人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

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(諸事情で執筆が間に合わないため、本編は明日以降投稿とさせていただきます)


あなたのためなら死んでもいいわ。

殺戮皇子を優しき人に変えた伝説の姫のとある姿。


マテリアル〜彼の妻よ〜

・真名:弟橘媛

・クラス:剣士(セイバー)

・立ち位置(案):味方

・性別:女

・イメージCV:朝井彩加

・出典:日本神話

・地域:古代日本

・属性:中立・善・天

 

・ステータス

筋力:C++、耐久:B+、敏捷:C+、魔力:A+、幸運:B、宝具:EX

 

好きなもの:夫

嫌いなもの:夫の役に立てない時の自分、夫を害するもの

 

・スキル

対魔力 A

魔術に対する耐性を表すスキル。事実上、現代の魔術で彼女に傷をつける事は不可能。

 

騎乗 C

乗り物を乗りこなすための能力。騎乗の才能。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。また、英霊の生前には存在しなかった未知の乗り物すらも直感によって自在に乗りこなせる。

Cランクでは正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせ、野獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。

 

神性 A

その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。

「粛清防御」と呼ばれる特殊な防御値をランク分だけ削減する効果がある。また、「菩提樹の悟り」「信仰の加護」といったスキルを打ち破る。

「生まれながらの女神」ではなく、かつ「死後に神霊として祀り上げられている」ため、「女神の神核」ではなくこちらのスキルをAランクで保有することとなっている。

 

吾妻大明神の加護 EX

「吾妻大明神」の別名を持つ神格・弟橘媛のもたらす祝福と加護。

海神の怒りと伝わる荒海を、その身を以て鎮め、夫の出征の助けとなった弟橘媛は、神格となったのち、海上安全や出世開運の御利益を持つ神となった。

その効果によって、弟橘媛が乗船している「船」とその乗員は強い神の加護を受け、航行における安全が保障される。さらに、加護を与えた相手の幸運値に補正がかかり、その者に武功をもたらす。…これらの効果は、相手が日本武尊であれば何十倍にも高まる。

それに加えて、商売繁盛や縁結びの祝福をもたらすことも可能である。

 

一意専心(愛) A

精神の絶対性。不屈の意志の源泉。決して揺るぐことがない愛の証。

弟橘媛が夫・日本武尊に捧ぐ愛は、何があっても揺らがない。

 

献身の覚悟 B

自己犠牲さえ厭わない、愛する者への想い。

防御・回復系の魔術やスキルやアイテムの使用効果に対してプラス補正がかかる。

 

呪術(巫) B

古来からアジア、中東、南米などに伝わっている魔道。あるいは古典的呪術の類。

弟橘媛は巫女であったという説も根強く、それに由来してか、呪術やそれに近い術の行使に心得がある。

味方を援護・防護したり、回復させたりする系統の術を主に行使する。

 

変化 B

文字通り「変身」する。東洋のサーヴァントは「借体成形」とも呼ばれている。

夫・日本武尊に倣い、白鳥の姿に変化する。宝具として草薙剣を保有したことによって得た副次効果の1つ。この形態では直接の攻撃力は落ちるが、移動や上空からの援護には便利な姿。

 

単独行動 EX

本来はアーチャーのクラススキル。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。EXランクともなると、マスターが不在でも行動が可能となる。

 

陣地作成 A

本来はキャスターのクラススキル。魔術師として、自身に有利な陣地を作り上げる。

キャスタークラスで召喚されれば、このランクはEXランクにまで跳ね上がるとされる。

 

 

・武器

草薙剣:夫・日本武尊の武器。現界にあたって、特殊な形で借り受けた。詳しくは宝具欄参照。

 

 

・宝具

海神鎮める供犠(はしりみずにきゆ)

ランク:EX 種別:対神・対海宝具 レンジ:1~∞ 最大捕捉:∞

「────さねさし 相武の小野に 燃ゆる火の 火中に立ちて 問ひし君はも……」

弟橘媛の伝承にある、海神の怒りともされる荒海を、文字通りその身を以て鎮めた逸話が転じた宝具。

自らの霊基のすべてを捧げることで、相対する敵、あるいは立ちはだかる天変地異を確実に鎮め打ち倒す。それが神性、あるいは海、もしくはそれらに由来するものであればあるほどその効力は高まり、「海神」相手ともなれば必殺となる。

……ただし、その代償として弟橘媛は消滅してしまい、通常であれば再召喚すら不可能となる。楽園カルデアの力を以てすれば、対処・対応が叶うかもしれないが…。

 

