人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜 作:札切 龍哦
感想とメッセージ返信は明日からはじまる休みにかけて行います!
何故か月曜日まで休みが伸びたので、10月22の周年に向けて目指せ毎日更新!
◎青行燈(あおあんどん)
「それでは今夜も語りましょう
魂すら凍える怖い話を」
真名:青行燈
クラス:キャスター
性別:女性
身長:165cm
体重:不明
出典:『今昔百鬼拾遺』・『宿直草』
地域:日本
属性:混沌・中庸・地
好きなもの:恐い話で人間を恐がらせ、楽しませること・怪異譚蒐集
苦手なもの:恐怖を持たない人間
◎ステータス
筋力:B+ 耐久:C 敏捷:C+
魔力:A++ 幸運:C 宝具:A+
◎スキル
・百物語の化身:EX
怪異譚、百物語そのものが妖怪化したものとされた青行燈のスキル。
人理が焼却しているときに怪異達を護るために
己の中に匿ったことで古い怪談だけでなく
都市伝説や「洒落怖」で語られる
現代の百物語と呼べる怪異・怪談の力も振るうことができる。
・陣地作成:B++
キャスターのクラススキル。
自らに有利な陣地を作り上げる。
「工房」の形成が可能。
怪談に限定されるが神殿にも匹敵する舞台を作りあげる
・鬼種の魔:C
鬼の異能および魔性を表すスキル。
鬼やその混血以外は取得できない。
天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出、等との混合スキル。
鬼女であると伝承されていることから有するスキル。
種族としての鬼というわけではないのでCランク。
・語り手:A+++
物語や伝説をいかに上手に口で語れるかを示すスキル。
青行燈は特に怪談を語るのを得意としている。
・青紙の行燈:B++
青行燈は青い紙の行燈の後ろにひっそりと
現れるという伝承から有するスキル。
その行燈の灯りを見ると
彼女の話を聞かずにはいられなくなる。
スキル『語り手』『陣地作成』と宝具を強化する。
◎宝具
・『鬼胎・百物語(きたい・ひゃくものがたり)』
ランク:A+ 対軍宝具
「化物(ばけもの)の時代は終わりと人は言う。
けれど忘れることなかれ。
闇在るかぎり。人の心在るかぎり。
我等は決して消えはしないということを」
「さぁさぁ寄ってらっしゃい聞いてらっしゃい
これより語るは怖いもの好きの人間達が
古(いにしえ)から今も連綿と生み出し続ける
身の毛もよだつ怪異譚
お代はお後で結構です
お後があればの話ですが 『鬼胎・百物語』!!」
青行燈の宝具である固有結界。
青行燈はナーサリー・ライムと同じで
固有結界そのものがサーヴァントと化したもの。
結界内で正体不明の熱病、失明、食中毒、不審火による火災、
地域一帯を巻き込む災害など怪談で語られる
超常現象を引き起こしたり、
怪談や都市伝説で登場する土地や建物を出現させ、
そこに「ひき子さん」「口裂け女」「猫の忍者」「八尺様」
「朽縄様」「巨頭(きょとう)オ」「姦姦蛇螺」「シシノケ」などを
召喚・実態化させて襲わせる。
土地や建物に「コトリバコ」「リンフォン」を無造作に置いて罠にしたり
「きさらぎ駅」と「猿夢」を組み合わせたりなど
青行燈自身で内包する怪談・怪異を組み合わせることもできる。
宝具発動演出は周囲一帯が暗闇になり、
灯りのついた青紙の行燈が現れ、
そこから怪異達が次々と現れて敵を攻撃し、
暗闇の奥へと追いやっていく。
敵全体に大ダメージと精神に恐慌のバッドステータスを与える。
◎能力
内包する怪異を召喚したり固有結界で
怪異で語られる土地・建物を出現させたりして
敵を混乱・恐怖に陥れる。
キャスタークラスだが妖怪のため身体能力が高く
肉弾戦でも戦える。
モーションでは手から蜘蛛の糸を出したり
