人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜 作:札切 龍哦
『なんで仕事如きのために私生活や娯楽を妥協せねばならんのだ?』
とシンギュラリティ起こして腹が立ったので本編を投稿させていただきます。
管制室
橘「俺も行こう。俺もギャレンだからな」
ムニエル「大丈夫か!?あんた格上にしか勝てないからな…」
橘「大丈夫だ。俺はもう、信じられる仲間は裏切らない」
〜
リッカ「お願いします!力を貸してください!」
?「君程の存在がわざわざ頭を下げるとは。私の才能が必要な緊急事態が起きたのだな?」
〜
リッカ「すみません、風都探偵事務所はどっちですか!?」
ときめ「あっちだけど…」
リッカ「ありがとうございます!!」
ときめ(誰、あの可愛い子…)
リッカ(誰あのモデル並みの美女!?)
「これは………」
ニャルとうたうちゃんは、先んじてブラッド星へと降り立つ。そここそはエボルトが目論んだエボルグランプリに参加表明を行った、量産型ライダー達の血で血を洗うライダーバトルが既に繰り広げていた。
地球の技術体系を感じられるもの。外宇宙の技術体系。または闇の眷属がそれらしく姿を変えたもの。全く判明できない鉱物のようなもの。それら全てが織り成す戦いはまさにカオスといった様相だ。
『お母さん来なくてよかったわねこれ……娘目当ての輩と知ったらテュポーンおじさん連れてきてたんじゃない?』
【そうだろうね。だからこそ、彼女の怒りを代弁し…かつ我々がエボルトの真意に辿り着かなければならない】
そう。真実に辿り着く前にエボルトに死んでもらっては困るのだ。
何故娘をさらったのか、何故カルデアの協力が必要なのか、何故このような回りくどい企みを行ったのか。ぶん殴って聞かなくてはならないことが山程ある。
【行こう、うたうにディーヴァ。最後まで勝ち抜くのは私達だ】
「はい!」
『モアもナイアも、誰にも渡してたまるもんですか!』
『ゼロワンドライバー!』
【カ∏≪∥∶∝∫ζー!!】
ゼロワンドライバー、並びにカオスドライバーを装着し、ゴスペルホライゾンプログライズキーを展開するうたうちゃん
【fjJdyIjorsbkofe!!】
ニャルラトホテプフルボトルを挿入すると、カオスドライバーから混沌の漆黒が漏れ出し天空を覆い尽くす。
やがてそれは、赤き三つの眼となって下界を睥睨する無貌の邪神の様相を展開する。
〜
【フフハハハハハ……!やはり来たか、相棒ォ!】
〜
「『変身!』」
『ゴスペルホライゾンドルフィン!!』
うたうちゃんがプログライズキーをセット、同時に強化されたイルカのライダモデルが装着され、水色に青色のカラーラインの仮面ライダーディーヴァ・ゴスペルホライゾンドルフィンが変身完了する。
【∃≯<≧∌∷∩∬⊇∧∈∶∶!∏∫|||||<ζ∫∷|!!】
カオスドライバーが判別不能な言語を発し、それと同時に展開された暗黒がニャルラトホテプに一気に凝縮される。そのおぞましい凝縮の中、赤き眼が三つ浮かび上がると同時に闇そのものがニャルの装甲、仮面ライダーの姿となる。
【無貌!混沌!カオスマッチ!!仮面ライダー・ニャルラトホテプ!!】
仮面ライダーに存在を定義したことにより、人間が解読可能な言語を解き放つ。その姿は、別世界のニャルラトホテプ星人のフルフォースフォームを男性的にしたもの。黒と赤の二重マフラーをたなびかせた、ニャルラトホテプの新たなる姿。
【時間が無い。退いてもらうぞ】
ニャルラトホテプは手をかざし、空間に干渉を行う。それらは、眼前に蠢く有象無象に放たれた、邪神の正気に対する攻撃。その効果は、すぐさま現れた。
一定数の神格を持たない、地平を埋め尽くす量産型ライダー達が発狂後に爆散していく。それら全ては、哀れなりとも命を落とし脱落となった。
『うわっ、すご!お父さん今何やったの!?』
【封印している私の神性の力をフルボトル1本分解放して叩きつけた。具体的には、奴ら一人一人の前に私の神体を現したんだ】
邪神を目の当たりにさせる強制的な謁見。それは通常の生物が耐えきれるような生易しいものでなく、即座に発狂を起こし、連動する形で命を奪い爆散させる形となる。その本懐は、戦いにすら持ち込ませない悪辣極まるワンサイドゲーム。
【ベルトは未だ未完成、神性はほんの少し切り取った不安定。超デッドヒートドライブとどっこいの急場凌ぎだが、だましだましやるしかないな】