「生きて日本武尊と共に在り、その力となる」と決意した今回の召喚では、基本的には使うことを自制する。また、味方に日本武尊がいなければ、そもそも使わない。

ただし、日本武尊の身に危険が差し迫り、打開が不可能となれば…結局は使ってしまう恐れがある。弟橘媛にとっては、夫を支えることが何よりの至上命題なのだから。

 

 

破邪ノ護剣・草薙之太刀(はじゃのごけん・くさなぎのたち)

ランク:EX 種別:対災厄宝具 レンジ:1~∞ 最大捕捉:∞

夫・日本武尊の霊基情報より借り受けた神剣にして、それに由来する宝具。

夫の魔剣『草薙之太刀』と由来は同一であるが、こちらは剣そのものに由来しそこに伝承を加えた宝具であり、かつ、日本武尊とは夫婦神であること、および召喚に際した伊邪那美らの後押しを受けたこと等から、夫とは別個での保有が可能となった。なお、こちらは剣そのものに宝具としての力を宿している。

 

相模の国で謀略を受け、野中にて火攻めにあった日本武尊とその一行。そんな中、日本武尊は天叢雲剣で草を刈り掃い、迎え火を点けて炎を退けた。

 

その伝承が神剣そのものにも宿り、そしてその光景が、弟橘媛の心象風景にも深く焼き付いていた。海に身を投げる間際にも、思い出すほどに。

 

──これを以て、弟橘媛が手にした「天叢雲剣」の性質は決定した。

担い手の『あり方』を後押しする膨大な無色の日本の権能が、弟橘媛に合わせて導き出した答え。それは、「あらゆる災厄を退ける剣」である。

 

単純な攻撃力では、夫の持つ神剣、およびそれを振るって放つ魔剣に劣る。ただし、「降りかかる災厄を退ける」その一点においては、夫の剣以上の効果を発揮する。

魔力を籠めその神剣を振るうことによって、自身及び味方に向かういかなる災厄をも打ち消す。籠めた魔力の量や霊基再臨等の強化など、各種の状態・状況によっては、その災厄の根源ごと断ち切ることも可能となる。

 

最大威力を発揮することができれば、創造神クラスの敵が齎す災厄からも味方を無傷で護り、その上でその敵をも斬り裂くことができる領域にも到達し得るが、その最大威力を発揮するためには、夫である日本武尊が味方におり、かつ同じ戦場で隣に立っていることが最低条件となる。

 

奇しくもその効果は、別時空に顕現した夫・ヤマトタケルの宝具『界剣・天叢雲剣』によく似た効果となった。

(※補足:本マテリアルを製作者が最初に札切様に提出した日時は2023/10/24 23:08です。故に、FGO原作でのイベント「盈月剣風帖」の情報公開がされる前から、この宝具内容は札切様との協議を経て決定していたことになります。あまりのドンピシャな内容ゆえに正直ビビりましたが、夫婦ということもあり「それもなおよし!」と考え、いったんこのままにしました)

 

また、副次効果として、一定以上の剣術と攻撃力・防御力を与えることで戦闘を可能にしているほか、この宝具の保有によって、この弟橘媛はセイバークラスで現界することとなった。

 

 

・概要

オトタチバナヒメ。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の妻として神話に伝わる女性であり、のちに神として祀られることとなった人物。

 

日本武尊の妻として行動を共にしており、焼津で日本武尊が相武国造に騙されて火攻めに遭った際には、日本武尊が倭比売命(ヤマトヒメノミコト)より賜った草薙剣によって、難を逃れている。

 

だが、彼女のエピソードとしてもっとも有名なものは、「走水海」…現代における浦賀水道とされる場所での出来事であろう。

この場所を船で渡ろうとしていた日本武尊達だが、海神の怒りによる大嵐に遭ってしまう。そこで弟橘媛は、海神の怒りを鎮め日本武尊を助けるために、自ら海に身を投じた。それは日本武尊の身代わりとなったとも、女がいることによる海神の怒りを鎮めるためだったとも言われている。

 

彼女の尊い犠牲によって日本武尊達は走水海を渡ることができ、その後に日本武尊は弟橘媛を偲んで「吾妻はや」と嘆いたと伝わる。東国を「吾妻」と呼ぶのは、この故事に由来するといわれている。

 

…その後、後世になってこの弟橘媛も、神格として日本の神社に祀られており、その神社は関東圏に集中している。その御利益は、海上安全、商売繁盛、縁結び、出世開運などがあるとされている。

