人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

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諸事情で執筆が間に合わないので、ライカード決戦は明日の投稿となります。


そのお詫びとしてマテリアルを投稿させていただきます。夜勤故投稿が水曜日まで不安定になってしまうことをお赦しくださいませ…

それではどうぞ!


マテリアル。軽薄な絶技狙撃手

 

【白羽の戦士】

 

 

『やあ初めまして!俺はカルロス・ノーマン・ハスコック2世。アメリカ海兵隊随一の狙撃手さ!…しかし、まさかただの狙撃手である俺が世界を救う戦いに呼ばれるとは思いもしなかったかな?まあ、呼ばれたからには全力を尽くしてみせるよ!』

 

 

クラス:アーチャー

 

 

真名:カルロス・ノーマン・ハスコック2世

 

 

出身地:アメリカ合衆国アーカンソー州リトルロック

 

 

出典:史実

 

 

身長・体重:176㎝・74㎏

 

 

属性:秩序・中庸

 

 

ステータス

 

筋力:C 耐久:B+ 敏捷:C 魔力:E 幸運:B 宝具:B+

 

 

クラス別スキル

 

対魔力:D

 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

 

単独行動:A+

 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクA+ならば、宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合ではない限り単独で戦闘できる。

 

 

固有スキル

 

【白き羽毛の戦士(ドゥ・キック・ロン・チャン)】:A

 アーチャーが戦場において迷彩用帽子に白い羽を付けていた事と、白羽がチキン…臆病者と言う意味で知られ、アーチャー自身も臆病なまでの慎重さこそがスナイパーの任務に必要な素質であると皮肉った事。そして彼が参戦したベトナム戦争においてベトナム軍から悪夢の象徴として恐れられた事で名づけられた渾名のミックス。

 

 

 無冠の武芸と射撃を兼ね備えた特殊スキル。

 

 

 一般的に白い羽はチキン…臆病者の証として知られており、アーチャー自身もスナイパーの任務に必要な素質こそが臆病なまでの慎重さであると皮肉ってこれを目印にしていた。しかし彼は参戦したベトナム戦争において公式の戦果では93名のベトナム兵を射殺したとされているが、彼が参加した任務は極秘扱いの物が多く、非公式な戦果を加えたとなれば300名以上のベトナム兵を射殺したとされ、ベトナム軍にとっては白い羽は正に恐怖の象徴でもあった。

 

 

 一説では北ベトナム軍は彼の狙撃を恐れ、3万USドルと言う破格の賞金を懸けてアーチャーを狙ったものの、結局彼の狙撃を止める事が出来なかったとされている。

 

 

破壊工作:B

 戦闘を行う前、戦闘の準備段階で相手の戦力を削ぎ落とす才能。トラップの達人。

 

 

 ランクAの場合、進軍前の敵軍に六割、ランクBで三割近い損害を与えることが可能。ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格が低下する。

 

 

 エレファント・バレーの戦いにて、観測手とともに“たった2名で”“200人規模の中隊”を5日間食い止め壊滅状態に追いやった逸話の具現。

 

 

任務続行:A

 戦闘続行の亜種スキル。目的達成のために耐え抜き、あらゆる困難を可能とする屈強なる精神と覚悟。

 

 

 気配遮断や隠密行動に特化したスキルであり、アーチャーというクラスでありながらアサシンとして、敵陣の懐に潜り込むことを可能とする。

 

 

 とある暗殺任務を達成するため、狙撃地点まで匍匐前進で……それも3日間かけて、敵の行き交うジャングルの中を進み続けた。また対戦車地雷の爆発を受けても仲間の命を優先し、全員を車内から救い出すというタフネスさを発揮した。

 

 

語り継がれる偉業:B

 古今東西の英雄のいずれもなしえない物であった偉業を、果たして成し遂げてみせた英雄が所持する特殊スキル。このスキルを持つサーヴァントは、同じクラスのサーヴァントと戦闘になった場合自身には有利な補正が、相手には不利な補正が常時かけられ続ける。

 

 

 この補正はアーチャーが生きた時代よりもはるかに以前…それこそ神代や古代に生きた英雄であればある程強力なデバフがかけられる事になるが、アーチャーが生きた時代に近い英雄であれば掛けられるデバフは弱体化する。

