人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

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黒服【アダム先生、これは───】

アダム「あぁ、解っている」


「私の…アダム・カドモンの、先生としての総決算だ」


予告編〜遍く全ての到達点〜

シャーレの先生、アダム・カドモン。その愛する土地たるキヴォトスに最大の危機が訪れる……!

 

 

─────アダム・カドモン。神を殺し、永劫許されざる呪いを背負いし最大の愚者よ。お前の有した罪業の楽園はすでに捉えている─────

 

 

「デミウルゴス…否。ビーストΩ。いよいよ以て馬脚を現したか」

 

───神秘に満ちたその地の全てを我に捧げよ。貴様の罪は、貴様の全てを我に捧げることでしか贖えぬ────

 

「…………」

 

────良く思案し選ぶがいい。この地を滅ぼすか、貴様の帰るべき楽園が滅びるか。どちらが貴様にとっての最善であるか───

 

アダムの故郷、異聞帯エデンを滅ぼされたくなければキヴォトスの生徒たち、その全ての神秘を捧げろと迫る偽神・ビーストΩ。

 

「断る。私は既に汎人類史の全てを護り導くと決めている。断じて貴様などに売り渡すものか」

 

───最愛の妻が。待ち受ける数多無数の民が惜しくはないのか?───

 

「貴様程度に、私一人がいない程度で滅びはせん。我が最愛なる妻を舐めるなよ、デミウルゴス」

 

────……………───

 

「今度こそ貴様を討ち滅ぼす。貴様の穢れた魂を御祓ぎ、全宇宙の希望の光とし我が故郷と汎人類史に福音を齎す。それが放浪の果てに導き出した、私の成すべき使命だ…!」

 

 

────どこまでも愚かなり。かつてのように、過ちの咎は自らのものとするがいい─────

 

異聞帯エデンに差し向けられる、全宇宙の悪意たち。偽神と一体化した『天使』の軍勢達がアダムの故郷、エデンへと迫る。

 

 

『アダム先生!キヴォトスに正体不明のエネルギー干渉現象が!』

 

【……色彩。ビーストΩが振るう、宇宙における力と現象…】

【意志なき力。悪意にて振るわれるか】

【これもまた、偽神の強硬手段なのでしょう】

【そういうこった!】

 

同時にキヴォトスに迫る【色彩】の脅威。学園都市に迫る、至上最大の危機…!

 

 

 

『こちらエデン、楽園カルデア、聞こえますか?』

 

「アダムお父さんの、お嫁さん!?」

「異聞帯、リリス…!」

 

『正式なる共闘の依頼を、あなた達に。偽神の企みを討ち果たし、手を取り合って新たなる明日を迎えましょう!』

 

今こそ、異聞帯エデンとカルデア、キヴォトス全ての学園の力を結集せよ!

 

「ビースト対策課…並びに楽園カルデア!これより最大規模の作戦発令を宣言するわ!内容は、ビーストΩのもたらした軍勢、並びに【色彩】の撃退!」

 

「連邦生徒会会長代理、並びに連邦生徒会全権を懸けてこの作戦に参加する意志を示します。私達の学園都市を、私達の手で守る為に…!」

 

 

「ふふははははははは!!準備はよいな我が財共!異聞帯とすら手を取り合う未来の一つ、容易く実現させてみせようではないか!!」

 

「アダム・カドモンとして全学園、全生徒達に伏して願う!どうか学園都市を、君達の未来を、私の故郷を護るために力を貸してくれ!」

 

 

「アビドス、了解だよ〜」

 

「トリニティ、おっけー☆」

 

「ゲヘナ、協力は惜しまないわ」

 

「レッドウィンター!硬い結束を誓う!」

 

「山海経、了解した。共に行こうぞ」

 

「百鬼夜行、お任せください!!」

 

「ラビット小隊…ううん。SRT新生特殊学園、準備よし」

 

「ミレニアム、準備良し!先生、いつでもいけます!」

 

 

アダムの指揮の下、学園都市中に現れた巨大エネミー達を討ち果たせ!

 

 

「グランドマスターズ、出撃!異聞帯エデンの全てを守り切るのよ!」

『私達サーヴァントユニヴァース・グランドスターズ艦隊も協力は惜しみません。宇宙規模の戦闘、やってやるのだわ!』

 

 

三つの全宇宙を護るため、サーヴァントユニヴァース、異聞帯エデンの力を合わせて楽園カルデアはビーストΩたる宇宙の滅びの意志に抗う!