今回こうして召喚された弟橘媛も、楽園カルデアにいる日本武尊と同様に、「神性」の側に強く寄った存在である。

 

…とある世界の江戸に召喚されたヤマトタケルノミコトが「神話で活躍した人の英霊」であり、同じ地に呼ばれたオトタチバナヒメがそのヤマトタケルノミコトの妻であり、対して楽園カルデアに召喚された日本武尊が「勇猛と勝利を司る伝説の男神」という「神の側面」を強く持った神霊であるとするならば、この弟橘媛もまた「神の側面」を強く持った、「男神・日本武尊の妻である女神」という側面を強く持った存在と言えるのである。

 

とはいえ、弟橘媛に関しては「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の妻」以上の特筆すべき要素や側面を持ち合わせていない為か、人格等のパーソナリティに関してはあまり違いを持たない。

 

 

・外見

日本風の女神の衣装を纏っている。露出は高くない。

顔立ちは、『Fate/Samurai Remnant』におけるオトタチバナヒメとは異なっている(あちらは依り代に宿った形での召喚であるため)。

 

 

・人物

神性に寄ったためか、英霊としてのオトタチバナヒメと比べるとやや落ち着いた雰囲気が強く、他者と話すときも基本的には敬語を使って話す。

とはいえこれは「神様としてのキャラ付け」に近く、夫を始め気を許した相手と話すときには敬語を崩すことも多く、性根の部分は英霊としてのオトタチバナヒメと何ら変わりない。

また、夫・日本武尊を一途に愛し、その孤独に寄り添おうとし、夫の為にその命すらかけて行動しようとする意志もまた、英霊オトタチバナヒメと変わらない。

 

戦闘に際しては、草薙剣を振るって前線で戦うこともできるほか、巫女であったという説が根強くあることに由来し、呪術や魔術に近い力を行使することも可能。

 

 

・関連人物

日本武尊:最愛の夫。その最期もまた彼を助けるためのものであり、今わの際においても、焼津で彼に助けられたことへの感謝を詠っていた。今でも深く深く愛しており、彼を助けたい一心で楽園カルデアにやってきた。

…たとえ、夫の中に自身への想いが無くとも構わない。この弟橘媛はそれら全てを理解した上で、夫と同じ「神性側に寄った存在」として現界することを選んだのだから。

 

伊邪那美:禍肚で日本武尊と共に戦い、それ以降も彼とよく行動を共にしている日本の創造神の一柱。夫を気にかけ続け、力を合わせる大切さを教えてくれた彼女に、弟橘媛は深い感謝を捧げる。

また、彼女の計らいのおかげで、閻魔亭では夫との再会を果たすことができた。

 

オトタチバナヒメ(Samurai Remnant):別の世界に呼ばれた自分。あちらが人としての側面が強くこちらは神としての側面が強い、(依代に由来する顔立ちはともかくとして)性格もほんの少し異なる、等の違いはあるが、根幹にある夫への愛は全く変わらない。

ただし、現界した世界線ごとの事情の違いゆえか何なのか、愛は共通でも夫に対するスタンスは微妙に異なっており、「二人の関係は既に生前の時点で完結している」と考え夫を黙って見守ることを選んだ「盈月の儀」におけるこのオトタチバナヒメとは違い、こちらの弟橘媛は、自らも夫の力となるために戦うことを選んでいる。

(もし追加で何かしらの理由付けができそうなら、札切様にお願いいたします)

 

※余談:何故原作でオトタチバナヒメが登場したのにこのマテリアルを考案したかだが、マテリアル製作者の個人的な所感によるところが大きい。

サムライレムナントにおけるヤマトタケルとオトタチバナヒメのシーンを見たマテリアル製作者が、(ヤマトタケルと日本武尊が「あくまで別側面」であることを“頭では分かっているものの”)直感的に「あ、これ取っちゃいけないやつだ」ととても強く感じ、それをきっかけに、「ヤマトタケルと日本武尊と同様に、人間側と神霊側に分けられたという形で出すのはどうだろうか」というご相談を札切様に持ちかけ、アイデアが受け入れられたため、その後も協議を重ねて、サムライレムナント本編で明らかになった情報を大前提としつつ、追加宝具等を含め1つ1つ札切様との検討と承諾を頂き、現在の形となった。

なお、現時点(2024/1/24)での改訂時では、サムライレムナントにおけるオトタチバナヒメの詳細な能力が判明していないので、公開された場合はそののちに修正を加える可能性が高い。




アナザーガタックさん、ありがとうございました!
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