人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

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イザナミ(おばば)『〜〜♪』

アマテラス『ワフ?(おや、何を見ていらっしゃるのです?)』


イザナミ『写経!崇徳くんが書いてくださったものですよ〜。素晴らしき写経でおばば大満足!これはもう家宝待ったなし!あなや…実にあなや…』


アマテラス『あぁ、そろそろ平安京の振り返りですか。そうですね、あそこも本当に色々ありました…』

将門公『……………』

イザナミ『如何になさるや将門くん!』

将門『残るは菅原のみ。されど、出る際は恐らく厄災とならん』

アマテラス『た、確かに…』

イザナミ『でも来てほしき〜。日本三大御霊だなんて素晴らしき渾名、実に頼もしき故に!』

将門公『怨霊か威霊か…幸魂で来る事を願わん』

ツクヨミ『確かに……』


振り返り〜リンボ恋慕平安京〜

道満「ンンン、平安京。そう平安京でございますね…。拙僧からしてみれば、多大なるご迷惑をおかけし平身低頭で平にご容赦を願うばかりのものと!えぇ、心得てございます!」

 

晴明『海より深く反省しろ。そしてそのまま帰ってこなくても構わん』

 

道満「辛辣!いつにも増して晴明殿が辛辣にて!!」

 

紫式部「あわわわ…晴明様、そう彼を邪険になさらず。起こしたのはリンボなる悪鬼、それは皆様により調伏なされました。道満様は藤原様にも信義篤く、巷で大人気の庶民的陰陽師ですので…」

 

晴明『むぅ、香子にそう言われたならまぁ、仕方あるまい。認めてやらんでもないな。どちらにせよ、今貴様がここにいるのは否定しようのない事実…。歴々の天皇が一画に出会った大金星を思えばよかろう』

 

道満「ありがとうございます。拙僧カルデアにて、庶民的道満厄除け教室なる講義を行っております。よろしければ御二方もご参加していただければ幸いにて」

 

香子「まぁ…!それは素敵な催しです!晴明様、是非参加いたしましょう!」

 

晴明『うむ、いいだろう』

 

道満「まぁまぁ、晴明殿もそう言わずンンンンンン今なんと!?」

 

晴明『いいだろう、と言った。顔を出してやるとな』

 

道満『そ、そのようにあっさりと!?』

 

晴明『腕を売るのか喧嘩を売るのかどちらかにしたらどうだ。対象はカルデアの諸君なのだろう?平安の愚民への御機嫌取りと、カルデアの清廉の民に行う祭事ではまるで意味が違うからな。参加するのも悪くない』

 

道満「流石…。カルデアの皆様への御恩義はさしもの冷血漢なる晴明殿も大切なご様子で何よりです!」

 

晴明『余計な一言はいい。行こう香子。生半な術ならば面子を潰すと思え』

 

紫式部「は、はい!晴明様!」

 

道満「お待ち下さい!何卒御容赦を、お手柔らかに!」

 

紫式部(ふふ…晴明様はきちんと、道満様を評価していらっしゃるのですね)

 

晴明『リンボの女を見る目だけは確かだったな…』

 

紫式部(自身以外の陰陽師の活動を、認めていらっしゃるのですから…)

 

 

田村麻呂「イッツマイ大将軍!!ヤーーーーーーー!!

 

鈴鹿「うるっさいし!!振り返りくらい静かにやらんかい静かに!!」

 

田村麻呂「悪い悪い。何を隠そう読者様からアイデア戴き現れしこの征夷大将軍タムーラこと坂上のマロことオレのデビューじゃん?テンション高いのは仕方ないことじゃね?ね?」

 

鈴鹿「気持ちは分かるがノリがうざいし!どっしり構えなよ大将軍!」

 

田村麻呂「やだ!タムーラやだ!!オレの活躍でこの振り返り締めくくりたい!!」

 

鈴鹿「コイツぅ……!」

 

アテルイ「ダメよ、鈴鹿を困らせないで。真面目な時には締めないと示しがつかないわ、田村麻呂」

 

田村麻呂「うむ、そうだな。少しはしゃぎすぎた」

 

鈴鹿「うわっ!?…サンキュ、アテルイ。貴女といるとちゃんと真面目になるんだよね、こいつ…」

 

アテルイ「ふふ、どちらかと言うと貴女といる時の豪放磊落が彼の正しい姿のはずだけれどね?」

 

田村麻呂「凄まじい特異点だったな。荒御魂と化した崇徳上皇、行われし聖杯戦争、リッカとリンボの因縁の決着。伊吹童子と我が大恩ありし温羅ネキとの邂逅、代々不老長寿の天皇一族の秘密、源氏武者達の奮闘、空想樹の全てを取り込み、神霊の域に押し上げられしアジ・ダハーカ・アンリマユ…。晴明と道満の驚天動地の協力により、解決を成し遂げた異聞帯クラスの一件であった」

 

鈴鹿「…………………(唖然)」

 

田村麻呂「どうした、何を呆けている?」

 

鈴鹿「い、いや。その、その真面目なカオめっちゃ久しぶりだなって思って…」

 