 

 

【アナタ先生……やっと、やっと楽になれるよ。やっと……】

 

そして、遂にアダム達の前に現れる変わり果てた【シロコ】、【ミカ】…

 

 

【アダム先生は、本当に折れないのかな?例え、自分の世界の全部が無くなってしまっても。折れずに立っていられるのかな?】

 

「何を……!」

 

【もしそうなら見せてほしいんだ、私。だからこうして……エデンの何もかもを、壊しに来たんだから】

 

─────そして。

 

【…我々は望む、ジェリコの嘆きを】

 

【……我々は覚えている、七つの古則を】

 

そして、アダム先生の前に立ちはだかる最悪の敵……。

 

 

「──────馬鹿、な………」

 

「ア、アダム先生……!!」

 

「そ、そうです……そう、と言うか、違う、と言うか……」

 

「今、私の方でも■■■■■■の生体情報を確認してみましたが……たしかに、一致します……外見こそ変わりましたが……」

 

『■■■■■■』は……フレンドの、アナタ先生です……。……で、でも、■■■■■■──いえ、アナタ先生は……」

 

 

「すでに……生きて、いません……」

 

 

それは、別世界の友であった『アナタ先生』。アダムに先生のイロハを授けた、唯一無二の『フレンド』。

 

 

「何故だ!?どうしてなんだ、アナタ先生!?あなたが、何故世界に滅亡などをもたらす!?」

 

【────────】

 

「あなたこそは私の先生としての全てを授けてくれた方だ!私の憧れとはアナタ先生、御身そのものだ!それが何故!どうして!?」

 

【────────】

 

「頼む、お願いだ…!答えてくれ!アナタ先生!」

 

【────────】

 

「御身が何故…!『偽りの先生』などの烙印を押されねばならなかったのだ───!!」

 

 

遥か空の先で、時空の存亡をかけた戦いが始まる。

 

 

【これがアナタ先生の望み…邪魔はさせない…!】

「邪魔なのはあなたの方!私達は、アダム先生と楽園に行く…!」

 

 

「ケイ?アリスとアダム先生と三人なら、どんな理不尽も覆せるとは思いませんか?」

【完全無欠の、はっぴぃえんど…そんな未来が……】

 

 

戦え。遍く全ての未来を守る為に。

 

 

『新生天使軍団!パパポポ並びにティマイオスの指揮の下カルデアに参加する!正しき神の威光を示せ!!』

 

 

【ミカエルじゃないか。へー!新生したんだ!じゃあオレ達魔界の軍勢も負けてられないな!】

 

 

───アカシック!

 

『君こそが、全能の力を正しく担える魂だ。全能の聖杯は、既に君に託されているのだから───』

 

 

掴み取れ。剪定を乗り越えた先に在る希望を。

 

 

 

「アロナ、モモトークの生徒に一斉送信を。────最後に、生徒の皆に言わなくてはならないことがあった」

 

『アダム、先生………?』

 

 

「私を───先生と呼んでくれて。ありがとう」

 

 

 

『この宇宙は時の果てまで我の庭!!星の大海こそ、我等が旅路の無窮の航路!!我の赦しなくしてその路を穢す事は!永遠に出来ぬと思え!!』

 

───ギルが最古の原典の所持者であるのならば、ワタシは全ての伝説の『担い手』となる!アカシック、どうか力を貸してください!───

 

『───あぁ。キミこそが担い手だ。最新の英雄姫、そして──』

 

 

────王の財宝全宝具、真名定義!一斉解放────!!!!!

 

『───真化人類に至りし理の資格者よ』

 

 

輝ける蒼き春を、煌めく黄金の旅路を護るために戦え。

 

 

【おおお!生徒達の神秘が、絆が!天に登っていく!】

 

【これら全てが、アダム先生に集められたのであらば。それは彼を蝕む罪を浄める力となる…!】

 

【アダム先生こそは皆の先生。その先生に今、キヴォトスの神秘が宿る。崇高が、アダム先生と一つとなる!】

 

 

「アダム先生に………」

【ヘイロー、が………!】

 

 

『───アナタ先生。やっぱりオレは負けられないよ』

 

【────────】

 

『助けなきゃいけない生徒が其処にいる。助けなきゃならない世界が此処にある。オレは先生だから、皆に教えてあげなくちゃ』

 

 

【今こそ、アダム先生は一つとなった!比類なき、キヴォトスの神秘と!!】

 

 

『だから、アナタ先生。あなたを越えて先に進むよ。どうか───』

【───────】

 

 

『遥かなる天国で、オレ達の生徒を見守っていてください!』

 

【────!】

『あなたの全てを!あなたの宝を!オレが命を懸けて!引き継いでみせる────!!』

 

 

ブルーアーカイブコラボ 最終編

 

ロストベルトNo.α

 

森羅万象統一楽園エデン

 

〜遍く全ての到達点〜

 

 

 

 

「……終わったよ。アナタ先生」

 

「──────」

 

「そして…御身を一人で逝かせはしない」

 

「──────」

 

「さらば。誇り高き先生よ。さらば──」

 

 

 

────────遍く奇跡の、始発点よ。

 

 

 

近年、執筆予定。

 




───────生徒達を、どうか。





────────よろしくお願いします──────

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