空中から巨大な手を出現させて敵を叩き潰す。
◎真名
青行燈は怪談を百話語り合うという
百物語の会で出現する日本の妖怪。
名前の由来は怪談をするときに雰囲気を出すために
行燈に青い紙を貼っていたことからと言われる。
百話目を語ろうとするとき、
あるいは百話目が終わったときに姿を見せると言われ、
その姿は蜘蛛あるいは鬼女の姿とされる。
妖怪画家としても有名な鳥山石燕は『今昔百鬼拾遺』の中で
行燈の後ろにたつ長い髪に角の生えた着物姿の鬼女を描いている。
江戸時代の怪談集『宿直草』では百物語の百話目で
天井から巨大な手が出現するが切りつけるとすぐに消え、
小さな蜘蛛の足が一本残っていたという話が記されている。
百物語を行う人々は百話目を語ると起こるとされる怪異を恐れ、
九十九話目でやめてしまうことが多く、
青行燈が出現したという話はほとんど伝わっていない。
個別の妖怪ではなく百物語を語った後に起こる
様々な怪異全般を指しているとも言われる。
『彼女』が生まれたとき、名前を持っていなかった。
己が何なのかを分からぬ彼女は
言葉を紡ぐようになった日ノ本の人の傍らにあった。
そして人の語る怖い話になぜか惹かれ、
ときに怖い話を語る人を脅かしたりしながら
年月を重ね、自身の力も増していくことに気づいた。
しかしそれ以上に彼女は人の語る怪談・怪異。
それを嬉々として語り、怖がったり面白がって聞く人の様を
見ているのをとても好んだ。
そして江戸時代、ある画家によって『彼女』は
『青行燈』と名付けられ、妖怪『青行燈』という存在となる。
そして名を得たことで己が『怪談・怖い話の化身』で
あることを自覚する。
それからも青行燈は人の傍らにあった。
江戸が終わり、明治になり、文明開化が起き、
妖怪・怪異達が科学によって解体・駆逐されていく中でも
『怪談・怖い話の化身』である彼女は存在し続け、
変化していく人の様を見つめながら、傍らに在り続けた。
同じように人と在ることを望んだ烏天狗、化け狐、化け狸、
化け猫達と交流もした。
彼らが日本と異国との戦に人に力を貸すために参戦することに
難色を示しながらも戦地に赴く彼らを見送った。
妖怪達は敵国の兵達を妖術で翻弄し、日本の勝利に貢献するも
妖怪達が参戦していることを知っていた軍の上層部の人間達は
「化物の時代は終わった」と彼らを殺し、
あるいは捕らえて見世物小屋に売り飛ばした。
青行燈は売り飛ばされた妖怪達を助け出し、
自身の力で様々な怪異を起こし、
軍の上層部の人間を生かさず殺さず、
寿命が尽きるその時まで恐怖を味あわせ続けた。
妖怪達が人間に見切りをつけて次々と姿を消し、
時代が明治から大正、昭和へと進むなかで
青行燈はそれでも人が語るあるいは生み出す
怪談・怪異を聞きながら人の傍らに存在し続けた。
戦争が終わり、日本が復興・発展していく中でも
人は昔からある怪談を語り継ぎ、
あるいは新たな怪異を生み出していく様を
青行燈は心からの笑みを浮かべて眺めていた。
新しい都市伝説から生まれた怪異の中には
その凶暴性から青行燈を倒して力を付けようとするものもいたが
青行燈は『まだまだ若僧には負けんよ』と笑って
滅びない程度にズタボロに痛めつけてことごとくを撃退した。
日ノ本を巡り歩いていた青行燈はあるとき、
ひとりの女の子を見つける。
その子は永く人を見てきた青行燈が見ても
あまりに心の動きが無いことに驚愕し、
同時に自分ではどうにもできないことも悟る。
しかし青行燈は『いつかあの娘を心から驚かせ、怖がらせ、
楽しませる怪異譚を語ってみよう』と決意する。
それから青行燈はときおりその娘を遠くから見守っていた。
その娘がやがて夏草という地で心を癒していく様を見届け、
そのことに喜び、いつか心が元気になったその娘と友人達も
怖がらせ、楽しませる怪談を語って聞かせようと改めて決意し、