田村麻呂「ま、将軍だからな。アテルイといた時はずっとこうだったし。神話のオレと史実の俺、両立出来るのは流石のタムーラクオリティといったところか」

 

鈴鹿(振り返りが完璧すぎてぐぬぬしている)

 

田村麻呂「お前とも戦い、こうして共にいられるのは俺の救いだ、アテルイ。これからも共に在ろう、我がもう一つの運命よ」

 

アテルイ「えぇ、勿論。あの日交わした、共に日本を護り善くする。リッカちゃんの力となる形で果たしましょうね」

 

田村麻呂「うむ、頼りにしているぞ」

 

鈴鹿(………めっちゃお似合いだし…いや、当たり前なんだけど…)

 

アテルイ「ふふっ、ではお疲れさま。いつものあなたのノリに戻って大丈夫よ」

 

田村麻呂「うおーし!じゃあ鈴鹿!祝いにアメノウズメすっかぁ!お祝いといったら天岩戸宴会だよなぁ!!」

 

鈴鹿「いきなり変わるなー!!ばっ、ブラ取んなし!スカート脱がせんなってば!?」

 

田村麻呂「心配すんな!暗転テロップ入るからなァ!!」

 

鈴鹿「配慮するなら最初からやるなーー!!」

 

アテルイ「ふふ…。ご馳走様でした」

 

鈴鹿「止めてよ〜〜〜〜!?」

 

 

 

金時「すっげぇゴールデンな大冒険だったって聞いてるぜェ。流石はリッカってなもんだ!」

 

リッカ「えっへへへ。生前の2人と一緒に戦えて大満足でした!ね、ばらきー!」

 

ばらきー「いや、うむ。それは吾に振ってはならぬ話題ではないか?」

 

頼光「まぁ……リッカの問いに何か不都合でも?」

 

ばらきー「ふ、不都合というわけではないが!?」

 

桃子「私もリっちゃんのパートナーサーヴァントに抜擢されて大満足でした。コミュ障部分も治りましたしね!」

 

温羅「ホントかー?ホントに治ったかー?」

 

桃子「治ったよー!」

 

伊吹童子「まさか温羅と再会できちゃうなんてねー!それはもう黒幕やボスやってる場合じゃないわよね!楽しかったわー!」

 

温羅「アタシ様はそんなに使いやすいサーヴァントでもねぇのに、よくぞまぁ付き合ってくれるもんだ。嬉しいぜ!サンキューな!」

 

リッカ「頼もしさが違うもん!紫さんの親友は伊達じゃない!」

 

酒呑童子「不思議やわぁ。皆なんでそんな靄に楽しげに話してはるん?」

 

伊吹童子「そこのちんちくりんなモヤモヤなーにー?」

 

金時「どうどう、気にすんなお互いな」

 

俵藤太「よもや拙者が正気を失い、敵対者となるとは!将門公よ、無様を晒し面目ない!」

 

将門公『歴史の影法師、有り様は召喚者に殉ずる。貴様の落ち度に非ず。反省は無用なり』

 

俵藤太「かたじけない!!」

 

 

リッカ「フィニッシュは兄上のデッカイ奴だったよ!カッコよかったなぁ…!」

 

金時「おうさ!恐らくトンデモねぇノリにノッたヒュージ・ベアー号をお目見えしたんだろうぜ!京の敵とありゃ当然至極ってなもんじゃんよ!」

 

牛若丸「むぅ、平景清もいたというお話です。是非とも一度素っ首を落としてみたかったですが…」

 

温羅「源氏武者こえーわー。夜しか眠れねぇわー」

 

牛若丸「まぁそれはまたの機会に!主殿、兄上の振り返りはいつでしょうか!私は楽しみで楽しみでなりません!」

 

源頼朝(死ぬほど嫌そうな顔)

 

牛若丸「兄上!?」

 

リッカ「あはは、ちょっと待っててね!……」

 

(……そういえば、私に告白してくれた人なんだよね。リンボって。アジーカやアンリマユの強化も本当だったし)

 

「………悪党のものにはなれないけれど、その気持ちはきっと素晴らしいものだったから。だからせめて、忘れないように」

 

(地獄で待ってて、なんてもう言わない。イザナミおばあちゃんが悲しむから、地獄に行くなんて私はもう言わない)

 

「あなたが惚れ込んだ私のまま、世界の全部を救ってみせる。だから…」

 

(だから、せめて手向けの言葉を。私を愛してくれた、とある一人の男の人に)

 

「………さようなら。ありがとう、リンボ。もう誰かを利用して悪いことしないでね」

 

桃子(うんうん)

 

「好きだって言ってくれたこと。───嬉しかったよ」

 

 

 

 

 

 




崇徳上皇『……………』

カグツチ『なに、してるの?』

崇徳上皇『祝詞。書いてるんだ。カルデアの皆に』

カグツチ『写経みたいに?』

崇徳上皇『うん。これも、受け取ってもらえるかな』

カグツチ『うん。大丈夫。必ず───』



イザナミ『あなや嬉しき〜〜〜〜〜〜〜〜!!!』

カグツチ『ね?』

崇徳上皇『─────うん!』
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