 

 

 エレファント・ヴァレーでの戦闘や北ベトナム軍が送り込んだコブラと呼ばれるスナイパーとの戦闘【cat and mouse】、そして厳重な警戒下にあったジャングルを3日間かけて匍匐前進した末に北ベトナム軍の将軍を狙撃して見せるなどしたアーチャー。

 

 

 しかしそれ以外にも谷の向こうに陣取るベトナム兵(狙撃距離約2500ヤード(約2300m))をユナートル社製の10倍スコープを装着したブローニングM2機関銃の単発射撃で仕留めた偉業は、各種兵装が科学的に進歩した2002年、アフガニスタンでカナダ軍のロバート・ファーロング兵長によって破られる(マクミラン TAC-50長距離狙撃ライフルによって、2430mの距離からタリバーン兵の狙撃に成功した)まで35年間破られることはなかった。

 

 

宝具

 

 

『御大層な砲撃だの銃弾の雨あられだの…そんな事をする必要なんてないんだよ。一発の銃弾を、確実に命中させさえすれば、それだけで相手を殺せるんだからな。『一撃必殺(ワン・ショット・ワン・キル)』

 

 

『一撃必殺(ワンショット・ワンキル)』

ランク:B 種別:対人奥義 レンジ:1-99 最大捕捉:1人

 彼が確立させた戦闘理論。アメリカ海兵隊狙撃手の代名詞として掲げられ、今や狙撃手なら誰しもが抱く理念。

 

 

 一撃で必ず殺す。言葉だけではなく経験し、実践した彼だからこそ扱える宝具であり、その在り方は『奥義』という概念へと昇華した。

 

 

 彼の射撃は一発にて必ず一人を仕留める魔弾となる。だがそれは、神秘や因果律の変化などではなく……単純に“必ず殺せる状況でなければ撃たない”というだけ。戦場を鳥瞰し、状況を見極め、環境と同化し、万全を期した状況で“必ず殺す”。故にその銃弾は一撃必殺、必ずその生命を貫く魔弾と成るのである。

 

 

 ただ撃って心臓を貫くなど、そんなお伽話やメルヘンのような弾丸がある訳がない。彼は“必ず殺す”状況を綿密に積み上げ練り上げて、その土俵の上から放つのだ。

 

 

 それでも尚、成功するとは限らない。あらゆる不確定要素が存在する中で――――彼は狙撃の成功率を、限りなく必中に近い99%まで向上させられる。

 

 

 長年培ったプロセス、そして概念として昇華されたその理念を持って放つ“一撃必殺”の弾丸。

 

 

『鶏に睨まれた蛇キャット・アンド・マウス』

ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1-99 最大捕捉:1人

 自身に対して敵意を、その銃口を向けた場合、向けられたカルロスもまたそちらへ銃口を向けている。

 

 

 その一瞬、レンズ越しに映る一対一の世界は、誰にも邪魔される事のない刹那の世界―――緊張だけが漂う空間。対象と己の精神だけが存在する内的な空間を作り出し、極めてフラットな状態で判定を行使する。

 

 

 どのような状況であろうと、対象がカルロスに狙いを定めていて、カルロスがそれに気が付けた場合、この内的結界へと移行される。そしてこの空間から生きて出られるのはただ一人――――張り詰める緊張、お互いがお互いを見据えている状況下での重圧に打ち勝てた者のみ。

 

 

 固有結界のような「対象をまるごと別空間へ移動させる」ものではなく、張り詰めた緊張が「世界に二人しか居ない」かのように見せかけているに過ぎない。

 

 

 錯覚や幻覚に近く、引き金を引いて命中するまでのほんの逡巡の間のみ存在する精神的な空間。そしてその空間で勝利を収めた者の弾丸が、対象の頭を撃ち抜くのである。

 

 

 アーチャーがベトナム戦争に従軍して活躍していた中で、北ベトナム軍が彼を仕留める為に差し向けた狙撃手の一人『コブラ』との戦闘…後世においてフィクションの世界に多くのフォロワーを残し、ドキュメンタリー番組の研究対象となった【cat and mouse】が宝具として昇華された物である。

