・雨師と

風の神・風伯を退けた逸話の再現。

広範囲に神代の熱気を放出する。

その熱気は大地や川を一瞬にして干上がらせ、

例え神の力による風雨だろうと小さな雲ひとつ残さずかき消してしまう。

敵全体に大ダメージを与え、

同時に熱気を浴びた敵は魔力がどんどん減少していく。

魔力の減少は妭が消滅するか

宝具の効果を切らないかぎり続く。

 

・『泰山秘伝・殺人外道麻婆豆腐

(たいざんひでん・さつじんげどうまーぼどうふ)』

ランク:EX 対人宝具

 

「うぅ・・・・料理を粗末にしたくは無いアルが・・・・」

 

「地獄の苦しみを味わいたくないものは

速く逃げるアル!!冗談じゃないアルよ!!」

 

依代の影響で保持してしまっている宝具。

依代が店長を務める中華料理店のメニューにして

秘伝である麻婆豆腐を十字鍋から生み出して

敵に向かって放つ。

ホーミング効果がついており、

矢避けの加護持ちだろうと妭が認識できるなら

妭が走るのと同じくらいの速さでどこまでも追い続け、

敵の口あるいは舌へと突撃する。

その辛さは殺人・外道的と言われ、

食せば舌が融ける錯覚を覚えるほど。

冬木のブラウニー曰く「ラー油と唐辛子を

百年間ぐらい煮込んで合体事故のあげく、

『オレ外道マーボー今後トモヨロシク』みたいな料理」で

慢心の毒に浸っていたとはいえ聖杯の泥に耐え切った

英雄王すら食せば唇を腫らし、腹痛を起こす。

聖女麻婆の原典とも言える宝具だが

その辛さは泰山で出されるものよりも遥かに強く、

おまけに実体・味覚が無いような

エネミーにすら通用するようになってしまっている。

喰らった敵は大ダメージと共に

あまりの辛さに敏捷に大きなデバフを受け

しばらく悶絶しているのか動けなくなり、

場合によって苦しみながら消滅する。

極一部のサーヴァントが喰らうと

体力と魔力が大きく回復してバフを得る。

スキルの「泰山店長」と同様、黄帝や妭がどれだけ頑張っても

外すこともランクを下げることもできなかった。

 

○能力

スキルよって中華包丁、中華鍋、お玉などの中華料理を

作るときに使用する調理器具を操って戦う。

その動きは達人と言える凄まじい強さを持ち、

中華包丁で岩や金属を容易く切断し、

中華鍋やお玉で容易く岩を砕いて金属を凹ませる。

調理器具は宝具と打ち合っても壊れない。

足も風のようと評されるほど速い。

風雨の神の天敵とも言えるスキル・宝具を有している。

ただし宝具の片方はできれば使いたくないと思っている。

 

○真名

魃とは中国神話に登場する

旱魃を齎す日照りの女神。

または同様の力を持つ精霊、妖魔。

中国の地理書にして妖怪事典とも言える『山海経』には

魃は黄帝の娘である青い衣を纏う日照りの女神で

元々の名は美女を現す『妭』と書いた。

黄帝と蚩尤との戦いにおいて

蚩尤軍の雨の神・雨師と風の神・風伯に対抗するために

黄帝は娘である妭を呼び出した。

妭は凄まじい熱気を放って雨師と風伯の風雨を消滅させ、

黄帝の勝利に大きく貢献したが

熱気を使いすぎたために天に帰ることができなくなる。

妭はそこにいるだけで周囲に旱魃を起こしてしまい、

おまけに殺すことができなかったため

やむなく黄帝は赤水河の北方の係昆山へ妭を幽閉した。

幽閉された妭はしかしたびたび山を抜け出し、

各地に旱魃を齎した。

そのときに人々が「神よ、北へ帰りたまえ」と言うと

妭はおとなしく係昆山へ帰っていった。

女神であるにも関わらず旱魃という災害を齎すことから

その名は鬼のついた「魃」を用いられるようになり、

これが旱魃の語源になった。

そのため魃はやがて女神の姿から

・「身長2尺から3尺(40から60センチメートル)で

頭の上に目があり、風のような速さで走る」

・「人面獣身の獣で、手と足が一つずつしかない」など

獣や妖怪じみた存在として伝えられていく。

 

