人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜 作:札切 龍哦
考える暇があればチェストした方が早いと悟っただけなのです。
◎東郷重位(とうごうちゅうい)
「今のおいはバーサーカー。
すまんが、加減することはできん」
真名:東郷重位
クラス:バーサーカー
性別:男性
身長:185cm
体重:86.25Kg
出展:史実
地域:日本
属性:混沌・中庸・人
好きなもの:修行・釣り・囲碁
嫌いなもの:修行を怠ること
◎ステータス
筋力:B+ 耐久:B 敏捷:A++
魔力:E 幸運:B 宝具:EX
◎スキル
・対魔力:C
魔術に対する耐性。魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
詠唱が二節以下のものを無効化する。
大魔術・儀礼呪法のような大掛かりなものは防げない筈だが、
天元の花、柳生宗矩と共通して
妖怪魔術をしばしば一閃して物理で魔術を無効化する。
・騎乗:B
乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して
発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。
・狂化(剣):C+
理性と引き換えに各種ステータスをランクアップさせる能力。
身体能力を強化するが、理性や技術・思考能力・言語機能を失う。
また、現界のための魔力を大量に消費するようになる。
重位は普段は理性があり会話・意志疎通共に可能。
生前と違い、己の剣を振るい強者と戦うことを
強く願い、それを第一に考えている。
宮本伊織と違い、重位は死後に剣鬼となることを選んだ。
・示現流:EX
じげんりゅう。
重位が元々学んでいたタイ捨流と僧侶・善吉より伝授された
自顕流を修行の果てに融合させた剣法。
『一の太刀を疑わず』または『二の太刀要らず』と云われ、
髪の毛一本でも早く打ち下ろせ(雲耀[稲妻の速さ])と教えられる
初太刀から勝負の全てを掛けて斬りつける
『先手必勝』の鋭い斬撃が特徴。
初太刀からの連続技も伝えられており、
初太刀を外された場合に対応する技法も存在する。
高度複雑かつ難解で精神論も多く、
後の世に多くの優れた使い手が現れたが心技共に
奥義に至ったのは開祖である重位だけだと言われている。
『心眼(真)』『透化』『宗和の心得』と同質の効果も合わせ持つ。
ちなみに幕末の薩摩藩士達が使用していたのは
示現流から派生し、野太刀を用いて
実戦で振るうことに重点を置いた薬丸自顕流。
◎宝具
『示現神通・万物両断(じげんじんつう・ばんぶつりょうだん)』
「戦場でオイん前に立ったなら
真っ二つんなる覚悟ばせぇ」
ランク:EX 種別:対人魔剣
放電するように全身から剣気を放つ重位が
蜻蛉の構えから振るう示現流の一太刀。
その剣速は雲耀(雷)の速度に達し、
概念、魔術、スキル、権能、宝具等の区別なく
あらゆる防御を無視して修羅神仏に至るまで斬り裂く。
通常宝具としての効果は敵単体に大ダメージに加え、
耐久への強力なデバフを与える。
さらに防御にバフがかかっていても無視してダメージを与える。
小次郎の「燕返し」と同じく宝具の領域へと至った技。
○Weapon
『同田貫』
重位の愛刀。
同田貫は重ねも厚く身幅も広い実戦用の戦場刀。
薩摩拵という独特の拵になっている。
◎真名
東郷重位。
ちゅうい、もしくはしげかたと呼ばれる。
戦国時代から江戸時代前期にかけて
島津家に仕えた武将であり剣豪。
島津家家臣・瀬戸口重為の三男として生まれる。
北薩(鹿児島の北側)の土豪・東郷氏の縁戚にあたり、
後に兄である重方と共に東郷氏本家の許可を得て
東郷氏の一族として東郷姓を名乗る。
若い頃から武勇に優れ、剣術等の武芸にも長け、
タイ捨流の免許皆伝も得ている。
大友家と激戦を繰り広げた耳川の戦いで初陣を迎え、
見事に首級を上げ、他の戦でも上場の槍働きを見せている。
島津家が豊臣秀吉に敗れて臣従して後、
秀吉に京に招かれた主君・島津義久に同行。
元々は趣味であり特技であり内職でもあった
金細工の修行のためだったが
天寧寺という寺で『天真正自顕流(てんしんしょうじけんりゅう)』という
剣術を極めた僧・善吉に出会う。
剣術と善吉の人格に感銘を受けた重位は彼に弟子入り。
義久が帰郷した後も残留の許可を得て修行を続け、
善吉から免許皆伝を得て薩摩へ帰郷した。
帰郷した重位は業(わざ)の修行と共に
柿の大木をユスの木の木刀で打ち続ける立木打ちを続けた。
一説では朝に三千回、夕に八千回打ち続けたという。
修行を続けた重位はついにタイ捨流と自顕流を組み合わせ、
創意工夫を加えた独自の剣法へ辿り着いた。
重位は主君からの上意討ちで19人を討ち、
それらはいずれも頭部ならば縦割り、
胴体ならば両断されるほどの剣の冴えを見せた。
重位の剣の腕を知った薩摩武士達が弟子入りを志願し、
多くの門弟を持つようになった。
やがて島津義弘の息子で薩摩藩初代藩主・