 

 

Weapon

 

『レミントンM40』:ベトナム戦争においてアーチャーが使用した、アメリカ合衆国の銃器メーカー、レミントン・アームズ社が開発した狙撃ライフル。1962年に発売されて以来、現在でも販売が続けられているボルトアクションライフルの代名詞。

 

 

『スプリングフィールドM25“ホワイト・フェザー”』:ハスコックにちなんだ"M25 White feather"のペットネームを持つライフル。

 

 

『ブローニングM2』:アメリカ合衆国で20世紀の戦間期に開発された重機関銃。第二次世界大戦中アメリカで200万挺以上が生産され、大戦以来、現在でも各国の軍隊で使用されている著名な重機関銃であり、口径が0.50インチであることから別名“キャリバー50” (Caliber .50) や“フィフティーキャル” (.50 Cal) 、M2を読み換えたマ・デュース (Ma Deuce) というあだ名を持つ。

 

 

 アーチャーはこれにユナートル社製の10倍スコープを装着した物を使用した単発射撃で、約2500ヤード(約2300m)にいたベトナム兵を狙撃して見せ、この記録は各種兵装が科学的に進歩した事で誕生した長距離狙撃ライフルを使用しての狙撃が行われるまで実に35年もの間破られる事がなかった。

 

 

能力:『フィンランドの白い死神』と称される狙撃手シモ・ヘイヘ…人類史において彼女と双璧を成すと言えるスナイパーであり、その狙撃のほどは彼女にも後れを取らない。

 

 

 また退役した後、指導役として現代狙撃術の礎を築き上げたなど、『伝説の英雄』と呼ばれるに足るサーヴァントである。

 

 

解説:ベトナム戦争で活躍したアメリカ海兵隊の狙撃兵の中でも、最も著名な狙撃の名手。「ホワイト・フェザー」の異名で知られ、近代アメリカの軍事・警察組織における狙撃手の育成、運用についてのメソッドに大きな影響を与えた。

 

 

 1959年10月、アメリカ合衆国海兵隊に当時17歳で入隊し、狙撃手の適性を見出されてペンドルトン基地でその訓練を受けた後、ハワイ基地の第4海兵師団第2大隊、E中隊に配属。その後も各地の基地を転々としながら狙撃手としての能力を高めていった。

 

 

 この時期に既に、海兵隊の規定する狙撃訓練課題のひとつである"Aコース"で250ポイント中248ポイントという現在も破られていない驚異的な記録を残し、その腕前を知られるようになっていった。

 

 

 ベトナム兵からの狙撃に悩まされていた第55高地に配属されたハスコックは実戦においてもその能力を発揮し、北ベトナム軍のあるフランス人指導将校(撃墜した米軍機の生き残った搭乗員を拷問に掛けることで知られていた人物)の狙撃に成功するなどして、精鋭揃いとされる海兵隊の中で狙撃の名手として知られるようになっていった。

 

 

 ハスコックら狙撃チームの活躍は大きな効果を挙げ、第55高地一帯での米軍兵の狙撃による被害は1日20〜30件から週に1、2件まで激減したとされる。また、この時期にランド大尉がハスコックらと共に策定した狙撃兵教育プログラムにおいて用いられた概念が、現在もアメリカ海兵隊の狙撃手の標語(スローガン)として残る"One shot, One kill(一撃必殺)"である。

 

 

 ハスコックは愛用の迷彩用帽子に目印として白い羽を留めており、これがベトナムでの彼の異名、『白い羽毛の戦士』("white feather warrior"、ベトナム語で"Lông trắng du kích")の由来となった。白い羽は一般にチキン(臆病者)の証として知られ、ハスコックもスナイパーの任務に必要な性質のひとつが臆病なまでの慎重さであると皮肉ってこれを目印にしたと考えられるが、ベトナム軍にとって白い羽は紛れも無く恐怖の象徴となったのである。

 

 

 ハスコックがこの羽を帽子から外したのはただ一度、彼のベトナムでの最初の従軍期間における最後の任務となった、北ベトナム軍のある将軍を狙撃したときのみである。彼はその作戦において、北ベトナム軍の厳重な警戒下にあるジャングルを、匍匐前進を3日間繰り返しながら合計1km以上の距離を移動し、635mの距離まで敵の司令部に接近して将軍を狙撃、任務を果たした。

