人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

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応龍『続いているのだが』

麒麟『あふふ、おばあちゃんはうっかり屋なんだぁ』

鳳凰『ホント、真面目になったら誰もを平伏させる女神であらせられるのに…』

イザナミ『あなやあぁ〜〜〜〜!こんなはずじゃぁ〜〜〜!?』

桃子「でも、だからこそのおばあちゃんだよね」

温羅「そうそう。賑やかおだやか平和の証、ってな!」

アマノ「うむ。母が荒ぶればどうなるかなどは…散々に示された通りであるからな」

伊邪那美ノ異聞『その説は大変なご迷惑を…』

イザナミ『いえいえ!謝るならむしろ利敵行為しまくった妾の法でござりまして、はい!それはもう!はい!』

───おおっ!これが噂の日本人の謝り合い…!凄まじい角度です!

将門公『気質、名物では微妙に非ず……』

アマテラス『ワフ(日本の創世神がこれですもの。日本は今日も平和ですよ)』

ルゥ『ナミ〜、続き聴きたーい』

イザナミ『はっ!そうでしたそうでした!それではもう少し詳しく…今少しばかり皆様、付き合ってたも〜!』


振り返り特異点〜混沌凶罪獄京・空想昇華〜

ビーストIF、それが意味するところは『愛を知らぬ獣』。人類史の美徳から生まれながら、その理を解せず人類に牙を剥く獣。

 

その様な性質になってしまったのは、『ビーストα』と妾の大切な子孫を不愉快極まりない渾名で呼ぶ、集合無意識と輪廻から零落した思念の集合霊体、ビーストΩなる畜生が関係せり。

 

彼奴は愛と祝福に満ち足りながら生まれ出ずる筈であった藤丸龍華を、ゲーティアくんの人理焼却に利用させる過程でこの世全ての悪に落とせり。

 

因果関係の前後になれど、『世界を救済せし魂』をこの世全ての悪に堕した結果、その因果は狂い【人類を滅ぼす事こそが愛】とし、その願いの受諾が成った事により、もしもの獣の始祖、アジ・ダハーカがその名と力を結びつけ顕現したもの也。

 

アジ・ダハーカ、アンリマユは魔術王と人理焼却式が行った完璧な術により真正なる拝火の神と龍が宿れり。故にこそ、その獣の座は拓かれし。

 

アジ・ダハーカ、アンリマユを王座とせし獣らに、席数なし。人の間の数だけ、愛知らぬ未知の獣はあらゆる時空に現れり。

 

 

しかし──愛を求める獣には、確かな人類愛宿れり。人類がそれを教える事が出来し時…

 

愛、未知なる獣ら。人類と歴史を守護する比類なき朋友とならん……

 

 

ルゥ『どうしたの急に』

 

イザナミ『あぁいや、ビーストIFが何かな〜っていうのを改めて知っていただけたならほら、振り返りにもいいかな〜って!これからの物語にも関係ありますれば!』

 

ルゥ『はやくはやく、つづき早くぅ』

 

イザナミ『はいはい、お待たせして大変申し訳なき!くらいまっくすまで、ごー!なるや〜!』

 

 

ビーストIFと化したアマノちゃん、これがもう強い強い!日本の誇る三柱の力に自らも無双の強さ!娘たる温羅ちゃんをそれはもうボッコボコ!

 

老婆の頃とはまるで違う、伊邪那美命の唯一生んだ娘たる彼女はあまりにも難敵!あわや、その強さに屈してしまうかとのその時!

 

温羅ちゃんの親友、紫ちゃんが割って入る素敵なファインプレー!リッカちゃんに時間稼ぎを託し二人は閻魔亭へ!

 

そこで温羅ちゃんは受け取ったのです。今まで、彼女が助けてきたたくさんの妖怪たち、人物たち。

 

彼女は庇護しておりました。行き場のない妖怪たち。虐げられし人間たちを、その力で。閻魔亭も、幻想郷も、その強靭なる善き力の恩寵を受けていました。

 

そんな皆が、温羅ちゃんのピンチに、紅閻魔ちゃんの言葉と号令、御声がけして、その全ての声を彼女が閻魔亭が預かっていた秘蔵中の秘蔵!冠位霊基を目覚めさせるきっかけとしたのです!

 

そしてその願いは、特攻服という形で温羅ちゃんに返還されました!閻魔亭、全ての妖怪たちと弱き者達の願いを一心に背負った『狂気をねじ伏せし狂戦士』、グランドバーサーカー・温羅ちゃんが再誕したのでございます!!

 

そして遂に温羅ちゃんは決戦を挑みます!ビーストに抗うための決戦術式、英霊召喚のみで現れしグランドクラス!まぁ温羅ちゃんは抑止力側が差し出した賄賂のようなものですがそれはそれ!