島津忠恒(しまづただつね)に当時の島津家の
御流儀・タイ捨流の師範と立ち会う御前試合を命じられる。
重位はその試合に勝利し、島津家兵法指南となる。
この時、タイ捨流に傾倒していた忠恒が逆上し、
重位を奥座敷に招いて斬りかかるも
扇子で忠恒の手を打ち据えてこれを防いだという逸話がある。
重位に稽古を付けられて粗暴なところがあった
忠恒の性根は落ち着きを見せる。
そして臨済宗の僧侶を招いて
重位の流派に『示現流(じげんりゅう)』と名付け、
決してその業を藩外に漏らしてはならない
御留流儀(おとめりゅうぎ)と定めた。
礼儀正しく物事を荒立てることを嫌う
冷静かつ柔和な性格をした人格者で
島津家の家老から島津家内部の秘事について
幾度も相談を受けるほど周りから信頼されていた。
礼儀正しく恭謙で、薩摩藩剣術指南役となった後にも
相手が例え幼童の弟子であっても挨拶を疎かにせず、
その帰るときは自ら玄関に趣き見送るのを常としていた。
決して剣術だけの人物ではなく、
薩摩藩の貿易拠点だった現在の坊津町の地頭を務め、
善政を敷いた。
示現流を薩摩に広め、多くの良き弟子を育て、
83歳まで生き、大往生を遂げた重位。
しかし、彼にも心残りがあった。
『示現流』開祖として、島津家兵法指南役として、
自分はやるべきことを全てやり、そして成した。
しかし御留流儀となったことで他流試合は禁じられ、
指南役として地頭として薩摩の地を離れることが難しかった。
だからこそ、死した今こそ。
ひとりの剣士として、己の剣で他の強き剣士達と
剣と信念をぶつけてみたい。
ゆえに重位は剣士(セイバー)ではなく、
狂戦士(バーサーカー)のクラスでサーヴァントとなった。
生前果たせなかった数多の強者達と戦うため。
思いのままに剣に狂うために。
○人物
精悍な顔立ちの総髪の男性。
一人称は「俺(おい)」。
薩摩(鹿児島)弁で話す。
戦国時代の薩摩武士と聞いて周囲が信じないほど
物静かで沈着、礼儀正しく温和で心の強い人物。
金細工を得意とし、歌道を嗜み茶の湯にも詳しい。
趣味は釣りと囲碁。
レイシフト先でも手製の釣り道具で釣り糸を垂らしたり、
囲碁に覚えのあるサーヴァント達と穏やかに
碁を打っている。
子供相手でも優しく丁寧に礼儀を以て接するため
子供サーヴァントにもよく懐かれている。
酒にも強く、酒盛りにも快く応じる。
しかし呑みすぎたり騒ぎすぎることは無く、
静かに穏やかに呑むことを好む。
普段は物静かで穏やかだがその根底は
宮本武蔵と同じく“剣の道を究める者”であり
強き者との戦いを望む者。
自身を「示現流の開祖」ではなく「一人の剣鬼」と考えている。
戦いになると浮かべる笑みと全身から放つ剣気は
周囲が「あ、やっぱり薩摩だ」と実感するもの。
マスターの指示には割ときちんと応じる。
自室(防音)で立ち木打ちの稽古を毎朝と毎夕に欠かさず行い、
他のサーヴァントとの手合わせの機会は逃さない。
そのため強者と戦えるなら
自身の信念と道理に背かない範囲で
騒動の黒幕からの助力の依頼に応じることも。
なお女性からの依頼ならさらにすんなり応じる。
曰く「良か女性(おごじょ)に転がされるのは男ん甲斐性」。
◎人間関係・サーヴァント関係
〇島津豊久(ドリフターズ)
自分があまり習えなかった示現流の開祖が来たと聞いて
さっそく駆けつけたが重位を一目見た瞬間、
心身の強さを感じ取り、その場で膝をついて頭を下げ、
弟子入りを志願、重位も快く受け入れた。
豊久は嬉々として稽古に励み、
重位も見込みがあると的確に指導している。
なおノブさんは「うちのお豊がさらに止まらなくなるから
勘弁してほしいんだけどなぁ」とぼやいている。
〇宮本武蔵
互いに目があった瞬間、笑みを浮かべて刀に手をかけたので
慌てて周囲が止めた。
時に全身全霊で剣で渡り合い、
時に武蔵は賑やかに重位は穏やかに共に盃を酌み交わしている。
武蔵曰く「重位殿の剣気を最初に浴びたときは
私でも冷や汗が流れたわ。
それ以上にわくわくが止まらなくなったけどね」
〇柳生宗矩
互いにそれぞれの主家の御留流の指南役を務めた者同士。
そしてサーヴァントとなったことで互いに
生前以上に自由に振る舞うもの同士。
気が向けば存分に剣をぶつけ合い、
時に囲碁を打ち、揃って穏やかに盃を酌み交わす。
宗矩曰く「噂に聞いた示現流。
伝聞など当てにならん。それ以上に恐ろしい」。
〇藤丸龍華
重位が薩摩武士と聞いてリッカですら驚いた。
初めての立ち合いで重位の剣気を浴びたとき、
リッカだけでなくアンリやアジーカ達リッカの魂に添う者たちすら
自身が真っ二つに両断される姿を幻視した。
普段はとても穏やかに接して剣も教えてくれるので
リッカもとても懐き、頼りにしている。
〇沖田総司、土方歳三(ぐだぐだ時空)
薩摩が増えたと聞いて我を忘れて襲撃しに来たが
重位が放った剣気で土方ですら正気に戻った。
仲間として頼りにしているが
自分達を苦しめた幕末の薩摩藩士の使う
薬丸自顕流の大本のため少々複雑な気分らしい。
雷電タメエモンさん、ありがとうございました!