 

 

 この任務の際、ハスコックは3日間で小さな水筒の水のみを口にし、糞尿はすべてズボンの中に垂れ流し、匍匐前進の繰り返しと虫刺されで全身水ぶくれになっていたとされる。この任務は当時極秘扱いだった為、ハスコックは一切の褒章を得ることも出来なかった。

 

 

 ハスコックの狙撃を恐れた北ベトナム軍は、3万USドルという破格の賞金(通常の狙撃手の賞金は50〜100ドル程度だったとされる)を懸けてハスコックを狙ったが、彼の狙撃を止めることは出来なかった。ハスコックはベトナムを去るまでに公式記録上で93名の北ベトナム兵を射殺したとされているが、ベトナム軍制圧地域に潜入してのゲリラ戦の為未確認戦果が非常に多く、推定では合計300名以上を射殺していると考えられている。

 

 

 ハスコックのベトナムでの逸話の中で最も伝説的なものがエレファント・ヴァレーの戦闘である。この戦闘でハスコックは、通称“象の谷”と呼ばれる地域に取り残された友軍を包囲しつつあった北ベトナム軍の歩兵1個中隊(約200人)を、前述のバーク伍長と共に5日間食い止め、攻撃を加えた。将校と通信兵を最優先目標にひたすら狙撃を続け、最終的には援護の空軍機に掃討の指示を出して後退したが、その時点で中隊は組織的行動をとる事が出来ない程の損害を受けていたという。

 

 

 またハスコックと言う人物を語る上で外せないのが、北ベトナム軍が差し向けたスナイパーの一人『コブラ』との戦闘、【cat and mouse】である。この戦闘はフィクションの世界に多くのフォロワーを残し、ドキュメンタリー番組の研究対象となった。

 

 

 …ある任務でハスコックと観測手のジョン・バーク伍長は北ベトナム軍の将校(ハスコックをおびき寄せる囮だったとされている)を800ヤードの距離から仕留めた帰途に、目に光が入ったことに気づいた。反射的にその光に向かって狙撃すると、500ヤード先の茂みの中で光る敵のスコープごしにハスコックの銃弾は、そのレンズを貫通しコブラの眼球に命中していたという。

 

 

 コブラの死体を確認して賞賛するバークに、ハスコックは「レンズに目を当てていたということは彼も私を捉えていたということだ。私が先に撃ったのは運が良かったというだけだ」と冷静に述べたという。

 

 

 このこのスコープ越しの狙撃は後年、ディスカバリーチャンネルの『怪しい伝説』の題材となり、一度は実現不可能とされたものの(第4シーズン24話)、当時の弾薬・レンズの材質を検証した結果、非常に困難ながらも実現可能であることが実証された(第5シーズン第6話)。

 

 

 1967年には、谷の向こうに陣取るベトナム兵をユナートル社製の10倍スコープを装着したブローニングM2機関銃の単発射撃で仕留めており、その狙撃距離約2500ヤード(約2300m)の記録は、各種兵装が科学的に進歩した2002年、アフガニスタンでカナダ軍のロバート・ファーロング兵長によって破られる(マクミラン TAC-50長距離狙撃ライフルによって、2430mの距離からタリバーン兵の狙撃に成功した)まで35年間破られることはなかった。

 

 

 退役時、年金支給額の満額規定である勤続20年にわずか55日足りず、50%しか年金を得られなかったハスコックは、海兵隊から追い出された様に感じて落ち込んだ。その病状による傷痍軍人年金は100%支給されたこともその落胆に拍車をかけたが、後に立ち直り明るく振舞うようになった。

 

 

 その後は多発性硬化症と戦いながら、徐々に悪化する病状を妻のジョーの協力で押し隠し、狙撃に関するアドバイスを各種の軍事・警察組織に送ったり、退役軍人会主催のイベントに参加しながら過ごした。晩年はシャークフィッシングに楽しみを見出して幸福な余生を過ごし、1996年にシルバースターを受章。1999年、父と同じく海兵隊の道を選んだ息子、カルロス・ノーマン・ハスコックIII世ら家族に看取られながら、ヴァージニア州ヴァージニアビーチで56年の生涯を終えた。