 

壮絶ななぐりあい!しばきあい!しかしそれは決して憎しみではありません。お互いがお互いを、家族…かけがえのない存在として認め合うための戦いでした。

 

親子喧嘩!というやつだったのです!そして壮絶極まりないクロスカウンターの末、勝ち残ったのは温羅ちゃん!!

 

彼女は、たくさんの…本当にたくさんの願いと想いを背負っていました。それこそが、彼女を勝利させたのだと。

 

そして…温羅ちゃんはアマノちゃんを…殺しませんでした。当然です。親子なのですから。

 

お互いがお互いを認め合い、そして…愛し合う。親子の絆の萌芽と命を摘むような真似、リッカちゃんも決して行いはしなかったのです。

 

そして、辿り着いた伊邪那美命。しかし、そこに憎しみの戦いは起こりませんでした。

 

彼女もまた妾。憎しみよりも、使命感よりも…もはや一人になってしまった愛娘を案じる想いのほうが、強かったのですから。

 

ちなみに、ここでアマノちゃんを殺めていたら果たしてどうなっていた事か…きっと、自らが滅びようと、滅びさる瞬間まで鏖殺の憎しみを振りまいていたでしょう。彼女はただ、愛娘が喪われなかった事が嬉しかった…。

 

彼女は王とエアちゃんと対話し、戦う意志を失いました。しかし…侵略の償いはしなくてはならないと、禊の戦いをギルガメ君に挑みました。

 

…天の鎖を乖離剣に絡みつけ、世界を断ち切る暴風雨というあゆ妾涙目な本気の本気の一撃を受け、それはもう、完膚なきまでにボロッボロにボッコボコ…

 

でも、それこそが禊。これは絶対に必要なものだったのです。そして…

 

…妾は、その素性を明かしたのです。妾は蛭子、恵比寿神にあらず。

 

妾の真名は伊邪那美命。国を創りし神の一柱。妾を信じてくれた皆様と、妾の料理を口にしてくれたリッカちゃんという存在が妾を後押ししてくださったのです。

 

……妾と、茨木ちゃんの優しさにより癒された迦具土の手により、穢れし黄泉の女神たる伊邪那美命は癒されました。

 

そして、異聞帯となってしまった分岐点に、王と姫様は跳躍!

 

姫様の単独顕現は『世界で最も重要な決断』の地に立ち会える側面を持つもの。それすなわち、異聞帯の分岐点に過去、現在、未来の何処にでも行けるということ!

 

フォウ君と共に、ギルくんらはイザナギを説き伏せ、円満の離婚調停を結ばせてくれました。これとプレシャスパワーの導きにより、異聞帯は無事、空想昇華と相成ったのです!

 

空想昇華とは、行き止まりの歴史を未来の分岐に乗せることで汎人類史の並行世界に組み込むこと!プレシャスパワーとは、あらゆる世界の可能性を認め、その世界を受け入れること!

 

ギルくんの裁き…『神の座を放棄し、桃源郷で親子共々過ごすこと』という指示に従い、イザナミとアマノちゃんは汎人類史に組み込まれる結末となりました!

 

つまり、色々ありました!本当に色々ありましたが…!

 

これこそ、完全無欠のはっぴぃえんど!天下泰平と言うことでございます!

 

以上!ご清聴、本当にありがとうございました!




((((拍手))))

イザナミ『でへへ、おばば、ちゃんとうまくお話できましたか?』

CCA「私はイザナミおばあちゃんをみくびっていました!てっきり動画サイトで最古参系女神ユーチューバーとして色々やってる愉快なおばあちゃんかとばかり…!」

将門『真也』

タケちゃん「何も間違ってない」

──今なお、本当に凄まじい難易度でした…でも、本当に得るものばかりの特異点でした!

フォウ(本当に高性能ばあちゃん過ぎるんだよなぁ……)

ギル《フッ、だが…それでこそ、あれほどの難題をこなしたかいがあったというものよ》

イザナミ「おばば、いっぱい話して疲れたもう!此処で一つ、皆でお食事にしませんか?新鮮な食べ物!用意したも〜う!」

「「「「「わーい!!」」」」」

迦具土『…………』
茨木「なんだ?参加しないのか?」

迦具土『うん』


『─────此処にいれるだけで、嬉しいから』

イザナミ『おーい!迦具土〜!』

アマテラス『ワフ!(ほら、行きますよ!)』

ツクヨミ『からみ酒の、道連れ…』

迦具土『…!』

茨木童子「くはは!やはり貴様に孤高は早すぎるのだ!たくさんたくさん笑っているがよい──!」

伊邪那美命『…………』
アマノ『……ここに来れて、良かったな』

伊邪那美命『……あなや、然り────』
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