人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜 作:札切 龍哦
クリームヒルト【…………ルシファー……】
『聖杯』
【相容れなくとも、最低限の筋は通そうというのね…】
『ルゥ人形』
クリームヒルト【…………(むに)】
『ヒィン』
【(くすっ)】
シトナイ「ドラランド。カムイの黄金を巡る戦いね。本来なら、大量の魔力を有するカムイの黄金を、あるべき姿に戻す為の戦い…だったんだけれど…」
アテルイ「そこに悪竜ヴリトラ、さらに異聞帯の火文明のドラゴンたちが介入し、アマノ様や伊邪那美様の親孝行も混ざり、大変な騒動となっていきましたね」
ボルシャック・ドラゴン『いやはや、その節は大変迷惑かけて申し訳なかったなぁ〜。ドラランドアトラクション担当って形で、オレ達はカルデアに立ち塞がった訳だ。サタン…いいや、ルシファーのやつに声掛けされてな』
ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン『私達は自分達の時代の戦争において、全ての可能性を摘み取った。世界には火しか残らず、それ故に可能性は閉ざされてしまった。私達の闘争の果て、それは世界の剪定…』
バザガジール・ドラゴン『どうしようもない行き止まりであったところを、この虹の文明…汎人類史に招いていただけたのは僥倖と言えるだろう。出会いは穏やかでは無かったが』
ボルバルザーク『ぐはははは!オレ様はむしろこの時代に招かれたのは天命とすら感じているぞ!肉体の強さ、力の強さではない真なる強さというものの存在を、オレ様はこの虹の文明に見た!何せこの世界には!オレより遥かに強き龍がいた!!であろう、祖龍ミラルーツよ!!』
ルゥ「そりゃあ、長生きした分だけ強いかもしれないけどぉ…私を評価するなら、のんびり屋とかのんきとかそういう方が…」
ボルバルザーク『かの雷槌、未だオレは微塵も耐えられる気がせん!その矮小なる矮躯に秘められた絶対的な強さ!!オレが生涯挑み続けるに相応しい!!』
ルゥ「生涯ぃ〜…………?」
ボルバルザーク『ではシミュレーションルームにゆこうぞ祖龍!此度こそ、絶対者の鱗にかすり傷の一つも入れねば気がすまぬわ!!ぐはははは!やはり王座でふんぞり返るより!挑戦者の身分が楽しいというものよなァ!!』
ルゥ「振り返りなのにぃ〜〜〜〜………」
バザガジール『連れて行かれてしまった…』
ボルメテウス『案ずるな、五分もすれば戻る』
ボルシャック『あいつもあいつでグランドマスターズから『二度と戦いたくない』ってお墨付きが来てるんだけどな…まぁともあれ、オレ達火文明のドラゴンはカルデアに忠義を尽くすつもりだぜ!』
ボルメテウス『エルの武装のテストドラゴン、科学技術開発部主任としてもやるべき事は数多あるからな』
バザガジール『踏みにじられ、嘆く命が笑顔となる為、この瞬刃を震わせていただく。それこそ、我が本懐なれば』
ボルシャック『つきましては人類の皆様、今後ともよろしく!ってな!んで、後半はアレだろ、鬼キュア!』
温羅「やったやった。イバラギンやおばあちゃんを喜ばせる為に色々アレコレ画策してショーもやったよなー」
茨木「ぬぅう、そのように軽々しく鬼窮阿の活躍をまとめるでない!あの伝説の戦士の戦いは、このような簡素な振り返りでは全く足りぬほどに鮮烈なのだ!」
アテルイ「ヴリトラが主導で行い、ルゥ様がボレアスマスクに扮するなど…中々愉快かつシュールな催しとなりましたね」
ボルバルザーク『そういえば、黒龍や紅龍も世界のどこかにはいるのであったな!是非ともそやつらと命をかけた死合をしてみたいものよ!』
ルゥ「ただいま〜」
ヴリトラ【おぉ、戻ったか。シミュレーションの方はどうであった?】
ボルバルザーク『うむ!神罰の原典に成すすべもないわ!無慈悲に耐用限界を越えられてしまっては反撃どころではない!無理ゲーというやつだが、無理ゲーに試行錯誤を重ねる時が一番面白いものよ!』
ルゥ「付き合いはするけどぉ、お昼寝勝負とかにしてほしいな〜」
ボルバルザーク『次も頼むぞ祖龍よ!!次こそは5分の壁を越えてみせよう!!』