仮面ライダー・ニャルラトホテプ。それは人の形に押し込めた邪神の力を振るう仮面ライダーであることを意味していた。
『封印している本来の力も解放するなんて。本気も本気ね、お父さん?』
【フォローを頼むよ、二人共。こう見えて雑魚狩り全振りライダーだ。互角以上の相手には…。──!】
瞬間、ディーヴァとニャルラトホテプがすばやくその足場から離脱する。その空間が、大爆発を起こしたのだ。
【先のあからさまな存在アピール。アンタがそれやるなんて何のジョークよ】
怜悧なる赤黒き蜘蛛のライダー。
【何処までも舐め腐りおって…!!】
雄々しさと悍ましさを湛えた女性のライダー。
【こんにちは〜。久しぶり〜】
のんべんだらりな、装着武装型のライダー。
【やはり来たか。我が主に屈辱を与えた愉快犯…】
翼を生やした、翼竜が如きライダー。
【アトラク=ナチャ、クティーラ、ツァトゥグァ、ロイガー……】
それらは旧支配者クラスの邪神たち。それらが全て、自らと同じ様に神格を捨ててこの場にいることを彼は理解した。
【何か用か?外なる神ですらない三下共にかかずらう暇など私にはないのだが】
【ぬけぬけとよくもそのような戯言をほざく……!!我が父を焚き付け!欺いておいてよくも!!】
激昂するクティーラ。彼女はクトゥルフ…ニャルが使い捨てた邪神の娘に当たる神格である。
【貴様のせいで我が父と一族は零落を余儀なくされた!神の座を降りざるを得なくなった屈辱と無念が貴様に分かるか!!】
【分相応だろう、負け犬】
【貴様ぁあぁっ!!】
【はいはい静まる静まる。はぁ、離別の呪いなんかしてくれたせいで、私達皆地球に介入出来なくなっちゃったのよねぇ…】
【何か問題でも?】
【地球って〜、四つの季節があるんでしょ?見れなくなっちゃって悲しいんだ〜】
【それはすまないことをした】
【貴様に利用され、討ち果たされたガタノゾーア様の無念を晴らし、貴様に同じ痛みを味わわせるために!我等は下天し鎧に身を包んだのだ!】
【別に聞いてないしどうでもいい】
(一気に神格が4人も……!)
『余裕打ってるけどピンチよね?割とピンチよねお父さん!?』
【大丈夫だ。神でないなら倒せば爆散する存在に…、!】
瞬間、天空から燃え滾る焔の柱が降り立つ。それは、その焔には覚えがあった。
【ニャルラトホテプ……!このような再会であろうと、どのような再会であろうと関係はない!】
【……まだ生きていたのか。死にぞこないの極みめ】
そう、それはニャルからしても忌むべき存在。そして二度と会いたくなかった存在。
【貴様を滅ぼす!どのような存在であれ、なんであれ!私と貴様にはそれしかあり得ぬのだ!!】
紅蓮に燃え盛る生きた炎、クトゥグア。融解しているようなベルトを使い、ライダーとしてこの場に現れたのだ。
【グーア、ではないな…。娘に会いたいだけだというのに、どうしてこう見たくもない輩ばかりが集まるのだ?】
『スカしてる場合じゃないわよ!単純に考えて五対二…しかも相手は元神連中!控えめにいってかなりやばくない!?』
【ヤバイかやばくないかで言えば割とヤバイかもしれないな】
(や、やっぱり…!)
確かに状況は悪い。ニャルに恨み骨髄な元神格に元ライバルの神格。
【アンタを始末して、地球侵攻に本腰入れるわ】
【旅行行きたーい】
【父の無念を晴らしてくれる!!】
【ガタノゾーア様を愚弄した貴様に死を!】
【焼き尽くしてやるぞ、ニャルラトホテプ!!】
【だが、ピンチなど知った事か。私達には待っている家族がいる。そうだろう?】
『そりゃあ──そうだけどね!』
だがそれでも。これほどの絶体絶命のピンチでも。
ニャルとディーヴァの、意志を折る理由には微塵もなり得なかった。
そして───。
『いくらハンデにしてもキツいでしょ、これは』
『リンチなんてさせるかよ!!』
『『→に同じ』』
『文字だからわかんねぇけどな』
彼等の希望もまた、途絶えてはいなかった。
『ビルド!ジーニアス!!』
『クローズマグマ!!』
『グリスブリザード!!』
『プライムローグ!!』
【!】
『リッカに言われて助けに来ましたよ、エボルトのフレンドさん?』
カルデアの縁もまた、親子を助け得るのである。
ゼイン『……………』
別地点。悪意に満ちた戦闘の坩堝。
『無数の排除すべき悪を確認』
『クウガ!執行!!』
ゼイン『全てを抹殺する』
『ジャスティス・オーダー!!』
全てを滅ぼす炎が今、執行される。