 

 

人物:彼のあだ名である『ホワイト・フェザー』の由来となった白羽を付けた迷彩帽子を被り、米軍海兵隊の軍装を纏った焦げ茶色の短髪に黒い瞳をした青年。手には愛用の『レミントンM40』を握っている。

 

 

 冷静沈着だが冷徹ではなく、フランクに冗談めかせて皮肉も交えるユーモアのある人物。リアリストで目に見えるものだけを真実として捉え、己の経験のみを芯として動く軍人気質も持ち合わせる。

 

 

 堅物そうな見た目とは裏腹に誰に対しても等身大で、同じ立場から見据えて接することの出来る器量の広さを持つ。一方で女性に対してはだらしない一面もあり、初対面であろうと口説きにかかってはさらりとあしらわれていたりもする。

 

 

 狙撃とは対象との一対一の決闘であり、お互いがお互いに敬意を持って向き合うことで始まるという信条を持つ。故に敵であろうと相手への敬意は忘れず、相手の過失であろうと一方的な狙撃は好まず、フラットな状態での撃ち合いを望む。

 

 

 銃を手にし、こちらにレンズを向けたならそれは『死ぬ覚悟』があるということであり、その覚悟こそがあるからこそ戦いは成り立つのだ、と。『一撃必殺』を心情とするのも、無駄に弾をバラ撒いて殺したのでは一方的な殺戮と変わらず、無粋の極みであると考えているため。

 

 

 騎士がその剣に忠義を託すように、侍がその刀に武士道を宿すように、狙撃手もまた――――『一撃必殺』という理念を以て、その引き金を引く。そのため、彼が銃口を向けるのは「戦う覚悟のある相手」のみに限られ、一般人や非戦闘員に対しての狙撃は“絶対に”行わない。

 

 

 実際、教官在任中に民間人を狙撃する事を提案した訓練生を、即刻本国に叩き返した様に戦う覚悟を持たない、巻き込まれた一般人などを巻き込もうとする相手には静かに怒りを示し、それを命じる様なマスターには絶対に従う事は無い。

 

 

ー私は射撃が好きだし、狩猟を愛している。しかし、殺しを楽しんだ事はどんな相手だろうと一度も無い。それは私の仕事だった。もし私が敵を仕留めなければ、彼らは私の後ろにいる沢山の子供たち―我々が海兵隊の格好をさせていた―を殺していただろう。私に選択の余地は無かった。

 

 

 …彼が残した有名な言葉である。

 

 

人物関係

 

 

シモ・ヘイヘ(ハユハ):自身と共に人類史にその名を遺す名狙撃手。召喚されて間もなく、彼も召喚されている事を知って挨拶に赴いたのだが…まさか女性であった事にはさすがに驚いたものの…即座に軽口を叩きながら口説きにかかり、あっさりとあしらわれた。

 

 

 しかし同時に人類史に名高い彼女と肩を並べて戦える幸運を噛み締めており、戦場では阿吽の呼吸と言えるほどの絶妙な狙撃で味方を援護する事になる。

 

 

「…な、何だって!?あの美しい女性が『フィンランドの白い死神』…シモ・ヘイヘだってぇ!?おいおい…これは何とも、素敵な女性じゃないか!良ければお茶でも一緒に…すげなくあしらわれたか、やれやれ。だが、名狙撃手として語られる彼女と共に戦えるとは、俺の幸運も捨てた物じゃないか」

 

 

シモ・ヘイヘ「…あれが米軍海兵隊において随一と謳われた名狙撃手…?何とも軽妙…悪く言うと軽薄そうな男だ。だが、その身に宿す狙撃の技術。…分かるぞ、確かにあの男は妖精を名乗るに相応しい狙撃手だという事が。…敵として出会ったとき、私があいつを撃ち抜けるかどうかわからないと思ったのは初めてかもしれん」

 

「そして一つ言っておく。私は現世においてクラスは妖精ムーミンだ。忘れるな(?)」




ふかやんさん、ありがとうございました!
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