各地を放浪する。
そんなある日。それは起きた。
憐憫の獣による人理焼却。
その影響は人類だけでは終わらなかった。
都市伝説から誕生した怪異。
彼らは人が思い、語ることで生まれ、存在している。
人類が絶滅すれば当然、存在し続けることはできない。
怪異達は何が起きたか分からないながらも
自分達も人類と同じように消滅してしまうことを
本能的に感じ取り、恐怖した。
そのとき、青行燈が怪異達を呼び集め、
『私の中に避難しろ』と叫んだ。
怪異達はその言葉に従い青行燈に殺到。
永く生き、魔術のことも知っていた青行燈は
自分が『怪談・怖い話の化身』であると同時に
一種の固有結界であることを自覚していた。
己の中に怪異達をかくまうことで
人類絶滅からの影響から護ろうとした。
青行燈は確信していた。
人はただ滅ぼされるだけの存在ではない。
必ずこの理不尽に打ち勝とうとする者たちがいると。
自分は人が勝つそのときまで
怪異達を護りぬけばいいと。
しかし青行燈は妖怪という幻想種だが
同時に『怪談・怖い話の化身』であり、
怪談・怖い話は人が思い、語らなければ存在しない。
そのため人類絶滅の影響は彼女自身にも及んできた。
今まで生きてきた年月など己の構成する全てを
世界の影響から怪異達を護るために費やし、
全身どころか魂そのものが削れていく苦痛を感じながら
しかし青行燈は怒りに涙を浮かべて
この事態を引き起こした存在に向かって叫んだ。
『ふざけるな!!視野狭窄の節穴共!!
お前達にとって自分達(怪異)など取るに足らないどころか
路傍の石としてすら認識していないのだろう!!
世界には人がいなければ存在できない者達が
居るということを知ろうともしていないのだろう!!
お前達はお前達が消し去った人間と同じだ!!
目に映るものだけが世界の全てと思い込み、
他のものを歯牙にもかけない奴らとなにも変わらない!!!』
人理焼却から半年後。
憐憫の獣は倒され、人類の未来が戻ってくる。
青行燈に護られていた怪異達は
突然外に弾き出されるも
元のように過ごせることに気付いて歓喜し、
全員が青行燈に礼を言おうと振り向く。
そこには四肢を失い、全身がひび割れ、
ボロボロと崩れ、消滅していく青行燈の姿があった。
人類の未来が戻ったが、
青行燈はそれでは存在を維持できないほど力を失い、
消滅を迎えようとしていた。
それでも青行燈は崩れ、砕けていく顔に笑みを浮かべ
「あぁ護れたか 良かった」と言った。
そして途切れ途切れに自分の後輩である怪異達に
「人の傍らに在り続けろ 人を驚かせ、怖がらせ続けろ
人に世界は目に見えるものだけではないことを教え続けろ
後を頼んだぞ 愛しい同朋達」と語り続ける。
「あぁ 夏草で見たあの娘達を怖がらせ、楽しませることが
できなかったなぁ」
そう言って青行燈は笑顔を浮かべて完全に消滅した。
青行燈と怪異達の消滅が人理焼却と同時で無かったのは
カルデアに日本出身のメンバーがいたこと、
外国出身だが日本の怪談・怪異を知る職員がいたことが影響している。
また知名度は高くなく逸話もなく
『怪談・怪異の化身』であってもそれは日本限定のため
幻霊レベルでしかない青行燈がサーヴァントとなったのは
怪異達を護るために固有結界である自分の中に
匿ったことで怪異達の残滓が固有結界に取り込まれ、
偶然にも『数多の幻霊が融合した』状態となり
格が上がったことで英霊となっている。
◎人物
一人称は「私」。
周りからは「青行燈」、「青さん」などと呼ばれている。
青く長い髪に額から短い2本の角が生えた細身の鬼の女性。
蜘蛛や蜘蛛の糸が描かれた青い着物を身に着けている。
性格は普段はもの静かで穏やか。
怪談などの話になると目を輝かせて調べ、聞き、
臨場感たっぷりに話して聞かせる。
そのためとても聞き上手で話上手。
情報収集で一役買うこともあるが