父である黄帝はこのことを憂いていた。

娘である妭が天に戻れなくなったのも

自分が呼び出した戦いで力を使いすぎたせいであり、

幽閉して地上に止めたのも

人への試練のひとつとして

旱魃を齎す役割を与えてのことだった。

しかしそれによって女神から妖怪のような姿で

恐れられ、疎まれる存在として語り継がれてしまい、

妭自身は気にしていないと口にしているが

人のことが好きで天からその営みを

楽しそうに眺めていた妭が落ち込んでいることを

黄帝は見抜いていた。

どうにか妭を元気づけてやれないかと

模索していた黄帝は自分に仕える神獣・応龍の伝で

四霊経由で楽園カルデアの存在を知る。

既に多くの神々が滞在して人々と

楽しく過ごせていることを知り、

黄帝は妭に「お前も行ってみたらどうだ」と持ちかける。

最初は喜んだ妭だがすぐに首を振り、

「居るだけで旱魃を起こす自分が行ったら

楽園の皆や行く先々の人々の迷惑になる」と落ち込む。

黄帝もそのことに思い至るがそこで

擬似サーヴァントという存在に思い至り、

それなら旱魃を起こす力も

いくらか抑えられるのではと考える。

依代を探しているとき、ある場所で

自分達の国と妭の名に縁がある存在を見つけ、

さっそく彼女を依代にして妭は擬似サーヴァントとなる。

 

依代となったのは

マウント深山商店街唯一の中華飯店『紅洲宴歳館・泰山』の店長で

ちびっこ店長と親しまれる謎の中国人『魃さん』だった。

 

思った以上に馴染み、旱魃を齎す力も抑えることができ、

妭は喜び、黄帝もそんな娘の姿に涙を流して喜んだ。

ただスキルと宝具、語尾と依代の影響も強く、

努力で迷惑かけないようにしようと気持ちを引き締めながら

妭は楽園カルデアと縁が繋がる日を待っている。

 

○人物

一人称は「私」。

外見は赤い髪のお団子ヘアーをした少女。

青色のチャイナ服を着ている。

流暢な言葉で喋るが宝具使用時以外では

必ず語尾にアルをつける。

これは依代の影響で妭は直そうとしたのだが

どんなに頑張っても直らなかったらしい。

自身と依代の名前から周りには

自分を「バツさん」と呼ぶように頼んでいる。

 

性格は健気で好奇心旺盛。

幽閉されていた時間が長いため

いろんなものを見たり聞いたり体験したいと思っていて

アグレッシブに行動していろんなところに出向く。

しかし旱魃を齎してしまう権能のため、

人との触れ合いには躊躇してしまう。

仲良くなっても慎重に距離を詰めてくるので

相手や見てるほうがもどかしくなる。

人を下に見ることはなく、

むしろその営みの多様さを好み、愛している。

だからこそ自分の権能で苦しみを与えてきたことに

申し訳なさを感じていて

妖怪じみた姿で伝えられていることも

自業自得だと諦めの境地に至っている。

 

依代の影響もあって中華料理が得意だが

その影響ゆえに相当の気合と集中力で作らないと

唐辛子まみれにしてしまい、

特に麻婆豆腐は妭曰く「蚩尤の軍との戦い以上の気合と集中力」で

調理しないとかの激辛麻婆豆腐を再現してしまう。

妭の料理してる姿は「戦場にいるかのよう」と評されている。

 

虹が好きなのはその権能ゆえに

真近で見ることができなかったたため。

擬似サーヴァントとなって初めて虹を目にしたときは

言葉を失って涙を流すほどに感動した。

 

○人間関係・サーヴァント関係

・黄帝

父である中国神話の最初の帝。

父様と呼び、黄帝は「妭」と呼んでいる。

ものすごく妭を溺愛しており、

彼と蚩尤の戦いに呼び出されたことが

地上に幽閉される原因となったため、

人に恐れられることに落ち込む妭を

元気づけるために恥も外聞も

周囲への影響も彼方に投げ捨てて

ものすごく行動しまくった。

妭と2人がかりでも外すこともランクを下げることも

できなかった依代のスキルと宝具には

戦慄している。

 

「このスキルと宝具は仕方ないアルよ父様。

こうして人と一緒に過ごせるのも父様のおかげアル。

本当にありがとうアル♪」

 