ルゥ「思考回路までアンタップしないでぇ」
ボルシャック『悪いな、祖龍様。そいつマジで戦いになるって事自体が珍しくてな…』
ヴリトラ【人にのみならず、竜や鬼すらも惹きつける。カムイの黄金とは凄まじい財産であったのぅ。古来より竜は黄金を護るのが習わしとはいえ、これほどの面子は中々あるまいて】
アテルイ「えぇ。だからこそ、悪用されずに本当に良かったです。私個人としても、旧知の盟友と出会えましたから」
ヴリトラ【坂上田村麻呂…征夷大将軍との再会も果たしていたのぅ、そういえば。何はともあれ、試練や困難に挑む姿を見れてわえは大変満足じゃ。挑み、もがき、足掻く様は種族の壁を越えて胸を打つものじゃからのぅ。わえ満足】
ボルシャック『巻き込まれる側はたまったもんじゃあねぇとは思うけどな!』
アマノ『そうでもない。破天荒ではあったが、そこには確かに素晴らしい遊楽や感覚があった。それは私も、母イザナミも承知と把握の上、楽しませてもらっていた』
酒吞「良かったねぇ茨木。イザナミ様から太鼓判押されはるなんて鼻が高いわぁ」
茨木「い、いやいやいや!吾が凄いのではなく鬼窮阿が凄いのだ!まぁ伝説の戦士であるのだから至極当然と言えば当然なのだが!」
温羅「いや〜、そこまで言われると照れちまうな〜」
茨木「貴様を褒めてなどいないわ温羅!大体貴様は鬼にしては人に寄り添いすぎなのだと何遍言えば理解するのか…!」
温羅「うわ〜説教されちまう〜。酒吞助けてくれ〜」
茨木「貴様ァ!大明鬼神たる吾等鬼の頭角が気軽に助けなど求めるでないわー!!」
温羅「あ、これが厄介ファンってやつ?」
シトナイ「何はともあれ、みんながみんな無事に笑顔で終われて良かったわ。サタンという存在も、悪しき大魔王というわけでは無かったのかしら」
アテルイ「名は【敵対者】という意味を持っています。これは本来の意味に加え、必要であるならば神にすら適用される…とか」
ボルシャック「とんだ問題児だな、あいつ。最近じゃあ大人しいとは聞いたがよ」
ボルバルザーク『ぬぅうう…!オーマジオウ、ウルトラウーマンフィリア、マルドゥーク、ゴジラ、ギルガメッシュ、そしてサタンにルシファー、ミラルーツ!この世には挑むべき強敵が多すぎる!誰から挑むか、贅沢な悩みが尽きぬわ!』
ルゥ「私は除外してぇ…命はなるたけ散らしたくないのぉ」
ボルシャック『とりあえずルゥちゃん様の眷属から始めればよくね?テオとかクシャナとか、強いぜ』
ボルバルザーク『!!そうか!頂点しか見ていなかったわ!ぐははは、また強敵挑むリストが増えたなぁ!!』
ルゥ「ジャンキーこわぁい…」
伊邪那美「う、うむ。色々思惑は絡まり、様々な事が起きたことは想像に難くはないが…」
アマノ「我が母…」
伊邪那美「それでも、妾はとても楽しかった。うむ。妾のような罪人に、こうまでしていただける皆は、本当に素晴らしき子たちだ。妾は、とても素晴らしく思う」
ボルバルザーク『そういえば、カルデアを震え上がらせた黄泉と死の女神とも…むぐぉ』
ボルシャック『どうどう今は黙ろうなー』
伊邪那美「妾は最早人の身。神としてはあちらの愉快な妾に託す身ではあるが…見守ることだけは、決してやめぬ」
アマノ「…」
伊邪那美「この美味なる歴史を、共に味わおうぞ。猛き火の竜たちよ」
『『『『応!!』』』』
ルゥ「おばあちゃんはどこでもおばあちゃんだねぇ」
ヴリトラ【少しは見習ったほうが良いのではないかの?ボレアスマスクなど、本来顕現していたら人類終了案件じゃしの〜】
ルゥ「お耳がいたぁい。でも、ミラボレアスは神罰の側面だからここには来ないよぉ。バルカンもだから現れないし。私は変わらず、のんびりここで過ごすんだぁ」
「私が呑気でいられる世界でいてね、皆ー。以上、振り返りでした~」
『ヒィン、ヒィン、ヒィン』
クリームヒルト【……………】
『ヒィン、ヒィン、ヒィン』
クリームヒルト【…………ふふ、うふふ。うふふふ………】
『ヒィ〜ン』
クリームヒルト【レアパターンだわ!うふふふ、うふふふ…!】
ルシファー『ぞぉ〜〜〜〜………』
バアル『そっとしておきましょう』