本能的に怪談や怖い話などを優先して聞くので
聞いてほしいことを聞き忘れることもある。
言動から人外サーヴァントの中では道徳観、倫理観が
人間寄りに感じられるがあくまでも人間がどう感じるかを
理解しているだけで本人はしっかり妖怪の道徳観と倫理観。
幻想や目に見えないものを蔑ろにする存在には
静かだが強い怒りを見せる。
なお一気に仕留めるのではなく
生かさず殺さず、真綿で首を締めるような目に合わせるほうを好む。
伊吹童子や酒吞童子、茨木童子などの鬼や
イザナミなどの神に対して
「自分とは存在の格が違いすぎる」と畏敬の念を持っている。
そのため畏れ多さが先に立ち、
基本的には関わり合いを避ける傾向にある。
無理やり触れ合いに引っ張り出された場合も
常に敬語で接している。
自身が消滅するほどに力を使った影響か
生前の記憶に幾分かの欠損がある。
誰達かは思い出せないが怪談・怪異の話で
怖がらせ、楽しませたいと思っていた子供達がいたことは覚えている。
そのため子供達相手への怪談話やホラー系のイベントでは
ガチで張り切る。
なおイベントでは楽しませることを含むので
彼女の怪談話や企画したものは
怖さと面白さの釣り合いが見事に取れている。
ただしホラーが駄目なものにはトラウマになるレベル。
◎人間関係・サーヴァント関係
〇ナーサリー・ライム
おとぎ話の化身である少女。
青行燈は「アリスのお嬢」と呼び、
ナーサリーは「青いランプさん」と呼ぶ。
互いに「人が語る話」が実体化した存在であるためか
ナーサリーのほうが積極的に関わっていき、
青行燈もそれに応えて仲良くなった。
子供サーヴァント達相手に怪談話を語り聞かせるのをよく目撃され、
同時に怖がらせすぎてぷんぷん怒るナーサリーに
ぽこぽこと叩かれて申し訳なさそうにする青行燈も目撃される。
「いやぁすまないねアリスのお嬢。
皆が良い顔して怖がるもんだからつい興が乗っちまって」
〇シェヘラザード
臆病な語り部キャスター。
青行燈は「シェヘラザード殿」と呼び、
シェヘラザードは「青行燈さん」と呼ぶ。
シェヘラザードの語りを聞いた青行燈が
その見事さに感動して関わりに行き、
妖怪ということで最初は怖がっていたシェヘラザードも
段々と慣れて仲良くなった。
ただ一度興が乗り過ぎた青行燈の怪談に
怖がりすぎたシェヘラザードが失神してしまったことがあり、
そのため青行燈が怪談を語ろうとすると
びくっとして警戒するようになった。
「そんな警戒しないでいいよシェヘラザード殿。
今回のはそこまで怖くはないよ。
え?私の怖くないは信用できないって?
あはは こりゃ手厳しい」
〇紫式部
楽園カルデア図書館の美人司書。
青行燈は「香子殿」と呼び、紫式部は「青行燈さん」と呼ぶ。
日本だけでなく世界中の怖い話を知るために
青行燈は頻繫に図書館に出入りしていて
当初は妖怪ということで警戒していた紫式部も
基本的に害が無いことを理解して仲良くなった。
気に入った怖い話を読んでるときに
妖怪らしい怖い笑み(無自覚)を浮かべる青行燈に
周りのものが怖がっていることを伝えて
気を付けるように忠告したりしている。
「あぁまた笑ってたかい。すまないね香子殿。
怖い話を読むとどうにもね」
〇藤丸龍華と夏草の仲間達
楽園カルデアにいる子供達の中でも
なぜか気にかけている魂の輝きを持った子たち。
仲間と心からの笑顔を浮かべる龍華に
嬉しさと安堵を覚えることに青行燈は首を傾げている。
龍華達が自分のプロデュースした
怪談系のイベントで怖がり、楽しんでくれる様に
心の底から喜び「あぁ やっと願いが叶った」と思い、
なぜそう思ったのかは青行燈自身もわかっていない。
「そうか 笑えてるのか 良かった 良かったねぇ
・・・・ん?なんで良かったなんて思うんだ私が」
雷電タメエモンさん、ありがとうございます!