・応龍

鷹の翼を持つ龍。

黄帝に仕えていた神獣で妭とも仲の良い友で

「応龍」「妭」と呼び捨てて呼び合う。

黄帝と蚩尤との戦いで応龍も黄帝に呼び出され、

嵐を起こすその力で敵軍を蹴散らした。

しかしこれが原因で神獣として「殺人」を犯したことが罪とされ、

天に帰ることができなくなり、南に隠棲することになった。

黄帝に頼まれ、幽閉先を抜け出した妭によって

旱魃が起きた土地に嵐を起こし、

風雨によって大地を蘇らせる役目を担っていた。

妭のことを気にかけており、

神獣同士の繋がりで四霊から楽園カルデアのことを知り、

それを黄帝に伝えた。

妭は楽園カルデアから手紙と一緒に

中華以外の料理や菓子をちょくちょく応龍に贈っている。

応龍曰く「戦闘力では負けないが、

妭の旱魃を齎す力は自分の嵐を起こす力よりも強い」らしい。

 

「私がこうして虹を見たりできるのは

応龍が父様を手伝ってくれたおかげアル。

本当に応龍は私なんかにはもったいない

素敵な友達アル♪」

 

・魃さん

依代に選んだ一見さんはことごとく逃げ帰るという

マウント深山商店街唯一の中華飯店『紅洲宴歳館・泰山』の店長で、

ちびっこ店長と親しまれる謎の中国人。

自分と黄帝がいくら頑張ってもどうにもならない

辛い料理へのこだわりには戦慄している。

 

「どうしてこんな辛いのを考えついて

おまけに作ったアル?

神でもこれ食べたらとんでもないことになるアルよ・・・・」

 

・エミヤ(アーチャー)

元冬木のブラウニーで現オカン。

若き日のエミヤは妭の依代が作る料理のせいで

中華料理への苦手意識を持った。

初対面でギョッとしたが本人ではなく

擬似サーヴァントであることを聞き、

「また知った顔のサーヴァントが増えた」とエミヤは頭を抱えた。

妭の鬼気迫る調理する姿と作った中華料理が

麻婆豆腐含め全て絶品なのに驚く。

理由を聞いて遠い目をし、以降は共に料理仲間として

気遣いながら交流を深めている。

語尾もいくら妭が頑張っても変えられないことを聞いて

これまた遠い目をした。

 

「依代の子の知り合いアル?

え?激辛麻婆豆腐??

あんなもはや兵器なもの楽園の皆に食べさせるわけないアル!!

だから安心してほしいアル」

 

・ラスプーチン

依代同士に親交があった。

こちらでもほどほどには親交がある。

自ら好き好んで激辛麻婆豆腐を注文するので

妭には呆れられている。

ちなみに宝具『泰山秘伝・殺人外道麻婆豆腐』によって

回復とバフを得ることができる稀なサーヴァント。

 

「・・・・マジであれで回復したアル。

依代も大元も神とかじゃないアルよね?人間アルよね??

人間の多様性って本当にすごいアル・・・・」

 

・テノチティトラン

水上都市そのものとも言える存在であるため

旱魃を齎す妭のことを当初はものすごく警戒。

妭もテノチティトランのことを知り、

自分は嫌われるだけだと距離を取っていた。

しかし互いに人間好きであることと

擬似サーヴァントなので現状は晴らすに

留まっているので割とすぐに仲良くなった。

妭が好奇心旺盛なためよく共に都市観光に趣く。

テノチティトランの湿度は妭には効果が無い。

 

「水上都市で風雨の神の力を持っているのに

私と仲良くしてくれるなんて・・・・嬉しいアル!!

いつか貴女の都市にも行ってみたいアルよ

テノチティトラン」

 

・ご機嫌な英雄王とエア

召喚されてすぐに英雄王から

『絶対にあれを作るな』と厳命され、

その後ろでエアが真剣な顔で頷いていたのを見て

『この2人でもこんな拒否するものなんだ』と納得。

妭が作った麻婆豆腐を最初は警戒したが

絶品だったので完食。

これからもこのレベルで励めと激励。

妭は2人が食べる麻婆はこれからも

絶対に美味しくすることを誓う。

妭の宝具の片方を聞いて絶句し、

「もはや呪いか」とつぶやいて遠い目をした。

 

「英雄王、姫様。安心してほしいアル。

私が私であるかぎり、もう絶対に麻婆による

地獄の苦しみをお二人に味合わせないことを

誓うアル!!」




雷電タメエモンさん、ありがとうございました!
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